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○焼きが回るやきがまわる🔗⭐🔉
○焼きが回るやきがまわる
①刀の刃などを焼く時、火が行きわたり過ぎてかえって切れ味がわるくなる。
②年を取ったりして能力が落ちる。
⇒やき【焼き】
やき‐がり【焼狩】
山野の草木に火をつけ、獣類を追い立てて狩ること。やいがり。
やき‐きり【焼切り】
①物を焼き切ること。
②溶接設備を用いて金属を溶かし、あるいは酸化させて切断すること。
⇒やききり‐ごうとう【焼切り強盗】
やき‐ぎり【焼桐】
桐材の表面を焼き焦がし、洗って木目もくめを浮き出させたもの。下駄や器物を造る。
やききり‐ごうとう【焼切り強盗】‥ガウタウ
錠前・窓ガラスなどを火で焼き切って屋内に侵入する強盗。
⇒やき‐きり【焼切り】
やき‐き・る【焼き切る】
〔他五〕
①焼いて切断する。「鉄線を―・る」
②すっかり焼く。焼きつくす。「廃材を―・る」
やき‐きん【焼金】
吹き分けてまざり物を除き去った純粋の黄金。やきがね。純金。
やき‐くさ【焼草】
①物を焼くのに用いる枯れ草。また、火勢を助けるためのもの。
②(→)「もぐさ(艾)」の別称。
③だまされるたね。身を滅ぼすたね。
⇒やきくさ‐ぶね【焼草船】
やきくさ‐ぶね【焼草船】
焼草を積んで敵船に近づき、火を放って延焼させるのに用いる船。
⇒やき‐くさ【焼草】
やき‐ぐし【焼串】
魚などを突き刺してあぶり焼くのに用いる串。やいぐし。
やき‐ぐり【焼栗】
栗の実の焼いたもの。
やき‐こ【焼粉】
①焼いて粉としたもの。
②耐火煉瓦または坩堝るつぼなどを作るのに用いる粉末。耐火粘土を高度に熱して粉砕したもの。シャモット。
やき‐ごえ【焼肥】
塵埃などを蒸焼きにして製した肥料。
やき‐ごて【焼鏝】
①火で熱した鏝。布のしわを伸ばしたり折り目をつけたりするために用いる。
②焼絵を描くのに用いる小さい鏝。
やき‐ごめ【焼米・糄】
新米を籾もみのまま炒いり、搗ついて殻を取り去ったもの。いりごめ。やいごめ。〈[季]秋〉。〈倭名類聚鈔16〉
やぎ‐ざ【山羊座】
(Capricornus ラテン)黄道上の第11星座。射手座いてざの東、水瓶座の西にある。9月下旬の夕暮に南中。
山羊座
やき‐ざかな【焼魚・焼肴】
あぶって焼いた魚肉。
やき‐ざし【焼刺】
(→)目突柴めつきしばに同じ。
やぎさわ‐ダム【矢木沢ダム】‥サハ‥
群馬県北部、利根川の源流部にあるアーチ式多目的ダム。高さ131メートル。有効貯水量1.8億トン。最大出力24万キロワット。1967年完成。
やき‐しお【焼塩】‥シホ
素焼の壺に入れて蒸焼きにした純白の塩。また、焙烙ほうろくなどで煎いった塩。〈日葡辞書〉
やき‐じく【焼軸】‥ヂク
筆の軸を所々いぶして黒くしたもの。やいじく。
やき‐じめ【焼締め】
(ヤキシメとも)
①成形された器物から水分を除去するため、窯かまに入れ低火度で焼くこと。
②釉うわぐすりを掛けずに器物を高火度で焼くこと。また、その焼物。備前焼の類。
やき‐しも【焼霜】
魚や肉の表面を軽く色がつく程度に焼くこと。香ばしさをつけ、脂肪のうまみを引き出す。
やぎ‐しゅういちろう【八木柊一郎】‥ラウ
