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ひそか【密か】🔗⭐🔉
ひそか【密か】
他人に知られないように、隠れてするさま。人目をさけるさま。こっそり。三蔵法師伝延久頃点「私ヒソカに商人あきんどと与ともに侶ともがらを結びて」。「―に出発する」「―な想い」
⇒ひそか‐ごと【密か事】
ひそか‐ごと【密か事】🔗⭐🔉
ひそか‐ごと【密か事】
ひそかにすること。ないしょうごと。〈新撰字鏡2〉
⇒ひそか【密か】
ひそ‐め・く【密めく】🔗⭐🔉
ひそ‐め・く【密めく】
〔自四〕
①ひそかにする。しのんでする。平家物語(延慶本)「その夜、兵衛佐のもとに―・く事ありと聞きて」
②ひそひそと語る。私語する。ささやく。義経記3「はるかに夜更けて、内陣に―・きたり」
ひそ‐やか【密やか】🔗⭐🔉
ひそ‐やか【密やか】
①ひそかにするさま。しのびやか。こっそり。「老夫婦だけの―な暮し」
②転じて、物の乏しいさま。浄瑠璃、近頃河原達引「そのやうに―な身代ぢやと」
ま‐おとこ【間男・密男】‥ヲトコ🔗⭐🔉
ま‐おとこ【間男・密男】‥ヲトコ
①夫のある女が他の男と密通すること。また、その男。密夫。かくしおとこ。情夫。みそかお。まお。今昔物語集26「若き女主の法師の―を持たりけるを」
②情夫を持つこと。男女が私通すること。
⇒まおとこ‐ほんだ【間男本多】
みそか【密】🔗⭐🔉
みそか【密】
ひそか。ないしょ。大和物語「むすめの内裏うちにたてまつらむとてかしづきけるを、―に語らひけり」
⇒みそか‐お【密男】
⇒みそか‐おとこ【密男】
⇒みそか‐ごころ【密心】
⇒みそか‐ごと【密事】
⇒みそか‐ぬすびと【密盗人】
⇒みそか‐びと【密人】
⇒みそか‐ほうし【密法師】
⇒みそか‐め【密女】
みそか‐お【密男】‥ヲ🔗⭐🔉
みそか‐お【密男】‥ヲ
ひそかに人の妻のもとに通う男。まおとこ。密夫。みそかおとこ。
⇒みそか【密】
みそか‐ごころ【密心】🔗⭐🔉
みそか‐ごころ【密心】
①人に隠しだてする心。
②ひそかに恋する心。源氏物語蛍「―つきたる、ものの娘などは」
⇒みそか【密】
みそか‐ごと【密事】🔗⭐🔉
みそか‐ごと【密事】
①秘密のこと。ないしょごと。
②男女の密通。私通。大鏡道長「弟殿は―は無才にぞおはしまししかど」
⇒みそか【密】
みそか‐ぬすびと【密盗人】🔗⭐🔉
みそか‐ぬすびと【密盗人】
人の知らぬ間をうかがってそっと盗みをする人。こそどろ。枕草子124「―の、さるべきものの隈々にゐて見るらむをば」
⇒みそか【密】
みそか‐びと【密人】🔗⭐🔉
みそか‐びと【密人】
みそかごとをする人。みそかおとこ。宇津保物語国譲中「―のやうにてぞ聞え給ふ」
⇒みそか【密】
みそか‐ほうし【密法師】‥ホフ‥🔗⭐🔉
みそか‐ほうし【密法師】‥ホフ‥
みそかごとをする法師。古今著聞集16「ある宮ばらの女房―を持ちて」
⇒みそか【密】
みそ‐やか【密やか】🔗⭐🔉
みそ‐やか【密やか】
ひそやか。しのびやか。こっそり。
みつ【密】🔗⭐🔉
みつ【密】
①すきまのないこと。ちかしいこと。「連絡を―にする」
