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はい‐ふき【灰吹き】ハヒ‥🔗⭐🔉
はい‐ふき【灰吹き】ハヒ‥
①タバコの吸殻をたたき入れるために煙草盆に付いている筒。多くは竹製。吐月峰とげっぽう。
②灰吹法はいふきほうの略。
③灰吹銀の略。日葡辞書「ハイブキ」
⇒はいふき‐ぎん【灰吹銀】
⇒はいふき‐はらい【灰吹き払い】
⇒はいふき‐ほう【灰吹法】
⇒灰吹きから蛇が出る
○灰吹きから蛇が出るはいふきからじゃがでる
わずかなことから意外の結果が生ずるたとえ。また、意外な所から意外なものが出るたとえ。
⇒はい‐ふき【灰吹き】
○灰吹きから蛇が出るはいふきからじゃがでる🔗⭐🔉
○灰吹きから蛇が出るはいふきからじゃがでる
わずかなことから意外の結果が生ずるたとえ。また、意外な所から意外なものが出るたとえ。
⇒はい‐ふき【灰吹き】
はいふき‐ぎん【灰吹銀】ハヒ‥
灰吹法によって精錬した銀。佐渡・秋田・石見いわみなどのものが著名。灰吹き。
⇒はい‐ふき【灰吹き】
はいふき‐はらい【灰吹き払い】ハヒ‥ハラヒ
商家の小僧のこと。
⇒はい‐ふき【灰吹き】
はいふき‐ほう【灰吹法】ハヒ‥ハフ
室町時代頃から行われた冶金やきんの方法。鉱石や製錬過程で生じる副産物から金銀を回収するのに使われた。炉の下面にくぼみをこしらえて灰を詰め、その上にのせた金銀と鉛の混合物を加熱すると、鉛は熔け出して灰に吸収され、後に金銀の塊だけが残る。
⇒はい‐ふき【灰吹き】
はい‐ふく【拝伏】
ひれふすこと。ふしおがむこと。
はい‐ふく【拝復】
(つつしんで返事をする意)返信の冒頭に用いる挨拶の語。〈文明本節用集〉。「―お手紙拝見いたしました」
はい‐ぶし【這伏し】ハヒ‥
腹這って伏すこと。横になること。枕草子99「例の―にならはせ給へる」
はい‐ふ・す【這い伏す】ハヒ‥
〔自五〕
腹這いになって伏す。
はいふ‐ぜい【配付税】
国が徴収する所得税および法人税のうち、都道府県・市町村に配付する一定割合額の税。1940年還付税とともに地方分与税法で定められたが、50年地方財政平衡交付金法(54年地方交付税法と改称)ができて廃止。地方配付税。
⇒はい‐ふ【配付】
はいふ‐ぜい【配賦税】
租税徴収に当たり、まえもって租税収入の金額を決定し、これを納税者または課税目的物に割り当てて課する税。旧制の戸別割の類。
⇒はい‐ふ【配賦】
はい‐ぶつ【廃仏】
仏法を排斥すること。仏教弾圧。中国では、北魏・北周・唐・後周で実施。→三武一宗さんぶいっそう。
⇒はいぶつ‐きしゃく【廃仏毀釈・排仏棄釈】
はい‐ぶつ【廃物】
すたれたもの。役に立たなくなったもの。用いられなくなったもの。廃品。「―利用」
はいぶつ‐きしゃく【廃仏毀釈・排仏棄釈】
(「毀釈」は、釈迦の教えをすてる意)明治初年の仏教排撃運動。1868年(慶応4)の神仏分離令などの神道国教化政策の下で、神道家などを中心に各地で寺院・仏像・仏具・仏典の破壊や僧侶の還俗強制などがおきた。
⇒はい‐ぶつ【廃仏】
はいぶつ‐きょう【拝物教】‥ケウ
呪物じゅぶつを崇拝することによって安慰・加護を得ようとする宗教。→呪物崇拝
ハイフネーション【hyphenation】
欧文で、ハイフンを付けること。特に、一単語が2行にわたる時に音節の切れ目にハイフンを付けること。
パイプ‐ライン【pipeline】
石油・ガスなどを輸送するための管。送油管。
⇒パイプ【pipe】
ハイブラウ【highbrow】
(ハイブローとも)
①学問・教養のある人。知識人。また、知的で高尚なさま。
②知識・教養を鼻にかける人。
ハイブリダイゼーション【hybridization】
〔生〕一本鎖の核酸が相補的な核酸と結合して二重らせんを形成する性質を利用し、同じ配列をもつ遺伝子や核酸の断片を検出する方法。ハイブリッド形成。核酸雑種分子形成。
ハイブリッド【hybrid】
①(→)雑種。
②異種のものを組みあわせたもの。「―車」
⇒ハイブリッド‐エンジン【hybrid engine】
⇒ハイブリッド‐カー【hybrid car】
⇒ハイブリッド‐まい【ハイブリッド米】
ハイブリッド‐エンジン【hybrid engine】
複数の動力機構を組み合わせたエンジン。特に内燃機関と電気モーターの二つの動力機構をもつエンジン。
⇒ハイブリッド【hybrid】
ハイブリッド‐カー【hybrid car】
ハイブリッド‐エンジンにより走行する自動車。
⇒ハイブリッド【hybrid】
ハイブリッド‐まい【ハイブリッド米】
雑種強勢の性質を生かして、異なる品種の交配によって作られた米。多収穫が特徴。
⇒ハイブリッド【hybrid】
ハイブリドーマ【hybridoma】
癌細胞を特定の分化形質を持つ細胞に融合させて得られる雑種細胞株。分化形質を保ったまま無限に増殖できる。例えばモノクローナル抗体を産生するB細胞ハイブリドーマなど。→細胞融合
バイブル【Bible】
①キリスト教の聖典。聖書。
②比喩的に、それぞれの領域で権威のある書物。
はい‐ふるい【灰篩】ハヒフルヒ
灰の中にまじっているものをふるい除くために用いる金網の付いた道具。
バイブレーション【vibration】
①ふるえること。ふるわせること。振動。
②声楽や器楽で、音を細かくふるわせること。ビブラート。
バイブレーター【vibrator】
振動を与える機器。特に、電気マッサージ器。
バイ‐プレーヤー
(和製語by player)演劇・映画などで、脇役。助演。
ハイブロー【highbrow】
⇒ハイブラウ
ハイフン【hyphen】
言語表記の補助符号としての「‐」「‐」のような形のもの。英文などで、合成度の浅い複合語の連結、1語が行末までに収まりきれず2行にまたがる時のつなぎ、または1語内の形態素の区切りを明確にするのに使う。また、和文の縦書きにも用いることがある。
はい‐ぶん【拝聞】
聞くことの謙譲語。謹んで聞くこと。拝聴。
はい‐ぶん【俳文】
俳味のある簡潔な散文。芭蕉の「幻住庵記」、許六きょりくの「風俗文選」、支考の「本朝文鑑」「和漢文操」、也有やゆうの「鶉衣うずらごろも」、蕪村の「新花つみ」、一茶の「おらが春」などが有名。
はい‐ぶん【配分】
くばり分けること。わりあてくばること。分配。「公平に―する」「利益の―」
