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なまじ【憖じ】🔗🔉

なまじ憖じ】 ナマジイの約。主に副詞として用いる。浄瑠璃、凱陣八島「―付かずは付かぬまでよ」。泉鏡花、眉かくしの霊「―紹介状があるだけに、喧嘩面で、宿を替へるとも言はれない」。「―の学者より物知りだ」

なまじい【憖じい】ナマジヒ🔗🔉

なまじい憖じいナマジヒ (「生強い」の意。清音にも) ①できそうもないことを無理につとめるさま。万葉集4「物思ふと人に見えじと―に常の面おもえりありそかねつる」 ②すべきでない、またはしなくてもいいことをするさま。なまじっか。源氏物語若菜下「―に許され奉りて」。太平記11「―なる軍していふ甲斐なく敵の手にかかり」 ③深く心を用いないさま。うかつ。かりそめ。中途半端。なまじっか。古今著聞集16「―に鬢かきあげて供奉しけり」。徒然草「よくせざらん程は―に人に知られじ」

なまじっか【憖じっか】🔗🔉

なまじっか憖じっか(→)「なまじ」に同じ。二葉亭四迷、其面影「―なことを言ふと益ますますひがむ」。「―泳げるだけ危ない」

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