劇作家・演出家。本名、伸一。横浜生れ。家族を題材とする社会批判的な作品を得意とした。作「国境のある家」。(1928〜2004)
⇒やぎ【八木】
やぎ‐じゅうきち【八木重吉】‥ヂユウ‥
詩人。東京生れ。東京高師卒。キリスト教信仰に裏打ちされた愛の詩を残す。詩集「秋の瞳」「貧しき信徒」など。(1898〜1927)
⇒やぎ【八木】
やき‐じるし【焼印】
⇒やきいん
や‐きず【矢疵・矢傷】
矢で射られたきず。
やき‐すぎ【焼杉】
杉材の表面を焦がし、磨いて木目もくめを浮き出させたもの。器物・下駄などに用いる。
やき‐すぎ【焼き過ぎ】
①過度に焼くこと。
②鋼を必要以上に高い温度で焼鈍やきなましすること。かえって引張り強さが減り、伸びも小さく脆もろくなる。熱処理をやり直せば、元の性質に戻る。
やき‐す・てる【焼き捨てる】
〔他下一〕[文]やきす・つ(下二)
①焼いたまま打ち捨てておく。「古船を―・てる」
②焼いて捨てる。焼却する。「書類を―・てる」
やき‐ずみ【焼炭】
木を焼いて製した炭。
やき‐せっこう【焼石膏】‥セキカウ
結晶石膏をセ氏約160〜170度に煆焼かしょうして得られる白色粉末。硫酸カルシウムの半水和物。水を加えると結晶石膏(二水和物)にもどり固まる性質がある。鋳型をとるのに用いる。しょうせっこう。
やき‐ぜめ【焼攻め】
火を放って攻め討つこと。やきうち。ひぜめ。
やき‐そば【焼蕎麦】
蒸した中華麺を肉・野菜などとともに油で炒め合わせた料理。麺を油で揚げて別に炒めた具をかけたものをもいう。炒麺チャオメン。
やき‐たち【焼太刀】
(ヤキダチとも)焼き鍛えた鋭い太刀。万葉集9「―の手穎たかみ押しねり」
⇒やきたち‐の【焼太刀の】
⇒やきたち‐を【焼太刀を】
やきたち‐の【焼太刀の】
〔枕〕
鋭いところから「とごころ(利心)」「とがくしやま(戸隠山)」に、身辺につけるところから「へつかふ」にかかる。
⇒やき‐たち【焼太刀】
やきたち‐を【焼太刀を】
〔枕〕
(砥ぐ意から)地名「となみ(礪波)」にかかる。
⇒やき‐たち【焼太刀】
やき‐たて【焼き立て】
①焼き立てること。
②今焼いたばかりであること。また、そのもの。「―のパン」
やき‐た・てる【焼き立てる】
〔他下一〕[文]やきた・つ(下二)
さかんに焼く。焼いて煙を立てる。
やき‐だま【焼玉】
①銅製の球に火薬をこめ、点火して爆発させるもの。炮烙火矢ほうろくびやの類。
②焼玉機関の略。また、その点火用赤熱部。
⇒やきだま‐きかん【焼玉機関】
やきだま‐きかん【焼玉機関】‥クワン
内燃機関の一種。シリンダーの圧縮室の一部の壁面を赤熱し、これにピストンで圧縮された混合ガスが接触して爆発する機関で、軽油を燃料とする。漁船などに用いる。焼玉エンジン。セミ‐ディーゼル機関。
⇒やき‐だま【焼玉】
やき‐つき【焼付き】
〔機〕摩擦面が摩擦のため熱せられ、金属の一部が溶けて相手の表面に粘着すること。軸と軸受との間などで生じ、運動が停止してしまうことがある。
やき‐つぎ【焼接ぎ】
欠けた陶磁器を釉うわぐすりで焼きつけて接ぐこと。尾崎紅葉、三人妻「―したる茶椀の打付けても、其処からは割れぬまでの日が経たたでは」。「―屋」
やき‐つ・く【焼き付く】
[一]〔自五〕
