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ねん‐さい【燃犀】🔗🔉

ねん‐さい燃犀】 (東晋の温嶠おんきょうが犀の角を燃やして怪物がいるという淵の底までも明るく照らした故事から)物を見抜く明めいがあること。明晰めいせき

ねん‐しょう【燃焼】‥セウ🔗🔉

ねん‐しょう燃焼‥セウ ①もえること。比喩的に、力のかぎりを尽くすこと。「生命の―」 ②物質が熱と光を発して酸素と化合する現象。広義には、熱や光を伴わない酸化現象についてもいう。 ⇒ねんしょう‐しつ【燃焼室】 ⇒ねんしょう‐ねつ【燃焼熱】 ⇒ねんしょう‐りつ【燃焼率】

ねんしょう‐しつ【燃焼室】‥セウ‥🔗🔉

ねんしょう‐しつ燃焼室‥セウ‥ ①ボイラー・熱処理炉・加熱炉などで燃料を燃焼させる室。 ②内燃機関で燃料を燃焼させる空隙。 ⇒ねん‐しょう【燃焼】

ねんしょう‐ねつ【燃焼熱】‥セウ‥🔗🔉

ねんしょう‐ねつ燃焼熱‥セウ‥ 物質が完全に燃焼する際に発生する熱量。普通、物質1グラムまたは1モルについての熱量で示す。 ⇒ねん‐しょう【燃焼】

ねんしょう‐りつ【燃焼率】‥セウ‥🔗🔉

ねんしょう‐りつ燃焼率‥セウ‥ ボイラーで、火格子1平方メートル当りの1時間の石炭燃焼量。 ⇒ねん‐しょう【燃焼】

ねん‐そ【燃素】🔗🔉

ねん‐そ燃素】 〔化〕(→)フロギストンの訳語。

ねん‐とう【燃灯・然灯】🔗🔉

ねん‐とう燃灯・然灯】 〔仏〕供養のために、数多くの灯燭をともすこと。また、その灯。「―会⇒ねんとう‐ぶつ【燃灯仏】

ねんとう‐ぶつ【燃灯仏】🔗🔉

ねんとう‐ぶつ燃灯仏】 (梵語Dīpaṃkara)過去世に出て、菩薩として修行中の釈尊に未来成仏するという予言(記別)を授けたという仏。釈尊はこの仏に蓮華を献じ、自らの髪を解いて泥道に敷いて渡したという。錠光じょうこう仏。 ⇒ねん‐とう【燃灯・然灯】

ねん‐び【燃眉】🔗🔉

ねん‐び燃眉(→)焦眉しょうびに同じ。

ねん‐ぴ【燃費】🔗🔉

ねん‐ぴ燃費】 ①1リットルの燃料で車が何キロメートル走れるかを示す燃料消費率。「―のいい自動車」 ②燃料費。「―を節約する」

ねん‐りょう【燃料】‥レウ🔗🔉

ねん‐りょう燃料‥レウ 燃焼させて熱源とする材料。薪・木炭・石炭・石油・天然ガスなど。広義には核燃料をも含める。「化石―」「―を補給する」 ⇒ねんりょう‐けい【燃料計】 ⇒ねんりょう‐でんち【燃料電池】 ⇒ねんりょうでんち‐しゃ【燃料電池車】 ⇒ねんりょう‐べん【燃料弁】 ⇒ねんりょう‐ぼう【燃料棒】 ⇒ねんりょう‐ポンプ【燃料ポンプ】

ねんりょう‐けい【燃料計】‥レウ‥🔗🔉

ねんりょう‐けい燃料計‥レウ‥ 自動車の運転席などに備え付けた燃料の残量表示装置。フューエル‐ゲージ。 ⇒ねん‐りょう【燃料】

ねんりょう‐でんち【燃料電池】‥レウ‥🔗🔉

ねんりょう‐でんち燃料電池‥レウ‥ 水素やメタノールなどの燃料の化学エネルギーを熱に変えることなく、電気化学的に直接電気エネルギーに変換する装置。 ⇒ねん‐りょう【燃料】