はい‐ぶん【敗聞】
戦いに敗れたしらせ。敗報。
ばい‐ぶん【売文】
文章を作ったり添削したりしてその報酬によって生活すること。
▷多くそれをいやしめ、または卑下していう。田岡嶺雲、嶺雲揺曳「活きんが為めには―またやむを得ざるに出づ」。「―の徒」「―業」
⇒ばいぶん‐しゃ【売文社】
はいぶんいんぷ【佩文韻府】‥ヰン‥
中国の韻書的類書。106巻・韻府拾遺106巻。清の康
帝の勅命によって、張玉書・陳廷敬らが編纂。1711年(拾遺は20年)成る。2字・3字・4字の熟語を末字の属する韻(106韻)により配列し出典を記すが、語義は記さない。詩を作ったり、言葉の出典を調べたりする際の参考書。佩文は康
帝の書斎名。
ばいぶん‐しゃ【売文社】
1910年(明治43)、大逆事件後に堺利彦が生計の手段として創立した一種の文章代筆業社。大杉栄・荒畑寒村・高畠素之らも参加、社会主義者たちの結集の場となり、雑誌「へちまの花」「新社会」も発行。19年、思想的内紛から解散。
⇒ばい‐ぶん【売文】
はい‐へい【配兵】
兵を配置すること。
はい‐へい【敗兵】
戦いにまけた兵士。
はい‐へい【廃兵・癈兵】
戦争で負傷し、再び戦闘に従事できなくなった兵士。傷病兵。傷痍しょうい軍人。
ハイ‐ペース
(high pace)物事の進行の度合が普通より速いこと。「―で原稿を書く」
はい‐ペスト【肺ペスト】
ペストの病型の一つ。ペスト菌の菌血症から肺に病変をおこす場合と、ペスト患者からの飛沫感染でおこる場合とがある。重篤な出血性気管支肺炎で、咳・血痰けったん・肺水腫・呼吸困難・心不全を呈し、死亡率が高い。
はい‐べや【灰部屋】ハヒ‥
塵芥を焼いて肥料用の灰をつくり、また貯えておく小屋。
ハイペロン【hyperon】
〔理〕素粒子バリオンの一種。ラムダ粒子・シグマ粒子・クサイ粒子・オーム粒子の総称。→バリオン
はい‐べん【排便】
大便をすること。脱糞。
ばい‐べん【買辧・買弁】
(明・清代、宮廷用物品を調達する者の意)
①(comprador ポルトガル 購買者・買付商の意)清末以降、中国にある外国商館・領事館などが、中国商人との取引の仲介手段として雇用した中国人。自ら資本家となる者もあった。中華人民共和国成立で消滅。
②外国資本への奉仕によって利益を得、自国の利益を抑圧するもの。
⇒ばいべん‐てき【買辧的・買弁的】
ばいべん‐てき【買辧的・買弁的】
植民地・半植民地において、外国帝国主義の利益に奉仕する立場・行動・態度をいう。
⇒ばい‐べん【買辧・買弁】
ハイポ【hypo】
〔化〕(→)チオ硫酸ナトリウムの俗称。
ハイポイド‐はぐるま【ハイポイド歯車】
(hypoid gear)(→)「食い違い軸歯車」に同じ。
はい‐ほう【肺胞】‥ハウ
肺に入った気管支が分かれて、その末端で行詰りの嚢状となっている部分。葡萄ぶどうの房のように分かれ、気体交換の作用をする。内面を肺胞上皮細胞がおおい、それに接して毛細血管が分布し、少量の結合組織がこれを支える。
はい‐ほう【敗報】
戦いに負けたしらせ。敗聞。
はい‐ぼう【敗亡】‥バウ
①戦いに負けてにげること。戦争に敗れて滅びること。太平記5「天下の動乱出で来て、国家―しぬ」
②戦いに敗れて死ぬこと。
ばい‐ほういん【唄法印】‥ホフ‥
梵唄ぼんばいを唱える僧。
はい‐ほうろく【灰炮烙】ハヒハウ‥
茶道で、炉の底にたまった灰を取り入れる炮烙。灰方六。
バイポーラー‐トランジスター【bipolar transistor】
電子と正孔(ホール)の2種類のキャリアーの相互作用によって電流が流れ、動作するトランジスター。エミッター・ベース・コレクターから成る。高速だが電力消費が大きく、主として高速論理回路に用いる。
ハイボール【highball アメリカ】
ウィスキー・ジンなどをソーダ水などで割った飲料。多く氷を浮かべて飲む。本来、丈の高いグラスを用いるのでいう。
ハイポキシア【hypoxia】
〔医〕(→)低酸素症に同じ。
はい‐ぼく【敗北】
(古くはハイホクとも。「北」は逃げる意)
①戦いにまけて逃げること。敗走。平家物語5「みなもつて―せずといふことなし」。〈日葡辞書〉
②転じて、争いに負けること。「―を認める」
⇒はいぼく‐しゅぎ【敗北主義】
ばい‐ぼく【売卜】
報酬を得て吉凶などを占うこと。
⇒ばいぼく‐しゃ【売卜者】
ばいぼく‐しゃ【売卜者】
売卜を業とする人。うらないしゃ。村上浪六、破太皷「人の吉凶善悪を掌てに指す如しと噂に高き―」
⇒ばい‐ぼく【売卜】
はいぼく‐しゅぎ【敗北主義】
勝利・成功の方途を考えず、はじめから敗北・失敗を予測しつつ事に当たる考え方・態度。
⇒はい‐ぼく【敗北】
はい‐ぼこ【這坊子】ハヒ‥
①「はいはい」をする頃の赤ん坊。
②(→)這子ほうこに同じ。
③セミの幼虫が地中から出てまだ脱皮する前のもの。
はい‐ほん【配本】
書物を読者や小売書店などにくばりとどけること。「新刊を―する」「第1回―」
はいま【駅・駅馬】
(ハヤウマ(早馬)の約ハユマの転)駅馬えきばと伝馬てんま。皇極紀(岩崎本)平安中期点「仍よりて駅使ハイマシて奏上もうしあぐ」
⇒はいま‐じ【駅路】
ハイマート【Heimat ドイツ】
ふるさと。故郷。郷土。
ハイマウント‐ストップランプ【high-mount stop lamp】
自動車の後尾に、車両の中心線上で車高の2分の1より高い位置に設置した補助のストップ‐ランプ。後続車から視認しやすい。
はい‐まぎ・る【這ひ紛る】ハヒ‥
〔自下二〕
人目につかないように歩く。人目をまぎらして忍び隠れる。源氏物語帚木「かろがろしく―・れ立ち寄り給はんも」
はい‐まく【胚膜】
哺乳類・鳥類・爬虫類の発生過程において、胚体外に形成され、胚の保護・栄養・呼吸などの機能を果たし、孵化または出生後の体の構築には加わらない膜状の構造。羊膜・漿膜・尿膜・卵黄嚢の類。昆虫卵にも胚膜(羊膜・漿膜)が発生する。胎膜。胚体外膜。胚(胎児)付属膜。
はい‐まくら【俳枕】
(歌枕になぞらえていう)俳句によまれる名所。
ばい‐まげ【貝髷】
女の髪の結い方。かんざしを頭の中央に立て、それに髪を巻き込んだもの。形が貝ばいに似、初め京坂の遊里などで行われた。ばいわげ。
はいま‐じ【駅路】‥ヂ
駅馬・伝馬の通路。宿場の路。はゆまじ。うまやじ。
