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いあい‐し【居合師・坐撃師】ヰアヒ‥🔗🔉

いあい‐し居合師・坐撃師ヰアヒ‥ 居合を専門にする人。また、それを見世物にする者。いあいとりて。 ⇒い‐あい【居合】

い‐ながら【居乍ら・坐ら】ヰ‥🔗🔉

い‐ながら居乍ら・坐らヰ‥ ①すわったままで。その場で、即座に。平家物語12「―七枚の起請文をかいて」 ②動かず。外に出ず。「―にして世界を知る」

いまさ・う【坐さふ】イマサフ🔗🔉

いまさ・う坐さふイマサフ 〔自四〕 (イマスに接尾語フの付いた語)(人々が)ずっといらっしゃる。陰陽寮式「平けくおだひに―・ふべしと申す」

い‐ま・す【在す・坐す】🔗🔉

い‐ま・す在す・坐す】 [一]〔自四・サ変〕 (奈良・平安初期まで四段活用。後にサ変となる) ①「在る」「居る」の尊敬語。いらっしゃる。おられる。万葉集5「さぶしけめやも君―・さずして」。源氏物語東屋「かく心口惜しく―・しける君なれば」 ②所有をあらわす「有る」の尊敬語。おありになる。三宝絵詞「神通の力―・して妙たえに衆生の心を随へ給ふ」 ③「来る」「行く」の尊敬語。おこしになる。おでかけになる。万葉集19「かくばかり降りしく雪に君―・さめやも」「立ち別れ君が―・さば」。宇津保物語俊蔭「何かは、わが子の―・せむ方には、いづちもいづちも行かざらむ」。源氏物語浮舟「右大将の宇治へ―・すること、なほ絶えはてずや」 ④(動詞・形容詞などの連用形、または、それに「て」の付いたものを受けて)…ていらっしゃる。…でいらっしゃる。古事記「其が葉の広ひろり―・すは大君ろかも」。三宝絵詞「わが釈迦大師凡夫に―・せし時」 [二]〔他下二〕 (イマス(自四)の他動詞形) ①いらっしゃるようにする。居ていただく。また、行っていただく。万葉集12「望の日にさし出づる月の高々に君を―・せて何をか思はむ」。万葉集15「他国ひとくにに君を―・せて」 ②(動詞の連用形に付いて)…していらっしゃるようにさせる。万葉集4「きたなき屋戸に入り―・せなむ」

