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あ・す【填す】🔗🔉

あ・す填す】 〔他四〕 満たす。一杯にする。古事記「まつりこし御酒みきぞ―・さず食せ」

うめ‐ゆ【埋湯・填湯】🔗🔉

うめ‐ゆ埋湯・填湯】 水を加えてぬるくした湯。

てん‐し【填詞】🔗🔉

てん‐し填詞】 中国の韻文の一体で、長短の句によって構成される歌曲。楽曲(調)に合わせて歌われたが、後に曲が失われて調名のみ残り、調に規定された長短の歌詞を填めることからきた呼び名。中唐に興り、五代・宋に栄えた。唐の李白の「憶秦娥」「菩薩蛮」などは調名(詞牌)で、宋に入り91字以上の長調を生じた。詞。詩余。長短句。

てん‐じゅう【填充】🔗🔉

てん‐じゅう填充】 ふさいでいっぱいにすること。つめてふさぐこと。充填。 ⇒てんじゅう‐せい【填充性】

てんじゅう‐せい【填充性】🔗🔉

てんじゅう‐せい填充性】 物質が空間をふさぎみたす性質。 ⇒てん‐じゅう【填充】

てん‐せい【填星】🔗🔉

てん‐せい填星】 土星の漢名。鎮星ちんせい

てん‐そく【填足】🔗🔉

てん‐そく填足】 足りないところを補ってたすこと。

てん‐そく【填塞】🔗🔉

てん‐そく填塞】 一定の空間をつめて塞ふさぐこと。つまって塞がること。

てん‐ぽ【填補】🔗🔉

てん‐ぽ填補】 不足をうめおぎなうこと。欠損をうめたすこと。補填。 ⇒てんぽ‐ばいしょう【填補賠償】

てんぽ‐ばいしょう【填補賠償】‥シヤウ🔗🔉

てんぽ‐ばいしょう填補賠償‥シヤウ 履行不能となった給付に代わるべき損害賠償。 ⇒てん‐ぽ【填補】

てん‐りょう【填料】‥レウ🔗🔉

てん‐りょう填料‥レウ 製紙の際、紙料に加える白土・タルク・炭酸カルシウムなどの白色・着色顔料。紙の平滑性・不透明性・色調・印刷適性などを改良する。

はまり【填り・嵌り】🔗🔉

はまり填り・嵌り】 ①はまること。嵌入かんにゅう。 ②あてはまること。 ③色香などにおぼれること。惑溺わくでき。また、そのための失敗。手ぬかり。好色五人女2「わが物にして行くは久七が―なり」 ④人の計略におちいること。浮世風呂4「おまへに叱られて、チト―ぢやけど」 ⇒はまり‐かた【填り肩】 ⇒はまり‐やく【填り役・嵌り役】

はまり‐かた【填り肩】🔗🔉

はまり‐かた填り肩】 二人以上で物をかつぐとき、その肩の高さのよくそろうこと。また、その人。 ⇒はまり【填り・嵌り】

はまり‐やく【填り役・嵌り役】🔗🔉

はまり‐やく填り役・嵌り役】 よくあてはまる役。その人に最も適当な役割。「―の弁慶」 ⇒はまり【填り・嵌り】

はま・る【填る・嵌る】🔗🔉

はま・る填る・嵌る】 〔自五〕 ①穴やふかみなどに落ちこむ。日葡辞書「ドロニハマル」。「側溝に―・る」 ②よくない状態にはいりこんで、また、夢中になって身動きがとれなくなる。日葡辞書「アクニハマル」「セケンノコトニハマル」 ③計略にひっかかる。だまされる。浄瑠璃、双生隅田川「どこぞよその御使らしう私をはめてお笑ひぐさか、―・らぬ―・らぬ」。「うまく―・った」 ④女色に溺れる。惑う。好色一代男6「しめやかになれば笑はせ、粋らしき男は―・らせ、初心なる人には涙こぼさせて悦ばし」。「遊女に―・る」 ⑤しっくりと合う。ぴったりとはいる。「型に―・る」 ⑥あてはまる。適当する。「条件に―・る」

は・む【填む・嵌む】🔗🔉

は・む填む・嵌む】 〔他下二〕 ⇒はめる(下一)

はめ‐こみ【填込み・嵌込み】🔗🔉

はめ‐こみ填込み・嵌込み】 はめこむこと。また、そのもの。「―の網戸」

はめ‐こ・む【填め込む・嵌め込む】🔗🔉

はめ‐こ・む填め込む・嵌め込む】 〔他五〕 ①はめて入れこむ。はめいれる。「枠にガラスを―・む」 ②計略をめぐらすなどして、おとしいれる。「まんまと敵を―・む」

はめ‐て【填め手】🔗🔉

はめ‐て填め手】 相手を自分の術中におとしいれようとする手段。囲碁・将棋などでいう。 ○羽目に付くはめにつく ①新たに入牢した罪人が、羽目板の方におしつけられる。(俚言集覧) ②窮境に陥る。誹風柳多留拾遺8「念仏も三百両ではめにつき」 ⇒は‐め【羽目】

はめ‐はずし【填め外し・嵌め外し】‥ハヅシ🔗🔉

はめ‐はずし填め外し・嵌め外し‥ハヅシ はめこむことと、とりはずすこと。とったりはめたりすること。

は・める【填める・嵌める】🔗🔉

は・める填める・嵌める】 〔他下一〕[文]は・む(下二) ①くぼんだ所におとし入れて身動きならないようにする。万葉集17「鶯の鳴くくら谷に打ち―・めて焼けは死ぬとも君をし待たむ」 ②くぼみに入れて固定する。ある形のものに、ぴったり入れる、または、かぶせる。日葡辞書「ヤヲハムル」。「指輪を―・める」「ボタンを―・める」「手袋を―・める」「手錠を―・める」「予算に枠を―・める」 ③身動きならない所に深入りさせる。沈ませる。浄瑠璃、生玉心中「嘉平次故に身を―・めて替るまいとの七枚起請」 ④計略におとし入れる。だます。一杯くわせる。浄瑠璃、傾城八花がた「ムム扨は肝煎弥太八と並んで、身共を―・めうとや」。「うまく―・められる」 ○羽目を外すはめをはずす (「はめ」は「馬銜はみ」の意ともいう)興に乗って度をすごす。「酒をのんで―」 ⇒は‐め【羽目】

[漢]填🔗🔉

 字形 〔土部10画/13画/3722・4536〕 ⇒塡

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