⇒はいま【駅・駅馬】
ばい‐まし【倍増し】
増して2倍にすること。ばいぞう。
はい‐まじ・る【這ひ交る】ハヒ‥
〔自四〕
つたい伸びて入りまじる。蔓延して交錯する。源氏物語総角「ときは木に―・れる蔦の色など」
はい‐まつ【這松】ハヒ‥
マツ科の匍匐ほふく性常緑低木。本州中北部の高山および北海道北部・千島などに自生。高山帯に生える代表的な樹林。葉は針状、5本ずつ叢生するいわゆる五葉松の一種。6月頃雄花を叢生、上部に淡紫紅色の雌花をつけ、小形の球果を結ぶ。
はい‐まつわ・る【這い纏わる】ハヒマツハル
〔自五・下二〕
はってまつわる。はって行ってまきつく。古今和歌集春「よそに見て帰らむ人に藤の花―・れよ枝は折るとも」
はい‐まぶれ【灰塗れ】ハヒ‥
(→)「はいまみれ」に同じ。浄瑠璃、源平布引滝「鼻の先なるたばこ盆蹴飛し蹴かへす―」
はい‐まみれ【灰塗れ】ハヒ‥
灰にまみれること。灰だらけになること。はいまぶれ。
はい‐まゆみ【杜仲】ハヒ‥
〔植〕(→)「とちゅう」の古名。〈本草和名〉
ばい‐まわし【貝回し・海蠃回し】‥マハシ
貝独楽ばいごまをまわして遊ぶこと。ばいうち。〈[季]秋〉。好色一代男5「よい年をして―」
はい‐まわ・る【這い回る】ハヒマハル
〔自五〕
あちらこちらを、ぐるぐるとはい歩く。「赤ん坊が―・る」
はい‐み【俳味】
俳諧的な味わい。飄逸ひょういつ・洒脱しゃだつの要素をもつ庶民的な趣味。俳諧味。俳趣味。
ハイ‐ミス
(和製語high miss)やや年かさの未婚女性。
はい‐みず【灰水】ハヒミヅ
灰を浸した水。あくみず。あく。
はい‐みょう【俳名】‥ミヤウ
俳句の作者としての名。俳号。はいめい。
はい‐む【拝舞】
叙位・任官・賜禄の時などに拝謝の意を示す礼の形式。再拝して、袖を左右左と振り、手を動かし足を踏み、立ちまたは座して左右左さゆうさを行う。舞踏。はいぶ。
はい‐む【廃務】
諸官司が休日以外に政務を行わないこと。廃朝はいちょうの時、官司が執務しないこと。原則として1日限り。
ハイム【Georg Heym】
ドイツ表現主義の詩人。著「永遠の日」「生の影」など。(1887〜1912)
ハイムズ【Dell Hymes】
アメリカの社会言語学者。言語を民族誌的に考察し、社会言語学の理論的基礎を築く。主著「ことばの民族誌」。(1927〜)
はい‐めい【拝命】
①命めいを承ること。
②官職に補任されること。
はい‐めい【俳名】
⇒はいみょう
ばい‐めい【売名】
自分の名前を世間にひろめようとつとめること。「―行為」
バイメタル【bimetal】
熱膨張率の異なる2種類の薄い金属板を、1枚の板状に貼り合わせたもの。温度の変化に伴い敏感に湾曲の程度が変化し、温度計や種々の温度調節装置・自動点滅装置などに利用される。
はい‐めつ【敗滅】
やぶれほろびること。
はい‐めつ【廃滅】
すたれほろびること。高橋太華、有馬竹「山崩れて温泉埋まり、多年の間―に帰せしが」
はい‐めん【拝面】
面会することの謙譲語。拝顔。拝眉。拝芝はいし。
はい‐めん【背面】
①うしろ側。後方に向いた面。「―攻撃」
②うしろを向くこと。うしろむき。
⇒はいめん‐とび【背面跳】
ハイメン【Hymen】
〔神〕
⇒ヒュメーン
はいめん‐とび【背面跳】
走高跳で、踏み切って体をひねり、仰向けの姿勢でバーを跳び越す方法。1968年のオリンピック大会でアメリカのフォスベリー(R. Fosbury1947〜)が初めて採用。フォスベリー‐フロップ。
⇒はい‐めん【背面】
ばい‐も【貝母】
ユリ科の多年草。中国原産。葉は狭く先端は巻鬚まきひげ状に伸びる。3〜4月頃、葉腋に淡緑黄色で内面に網状紫斑のある鐘形花をつける。鱗茎を乾して煎じ、咳止めに用いる。観賞用。アミガサユリ。ハハクリ。〈運歩色葉集〉
バイモ
撮影:関戸 勇
はい‐もう【廃忘・敗亡】‥マウ
①忘れ去ること。源平盛衰記4「御尋ねありけるに、折節―してのべ得ざりけるに」
②うろたえること。困ってあわてること。狂言、筑紫の奥「ハア、―致いた」
⇒はいもう‐けでん【敗亡怪顛】
はいもう‐けでん【敗亡怪顛】‥マウ‥
おどろきうろたえること。浄瑠璃、菅原伝授手習鑑「太郎様はいづくにと尋ぬる声に、はつと二人が―」
⇒はい‐もう【廃忘・敗亡】
はい‐もとお・る【這ひ徘徊る】ハヒモトホル
〔自四〕
はいまわる。万葉集2「鶉なすい―・り」
はい‐もとおろ・う【這ひ徘徊ふ】ハヒモトホロフ
〔自四〕
(→)「はいもとおる」に同じ。古事記中「稲幹いながらに―・ふところづら」
はい‐もん【肺門】
肺の内側面の中央部で、肺動脈・肺静脈・気管支が出入するところ。多数のリンパ節がある。
⇒はいもんリンパせつ‐けっかく【肺門淋巴節結核】
はい‐もん【俳門】
俳人の門流。
はい‐もん【排悶】
心中のもだえを払い去ること。うさばらし。
はいもんリンパせつ‐けっかく【肺門淋巴節結核】
肺門部のリンパ節の結核。肺結核感染の初期に起こる。
⇒はい‐もん【肺門】
はい‐や【灰屋】ハヒ‥
①灰の売買を業とするもの。
②他日そこで火葬にするつもりで仮に葬っておく所。また、「這屋」の意で、横穴式の墓ともいう。〈日本霊異記下訓釈〉
ハイヤー【hire】
(賃貸・賃借の意)客の求めに応じ、営業所から派遣する運転手つきの乗用車。
バイヤー【buyer】
買手。貿易買付人。仕入係。
バイヤー【Johann Friedrich Wilhelm Adolf von Baeyer】
ドイツの有機化学者。有機合成化学に多くの業績があり、合成染料工業の発展に貢献。バイアー。ノーベル賞。(1835〜1917)
バイヤーズ‐クレジット【buyer's credit】
輸出国の金融機関が相手国の輸入者に資金を直接貸し付ける信用供与の一形態。
はい‐やき【灰焼】ハヒ‥
大嘗祭だいじょうさいなどで神前に供える黒酒くろきにまぜる焼灰を作る人。中臣の寿詞「―、薪採かまぎこり」
はい‐やく【背約】
約束にそむくこと。違約。
はい‐やく【配役】
演劇・映画などで、俳優に役をわりあてること。また、その役。役割。キャスト。
ばい‐やく【売約】
売る約束。「―済」
ばい‐やく【売薬】
①薬を売ること。
②あらかじめ製造・調合して市販されている薬。夏目漱石、三四郎「今迄の学問は此驚ろきを預防する上に於て、―程の効能もなかつた」
