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より【縒り】🔗🔉

より縒り】 よること。よじること。また、よったもの。「―をかける」 ⇒縒りを戻す

より‐あわ・せる【縒り合わせる】‥アハセル🔗🔉

より‐あわ・せる縒り合わせる‥アハセル 〔他下一〕[文]よりあは・す(下二) (糸を)よって1本にする。ひねりあわせる。

より‐いと【撚糸・縒糸】🔗🔉

より‐いと撚糸・縒糸】 ①糸をよること。 ②よりをかけた糸。また、より合わせてつくった糸。片撚糸かたよりいとと諸撚糸もろよりいととがある。ねんし。

より‐かけ【縒掛け】🔗🔉

より‐かけ縒掛け】 繭糸によりをかけ、密着させて1本の生糸とすること。

より‐か・ける【縒り掛ける】🔗🔉

より‐か・ける縒り掛ける】 〔他下一〕[文]よりか・く(下二) 縒ってかける。ひねりかける。古今和歌集「あをやぎの糸―・くる春しもぞ乱れて花のほころびにける」

より‐きん【縒り金・撚り金】🔗🔉

より‐きん縒り金・撚り金「きんし(金糸)1」参照。

より‐づな【縒綱】🔗🔉

より‐づな縒綱】 よりあわせた綱。

より‐め【縒り目】🔗🔉

より‐め縒り目】 よりあわせた箇所。

より‐もどし【縒り戻し】🔗🔉

より‐もどし縒り戻し】 釣具の仕掛けの一種。道糸みちいとにかかる縒りの直しや、道糸と鉤素はりすの接続に使う細い金属環。猿環さるかん

○縒りを戻すよりをもどす🔗🔉

○縒りを戻すよりをもどす もと通りにする。転じて、別れた男女がまた一緒になるのにいう。 ⇒より【縒り】 よる】 日没から日の出までの時間。太陽が没して暗い間。夜。夜間。万葉集15「あかねさす昼は物思ひぬばたまの―はすがらに哭のみし泣かゆ」 ⇒夜の帳が下りる ⇒夜を昼になす よ・る 〔自下二〕 つかれる。疲労する。謡曲、鉢木「―・れに―・れたる痩馬なれば」 よ・る因る・由る・拠る・依る】 〔自五〕 ➊そのことに基づく。 ①原因する。万葉集17「君に―・り吾が名はすでに竜田山」。竹取物語「いささかなる功徳を翁作りけるに―・りて」。「漏電に―・る火災」 ②事物の性質・内容いかんに関する。応じる。大鏡伊尹「験もしなに―・ることなれば」。平家物語(延慶本)「仏神も事に―・り、時に随ふ事なれば」。狂言、宗論「夫れは其の時の様に―・らう」。「見方に―・る」「時と場合に―・る」「所に―・って一時雨」 ③たよる。手段とする。「文筆に―・って生計をたてる」「書物に―・って知識をひろめる」「武力に―・る解決」「木と紙に―・ってできた家」 ➋拠り所とする。 ①根拠地として立てこもる。継体紀「磐井、火豊二国に掩ひ―・りて」。「堅城に―・る」 ②根拠とする。のっとる。平家物語(延慶本)「心地観経の第八巻に―・らば」。「4月1日現在の調査に―・る」「法に―・る決定」 ◇一般には仮名書きが多い。漢字の場合は、➊1に「因」「由」、2・3に「依」、➋には「拠」がしばしば使われる。 ⇒由らしむべし、知らしむべからず よ・る寄る・凭る・頼る】 〔自五〕 事物や現象が一方向や一点にいちじるしく近づき、また集まってあらわれる意。 ➊空間的に、ある地点に引きつけられる。 ①その方向ばかりに接近する。近づく。允恭紀「とこしへに君も会へやもいさな取り海の浜藻の―・る時々を」。竹取物語「かぐや姫のかたはらに―・るべくだにあらざりけり」。「そばへ―・る」 ②道の途中で訪れる。立ち寄る。万葉集19「さし―・らむ磯のさきざき漕ぎはてむとまりとまりに」。「帰りに―・る」 ③もたれかかる。古事記「やすみしし我が大君の朝戸にはい―・り立たし夕戸にはい―・り立たす」。「壁に―・る」 ④相撲などで、土俵際まで押して行く。