②きめのこまかいこと。行きとどいていること。
③ぴったり閉ざして外から見えないこと。内々。ひそか。「はかりごとは―なるを以てよしとす」
④〔仏〕密教。↔顕
みつ‐い【密意】🔗⭐🔉
みつ‐い【密意】
秘密の意思。内意。
みつ‐いん【密印】🔗⭐🔉
みつ‐いん【密印】
〔仏〕仏・菩薩が種々の本誓を表すために十指で作る相。平家物語10「手に―をむすび」
みつ‐いんばい【密淫売】🔗⭐🔉
みつ‐いんばい【密淫売】
ひそかに淫売すること。密淫。
みつ‐うん【密雲】🔗⭐🔉
みつ‐うん【密雲】
厚く重なっている雲。密集した雲。
みつ‐が【密画】‥グワ🔗⭐🔉
みつ‐が【密画】‥グワ
(→)細密画に同じ。
みっ‐かい【密会】‥クワイ🔗⭐🔉
みっ‐かい【密会】‥クワイ
①ひそかに会合すること。
②男女が忍んで逢うこと。あいびき。「―を重ねる」
みつ‐ぎ【密儀】🔗⭐🔉
みつ‐ぎ【密儀】
特殊な資格を持つ者だけが参加するか、または特殊な資格を与えるために行う秘密の儀式。イニシエーション、古代ギリシアのディオニュソスやオルフィク教の儀式、密教の加持・灌頂かんじょうの類。秘儀。
みつ‐ぎ【密議】🔗⭐🔉
みつ‐ぎ【密議】
秘密の評議。秘密の相談。「―をこらす」
みっ‐きょう【密教】‥ケウ🔗⭐🔉
みっ‐きょう【密教】‥ケウ
仏教の流派の一つ。深遠で、凡夫にうかがいえない秘密の教え。インドで大乗仏教の発展の極に現れ、中国・日本のほかネパール・チベットなどにも広まった。日本では、真言宗系の東密と天台宗系の台密とがある。秘密教。秘密仏教。↔顕教けんぎょう。→真言宗。
⇒みっきょう‐びじゅつ【密教美術】
みっきょう‐びじゅつ【密教美術】‥ケウ‥🔗⭐🔉
みっきょう‐びじゅつ【密教美術】‥ケウ‥
密教に基づく造形美術の総称。密教思想には造形美術が重要な役割を果たすため、諸尊の画像や曼荼羅など遺品が多い。
⇒みっ‐きょう【密教】
みっ‐く【密供】🔗⭐🔉
みっ‐く【密供】
密教の修法しゅほう。祈祷きとう。
みっ‐けい【密契】🔗⭐🔉
みっ‐けい【密契】
秘密に結んだ約束。密約。
みっ‐けい【密計】🔗⭐🔉
みっ‐けい【密計】
秘密にめぐらすはかりごと。密謀。
みつ‐ご【密語】🔗⭐🔉
みつ‐ご【密語】
①ひそかにささやくこと。ひそひそばなし。
②〔仏〕
㋐密意で説く語。秘密語。
㋑密教の真言陀羅尼しんごんだらにの称。
みっ‐こう【密行】‥カウ🔗⭐🔉
みっ‐こう【密行】‥カウ
①しのびあるき。微行。
②ひそかに目的地へ行くこと。
みっ‐こう【密航】‥カウ🔗⭐🔉
みっ‐こう【密航】‥カウ
法を犯してひそかに船や飛行機で外国へ行くこと。
みっ‐こく【密告】🔗⭐🔉
みっ‐こく【密告】
ひそかに告げ知らせること。内密に告発すること。「犯人を―する」
○三つ子の魂百までみつごのたましいひゃくまで
幼い時の性質は老年まで変わらない。
⇒みつ‐ご【三つ子・三つ児】
みつごん‐じょうど【密厳浄土】‥ジヤウ‥🔗⭐🔉
みつごん‐じょうど【密厳浄土】‥ジヤウ‥