はいや‐しょうえき【灰屋紹益】ハヒ‥セウ‥
(紹益はジョウエキとも)江戸初期の京都の豪商で雅人の佐野紹由( 〜1622)の養嗣子。名は重孝・清定。佐野家は代々藍染用の紺灰屋を家業とし、灰屋はその屋号。烏丸光広・松永貞徳らに学び、和歌・俳諧・書道・茶道・蹴鞠などに巧みな風流人であった。名妓吉野太夫との恋は有名。随筆「にぎはひ草」がある。(1607〜1691一説に1610〜1691)
バイヤス【bias】
⇒バイアス
はいや‐ぶし【ハイヤ節】
平戸の田助港、天草の牛深港など、九州西海岸の港町で歌われる酒盛り唄。曲名は歌い出しに基づき、出船の掛け声とも、「南風はえや」の転ともいう。三原・浜田から津軽まで広まる。
はい‐やま【灰山】ハヒ‥
染色用の灰(紺屋灰)を山で焼いて作り、それを売買すること。また、そのもの。
はいや‐ろん【排耶論】
近世初期から明治期にかけて存在した、耶蘇教すなわちキリスト教を排撃する議論。神道・仏教・儒教の立場から、キリスト教の世界観や西洋文化を批判した。
はい‐ゆ【廃油】
廃物になった油。使用後の潤滑油など。
⇒はいゆ‐ボール【廃油ボール】
はい‐ゆう【俳友】‥イウ
俳句を作る上での友達。俳句仲間。
はい‐ゆう【俳優】‥イウ
①滑稽なしぐさで歌舞などを演じる芸人。わざおぎ。〈色葉字類抄〉
②演劇・映画などで、その中の人物に扮ふんして科白せりふ・身振り・表情をもってこれを演じることを職業とする人。役者。
⇒はいゆう‐ざ【俳優座】
⇒はいゆう‐ざ‐げきじょう【俳優座劇場】
はいゆう‐ざ【俳優座】‥イウ‥
劇団名。1944年、千田是也・青山杉作・小沢栄太郎・東山千栄子らが結成。チェーホフ・ブレヒト・真船豊など内外の古典劇・現代劇を上演。小劇場建設・俳優養成所設立など、新劇の発展に寄与。
⇒はい‐ゆう【俳優】
はいゆう‐ざ‐げきじょう【俳優座劇場】‥イウ‥ヂヤウ
東京六本木にある劇場。俳優座が1954年(昭和29)開場。
⇒はい‐ゆう【俳優】
はいゆ‐ボール【廃油ボール】
(→)オイル‐ボールに同じ。
⇒はい‐ゆ【廃油】
はい‐よ【敗余】
戦いなどにまけたあと。「―の兵」
はい‐よう【佩用】
勲章・刀剣などを、身につけて用いること。
はい‐よう【肺葉】‥エフ
哺乳類の肺が切れこみによって大きく分かれるおのおのの部分。人では右肺は上・中・下の3肺葉に、左肺は上・下の2肺葉に分かれる。
はい‐よう【胚葉】‥エフ
後生動物の初期の胚を構成する2層ないし3層の細胞層。外側から外胚葉・中胚葉・内胚葉と呼ぶ。各胚葉からは後に種々の器官が分離する。
ばい‐よう【貝葉】‥エフ
(→)貝多羅葉ばいたらように同じ。
ばい‐よう【培養】‥ヤウ
①草木をつちかいやしなうこと。転じて、実力などを養い育てること。
②(culture)微生物・動植物組織などを、栄養・温度などの外部条件を制御しながら、人工的に発育・増殖させること。「病原菌の―」→組織培養→細胞培養。
⇒ばいよう‐えき【培養液】
⇒ばいよう‐き【培養基】
⇒ばいよう‐ど【培養土】
ばいよう‐えき【培養液】‥ヤウ‥
微生物・動植物、あるいは組織・細胞の生育に必要な物質を含有する水溶液。栄養液。
⇒ばい‐よう【培養】
ばいよう‐き【培養基】‥ヤウ‥
(→)培地に同じ。
⇒ばい‐よう【培養】
はいよう‐しょうこうぐん【廃用症候群】‥シヤウ‥
病気や怪我などの原因で長い間からだを動かさないために筋肉が萎縮し、臓器の機能が低下する病態。
ばいよう‐ど【培養土】‥ヤウ‥
園芸に用いる、肥料などを配合したり水はけをよくしたりした土。
⇒ばい‐よう【培養】
はい‐よけ【灰除け】ハヒ‥
火災後の焼け原などで灰が目に入るのを防ぐために用いる一種の眼鏡。
はい‐よせ【灰寄せ】ハヒ‥
火葬の後、灰を掻き寄せて骨を拾うこと。こつあげ。こつひろい。〈日葡辞書〉
はい‐よ・る【這い寄る】ハヒ‥
〔自五〕
はって近よる。源氏物語若菜上「―・らむも…いとかるがるしければ」
バイヨン【baião ポルトガル】
ブラジル北東部の民俗音楽をもとにした2拍子の軽快なダンス音楽。1950年代に世界的に流行した。アコーディオン・トライアングルなどを用いる。
はい‐らい【拝礼】
①⇒はいれい。
②正月に、宮中や院・三后・摂関家などで行われる年賀の礼。栄華物語月宴「正月のついたちの―に参りて」
ハイライト【highlight】
①絵画や写真などで最も明るく見える部分。光輝部。
②演劇・放送番組などで、最も目立つ部分。最も精彩のある場面・話題。見せ場。呼び物。
⇒ハイライト‐ばん【ハイライト版】
ハイライト‐ばん【ハイライト版】
活版に組み入れる網目凸版の一種。原画の白地部分に相当するところには網点あみてんを全くつけず、濃淡部を網点で表す。挿絵などの凸版印刷に使用。
⇒ハイライト【highlight】
バイラス【virus】
⇒ウイルス
ハイラックス【hyrax】
イワダヌキ目ハイラックス科の哺乳類の総称。キノボリハイラックス・ロックハイラックスほか3属5種が含まれる。アフリカから中近東に分布。一見、ナキウサギ・タヌキに似るが、ゾウに近縁。イワダヌキ。ヒラックス。
ロックハイラックス
ケープハイラックス
提供:東京動物園協会
バイラテラリズム【bilateralism】
通商問題などを、当事国である二国間のみで解決しようとする考え方。双務主義。二国間主義。→マルチ‐ラテラリズム
ハイラル【海拉爾】
(Hailar)中国の内モンゴル自治区北東部、大興安嶺西部草原地帯の中心都市。現在、ホロンバイル市の一部。清の時代に建城。付近はモンゴル族の遊牧地。畜産工業が盛ん。人口26万2千(2000)。
はい‐らん【拝覧】
見ることの謙譲語。つつしんで見ること。拝見。
はい‐らん【悖乱】
道理にもとり正道をみだすこと。
はい‐らん【排卵】
卵胞が成熟し、卵巣の表面で破れて卵が排出される現象。卵は卵管を経て子宮に入る。人では月経後約2週間で排卵がおこり、受精・妊娠しないと排卵後2週間で月経が起き、次の卵胞の成熟が始まる。
⇒はいらん‐ゆうはつ【排卵誘発】
はい‐らん【敗乱】
やぶれみだれること。
ハイランド【highland】
山地。高地。高原。
はいらん‐ゆうはつ【排卵誘発】‥イウ‥
排卵障害の女性に薬剤を投与して排卵を起こさせること。
