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けずり‐かけ【削り掛け】ケヅリ‥🔗🔉

けずり‐かけ削り掛けケヅリ‥ 正月15日の小正月に神仏などに供える飾り棒。楊やなぎ・ニワトコなどの枝を薄く削いで渦状に残しておく。幣ぬさの古い形といわれる。アイヌにも同様のものがある。削り花。穂垂ほたれ。掻垂かいだれ。〈[季]新年〉 削り掛け 削り掛け 撮影:薗部 澄(JCII蔵) ⇒けずり【削り・梳り】

けずりかけ‐の‐じんじ【削り掛けの神事】ケヅリ‥🔗🔉

けずりかけ‐の‐じんじ削り掛けの神事ケヅリ‥ 京都の八坂神社で大晦日おおみそかの夜中に行う神事。子の刻に暗中で参詣人同士が悪口を言い合い、丑うしの刻に削り掛けの神木6本を一時に焼き、その煙のなびく方向で豊凶を占う。今、おけら祭。世間胸算用4「―とて諸人詣でける」 ⇒けずり【削り・梳り】

けずり‐ぎ【削り木】ケヅリ‥🔗🔉

けずり‐ぎ削り木ケヅリ‥ ①木を削って鞭のように造ったもの。神事に用いた。 ②削り花。蜻蛉日記「かみや紙に書かせて竪文にて―につけたり」 ⇒けずり【削り・梳り】

けずり‐ぎわ【削り際】ケヅリギハ🔗🔉

けずり‐ぎわ削り際ケヅリギハ 犬追物いぬおうものの馬場の囲い。 ⇒けずり【削り・梳り】

けずり‐くず【削り屑】ケヅリクヅ🔗🔉

けずり‐くず削り屑ケヅリクヅ 木などを削ってできるくず。 ⇒けずり【削り・梳り】

けずり‐ともだち【削り友達】ケヅリ‥🔗🔉

けずり‐ともだち削り友達ケヅリ‥ (大工仲間で飲酒を「削る」といい、身代を削りへらす友達の意)酒飲み友達。東海道中膝栗毛発端「近所の―が打寄つて」 ⇒けずり【削り・梳り】

けずり‐と・る【削り取る】ケヅリ‥🔗🔉

けずり‐と・る削り取るケヅリ‥ 〔他五〕 削って取る。削った部分を除く場合にも、自分のものとする場合にもいう。

けずり‐はず【削り筈】ケヅリ‥🔗🔉

けずり‐はず削り筈ケヅリ‥ 竹の節ふしで作った矢筈。ふしはず。 ⇒けずり【削り・梳り】

けずり‐ばな【削り花】ケヅリ‥🔗🔉

けずり‐ばな削り花ケヅリ‥ 丸木を削ってつくった造花。多くは12月の御仏名おぶつみょうに用いた。古今伝授で三木さんぼくの一つとされている。後世「削り掛け」という。削り木。古今和歌集物名「めどに―させりけるをよませ給ひける」 ⇒けずり【削り・梳り】

けずり‐ひ【削り氷】ケヅリ‥🔗🔉

けずり‐ひ削り氷ケヅリ‥ 氷を削り、雪状にしたもの。〈[季]夏〉。枕草子42「―に甘づら入れて、新しき金鋺かなまりに入れたる」 ⇒けずり【削り・梳り】

けずり‐ぶし【削り節】ケヅリ‥🔗🔉

けずり‐ぶし削り節ケヅリ‥ かつお節などを削ったもの。 ⇒けずり【削り・梳り】

けずり‐ぼうふう【削り防風】ケヅリバウ‥🔗🔉

けずり‐ぼうふう削り防風ケヅリバウ‥ ハマボウフウの葉を細く裂いたもの。さしみのつまなどに用いる。 ⇒けずり【削り・梳り】

けずり‐まわし【削り回し】ケヅリマハシ🔗🔉

けずり‐まわし削り回しケヅリマハシ (頭髪を剃り回した者の意)坊主・僧の蔑称。浄瑠璃、聖徳太子絵伝記「芹摘みをかくし置いたる―はおのれよな」 ⇒けずり【削り・梳り】

けずり‐もち【削り餅】ケヅリ‥🔗🔉

けずり‐もち削り餅ケヅリ‥ 欠餅かきもちのこと。(物類称呼) ⇒けずり【削り・梳り】

けずり‐もの【削り物】ケヅリ‥🔗🔉

けずり‐もの削り物ケヅリ‥ ①魚肉などを乾し固め、削って食べるもの。〈運歩色葉集〉 ②木を削って作った花・鳥などの飾り物。〈日葡辞書〉 ⇒けずり【削り・梳り】

はつり【削り】🔗🔉

はつり削り】 (動詞ハツルの連用形から)鏨たがねをハンマーで叩いて金属・石・木材などの表面を薄く削りとる作業。

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