〔仏〕三密で荘厳しょうごんされた大日如来の浄土。密厳経および瑜祇ゆぎ経に説かれ、金胎両部の法身ほっしんの住する所で、華厳経に説く華蔵世界も浄土教の極楽浄土もこの異名とする。密厳国。密厳国土。密厳仏国土。
みっ‐さつ【密殺】🔗⭐🔉
みっ‐さつ【密殺】
①ひそかに殺すこと。
②非合法に家畜を屠殺すること。
みっ‐し【密旨】🔗⭐🔉
みっ‐し【密旨】
内々の命令。秘密の要旨。
みっ‐し【密使】🔗⭐🔉
みっ‐し【密使】
内々につかわす使者。秘密の命をおびた使者。
みつ‐じ【密事】🔗⭐🔉
みつ‐じ【密事】
秘密の事。みそかごと。内々の事。「―がもれる」
みっ‐しつ【密室】🔗⭐🔉
みっ‐しつ【密室】
①中から鍵をかけなどして、密閉状態の、外から入れない部屋。「―殺人事件」
②秘密にして人に知らせない部屋。
みっしゃく‐こんごう【密迹金剛】‥ガウ🔗⭐🔉
みっしゃく‐こんごう【密迹金剛】‥ガウ
執しゅ金剛神の異称。密迹力士。
みっ‐しゅう【密宗】🔗⭐🔉
みっ‐しゅう【密宗】
真言しんごん宗の異称。密教。
みっ‐しゅう【密集】‥シフ🔗⭐🔉
みっ‐しゅう【密集】‥シフ
隙間もないほど集合すること。
⇒みっしゅう‐しがいち【密集市街地】
みっしゅう‐しがいち【密集市街地】‥シフ‥🔗⭐🔉
みっしゅう‐しがいち【密集市街地】‥シフ‥
敷地が狭く老朽化した木造住宅・店舗の密集した地区。
⇒みっ‐しゅう【密集】
みつ‐しゅっこく【密出国】🔗⭐🔉
みつ‐しゅっこく【密出国】
正規の法手続きを踏まないで出国すること。↔密入国
みっ‐しょ【密書】🔗⭐🔉
みっ‐しょ【密書】
秘密の文書・手紙。「―を送る」
みっ‐しょう【密商】‥シヤウ🔗⭐🔉
みっ‐しょう【密商】‥シヤウ
法または規約を犯して、ひそかに商売すること。また、その人。
みっ‐しょう【密詔】‥セウ🔗⭐🔉
みっ‐しょう【密詔】‥セウ
内密に下されるみことのり。
みっ‐しょく【密植】🔗⭐🔉
みっ‐しょく【密植】
同種の植物などを、間隔を密にして植えること。
みっ‐せい【密生】🔗⭐🔉
みっ‐せい【密生】
草木やかびなどが隙間なく生えること。
みっ‐せつ【密接】🔗⭐🔉
みっ‐せつ【密接】
①隙間なくぴったりとつくこと。密着。
②関係が甚だ深いこと。「―な関わりを持つ」
みっ‐せん【密栓】🔗⭐🔉
みっ‐せん【密栓】
かたく栓をすること。また、その栓。
みっ‐そ【密疏】🔗⭐🔉
みっ‐そ【密疏】
ひそかに上書すること。
みっ‐そ【密訴】🔗⭐🔉
みっ‐そ【密訴】
ひそかに訴えること。
みっ‐そう【密奏】🔗⭐🔉
みっ‐そう【密奏】
ひそかに奏上すること。密封して奏聞すること。また、その上奏。
みっ‐そう【密送】🔗⭐🔉
みっ‐そう【密送】
ひそかに送ること。
みっ‐そう【密葬】‥サウ🔗⭐🔉
みっ‐そう【密葬】‥サウ
ひそかに葬ること。内々で行う葬式。
みつ‐ぞう【密造】‥ザウ🔗⭐🔉
みつ‐ぞう【密造】‥ザウ
こっそりとつくること。法を犯して製造すること。「―酒」
みつ‐ぞう【密蔵】‥ザウ🔗⭐🔉
みつ‐ぞう【密蔵】‥ザウ
①密教の経・律・論。
②秘蔵。〈日葡辞書〉
みつだ【密陀】🔗⭐🔉
みつだ‐え【密陀絵】‥ヱ🔗⭐🔉
みつだ‐え【密陀絵】‥ヱ