⇒はい‐らん【排卵】
はいり【入り・這入り】ハヒリ
①はいること。
②邸宅の入口。門を入って家に至る間の地。はいりぐち。はいいり。和泉式部集「わが宿の―の柳下はらへども」
③やっと這い入るばかりであること。極めて狭いこと。日葡辞書「ハイリノコヤ」
⇒はいり‐ぐち【這入り口】
はい‐り【背理・悖理】
道理にもとりそむくこと。
⇒はいり‐ほう【背理法】
はい‐り【背離】
そむき離れること。
はいり‐ぐち【這入り口】ハヒリ‥
入口。門または家の入口。はいり。
⇒はいり【入り・這入り】
はいりこう‐ぶんか【裴李崗文化】‥カウ‥クワ
(裴李崗は河南省新鄭市の地名)中国華北の初期新石器文化の一つ。磁山文化とともに仰韶ぎょうしょう文化に先立ち、粟や豚骨・牛骨が出土、中国の農耕・牧畜が前5000年頃までさかのぼることを示す。
はいり‐こ・む【入り込む・這入り込む】ハヒリ‥
〔自五〕
中へはいる。奥深くはいる。二葉亭四迷、浮雲「文三は部屋へ―・み坐に着きながら」。「話に―・む」
ハイ‐リスク【high risk】
危険性が高いこと。
はい‐りつ【排律】
漢詩形の一つ。一首八句の律詩の対句の部分にさらに対句を加えて引き伸ばした体。多くは五言で、稀に七言もある。六韻十二句が一般的だが、短いものは十句、長いものは五十韻・百韻のものもある。唐代に確立。長律。
はい‐りつ【廃立】
臣下が勝手に君主を廃して別人を君主に立てること。はいりゅう。
ばい‐りつ【倍率】
①ある数が他の数の何倍であるかの率。「入学試験の―」
②レンズ・顕微鏡・望遠鏡などで生じた像と実物との大きさの比。「―の高い双眼鏡」
⇒ばいりつ‐いろしゅうさ【倍率色収差】
ばいりつ‐いろしゅうさ【倍率色収差】‥シウ‥
レンズを通して物体の像を結ばせる時、その画面の周辺部で生じる色のずれ。→色収差
⇒ばい‐りつ【倍率】
はいり‐ほう【背理法】‥ハフ
〔論〕(reductio ad absurdum ラテン)ある命題の否定を真とすれば、そこから不条理な結論が出ることを明らかにして、原命題が真であることを証明する仕方。間接証明。間接還元法。帰謬きびゅう法。
⇒はい‐り【背理・悖理】
はい‐りゅう【配立】‥リフ
手くばりすること。配置すること。太平記9「是も又如何なる―かあるらんと」
はい‐りゅう【配流】‥リウ
⇒はいる
はい‐りゅう【廃立】‥リフ
①〔仏〕二物を比べて、一方を捨て一方を立てること。
②⇒はいりつ
はい‐りょ【配慮】
心をくばること。心づかい。「慎重な―」「―に欠ける」「当人の気持を―する」
はい‐りょう【拝領】‥リヤウ
もらうことの謙譲語。主君・貴人から物をもらうこと。恩賜。頂戴。
はい‐りん【背臨】
習字法の一つ。手本を見ながら書く臨書に対して、習っていた手本を伏せて書くのをいう。
ばい‐りん【梅林】
梅の林。うめばやし。〈[季]春〉
⇒梅林に渇きを止む
ばい‐りん【梅霖】
(「霖」は、ながあめ)梅雨。さみだれ。〈[季]夏〉
バイリンガリズム【bilingualism】
2言語を併用すること。2言語併用に対応するための制度・政策などにもいう。
バイリンガル【bilingual】
①2言語を併用すること。2言語を併用する人。
②同時に2言語で放送すること。
帝の勅命によって、張玉書・陳廷敬らが編纂。1711年(拾遺は20年)成る。2字・3字・4字の熟語を末字の属する韻(106韻)により配列し出典を記すが、語義は記さない。詩を作ったり、言葉の出典を調べたりする際の参考書。佩文は康
帝の書斎名。
ばいぶん‐しゃ【売文社】
1910年(明治43)、大逆事件後に堺利彦が生計の手段として創立した一種の文章代筆業社。大杉栄・荒畑寒村・高畠素之らも参加、社会主義者たちの結集の場となり、雑誌「へちまの花」「新社会」も発行。19年、思想的内紛から解散。
⇒ばい‐ぶん【売文】
はい‐へい【配兵】
兵を配置すること。
はい‐へい【敗兵】
戦いにまけた兵士。
はい‐へい【廃兵・癈兵】
戦争で負傷し、再び戦闘に従事できなくなった兵士。傷病兵。傷痍しょうい軍人。
ハイ‐ペース
(high pace)物事の進行の度合が普通より速いこと。「―で原稿を書く」
はい‐ペスト【肺ペスト】
ペストの病型の一つ。ペスト菌の菌血症から肺に病変をおこす場合と、ペスト患者からの飛沫感染でおこる場合とがある。重篤な出血性気管支肺炎で、咳・血痰けったん・肺水腫・呼吸困難・心不全を呈し、死亡率が高い。
はい‐べや【灰部屋】ハヒ‥
塵芥を焼いて肥料用の灰をつくり、また貯えておく小屋。
ハイペロン【hyperon】
〔理〕素粒子バリオンの一種。ラムダ粒子・シグマ粒子・クサイ粒子・オーム粒子の総称。→バリオン
はい‐べん【排便】
大便をすること。脱糞。
ばい‐べん【買辧・買弁】
(明・清代、宮廷用物品を調達する者の意)
①(comprador ポルトガル 購買者・買付商の意)清末以降、中国にある外国商館・領事館などが、中国商人との取引の仲介手段として雇用した中国人。自ら資本家となる者もあった。中華人民共和国成立で消滅。
②外国資本への奉仕によって利益を得、自国の利益を抑圧するもの。
⇒ばいべん‐てき【買辧的・買弁的】
ばいべん‐てき【買辧的・買弁的】
植民地・半植民地において、外国帝国主義の利益に奉仕する立場・行動・態度をいう。
⇒ばい‐べん【買辧・買弁】
ハイポ【hypo】
〔化〕(→)チオ硫酸ナトリウムの俗称。
ハイポイド‐はぐるま【ハイポイド歯車】
(hypoid gear)(→)「食い違い軸歯車」に同じ。
はい‐ほう【肺胞】‥ハウ
肺に入った気管支が分かれて、その末端で行詰りの嚢状となっている部分。葡萄ぶどうの房のように分かれ、気体交換の作用をする。内面を肺胞上皮細胞がおおい、それに接して毛細血管が分布し、少量の結合組織がこれを支える。
はい‐ほう【敗報】
戦いに負けたしらせ。敗聞。
はい‐ぼう【敗亡】‥バウ
①戦いに負けてにげること。戦争に敗れて滅びること。太平記5「天下の動乱出で来て、国家―しぬ」
②戦いに敗れて死ぬこと。
ばい‐ほういん【唄法印】‥ホフ‥
梵唄ぼんばいを唱える僧。
はい‐ほうろく【灰炮烙】ハヒハウ‥
茶道で、炉の底にたまった灰を取り入れる炮烙。灰方六。
バイポーラー‐トランジスター【bipolar transistor】