いまそう・ず【坐さうず】イマサウズ🔗🔉

いまそう・ず坐さうずイマサウズ 〔自サ変〕 (イマサヒスの音便といわれる)いらっしゃる。おられる。大鏡道長「いとよくまゐりたる御房たちも―・じけり」

う【坐・居】🔗🔉

坐・居】 〔自上二〕 (ワ行。「居る」の古形。後に上一段活用に変わる)すわる。すわっている。万葉集10「立つともうとも君がまにまに」→いる

ざ‐いす【座椅子・坐椅子】🔗🔉

ざ‐いす座椅子・坐椅子】 和室で使う脚のない背もたれ用の椅子。

ざ‐いん【座隠・坐隠】🔗🔉

ざ‐いん座隠・坐隠】 [世説新語巧芸](居ながらにして隠遁する意)囲碁の異称。また、碁を打つこと。浄瑠璃、国性爺合戦「市中をはなれし―の遊び」

ざ‐が【坐臥】‥グワ🔗🔉

ざ‐が坐臥‥グワ すわることと寝ること。おきふし。起居。「行住―」

ざ‐かく【座客・坐客】🔗🔉

ざ‐かく座客・坐客】 座にある客人。同席の人。

ざ‐かん【座棺・坐棺】‥クワン🔗🔉

ざ‐かん座棺・坐棺‥クワン 死者をすわった姿勢で納める棺。

ざ‐ぎょう【座業・坐業】‥ゲフ🔗🔉

ざ‐ぎょう座業・坐業‥ゲフ すわったままでする仕事・職業。

ざ‐ぐ【座具・坐具】🔗🔉

ざ‐ぐ座具・坐具】 ①すわる時に下に敷くもの。ござ・ふとんの類。 ②〔仏〕(→)尼師壇にしだんに同じ。狂言、塵塚「いざや弔ひ申さんと、―をのべ」

ざ‐ぐり【座繰・坐繰】🔗🔉

ざ‐ぐり座繰・坐繰】 ①糸枠いとわくに糸を巻く器具の一種。手で把手とってを回すと、歯車仕掛で糸枠が回って糸を巻きつける。 座繰 撮影:薗部 澄(JCII蔵) ②ボルト・小ねじ類を使用する場合、その頭が平らに締め付けられるように、孔の周囲の上面を円形に平滑に削ること。 ③座繰糸の略。 ⇒ざぐり‐いと【座繰糸】

ざ‐こう【座高・坐高】‥カウ🔗🔉

ざ‐こう座高・坐高‥カウ 椅子に腰をかけ、両脚を平行に揃え、大腿が水平に、下腿および上体が垂直になるようにしたときの、座面から頭頂までの高さ。

ざ‐こつ【坐骨・座骨】🔗🔉

ざ‐こつ坐骨・座骨】 寛骨かんこつの後下部を占め、閉鎖孔を後方と下方から囲む骨。腸骨・恥骨と癒合して寛骨をつくる。→骨格(図)⇒ざこつ‐しんけい【坐骨神経】 ⇒ざこつ‐しんけいつう【坐骨神経痛】

ざこつ‐しんけい【坐骨神経】🔗🔉

ざこつ‐しんけい坐骨神経】 下肢の運動・知覚をつかさどる、人体内で最長の神経。仙骨神経叢から出て大坐骨孔を通り臀部でんぶから大腿後面をほぼ垂直に下行、下肢の筋・皮膚に分布。膝窩のやや上方で総腓骨神経と脛骨神経とに分かれる。→神経系(図)⇒ざ‐こつ【坐骨・座骨】

ざこつ‐しんけいつう【坐骨神経痛】🔗🔉

ざこつ‐しんけいつう坐骨神経痛】 坐骨神経の経路に沿って感じる疼痛。臀部、大腿後面から下腿後面、さらに足部にかけて圧痛点がある。腰椎下部の椎間板ヘルニアなど脊椎の障害によるものが多い。 ⇒ざ‐こつ【坐骨・座骨】

ざ‐さ【坐作】🔗🔉

ざ‐さ坐作】 すわることとたつこと。たちい。動作。「―進退」

ざ‐ざい【座剤・坐剤】🔗🔉

ざ‐ざい座剤・坐剤(→)座薬ざやくに同じ。

ざさ‐しんたい【坐作進退】🔗🔉

ざさ‐しんたい坐作進退】 たちいふるまい。挙動。

ざ‐さん【坐参・座参】🔗🔉

ざ‐さん坐参・座参】 禅宗で、夕方師家に参禅する前に、僧堂で心を澄ませるために坐禅をすること。

ざ‐し【座視・坐視】🔗🔉

ざ‐し座視・坐視】 そばで見ているだけで、関与しようとしないこと。傍観。「―するに忍びない」

ざ‐しょう【座商・坐商】‥シヤウ🔗🔉

ざ‐しょう座商・坐商‥シヤウ 店ですわっていて物品を売る商い。また、その人。↔行商

ざ‐しょう【座礁・坐礁】‥セウ🔗🔉

ざ‐しょう座礁・坐礁‥セウ 船舶が暗礁や浅瀬に乗りあげること。

ざ‐じょう【座上・坐上】‥ジヤウ🔗🔉

ざ‐じょう座上・坐上‥ジヤウ ①(古くはザショウ)上席の座。かみざ。上座。平治物語「右衛門督殿の―に着く人一人もおはしまさざりつるに」 ②集まりの席上。 ⇒座上の空論

