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かっ‐て【勝手】🔗🔉

かっ‐て勝手】 ①都合。便利。 ②都合のよいこと。便宜のよいこと。便利なこと。狂言、武悪「此方の狭い屋敷が―でござる」。「―の悪い部屋」「使い―」 ③自分だけに都合のよいように行うこと。わがまま。きまま。「―な振舞い」「―に決める」 ④台所。くりや。「―道具」 ⑤生計。家計。くらしむき。狂言、縄綯なわない「以前は―よう暮されたと見えまして、家居もつきづきしう」。「―不如意」 ⑥建物の中や場所などのありさま。ものごとの様子。模様。ぐあい。「―が違う」「―がわからない」 ⑦弓を射るとき、弦を引っ張る方の手。引手。〈日葡辞書〉 ⇒かって‐かた【勝手方】 ⇒かって‐きまま【勝手気儘】 ⇒かって‐ぐち【勝手口】 ⇒かって‐しだい【勝手次第】 ⇒かって‐ずく【勝手尽】 ⇒かって‐どこ【勝手床】 ⇒かって‐びょうぶ【勝手屏風】 ⇒かって‐むき【勝手向き】 ⇒かって‐もと【勝手許】 ⇒かって‐ようにん【勝手用人】 ⇒かって‐れん【勝手連】

かって‐かた【勝手方】🔗🔉

かって‐かた勝手方】 ①台所へ寄った方。下座。 ②台所。また、台所の係。賄方まかないかた。 ③江戸幕府の諸役のうちにあって会計関係をつかさどるもの。老中・若年寄・勘定奉行などもこの係を分掌する。 ⇒かっ‐て【勝手】 ○勝って兜の緒を締めよかってかぶとのおをしめよ 敵に勝っても油断をしないようにせよ。 ⇒か・つ【勝つ・贏つ・克つ】

かって‐きまま【勝手気儘】🔗🔉

かって‐きまま勝手気儘】 心のままに振る舞うこと。わがまま。 ⇒かっ‐て【勝手】

かって‐ぐち【勝手口】🔗🔉

かって‐ぐち勝手口】 ①台所の出入口。台所に通ずる入口。 ②(→)茶道口さどうぐちに同じ。 ⇒かっ‐て【勝手】

かって‐しだい【勝手次第】🔗🔉

かって‐しだい勝手次第】 自分の都合にまかせること。思うままにすること。勝手ずく。「どこに住もうと―」「―にふるまう」 ⇒かっ‐て【勝手】

かって‐ずく【勝手尽】‥ヅク🔗🔉

かって‐ずく勝手尽‥ヅク (→)勝手次第に同じ。 ⇒かっ‐て【勝手】

かって‐どこ【勝手床】🔗🔉

かって‐どこ勝手床】 茶室で勝手口近くに設けた床。 ⇒かっ‐て【勝手】

かって‐びょうぶ【勝手屏風】‥ビヤウ‥🔗🔉

かって‐びょうぶ勝手屏風‥ビヤウ‥ 勝手もとにたてる屏風。 ⇒かっ‐て【勝手】 ○勝って負けかってまけ 争いに勝っても、理において負けになることがある。あるいは勝っても少しも得をしないことにいう。 ⇒か・つ【勝つ・贏つ・克つ】

かって‐むき【勝手向き】🔗🔉

かって‐むき勝手向き】 ①台所に関係のあること。 ②くらしむき。家計。「―が苦しい」 ⇒かっ‐て【勝手】

かって‐もと【勝手許】🔗🔉

かって‐もと勝手許(→)「勝手向き」に同じ。 ⇒かっ‐て【勝手】

かって‐ようにん【勝手用人】🔗🔉

かって‐ようにん勝手用人】 武家屋敷で会計のことを行う役。また、その人。勘定方。 ⇒かっ‐て【勝手】

かって‐れん【勝手連】🔗🔉

かって‐れん勝手連】 (祭りの参加集団「連」のうち、届出なく参加するグループの意)自発的に集まって、応援される当人の意志とは無関係に支援する人たち。 ⇒かっ‐て【勝手】

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