電子と正孔(ホール)の2種類のキャリアーの相互作用によって電流が流れ、動作するトランジスター。エミッター・ベース・コレクターから成る。高速だが電力消費が大きく、主として高速論理回路に用いる。
ハイボール【highball アメリカ】
ウィスキー・ジンなどをソーダ水などで割った飲料。多く氷を浮かべて飲む。本来、丈の高いグラスを用いるのでいう。
ハイポキシア【hypoxia】
〔医〕(→)低酸素症に同じ。
はい‐ぼく【敗北】
(古くはハイホクとも。「北」は逃げる意)
①戦いにまけて逃げること。敗走。平家物語5「みなもつて―せずといふことなし」。〈日葡辞書〉
②転じて、争いに負けること。「―を認める」
⇒はいぼく‐しゅぎ【敗北主義】
ばい‐ぼく【売卜】
報酬を得て吉凶などを占うこと。
⇒ばいぼく‐しゃ【売卜者】
ばいぼく‐しゃ【売卜者】
売卜を業とする人。うらないしゃ。村上浪六、破太皷「人の吉凶善悪を掌てに指す如しと噂に高き―」
⇒ばい‐ぼく【売卜】
はいぼく‐しゅぎ【敗北主義】
勝利・成功の方途を考えず、はじめから敗北・失敗を予測しつつ事に当たる考え方・態度。
⇒はい‐ぼく【敗北】
はい‐ぼこ【這坊子】ハヒ‥
①「はいはい」をする頃の赤ん坊。
②(→)這子ほうこに同じ。
③セミの幼虫が地中から出てまだ脱皮する前のもの。
はい‐ほん【配本】
書物を読者や小売書店などにくばりとどけること。「新刊を―する」「第1回―」
はいま【駅・駅馬】
(ハヤウマ(早馬)の約ハユマの転)駅馬えきばと伝馬てんま。皇極紀(岩崎本)平安中期点「仍よりて駅使ハイマシて奏上もうしあぐ」
⇒はいま‐じ【駅路】
ハイマート【Heimat ドイツ】
ふるさと。故郷。郷土。
ハイマウント‐ストップランプ【high-mount stop lamp】
自動車の後尾に、車両の中心線上で車高の2分の1より高い位置に設置した補助のストップ‐ランプ。後続車から視認しやすい。
はい‐まぎ・る【這ひ紛る】ハヒ‥
〔自下二〕
人目につかないように歩く。人目をまぎらして忍び隠れる。源氏物語帚木「かろがろしく―・れ立ち寄り給はんも」
はい‐まく【胚膜】
哺乳類・鳥類・爬虫類の発生過程において、胚体外に形成され、胚の保護・栄養・呼吸などの機能を果たし、孵化または出生後の体の構築には加わらない膜状の構造。羊膜・漿膜・尿膜・卵黄嚢の類。昆虫卵にも胚膜(羊膜・漿膜)が発生する。胎膜。胚体外膜。胚(胎児)付属膜。
はい‐まくら【俳枕】
(歌枕になぞらえていう)俳句によまれる名所。
ばい‐まげ【貝髷】
女の髪の結い方。かんざしを頭の中央に立て、それに髪を巻き込んだもの。形が貝ばいに似、初め京坂の遊里などで行われた。ばいわげ。
はいま‐じ【駅路】‥ヂ
駅馬・伝馬の通路。宿場の路。はゆまじ。うまやじ。
⇒はいま【駅・駅馬】
ばい‐まし【倍増し】
増して2倍にすること。ばいぞう。
はい‐まじ・る【這ひ交る】ハヒ‥
〔自四〕
つたい伸びて入りまじる。蔓延して交錯する。源氏物語総角「ときは木に―・れる蔦の色など」
はい‐まつ【這松】ハヒ‥
マツ科の匍匐ほふく性常緑低木。本州中北部の高山および北海道北部・千島などに自生。高山帯に生える代表的な樹林。葉は針状、5本ずつ叢生するいわゆる五葉松の一種。6月頃雄花を叢生、上部に淡紫紅色の雌花をつけ、小形の球果を結ぶ。
はい‐まつわ・る【這い纏わる】ハヒマツハル
〔自五・下二〕
はってまつわる。はって行ってまきつく。古今和歌集春「よそに見て帰らむ人に藤の花―・れよ枝は折るとも」
はい‐まぶれ【灰塗れ】ハヒ‥
(→)「はいまみれ」に同じ。浄瑠璃、源平布引滝「鼻の先なるたばこ盆蹴飛し蹴かへす―」
はい‐まみれ【灰塗れ】ハヒ‥
灰にまみれること。灰だらけになること。はいまぶれ。
はい‐まゆみ【杜仲】ハヒ‥
〔植〕(→)「とちゅう」の古名。〈本草和名〉
ばい‐まわし【貝回し・海蠃回し】‥マハシ
貝独楽ばいごまをまわして遊ぶこと。ばいうち。〈[季]秋〉。好色一代男5「よい年をして―」
はい‐まわ・る【這い回る】ハヒマハル
〔自五〕
あちらこちらを、ぐるぐるとはい歩く。「赤ん坊が―・る」
はい‐み【俳味】
俳諧的な味わい。飄逸ひょういつ・洒脱しゃだつの要素をもつ庶民的な趣味。俳諧味。俳趣味。
ハイ‐ミス
(和製語high miss)やや年かさの未婚女性。
はい‐みず【灰水】ハヒミヅ
灰を浸した水。あくみず。あく。
はい‐みょう【俳名】‥ミヤウ
俳句の作者としての名。俳号。はいめい。
はい‐む【拝舞】
叙位・任官・賜禄の時などに拝謝の意を示す礼の形式。再拝して、袖を左右左と振り、手を動かし足を踏み、立ちまたは座して左右左さゆうさを行う。舞踏。はいぶ。
はい‐む【廃務】
諸官司が休日以外に政務を行わないこと。廃朝はいちょうの時、官司が執務しないこと。原則として1日限り。
ハイム【Georg Heym】
ドイツ表現主義の詩人。著「永遠の日」「生の影」など。(1887〜1912)
ハイムズ【Dell Hymes】
アメリカの社会言語学者。言語を民族誌的に考察し、社会言語学の理論的基礎を築く。主著「ことばの民族誌」。(1927〜)
はい‐めい【拝命】
①命めいを承ること。
②官職に補任されること。
はい‐めい【俳名】
⇒はいみょう
ばい‐めい【売名】
自分の名前を世間にひろめようとつとめること。「―行為」
バイメタル【bimetal】
熱膨張率の異なる2種類の薄い金属板を、1枚の板状に貼り合わせたもの。温度の変化に伴い敏感に湾曲の程度が変化し、温度計や種々の温度調節装置・自動点滅装置などに利用される。
はい‐めつ【敗滅】
やぶれほろびること。
はい‐めつ【廃滅】
すたれほろびること。高橋太華、有馬竹「山崩れて温泉埋まり、多年の間―に帰せしが」
はい‐めん【拝面】
面会することの謙譲語。拝顔。拝眉。拝芝はいし。
はい‐めん【背面】
①うしろ側。後方に向いた面。「―攻撃」
②うしろを向くこと。うしろむき。
⇒はいめん‐とび【背面跳】
ハイメン【Hymen】
〔神〕
⇒ヒュメーン
はいめん‐とび【背面跳】
走高跳で、踏み切って体をひねり、仰向けの姿勢でバーを跳び越す方法。1968年のオリンピック大会でアメリカのフォスベリー(R. Fosbury1947〜)が初めて採用。フォスベリー‐フロップ。
⇒はい‐めん【背面】