ざ‐じょう【座乗・坐乗】🔗🔉

ざ‐じょう座乗・坐乗】 海軍で、司令官が艦船・飛行機に乗って指揮をとること。

ざ‐しょく【座食・坐食】🔗🔉

ざ‐しょく座食・坐食】 働かないで食うこと。いぐい。ねぐい。徒食。「―の徒」

ざ‐しょく【座職・坐職】🔗🔉

ざ‐しょく座職・坐職】 すわっていてする職業。座業。

ざ‐す【座洲・坐洲・座州】🔗🔉

ざ‐す座洲・坐洲・座州】 船が浅瀬に乗り上げること。

ざ‐すい【座睡・坐睡】🔗🔉

ざ‐すい座睡・坐睡】 いねむり。

ざ・する【座する・坐する】🔗🔉

ざ・する座する・坐する】 〔自サ変〕[文]坐す(サ変) ①すわる。おる。いる。太平記27「只一人六間の客殿に―・したり」。「―・して待つ」 ②かかりあいになる。まきぞえになる。連座する。「疑獄事件に―・する」 ⇒座して食らえば山も空し

ざ‐ぜん【坐禅・座禅】🔗🔉

ざ‐ぜん坐禅・座禅】 ①〔仏〕(「禅」は梵語dhyānaの音写「禅那」の略)坐って行う禅、の意。結跏趺坐または半跏趺坐で静かに背筋を伸ばして坐り、精神を集中させる行法。主に禅宗で行う。「―を組む」 ②狂言。(→)「花子はなごに同じ。 ⇒ざぜん‐ごま【座禅独楽】 ⇒ざぜん‐そう【座禅草】 ⇒ざぜん‐まめ【座禅豆】

ざぜんようじんき【坐禅用心記】🔗🔉

ざぜんようじんき坐禅用心記】 瑩山紹瑾けいざんじょうきんが初心者のために説いた仏書。1巻。坐禅の用心、坐禅論、坐禅儀から成り、道元の「普勧坐禅儀」と共に重用される。

ざ‐ぞう【座像・坐像】‥ザウ🔗🔉

ざ‐ぞう座像・坐像‥ザウ すわっている姿の像。↔立像

ざ‐どうじょう【坐道場】‥ダウヂヤウ🔗🔉

ざ‐どうじょう坐道場‥ダウヂヤウ 〔仏〕(「道場」は釈尊が成道した菩提樹下の地)悟りを開くこと。

ざ‐はい【坐拝】🔗🔉

ざ‐はい坐拝】 すわって礼拝すること。

ざ‐ほう【坐法】‥ホフ🔗🔉

ざ‐ほう坐法‥ホフ 仏や僧俗の坐り方のきまり。結跏趺坐けっかふざ・長跪ちょうきの類。

ざ‐ぼう【坐忘】‥バウ🔗🔉

ざ‐ぼう坐忘‥バウ 〔仏〕静坐して心をしずめ、自分を取り巻く現前の世界を忘れること。

ざ‐やく【座薬・坐薬】🔗🔉

ざ‐やく座薬・坐薬】 肛門・尿道・膣などに挿入して用いる薬。薬品をカカオ脂などに混じて成型したもの。体温で融解し薬効を発揮する。痔疾の治療、解熱・鎮静などの目的で使用。

ざ‐よく【座浴・坐浴】🔗🔉

ざ‐よく座浴・坐浴(→)腰湯こしゆに同じ。

ざ‐らい【坐来】🔗🔉

ざ‐らい坐来】 [一]〔名〕 (「来」は助字)すわっていること。太平記27「蘿窓草屋の底に―して」 [二]〔副〕 いながらにして。すわっているうちに。了幻集「―眼中に向ひて聴くにも堪へたり」