①焼けて跡などがつく。また、焼けてくっつく。こげつく。
②比喩的に、強い印象が残る。「心に―・く」「目に―・く」
[二]〔他下二〕
⇒やきつける(下一)
やきつくす‐ささげもの【焼き尽くす献げ物】
ユダヤ教で、燔祭はんさいにささげる供物。
やき‐つけ【焼付】
①(→)上絵付うわえつけに同じ。
②鍍金めっきの一方法。
③溶解した金属を使って金属と金属とを接合させること。
④平炉またはアーク炉の炉床築造法の一つ。
⑤(写真用語)感光材料に原板を密着し、または引伸し機などを用い、露光すること。また、原板から印画を作ること。
やき‐つ・ける【焼き付ける】
〔他下一〕[文]やきつ・く(下二)
①焼いて印しるしをつける。焼印をおす。
②焼いて付着させる。「鉛管を―・ける」
③写真の焼付をする。「ネガを―・ける」
④上絵付うわえつけをする。「陶器に絵を―・ける」
⑤鍍金めっきをする。
⑥強い印象を与える。「脳裏に―・ける」
やき‐つち【焼土】
①焼いた土。
②肥料とするため、木片などを埴土しょくどとともに焼いたもの。
やき‐て【焼き手】
やきもちやき。嫉妬深い人。
やき‐で【焼手】
(遊里語)相手の喜ぶようなことを言うこと。うれしがらせ。
やき‐どうふ【焼豆腐】
①豆腐をあぶって焼いたもの。あぶり豆腐。
②(焼豆腐は2本の竹串に刺して焼いたことから、刀を2本差したことに通わせていう)江戸時代、武士をあざけって言った語。にほんざし。
やき‐とり【焼鳥】
鳥肉に、たれ・塩などをつけてあぶり焼いたもの。牛・豚などの臓物などを串焼にしたものにもいう。「―で一杯やる」
焼鳥
撮影:関戸 勇
やき‐なおし【焼直し】‥ナホシ
①焼き直すこと。また、そのもの。
②他人の作品や自分の旧作を多少変えて新作めかして発表すること。また、そうした作品。「旧作の―にすぎない」
やき‐なお・す【焼き直す】‥ナホス
〔他五〕
①一度焼いたものを、また焼く。「魚を―・す」
②(→)「焼直し」2をする。
やき‐なだれ【焼頽れ】
(→)「なだれ(傾)」2に同じ。
やき‐なべ【焼鍋】
食品を炒いりつけるのに用いる鍋。また、その鍋でする料理。いりなべ。
やき‐なまし【焼鈍し】
金属またはガラスをある温度に加熱した後、徐々に冷却する操作。内部の歪ひずみを除去し、軟化させる。なまし。しょうどん。アニーリング。
やき‐ならし【焼準し】
金属を変態点より高温に加熱した後、空気中で冷却する処理。鋼組織を微細化し、強度・延性を高める。しょうじゅん。
やき‐にく【焼肉】
牛・豚などの肉をあぶって焼いたもの。
やぎ‐にゅう【山羊乳】
山羊の乳。
やき‐のり【焼海苔】
海苔を火であぶったもの。
やき‐ば【焼刃】
⇒やいば1。〈色葉字類抄〉
やき‐ば【焼場】
①物を焼く場所。
②火葬場。
やき‐ばい【焼灰】‥バヒ
①物を焼いて残る灰。
②(→)灰焼はいやきに同じ。
やき‐ばた【焼畑】
(ヤキハタとも)原始的農耕法の一つ。草地・林地などで、雑木・雑草を焼き、それらを肥料として焼跡に蕎麦そば・稗ひえ・大豆・粟などを蒔き付ける畑。地力が衰えると放置し、数年ないし十数年後再び焼畑として用いる。切替畑。やいばた。やきまき。叢焼やぶやき。やぼ。山薙やまなぎ。ななぎ。なぎの。「―農業」