ねんりょうでんち‐しゃ【燃料電池車】‥レウ‥🔗🔉

ねんりょうでんち‐しゃ燃料電池車‥レウ‥ 動力源に燃料電池を使用してエネルギー消費量を低減した自動車。 ⇒ねん‐りょう【燃料】

ねんりょう‐べん【燃料弁】‥レウ‥🔗🔉

ねんりょう‐べん燃料弁‥レウ‥ ディーゼル機関で、燃料油をシリンダー内に噴射する作用をつかさどる弁。燃料噴射弁。 ⇒ねん‐りょう【燃料】

ねんりょう‐ぼう【燃料棒】‥レウバウ🔗🔉

ねんりょう‐ぼう燃料棒‥レウバウ 原子炉で使用するために被覆管で被った棒状の核燃料。 ⇒ねん‐りょう【燃料】

ねんりょう‐ポンプ【燃料ポンプ】‥レウ‥🔗🔉

ねんりょう‐ポンプ燃料ポンプ‥レウ‥ 燃料を燃焼器や燃焼室に送り込むポンプ。 ㋐ディーゼル機関で燃料油を燃料弁に送り込むポンプ。 ㋑ボイラー・炉・ガス‐タービンなどで燃料を送り込むポンプ。 ⇒ねん‐りょう【燃料】

もえ【燃え】🔗🔉

もえ燃え】 もえること。もえぐあい。「―が悪い」

もえ‐あが・る【燃え上がる】🔗🔉

もえ‐あが・る燃え上がる】 〔自五〕 ①燃えて炎が高く上がる。「ぱっと―・る」 ②感情などが激しく高まる。「抵抗運動が―・る」

もえ‐いし【燃え石】🔗🔉

もえ‐いし燃え石(→)石炭せきたんの古称。

もえ‐かす【燃え滓】🔗🔉

もえ‐かす燃え滓】 燃えがら。

もえ‐がら【燃え殻】🔗🔉

もえ‐がら燃え殻】 燃えてしまった後に残った物。「石炭の―」

もえ‐き・る【燃え切る】🔗🔉

もえ‐き・る燃え切る】 〔自五〕 燃え尽きる。すっかり燃える。

もえ‐くい【燃え杭】‥クヒ🔗🔉

もえ‐くい燃え杭‥クヒ 燃え残りの木。もえさしのくい。やけぼっくい。ほたぐい。〈倭名類聚鈔12⇒燃え杭には火がつきやすい ○燃え杭には火がつきやすいもえくいにはひがつきやすい 前に関係のあった者は、いったん縁が切れても、また、元の関係にかえりやすい。日葡辞書「モエクイニヒガツキヨイ」 ⇒もえ‐くい【燃え杭】