①密陀油みつだのあぶらに顔料を混ぜて描いた一種の油絵。その技法は7世紀に大陸から伝来し、玉虫厨子や正倉院宝物の一部などに見出される。この語は、本来江戸時代に行われた漆器の彩色法について用いたものであるが、明治になって広く古代の遺品にも適用された。
②膠水に顔料を混ぜて描いた上に、全面に油を塗って画面を保護し、また透明感のある効果を求めたもの。正倉院の琵琶の捍撥かんぱち画など、8〜9世紀の遺品に例が多い。油色ゆうしょく。
⇒みつだ【密陀】
みつだ‐そう【密陀僧】🔗⭐🔉
みつだそう‐ゆ【密陀僧油】🔗⭐🔉
みつだそう‐ゆ【密陀僧油】
(→)密陀油みつだのあぶらに同じ。
⇒みつだ【密陀】
みつだ‐の‐あぶら【密陀油】🔗⭐🔉
みつだ‐の‐あぶら【密陀油】
乾燥を早めるため荏油えのあぶらに密陀僧を加えて煮たもの。油絵などに用いる。密陀僧油。
⇒みつだ【密陀】
みつ‐だん【密談】🔗⭐🔉
みつ‐だん【密談】
ひそかに相談すること。内密の相談。「別室で―する」
みっ‐ちゃく【密着】🔗⭐🔉
みっ‐ちゃく【密着】
①ぴったりと付着すること。「―取材」
②密着印画の略。
⇒みっちゃく‐いんが【密着印画】
みっちゃく‐いんが【密着印画】‥グワ🔗⭐🔉
みっちゃく‐いんが【密着印画】‥グワ
写真原板を印画紙あるいはフィルムに密着し、焼き付けて作った印画。コンタクト‐プリント。コンタクト。
⇒みっ‐ちゃく【密着】
みっ‐ちょく【密勅】🔗⭐🔉
みっ‐ちょく【密勅】
秘密の勅命。内々に下される勅旨。
みっ‐つう【密通】🔗⭐🔉
みっ‐つう【密通】
男女がひそかに情を通じること。私通。みそかごと。「不義―」
みっ‐てい【密偵】🔗⭐🔉
みっ‐てい【密偵】
ひそかに内情を探り調べること。また、その人。スパイ。「―を送り込む」
みつ‐ど【密度】🔗⭐🔉
みつ‐ど【密度】
(density)
①物質の単位体積の質量。単位はkg/m3またはg/cm3
②広義には、ある量(人口や電気量など)が単位の体積・面積・長さなどに分布する割合。粗密の度合。「人口―」「―の高い講義」
⇒みつど‐りゅう【密度流】
みつ‐にゅうごく【密入国】‥ニフ‥🔗⭐🔉
みつ‐にゅうごく【密入国】‥ニフ‥
正規の法手続きをとらずに入国すること。↔密出国
みつ‐ばい【密売】🔗⭐🔉
みつ‐ばい【密売】
法を犯してひそかに売ること。「麻薬の―」
みっ‐ぷ【密夫】🔗⭐🔉
みっ‐ぷ【密夫】
ひそかに他人の妻に通じる男。
みっ‐ぷ【密婦】🔗⭐🔉
みっ‐ぷ【密婦】
ひそかに他人の夫と通じる女。
みっ‐ぷう【密封】🔗⭐🔉
みっ‐ぷう【密封】
隙間なく堅く封をすること。
みっ‐ぺい【密閉】🔗⭐🔉
みっ‐ぺい【密閉】
隙間なく閉じること。
みつ‐ぼう【密房】‥バウ🔗⭐🔉
みつ‐ぼう【密房】‥バウ
秘密の部屋。また、外部から入れないようにしてある部屋。密室。
みつ‐ぼう【密謀】🔗⭐🔉
みつ‐ぼう【密謀】
秘密のはかりごと。
みっ‐ぽう【密法】‥ポフ🔗⭐🔉
みっ‐ぽう【密法】‥ポフ
①密教で、本尊を供養し、所願の成就を祈る祈祷の法。修法しゅほう。
②秘密の方法。