やき‐ばたらき【焼働き】
敵方の陣営または民家などを焼き払うこと。(甲陽軍鑑末書)
やき‐はまぐり【焼蛤】
蛤を殻のまま火であぶった料理。また、蛤をむいて串にさし、付け焼にした料理。やきはま。〈[季]春〉
やき‐ばめ【焼嵌め】
嵌合はめあいの一種。ボス(こしき)を加熱膨張させて、嵌め込み部分よりやや大きくつくった軸を嵌め、冷却後固着させる方法。ゲージ・タイヤなどの製造に使われる。
やき‐はら・う【焼き払う】‥ハラフ
〔他五〕
あとかたのなくなるまで焼く。また、焼いて追い払う。「枯れ草を―・う」「敵陣を―・う」
やき‐ばり【焼鍼】
(→)火針ひばりに同じ。
やき‐はん【焼判】
(→)焼印やきいんに同じ。
やぎ‐ひげ【山羊鬚】
山羊のひげのように、人の顎あごの下に生やした長いひげ。
やき‐ふ【焼麩】
生麩なまふに小麦粉と膨張材を加えて焼いた食品。
やぎ‐ぶし【八木節】
栃木・群馬県境の八木地方を中心に、両毛地方に行われる盆踊唄。1917年(大正6)以降全国的に流行。唄手の名人堀込源太に因んで俗に源太節とも呼ばれた。
→八木節
提供:コロムビアミュージックエンタテインメント(株)
やき‐ぶた【焼豚】
中国料理で、各種の調味料で味付けした豚肉を蒸焼きにしたもの。チャーシュー。
やき‐ふで【焼筆】
下絵をかくのに用いる筆。柳などの木の棒の先端を焼き焦がし消炭状にしたもの。木筆。朽筆くちふで。土筆どひつ。
やき‐まき【焼蒔】
(→)焼畑やきばたに同じ。
やき‐まし【焼増し】
写真を追加して焼き付けること。
やき‐みそ【焼味噌】
味噌を杉板などに塗りつけて遠火であぶって焼いたもの。俗に焼味噌を作ると金が逃げるといい、ぜいたく視された。
やき‐みょうばん【焼明礬】‥ミヤウ‥
明礬を焼いて得る白色の粉末。薬用その他に供する。枯礬こばん。
やき‐むすび【焼結び】
(→)焼飯やきめし1に同じ。
やき‐めし【焼飯】
①握り飯の表面を焼き焦がしたもの。焼結び。やきいい。
②(→)炒飯チャーハンに同じ。
やき‐もき
物事が思う通りに運ばず、気をもみいらだつさま。やきやき。「期限が迫って―する」
やき‐もち【焼餅】
①あぶり焼いた餅。
②悋気りんき。嫉妬しっと。誹風柳多留拾遺12「―を下女は小さく路次でやき」。「―をやく」
⇒やきもち‐ご【焼餅子】
⇒やきもち‐ぜっく【焼餅節供】
⇒やきもち‐やき【焼餅焼き】
⇒焼餅焼くとて手を焼くな
やきもち‐ご【焼餅子】
子のない人が貰い子をした後で生まれた実子。
⇒やき‐もち【焼餅】
やきもち‐ぜっく【焼餅節供】
中国地方で、6月1日あるいは15日に、小麦粉で焼餅をつくる行事。
⇒やき‐もち【焼餅】
やきもち‐やき【焼餅焼き】
嫉妬ぶかい人。
⇒やき‐もち【焼餅】
やき‐ざかな【焼魚・焼肴】
あぶって焼いた魚肉。
やき‐ざし【焼刺】
(→)目突柴めつきしばに同じ。
やぎさわ‐ダム【矢木沢ダム】‥サハ‥
群馬県北部、利根川の源流部にあるアーチ式多目的ダム。高さ131メートル。有効貯水量1.8億トン。最大出力24万キロワット。1967年完成。
やき‐しお【焼塩】‥シホ
素焼の壺に入れて蒸焼きにした純白の塩。また、焙烙ほうろくなどで煎いった塩。〈日葡辞書〉
やき‐じく【焼軸】‥ヂク