○燃え杭には火がつきやすいもえくいにはひがつきやすい🔗🔉

○燃え杭には火がつきやすいもえくいにはひがつきやすい 前に関係のあった者は、いったん縁が切れても、また、元の関係にかえりやすい。日葡辞書「モエクイニヒガツキヨイ」 ⇒もえ‐くい【燃え杭】 もえ‐くさ燃え種】 火を燃やすための材料。燃料。 もえ‐くち燃え口】 燃えはじめ。燃えぐあい。 もえ‐こが・る燃え焦がる】 〔自下二〕 ①火に焼けて黒くなる。 ②ひどく恋いこがれる。苦しみもだえる。玉葉集「―・れ身を切るばかりわびしきは」 もえ‐さか・る燃え盛る】 〔自五〕 ①さかんに燃える。「強風にあおられて―・る」 ②感情などが激しく高まる。「―・る思慕の情」 もえ‐さし燃え止し】 中途まで燃えること。また、燃えきらずに残ったもの。燃えのこり。「たきぎの―」 もえ‐しさ・る燃え退る】 〔自四〕 他に燃え移る。日本永代蔵6「大釜の下より大束の葭よし―・りしに」 もえ‐だ・す萌え出す】 〔自五〕 植物が芽ぶく。芽ぐむ。 もえ‐だ・す燃え出す】 〔自五〕 火が燃えはじめる。 もえ‐た・つ萌え立つ】 〔自五〕 草木の芽が、いっせいに出る。 もえ‐た・つ燃え立つ】 〔自五〕 ①さかんに燃える。燃えあがる。「炎が―・つ」 ②情熱などが激しくわき起こる。「―・つ闘志」 もえつき‐しょうこうぐん燃え尽き症候群‥シヤウ‥ (burnout syndrome)仕事・学習などに熱心に打ち込んだ後、突然、意欲の喪失、無気力・無感動、自責の念にかられるなどの症状を呈すること。 もえ‐つ・きる燃え尽きる】 〔自上一〕 燃える物が燃えてなくなる。比喩的に、仕事などに打ち込んで力つきる。 もえ‐つ・く燃え付く】 〔自五〕 火が付く。火が燃えうつる。 もえ・でる萌え出る】 〔自下一〕 (→)「萌え出す」に同じ。 もえ‐のこり燃え残り】 燃えきらないで残っているもの。燃えさし。 も‐えび藻蝦】 ①クルマエビ亜目クルマエビ科のエビ。体長約12センチメートル。体は淡緑色で、尾肢の先端は緑色。シバエビに似る。本州中部以南の内湾の砂泥底にすむ。 ②コエビ亜目モエビ科のエビの総称。体長2〜5センチメートルで、浅海の褐藻類やアマモの茂った中にすみ、褐色や緑色など体色の変異が著しい。アシナガモエビ・ツノモエビ・コシマガリモエビなど。 もえ‐ひろが・る燃え広がる】 〔自五〕 ①次第に広く燃える。「野火が―・る」 ②(行動などが)広くなってゆく。「反対運動が―・る」 も・える萌える】 〔自下一〕[文]も・ゆ(下二) ①芽が出る。きざす。芽ぐむ。万葉集10「春は―・え夏は緑に紅の綵色しみいろに見ゆる秋の山かも」。「若草が―・える」 ②利息がつく。 も・える燃える】 〔自下一〕[文]も・ゆ(下二) ①炎が立つ。燃焼する。古事記「相武さがむの小野に―・ゆる火の火中ほなかに立ちて」。「―・えるような薔薇の花」 ②火の燃え立つような光を放つ。光る。万葉集2「かぎろひの―・ゆる荒野に」。拾遺和歌集雑春「夜もすがら―・ゆる蛍を今朝みれば草の葉ごとにつゆぞおきける」 ③気力・情熱・感情が盛んに起こる。万葉集5「見つつあれば心は―・えぬかにかくに思ひわづらひねのみし泣かゆ」。「―・える思い」「復讐ふくしゅう心に―・える」 ④真夏の陽光・熱気が強く盛んで、燃え立つようである。〈[季]夏〉 もえ‐わた・る萌え渡る】 〔自五〕 一面に芽が出る。後撰和歌集「―・るなげきは春のさがなれば」 もえ‐わた・る燃え渡る】 〔自五〕 ①一面に燃え広がる。 ②絶えず煩悶はんもんする。後撰和歌集「会はぬなげきや―・るらむ」 モーmho】 〔理〕(オーム(ohm)を逆に綴ったもの)コンダクタンスの単位。国際単位系の(→)ジーメンスに同じ。オームの逆数。記号℧ モーアThomas More⇒モア もおか真岡マヲカ ①栃木県南東部の市。真岡木綿の産地。近年工場が増加。人口6万6千。 ②(→)真岡木綿の略。 ⇒もおか‐もめん【真岡木綿】 もおか‐もめん真岡木綿マヲカ‥ 真岡付近から産出する丈夫な木綿。今は全国で産する。中形浴衣ゆかた地または白足袋しろたび用。樋口一葉、たけくらべ「横町も表も揃裕衣そろいは同じ―に町名くづしを」 ⇒もおか【真岡】 モーガンMorgan⇒モルガン モーグルmogul】 フリースタイル‐スキーの一種目。凹凸の多い急斜面を滑降し、回転・ジャンプ・スピードを競う。 モーゲージmortgage】 抵当。抵当権。 モーゲンソーHans Morgenthau】 ドイツ生れのアメリカの政治学者。パワー‐ポリティックスのモデルにより国際政治を分析。著「諸国民間の権力政治」「政治のジレンマ」など。(1904〜1980) モーションmotion】 ①動作。挙動。みぶり。 ②野球で、投手の投球動作。「―を起こす」 ③異性の気を引こうとする振舞。 ⇒モーション‐キャプチャー【motion capture】 ⇒モーション‐ピクチャー【motion picture】 ⇒モーションをかける モーション‐キャプチャーmotion capture】 人間や動物の体にマーカーやセンサーを取りつけ、その運動をデジタル‐データとしてコンピューターに取り込む技術。MC ⇒モーション【motion】 モーション‐ピクチャーmotion picture】 映画。活動写真。 ⇒モーション【motion】