みつ‐ぼうえき【密貿易】🔗⭐🔉
みつ‐ぼうえき【密貿易】
法を犯してする貿易。
みつ‐みつ【密密】🔗⭐🔉
みつ‐みつ【密密】
①極めて秘密なさま。内々。日葡辞書「ミッミッニマウス」
②こまかいさま。
③草木のしげるさま。
みつ‐もう【密毛】🔗⭐🔉
みつ‐もう【密毛】
すきまなく生えている毛。
みつ‐やく【密約】🔗⭐🔉
みつ‐やく【密約】
秘密の契約。秘密の条約。
みつ‐ゆ【密輸】🔗⭐🔉
みつ‐ゆ【密輸】
密輸出または密輸入。「―を取り締まる」
みつ‐ゆしゅつ【密輸出】🔗⭐🔉
みつ‐ゆしゅつ【密輸出】
法を犯してひそかに物品を輸出すること。
みつ‐ゆにゅう【密輸入】‥ニフ🔗⭐🔉
みつ‐ゆにゅう【密輸入】‥ニフ
法を犯してひそかに物品を輸入すること。
みつ‐りょう【密猟】‥レフ🔗⭐🔉
みつ‐りょう【密猟】‥レフ
法を犯してひそかに猟をすること。夏目漱石、吾輩は猫である「膃肭臍オットセイが日向ぼつこをして居る所へ―船が向つた様な者だ」
みつ‐りょう【密漁】‥レフ🔗⭐🔉
みつ‐りょう【密漁】‥レフ
法を犯してひそかに漁をすること。
みつ‐りん【密林】🔗⭐🔉
みつ‐りん【密林】
木や草が密生した林。ジャングル。「―地帯」
みつ‐わ【密話】🔗⭐🔉
みつ‐わ【密話】
こそこそと話すこと。また、その内密の話。内証話。
[漢]密🔗⭐🔉
密 字形
筆順
〔山部8画/11画/教育/4409・4C29〕
〔音〕ミツ(呉)
〔訓〕ひそか・みそか
[意味]
①すきまがない。ぴったりくっついている。きめがこまかい。(対)疎。「人口が密である」「連絡を密にする」「密集・密着・密接・綿密・過密・細密画」
②ぴったり閉ざして外から見えない。他人に知られない。内々。ひそかに。「はかりごとは密なるをよしとする」「内密・秘密・密告・密輸入」
③「密教」の略。「東密・台密たいみつ・顕密」
[解字]
もと、宀部8画。形声。音符「宓」(=家の戸をぴったり閉じる)+「山」。木が茂って人の近づけない奥深い山の意。
[下ツキ
隠密・過密・機密・気密・緊密・厳密・細密・周密・詳密・親密・枢密・精密・疎密・粗密・台密・緻密・稠密・東密・内密・濃密・秘密・綿密
筆順
〔山部8画/11画/教育/4409・4C29〕
〔音〕ミツ(呉)
〔訓〕ひそか・みそか
[意味]
①すきまがない。ぴったりくっついている。きめがこまかい。(対)疎。「人口が密である」「連絡を密にする」「密集・密着・密接・綿密・過密・細密画」
②ぴったり閉ざして外から見えない。他人に知られない。内々。ひそかに。「はかりごとは密なるをよしとする」「内密・秘密・密告・密輸入」
③「密教」の略。「東密・台密たいみつ・顕密」
[解字]
もと、宀部8画。形声。音符「宓」(=家の戸をぴったり閉じる)+「山」。木が茂って人の近づけない奥深い山の意。
[下ツキ
隠密・過密・機密・気密・緊密・厳密・細密・周密・詳密・親密・枢密・精密・疎密・粗密・台密・緻密・稠密・東密・内密・濃密・秘密・綿密
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