筆の軸を所々いぶして黒くしたもの。やいじく。
やき‐じめ【焼締め】
(ヤキシメとも)
①成形された器物から水分を除去するため、窯かまに入れ低火度で焼くこと。
②釉うわぐすりを掛けずに器物を高火度で焼くこと。また、その焼物。備前焼の類。
やき‐しも【焼霜】
魚や肉の表面を軽く色がつく程度に焼くこと。香ばしさをつけ、脂肪のうまみを引き出す。
やぎ‐しゅういちろう【八木柊一郎】‥ラウ
劇作家・演出家。本名、伸一。横浜生れ。家族を題材とする社会批判的な作品を得意とした。作「国境のある家」。(1928〜2004)
⇒やぎ【八木】
やぎ‐じゅうきち【八木重吉】‥ヂユウ‥
詩人。東京生れ。東京高師卒。キリスト教信仰に裏打ちされた愛の詩を残す。詩集「秋の瞳」「貧しき信徒」など。(1898〜1927)
⇒やぎ【八木】
やき‐じるし【焼印】
⇒やきいん
や‐きず【矢疵・矢傷】
矢で射られたきず。
やき‐すぎ【焼杉】
杉材の表面を焦がし、磨いて木目もくめを浮き出させたもの。器物・下駄などに用いる。
やき‐すぎ【焼き過ぎ】
①過度に焼くこと。
②鋼を必要以上に高い温度で焼鈍やきなましすること。かえって引張り強さが減り、伸びも小さく脆もろくなる。熱処理をやり直せば、元の性質に戻る。
やき‐す・てる【焼き捨てる】
〔他下一〕[文]やきす・つ(下二)
①焼いたまま打ち捨てておく。「古船を―・てる」
②焼いて捨てる。焼却する。「書類を―・てる」
やき‐ずみ【焼炭】
木を焼いて製した炭。
やき‐せっこう【焼石膏】‥セキカウ
結晶石膏をセ氏約160〜170度に煆焼かしょうして得られる白色粉末。硫酸カルシウムの半水和物。水を加えると結晶石膏(二水和物)にもどり固まる性質がある。鋳型をとるのに用いる。しょうせっこう。
やき‐ぜめ【焼攻め】
火を放って攻め討つこと。やきうち。ひぜめ。
やき‐そば【焼蕎麦】
蒸した中華麺を肉・野菜などとともに油で炒め合わせた料理。麺を油で揚げて別に炒めた具をかけたものをもいう。炒麺チャオメン。
やき‐たち【焼太刀】
(ヤキダチとも)焼き鍛えた鋭い太刀。万葉集9「―の手穎たかみ押しねり」
⇒やきたち‐の【焼太刀の】
⇒やきたち‐を【焼太刀を】
やきたち‐の【焼太刀の】
〔枕〕
鋭いところから「とごころ(利心)」「とがくしやま(戸隠山)」に、身辺につけるところから「へつかふ」にかかる。
⇒やき‐たち【焼太刀】
やきたち‐を【焼太刀を】
〔枕〕
(砥ぐ意から)地名「となみ(礪波)」にかかる。
⇒やき‐たち【焼太刀】
やき‐たて【焼き立て】
①焼き立てること。
②今焼いたばかりであること。また、そのもの。「―のパン」
やき‐た・てる【焼き立てる】
〔他下一〕[文]やきた・つ(下二)
さかんに焼く。焼いて煙を立てる。
やき‐だま【焼玉】
①銅製の球に火薬をこめ、点火して爆発させるもの。炮烙火矢ほうろくびやの類。
②焼玉機関の略。また、その点火用赤熱部。
⇒やきだま‐きかん【焼玉機関】
やきだま‐きかん【焼玉機関】‥クワン
内燃機関の一種。シリンダーの圧縮室の一部の壁面を赤熱し、これにピストンで圧縮された混合ガスが接触して爆発する機関で、軽油を燃料とする。漁船などに用いる。焼玉エンジン。セミ‐ディーゼル機関。
⇒やき‐だま【焼玉】