ばい‐も【貝母】
ユリ科の多年草。中国原産。葉は狭く先端は巻鬚まきひげ状に伸びる。3〜4月頃、葉腋に淡緑黄色で内面に網状紫斑のある鐘形花をつける。鱗茎を乾して煎じ、咳止めに用いる。観賞用。アミガサユリ。ハハクリ。〈運歩色葉集〉
バイモ
撮影:関戸 勇
はい‐もう【廃忘・敗亡】‥マウ
①忘れ去ること。源平盛衰記4「御尋ねありけるに、折節―してのべ得ざりけるに」
②うろたえること。困ってあわてること。狂言、筑紫の奥「ハア、―致いた」
⇒はいもう‐けでん【敗亡怪顛】
はいもう‐けでん【敗亡怪顛】‥マウ‥
おどろきうろたえること。浄瑠璃、菅原伝授手習鑑「太郎様はいづくにと尋ぬる声に、はつと二人が―」
⇒はい‐もう【廃忘・敗亡】
はい‐もとお・る【這ひ徘徊る】ハヒモトホル
〔自四〕
はいまわる。万葉集2「鶉なすい―・り」
はい‐もとおろ・う【這ひ徘徊ふ】ハヒモトホロフ
〔自四〕
(→)「はいもとおる」に同じ。古事記中「稲幹いながらに―・ふところづら」
はい‐もん【肺門】
肺の内側面の中央部で、肺動脈・肺静脈・気管支が出入するところ。多数のリンパ節がある。
⇒はいもんリンパせつ‐けっかく【肺門淋巴節結核】
はい‐もん【俳門】
俳人の門流。
はい‐もん【排悶】
心中のもだえを払い去ること。うさばらし。
はいもんリンパせつ‐けっかく【肺門淋巴節結核】
肺門部のリンパ節の結核。肺結核感染の初期に起こる。
⇒はい‐もん【肺門】
はい‐や【灰屋】ハヒ‥
①灰の売買を業とするもの。
②他日そこで火葬にするつもりで仮に葬っておく所。また、「這屋」の意で、横穴式の墓ともいう。〈日本霊異記下訓釈〉
ハイヤー【hire】
(賃貸・賃借の意)客の求めに応じ、営業所から派遣する運転手つきの乗用車。
バイヤー【buyer】
買手。貿易買付人。仕入係。
バイヤー【Johann Friedrich Wilhelm Adolf von Baeyer】
ドイツの有機化学者。有機合成化学に多くの業績があり、合成染料工業の発展に貢献。バイアー。ノーベル賞。(1835〜1917)
バイヤーズ‐クレジット【buyer's credit】
輸出国の金融機関が相手国の輸入者に資金を直接貸し付ける信用供与の一形態。
はい‐やき【灰焼】ハヒ‥
大嘗祭だいじょうさいなどで神前に供える黒酒くろきにまぜる焼灰を作る人。中臣の寿詞「―、薪採かまぎこり」
はい‐やく【背約】
約束にそむくこと。違約。
はい‐やく【配役】
演劇・映画などで、俳優に役をわりあてること。また、その役。役割。キャスト。
ばい‐やく【売約】
売る約束。「―済」
ばい‐やく【売薬】
①薬を売ること。
②あらかじめ製造・調合して市販されている薬。夏目漱石、三四郎「今迄の学問は此驚ろきを預防する上に於て、―程の効能もなかつた」
はいや‐しょうえき【灰屋紹益】ハヒ‥セウ‥
(紹益はジョウエキとも)江戸初期の京都の豪商で雅人の佐野紹由( 〜1622)の養嗣子。名は重孝・清定。佐野家は代々藍染用の紺灰屋を家業とし、灰屋はその屋号。烏丸光広・松永貞徳らに学び、和歌・俳諧・書道・茶道・蹴鞠などに巧みな風流人であった。名妓吉野太夫との恋は有名。随筆「にぎはひ草」がある。(1607〜1691一説に1610〜1691)
バイヤス【bias】
⇒バイアス
はいや‐ぶし【ハイヤ節】
平戸の田助港、天草の牛深港など、九州西海岸の港町で歌われる酒盛り唄。曲名は歌い出しに基づき、出船の掛け声とも、「南風はえや」の転ともいう。三原・浜田から津軽まで広まる。
はい‐やま【灰山】ハヒ‥
染色用の灰(紺屋灰)を山で焼いて作り、それを売買すること。また、そのもの。
はいや‐ろん【排耶論】
近世初期から明治期にかけて存在した、耶蘇教すなわちキリスト教を排撃する議論。神道・仏教・儒教の立場から、キリスト教の世界観や西洋文化を批判した。
はい‐ゆ【廃油】
廃物になった油。使用後の潤滑油など。
⇒はいゆ‐ボール【廃油ボール】
はい‐ゆう【俳友】‥イウ
俳句を作る上での友達。俳句仲間。
はい‐ゆう【俳優】‥イウ
①滑稽なしぐさで歌舞などを演じる芸人。わざおぎ。〈色葉字類抄〉
②演劇・映画などで、その中の人物に扮ふんして科白せりふ・身振り・表情をもってこれを演じることを職業とする人。役者。
⇒はいゆう‐ざ【俳優座】
⇒はいゆう‐ざ‐げきじょう【俳優座劇場】
はいゆう‐ざ【俳優座】‥イウ‥
劇団名。1944年、千田是也・青山杉作・小沢栄太郎・東山千栄子らが結成。チェーホフ・ブレヒト・真船豊など内外の古典劇・現代劇を上演。小劇場建設・俳優養成所設立など、新劇の発展に寄与。
⇒はい‐ゆう【俳優】
はいゆう‐ざ‐げきじょう【俳優座劇場】‥イウ‥ヂヤウ
東京六本木にある劇場。俳優座が1954年(昭和29)開場。
⇒はい‐ゆう【俳優】
はいゆ‐ボール【廃油ボール】
(→)オイル‐ボールに同じ。
⇒はい‐ゆ【廃油】
はい‐よ【敗余】
戦いなどにまけたあと。「―の兵」
はい‐よう【佩用】
勲章・刀剣などを、身につけて用いること。
はい‐よう【肺葉】‥エフ
哺乳類の肺が切れこみによって大きく分かれるおのおのの部分。人では右肺は上・中・下の3肺葉に、左肺は上・下の2肺葉に分かれる。
はい‐よう【胚葉】‥エフ
後生動物の初期の胚を構成する2層ないし3層の細胞層。外側から外胚葉・中胚葉・内胚葉と呼ぶ。各胚葉からは後に種々の器官が分離する。
ばい‐よう【貝葉】‥エフ
(→)貝多羅葉ばいたらように同じ。
ばい‐よう【培養】‥ヤウ
①草木をつちかいやしなうこと。転じて、実力などを養い育てること。
②(culture)微生物・動植物組織などを、栄養・温度などの外部条件を制御しながら、人工的に発育・増殖させること。「病原菌の―」→組織培養→細胞培養。
⇒ばいよう‐えき【培養液】
⇒ばいよう‐き【培養基】
⇒ばいよう‐ど【培養土】
ばいよう‐えき【培養液】‥ヤウ‥
微生物・動植物、あるいは組織・細胞の生育に必要な物質を含有する水溶液。栄養液。
⇒ばい‐よう【培養】
ばいよう‐き【培養基】‥ヤウ‥
(→)培地に同じ。
⇒ばい‐よう【培養】
はいよう‐しょうこうぐん【廃用症候群】‥シヤウ‥
病気や怪我などの原因で長い間からだを動かさないために筋肉が萎縮し、臓器の機能が低下する病態。
ばいよう‐ど【培養土】‥ヤウ‥