ざ‐れい【座礼・坐礼】🔗🔉

ざ‐れい座礼・坐礼】 ①座ったままでする礼。 ②座っている時の礼法。↔立礼

ざ‐れつ【座列・坐列】🔗🔉

ざ‐れつ座列・坐列】 いならぶこと。座につらなること。列座。

ざ‐ろく【座彔・坐彔】🔗🔉

ざ‐ろく座彔・坐彔】 (座する時に用いる曲彔きょくろくの意)木のわくに籐とうを編みつけ、背をよせかける椅子。よりかかり。

すわ・る【座る・坐る・据る】🔗🔉

すわ・る座る・坐る・据る】 〔自五〕 ①膝を折り曲げて、席におちつく。また、腰かける。蜻蛉日記「外に―・りて答ふるに」。天草本平家物語「馬からおりて―・つて休ませらるるところに」。「どうぞ、お―・り下さい」「畳に―・る」「いすに―・る」 ②位置・場所などを占める。狂言、腹立てず「それは出家の望む所で御座る。据ゑてくださるならば―・りませう」。「重要なポストに―・る」 ③落ちついて動じない。こんてむつすむん地「清くひとへに―・りたる心は、あまたの事にかかはりても気を散らす事なし」。「肝が―・った人」 ④印判がおされる。また、文字がしっかりと書かれる。日葡辞書「モンジガスワル」 ⑤静止する。安定する。定まって動かない。定着する。日葡辞書「フネガスワル」。「赤ちゃんの首が―・る」「台の上にうまく―・らない」「目が―・る」 ◇3〜5は、多く「据」を使う。

まさ・う【坐さふ】マサフ🔗🔉

まさ・う坐さふマサフ 〔自四〕 (マス(坐)に接尾語フの付いた語)おいでになる。いらっしゃる。後撰和歌集「けふそくをおさへて―・へ万世に花の盛りを心しづかに」

まし‐ま・す【在す・坐す】🔗🔉

まし‐ま・す在す・坐す】 〔自四〕 「在す」の尊敬語。おわします。いらっしゃる。西大寺本最勝王経平安初期点「爾時世尊黙然して止マシマス

ま・す【在す・坐す】🔗🔉

ま・す在す・坐す】 〔自四〕 (イマスの約) ①「在る」「居る」の尊敬語。いらっしゃる。おいでになる。万葉集6「天に―・す月読壮士つくよみおとこ」。源氏物語柏木「柏木に葉守の神は―・さずとも人ならすべき宿のこずゑか」 ②「行く」「来る」の尊敬語。おでましになる。おいでになる。いらっしゃる。万葉集17「吾がせこが国へ―・しなば」 ③他の動詞の連用形に添えて尊敬の意を表す。…なさる。お…になる。継体紀「桧の板戸を押し開き我れ入り―・し」。万葉集19「荒き風波に遇はせず平けく率て還り―・せもとのみかどに」

[漢]坐🔗🔉

 〔人(亻・)部5画〕 ⇒土部

[漢]坐🔗🔉

 字形 〔土部4画/7画/2633・3A41〕 〔音〕ザ(呉) 〔訓〕すわる・すずろ(に) [意味] ①すわる。ひざをつく。「独り坐して思う」「坐臥ざが・坐禅・静坐・跪坐きざ」 ②罪におちいる。かかわりあいで罪に問われる。「罪に坐する」「連坐」 ③(何もせずに)じっとしている。いながら。「坐して死を待つ」「坐視」 ④すずろに。そぞろに。なんとなく。「車を停とどめて坐すずろに愛す楓林ふうりんの晩くれ」〔杜牧〕 [解字] 会意。「人」+「人」+「土」。土の上で人が向かい合ってすわる意。は異体字。「座」は漢代に作られた字で、すわり場所の意で主に名詞に使われた。現代表記では名詞・動詞の別なく「座」を用いる。 [下ツキ 安坐・縁坐・擱坐・危坐・跪坐・踞坐・結跏趺坐・侍坐・静坐・対坐・端坐・鼎坐・独坐・黙坐・連坐・露坐・胡坐あぐら

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