やき‐つき【焼付き】
〔機〕摩擦面が摩擦のため熱せられ、金属の一部が溶けて相手の表面に粘着すること。軸と軸受との間などで生じ、運動が停止してしまうことがある。
やき‐つぎ【焼接ぎ】
欠けた陶磁器を釉うわぐすりで焼きつけて接ぐこと。尾崎紅葉、三人妻「―したる茶椀の打付けても、其処からは割れぬまでの日が経たたでは」。「―屋」
やき‐つ・く【焼き付く】
[一]〔自五〕
①焼けて跡などがつく。また、焼けてくっつく。こげつく。
②比喩的に、強い印象が残る。「心に―・く」「目に―・く」
[二]〔他下二〕
⇒やきつける(下一)
やきつくす‐ささげもの【焼き尽くす献げ物】
ユダヤ教で、燔祭はんさいにささげる供物。
やき‐つけ【焼付】
①(→)上絵付うわえつけに同じ。
②鍍金めっきの一方法。
③溶解した金属を使って金属と金属とを接合させること。
④平炉またはアーク炉の炉床築造法の一つ。
⑤(写真用語)感光材料に原板を密着し、または引伸し機などを用い、露光すること。また、原板から印画を作ること。
やき‐つ・ける【焼き付ける】
〔他下一〕[文]やきつ・く(下二)
①焼いて印しるしをつける。焼印をおす。
②焼いて付着させる。「鉛管を―・ける」
③写真の焼付をする。「ネガを―・ける」
④上絵付うわえつけをする。「陶器に絵を―・ける」
⑤鍍金めっきをする。
⑥強い印象を与える。「脳裏に―・ける」
やき‐つち【焼土】
①焼いた土。
②肥料とするため、木片などを埴土しょくどとともに焼いたもの。
やき‐て【焼き手】
やきもちやき。嫉妬深い人。
やき‐で【焼手】
(遊里語)相手の喜ぶようなことを言うこと。うれしがらせ。
やき‐どうふ【焼豆腐】
①豆腐をあぶって焼いたもの。あぶり豆腐。
②(焼豆腐は2本の竹串に刺して焼いたことから、刀を2本差したことに通わせていう)江戸時代、武士をあざけって言った語。にほんざし。
やき‐とり【焼鳥】
鳥肉に、たれ・塩などをつけてあぶり焼いたもの。牛・豚などの臓物などを串焼にしたものにもいう。「―で一杯やる」
焼鳥
撮影:関戸 勇
やき‐なおし【焼直し】‥ナホシ
①焼き直すこと。また、そのもの。
②他人の作品や自分の旧作を多少変えて新作めかして発表すること。また、そうした作品。「旧作の―にすぎない」
やき‐なお・す【焼き直す】‥ナホス
〔他五〕
①一度焼いたものを、また焼く。「魚を―・す」
②(→)「焼直し」2をする。
やき‐なだれ【焼頽れ】
(→)「なだれ(傾)」2に同じ。
やき‐なべ【焼鍋】
食品を炒いりつけるのに用いる鍋。また、その鍋でする料理。いりなべ。
やき‐なまし【焼鈍し】
金属またはガラスをある温度に加熱した後、徐々に冷却する操作。内部の歪ひずみを除去し、軟化させる。なまし。しょうどん。アニーリング。
やき‐ならし【焼準し】
金属を変態点より高温に加熱した後、空気中で冷却する処理。鋼組織を微細化し、強度・延性を高める。しょうじゅん。
やき‐にく【焼肉】
牛・豚などの肉をあぶって焼いたもの。
やぎ‐にゅう【山羊乳】
山羊の乳。
やき‐のり【焼海苔】
海苔を火であぶったもの。
やき‐ば【焼刃】
⇒やいば1。〈色葉字類抄〉
やき‐ば【焼場】
①物を焼く場所。
②火葬場。
やき‐ばい【焼灰】‥バヒ