園芸に用いる、肥料などを配合したり水はけをよくしたりした土。
⇒ばい‐よう【培養】
はい‐よけ【灰除け】ハヒ‥
火災後の焼け原などで灰が目に入るのを防ぐために用いる一種の眼鏡。
はい‐よせ【灰寄せ】ハヒ‥
火葬の後、灰を掻き寄せて骨を拾うこと。こつあげ。こつひろい。〈日葡辞書〉
はい‐よ・る【這い寄る】ハヒ‥
〔自五〕
はって近よる。源氏物語若菜上「―・らむも…いとかるがるしければ」
バイヨン【baião ポルトガル】
ブラジル北東部の民俗音楽をもとにした2拍子の軽快なダンス音楽。1950年代に世界的に流行した。アコーディオン・トライアングルなどを用いる。
はい‐らい【拝礼】
①⇒はいれい。
②正月に、宮中や院・三后・摂関家などで行われる年賀の礼。栄華物語月宴「正月のついたちの―に参りて」
ハイライト【highlight】
①絵画や写真などで最も明るく見える部分。光輝部。
②演劇・放送番組などで、最も目立つ部分。最も精彩のある場面・話題。見せ場。呼び物。
⇒ハイライト‐ばん【ハイライト版】
ハイライト‐ばん【ハイライト版】
活版に組み入れる網目凸版の一種。原画の白地部分に相当するところには網点あみてんを全くつけず、濃淡部を網点で表す。挿絵などの凸版印刷に使用。
⇒ハイライト【highlight】
バイラス【virus】
⇒ウイルス
ハイラックス【hyrax】
イワダヌキ目ハイラックス科の哺乳類の総称。キノボリハイラックス・ロックハイラックスほか3属5種が含まれる。アフリカから中近東に分布。一見、ナキウサギ・タヌキに似るが、ゾウに近縁。イワダヌキ。ヒラックス。
ロックハイラックス
ケープハイラックス
提供:東京動物園協会
バイラテラリズム【bilateralism】
通商問題などを、当事国である二国間のみで解決しようとする考え方。双務主義。二国間主義。→マルチ‐ラテラリズム
ハイラル【海拉爾】
(Hailar)中国の内モンゴル自治区北東部、大興安嶺西部草原地帯の中心都市。現在、ホロンバイル市の一部。清の時代に建城。付近はモンゴル族の遊牧地。畜産工業が盛ん。人口26万2千(2000)。
はい‐らん【拝覧】
見ることの謙譲語。つつしんで見ること。拝見。
はい‐らん【悖乱】
道理にもとり正道をみだすこと。
はい‐らん【排卵】
卵胞が成熟し、卵巣の表面で破れて卵が排出される現象。卵は卵管を経て子宮に入る。人では月経後約2週間で排卵がおこり、受精・妊娠しないと排卵後2週間で月経が起き、次の卵胞の成熟が始まる。
⇒はいらん‐ゆうはつ【排卵誘発】
はい‐らん【敗乱】
やぶれみだれること。
ハイランド【highland】
山地。高地。高原。
はいらん‐ゆうはつ【排卵誘発】‥イウ‥
排卵障害の女性に薬剤を投与して排卵を起こさせること。
⇒はい‐らん【排卵】
はいり【入り・這入り】ハヒリ
①はいること。
②邸宅の入口。門を入って家に至る間の地。はいりぐち。はいいり。和泉式部集「わが宿の―の柳下はらへども」
③やっと這い入るばかりであること。極めて狭いこと。日葡辞書「ハイリノコヤ」
⇒はいり‐ぐち【這入り口】
はい‐り【背理・悖理】
道理にもとりそむくこと。
⇒はいり‐ほう【背理法】
はい‐り【背離】
そむき離れること。
はいり‐ぐち【這入り口】ハヒリ‥
入口。門または家の入口。はいり。
⇒はいり【入り・這入り】
はいりこう‐ぶんか【裴李崗文化】‥カウ‥クワ
(裴李崗は河南省新鄭市の地名)中国華北の初期新石器文化の一つ。磁山文化とともに仰韶ぎょうしょう文化に先立ち、粟や豚骨・牛骨が出土、中国の農耕・牧畜が前5000年頃までさかのぼることを示す。
はいり‐こ・む【入り込む・這入り込む】ハヒリ‥
〔自五〕
中へはいる。奥深くはいる。二葉亭四迷、浮雲「文三は部屋へ―・み坐に着きながら」。「話に―・む」
ハイ‐リスク【high risk】
危険性が高いこと。
はい‐りつ【排律】
漢詩形の一つ。一首八句の律詩の対句の部分にさらに対句を加えて引き伸ばした体。多くは五言で、稀に七言もある。六韻十二句が一般的だが、短いものは十句、長いものは五十韻・百韻のものもある。唐代に確立。長律。
はい‐りつ【廃立】
臣下が勝手に君主を廃して別人を君主に立てること。はいりゅう。
ばい‐りつ【倍率】
①ある数が他の数の何倍であるかの率。「入学試験の―」
②レンズ・顕微鏡・望遠鏡などで生じた像と実物との大きさの比。「―の高い双眼鏡」
⇒ばいりつ‐いろしゅうさ【倍率色収差】
ばいりつ‐いろしゅうさ【倍率色収差】‥シウ‥
レンズを通して物体の像を結ばせる時、その画面の周辺部で生じる色のずれ。→色収差
⇒ばい‐りつ【倍率】
はいり‐ほう【背理法】‥ハフ
〔論〕(reductio ad absurdum ラテン)ある命題の否定を真とすれば、そこから不条理な結論が出ることを明らかにして、原命題が真であることを証明する仕方。間接証明。間接還元法。帰謬きびゅう法。
⇒はい‐り【背理・悖理】
はい‐りゅう【配立】‥リフ
手くばりすること。配置すること。太平記9「是も又如何なる―かあるらんと」
はい‐りゅう【配流】‥リウ
⇒はいる
はい‐りゅう【廃立】‥リフ
①〔仏〕二物を比べて、一方を捨て一方を立てること。
②⇒はいりつ
はい‐りょ【配慮】
心をくばること。心づかい。「慎重な―」「―に欠ける」「当人の気持を―する」
はい‐りょう【拝領】‥リヤウ
もらうことの謙譲語。主君・貴人から物をもらうこと。恩賜。頂戴。
はい‐りん【背臨】
習字法の一つ。手本を見ながら書く臨書に対して、習っていた手本を伏せて書くのをいう。
ばい‐りん【梅林】
梅の林。うめばやし。〈[季]春〉
⇒梅林に渇きを止む
ばい‐りん【梅霖】
(「霖」は、ながあめ)梅雨。さみだれ。〈[季]夏〉
バイリンガリズム【bilingualism】
2言語を併用すること。2言語併用に対応するための制度・政策などにもいう。
バイリンガル【bilingual】
①2言語を併用すること。2言語を併用する人。
②同時に2言語で放送すること。
はいふき‐はらい【灰吹き払い】ハヒ‥ハラヒ🔗⭐🔉
はいふき‐はらい【灰吹き払い】ハヒ‥ハラヒ
商家の小僧のこと。
⇒はい‐ふき【灰吹き】
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