もえ‐くさ【燃え種】🔗🔉

もえ‐くさ燃え種】 火を燃やすための材料。燃料。

もえ‐くち【燃え口】🔗🔉

もえ‐くち燃え口】 燃えはじめ。燃えぐあい。

もえ‐こが・る【燃え焦がる】🔗🔉

もえ‐こが・る燃え焦がる】 〔自下二〕 ①火に焼けて黒くなる。 ②ひどく恋いこがれる。苦しみもだえる。玉葉集「―・れ身を切るばかりわびしきは」

もえ‐さか・る【燃え盛る】🔗🔉

もえ‐さか・る燃え盛る】 〔自五〕 ①さかんに燃える。「強風にあおられて―・る」 ②感情などが激しく高まる。「―・る思慕の情」

もえ‐さし【燃え止し】🔗🔉

もえ‐さし燃え止し】 中途まで燃えること。また、燃えきらずに残ったもの。燃えのこり。「たきぎの―」

もえ‐しさ・る【燃え退る】🔗🔉

もえ‐しさ・る燃え退る】 〔自四〕 他に燃え移る。日本永代蔵6「大釜の下より大束の葭よし―・りしに」

もえ‐だ・す【燃え出す】🔗🔉

もえ‐だ・す燃え出す】 〔自五〕 火が燃えはじめる。

もえ‐た・つ【燃え立つ】🔗🔉

もえ‐た・つ燃え立つ】 〔自五〕 ①さかんに燃える。燃えあがる。「炎が―・つ」 ②情熱などが激しくわき起こる。「―・つ闘志」

もえつき‐しょうこうぐん【燃え尽き症候群】‥シヤウ‥🔗🔉

もえつき‐しょうこうぐん燃え尽き症候群‥シヤウ‥ (burnout syndrome)仕事・学習などに熱心に打ち込んだ後、突然、意欲の喪失、無気力・無感動、自責の念にかられるなどの症状を呈すること。

もえ‐つ・きる【燃え尽きる】🔗🔉

もえ‐つ・きる燃え尽きる】 〔自上一〕 燃える物が燃えてなくなる。比喩的に、仕事などに打ち込んで力つきる。

もえ‐つ・く【燃え付く】🔗🔉

もえ‐つ・く燃え付く】 〔自五〕 火が付く。火が燃えうつる。

もえ‐のこり【燃え残り】🔗🔉

もえ‐のこり燃え残り】 燃えきらないで残っているもの。燃えさし。

もえ‐ひろが・る【燃え広がる】🔗🔉

もえ‐ひろが・る燃え広がる】 〔自五〕 ①次第に広く燃える。「野火が―・る」 ②(行動などが)広くなってゆく。「反対運動が―・る」

も・える【燃える】🔗🔉

も・える燃える】 〔自下一〕[文]も・ゆ(下二) ①炎が立つ。燃焼する。古事記「相武さがむの小野に―・ゆる火の火中ほなかに立ちて」。「―・えるような薔薇の花」 ②火の燃え立つような光を放つ。光る。万葉集2「かぎろひの―・ゆる荒野に」。拾遺和歌集雑春「夜もすがら―・ゆる蛍を今朝みれば草の葉ごとにつゆぞおきける」 ③気力・情熱・感情が盛んに起こる。万葉集5「見つつあれば心は―・えぬかにかくに思ひわづらひねのみし泣かゆ」。「―・える思い」「復讐ふくしゅう心に―・える」 ④真夏の陽光・熱気が強く盛んで、燃え立つようである。〈[季]夏〉

もえ‐わた・る【燃え渡る】🔗🔉

もえ‐わた・る燃え渡る】 〔自五〕 ①一面に燃え広がる。 ②絶えず煩悶はんもんする。後撰和歌集「会はぬなげきや―・るらむ」

も・す【燃す】🔗🔉

も・す燃す】 〔他五〕 もやす。たく。「古手紙を―・す」

もや・す【燃やす】🔗🔉

もや・す燃やす】 〔他五〕 ①燃えるようにする。たく。もす。三蔵法師伝承徳点「重ねて智炬を燃モヤシ、再び法幢を立つ」。「紙屑を―・す」 ②気力・情熱をかき立てる。「ファイトを―・す」

も・ゆ【燃ゆ】🔗🔉

も・ゆ燃ゆ】 〔自下二〕 ⇒もえる(下一)

もゆる‐つち【燃ゆる土】🔗🔉

もゆる‐つち燃ゆる土】 石炭・泥炭などの古称。天智紀「越国こしのくに―と燃水もゆるみずとを献る」

もゆる‐みず【燃ゆる水】‥ミヅ🔗🔉

もゆる‐みず燃ゆる水‥ミヅ 石油などの古称。天智紀「越国こしのくに燃土もゆるつちと―とを献る」

[漢]燃🔗🔉

 字形  筆順 〔火(灬)部12画/16画/教育/3919・4733〕 〔音〕ネン(呉) 〔訓〕える・やす・す [意味] 火がもえる。もやす。「燃焼・燃料・再燃・可燃性・不燃物・内燃機関」 [解字] 形声。「火」+音符「然」。「然」が原字。「然」がもっぱら「しかり」「しかれども」などの意に用いられるようになったため、「火」を加えて「燃」とした。

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