①物を焼いて残る灰。
②(→)灰焼はいやきに同じ。
やき‐ばた【焼畑】
(ヤキハタとも)原始的農耕法の一つ。草地・林地などで、雑木・雑草を焼き、それらを肥料として焼跡に蕎麦そば・稗ひえ・大豆・粟などを蒔き付ける畑。地力が衰えると放置し、数年ないし十数年後再び焼畑として用いる。切替畑。やいばた。やきまき。叢焼やぶやき。やぼ。山薙やまなぎ。ななぎ。なぎの。「―農業」
やき‐ばたらき【焼働き】
敵方の陣営または民家などを焼き払うこと。(甲陽軍鑑末書)
やき‐はまぐり【焼蛤】
蛤を殻のまま火であぶった料理。また、蛤をむいて串にさし、付け焼にした料理。やきはま。〈[季]春〉
やき‐ばめ【焼嵌め】
嵌合はめあいの一種。ボス(こしき)を加熱膨張させて、嵌め込み部分よりやや大きくつくった軸を嵌め、冷却後固着させる方法。ゲージ・タイヤなどの製造に使われる。
やき‐はら・う【焼き払う】‥ハラフ
〔他五〕
あとかたのなくなるまで焼く。また、焼いて追い払う。「枯れ草を―・う」「敵陣を―・う」
やき‐ばり【焼鍼】
(→)火針ひばりに同じ。
やき‐はん【焼判】
(→)焼印やきいんに同じ。
やぎ‐ひげ【山羊鬚】
山羊のひげのように、人の顎あごの下に生やした長いひげ。
やき‐ふ【焼麩】
生麩なまふに小麦粉と膨張材を加えて焼いた食品。
やぎ‐ぶし【八木節】
栃木・群馬県境の八木地方を中心に、両毛地方に行われる盆踊唄。1917年(大正6)以降全国的に流行。唄手の名人堀込源太に因んで俗に源太節とも呼ばれた。
→八木節
提供:コロムビアミュージックエンタテインメント(株)
やき‐ぶた【焼豚】
中国料理で、各種の調味料で味付けした豚肉を蒸焼きにしたもの。チャーシュー。
やき‐ふで【焼筆】
下絵をかくのに用いる筆。柳などの木の棒の先端を焼き焦がし消炭状にしたもの。木筆。朽筆くちふで。土筆どひつ。
やき‐まき【焼蒔】
(→)焼畑やきばたに同じ。
やき‐まし【焼増し】
写真を追加して焼き付けること。
やき‐みそ【焼味噌】
味噌を杉板などに塗りつけて遠火であぶって焼いたもの。俗に焼味噌を作ると金が逃げるといい、ぜいたく視された。
やき‐みょうばん【焼明礬】‥ミヤウ‥
明礬を焼いて得る白色の粉末。薬用その他に供する。枯礬こばん。
やき‐むすび【焼結び】
(→)焼飯やきめし1に同じ。
やき‐めし【焼飯】
①握り飯の表面を焼き焦がしたもの。焼結び。やきいい。
②(→)炒飯チャーハンに同じ。
やき‐もき
物事が思う通りに運ばず、気をもみいらだつさま。やきやき。「期限が迫って―する」
やき‐もち【焼餅】
①あぶり焼いた餅。
②悋気りんき。嫉妬しっと。誹風柳多留拾遺12「―を下女は小さく路次でやき」。「―をやく」
⇒やきもち‐ご【焼餅子】
⇒やきもち‐ぜっく【焼餅節供】
⇒やきもち‐やき【焼餅焼き】
⇒焼餅焼くとて手を焼くな
やきもち‐ご【焼餅子】
子のない人が貰い子をした後で生まれた実子。
⇒やき‐もち【焼餅】
やきもち‐ぜっく【焼餅節供】
中国地方で、6月1日あるいは15日に、小麦粉で焼餅をつくる行事。
⇒やき‐もち【焼餅】
やきもち‐やき【焼餅焼き】
嫉妬ぶかい人。
⇒やき‐もち【焼餅】
広辞苑に「焼きが回る」で始まるの検索結果 1-1。