今昔物語集23「成村いかりて起つままに、ただ―・りに―・りて取り合ひぬ」 ⑤片方にずれる。片隅の方へ行く。仁徳紀「末うら桑の木―・るましじき川の隈々くまぐま」。「額が右に―・っている」 ⑥集まる。万葉集18「波立てば奈呉の浦みに―・る貝の間なき恋にそ年はへにける」。「三人―・れば文殊の知恵」 ⑦積もり重なる。重なりふえる。平家物語4「入道も年こそ―・つて候へども子どもひき具してまゐり候べし」。「皺しわが―・る」 ⑧神霊・物の怪などが乗り移る。今昔物語集31「幾ばくもなくて病付きて日頃を経て遂に失せにけり。その女、―・りたるにやとぞ」 ⑨寄進される。寄付される。宇治拾遺物語8「かかる所に庄など―・りぬれば、別当なにくれなど出で来て、なかなかむつかしく」 ➋心理的に対象に引きつけられる。 ①気持がかたむく。万葉集4「打ち靡き心は君に―・りにしものを」 ②より添う。服従する。万葉集14「武蔵野の草はもろ向きかもかくも君がまにまに我は―・りにしを」 ③たよる。たよりにしてそこに定着する。古今和歌集雑体「沖つ波…伊勢の蜑も船流したるここちして―・らむ方なく悲しきに」。「―・るべき人もない」 ④考えが及ぶ。思いつく。金葉和歌集「逢ふまでは思ひも―・らず夏引のいとほしとだにいふと聞かばや」 ⇒寄ってたかって ⇒寄らば大樹の蔭 ⇒寄ると触ると ⇒寄る年波には勝てぬ よ・る揺る】 〔自四〕 ゆれる。武烈紀「下とよみ地ないが―・り来ば」 よ・る選る・択る】 〔他五〕 (エルの転)多くの中からえらび出す。える。えらぶ。〈日葡辞書〉。「良品を―・る」 よ・る縒る・撚る】 [一]〔他五〕 ①まじえてねじり合わせる。組んで巻きつかせる。万葉集7「紫の糸をそ我が―・るあしひきの山橘を貫かむと念ひて」。徒然草「女の髪筋を―・れる綱には大象もよくつながれ」。「こよりを―・る」 ②まげる。また、ねじりまげる。日葡辞書「セ(背)ヲヨル」 [二]〔自下二〕 ⇒よれる(下一) よ‐るい余類】 残りの党類。余党。残党。 よる‐がお夜顔‥ガホ ヒルガオ科の蔓性多年草で、園芸上は一年草。熱帯アメリカの原産。茎を切ると白汁を出す。葉は心臓形で長さ10センチメートル余、時に3浅裂。夏、葉腋にアサガオ型で直径約15センチメートル、純白の数花をつけ、夕方開き香気を放つ。通称、夕顔(ウリ科のものとは別)。別称、夜会草。 ヨルガオ 提供:OPO よる‐がた夜型】 仕事や勉強を夜(特に深夜)に集中してする生活習慣。また、夜になると活力のでる人。↔朝型 よる‐さらず夜去らず】 (ヨイサラズとも)毎夜毎夜。万葉集10「―見む妹があたりは」 よる‐せき夜席】 寄席よせで、夜の部に行う興行。↔昼席 ヨルダンJordan】 ①西アジア、パレスチナにある川。シリアのヘルモン山の西斜面に発源、南流して死海に注ぐ。長さ約320キロメートル。イエスがここで洗礼を受けた。 ②アラビア半島北西部の王国。第一次大戦後オスマン帝国領からイギリス委任統治領、1923年トランス‐ヨルダン首長国となり、46年独立。48年ヨルダン川西岸地域を併合し、翌年ヨルダン‐ハシェミット王国と改称。67年中東戦争後、イスラエルが西岸地域を占領。住民は主にイスラム教徒で、アラビア語を使用。面積9万8000平方キロメートル。人口535万(2004)。首都アンマン。→パレスチナ→西アジア(図) ローマ劇場(アンマン) 撮影:田沼武能

よ・る【縒る・撚る】🔗🔉

よ・る縒る・撚る】 [一]〔他五〕 ①まじえてねじり合わせる。組んで巻きつかせる。万葉集7「紫の糸をそ我が―・るあしひきの山橘を貫かむと念ひて」。徒然草「女の髪筋を―・れる綱には大象もよくつながれ」。「こよりを―・る」 ②まげる。また、ねじりまげる。日葡辞書「セ(背)ヲヨル」 [二]〔自下二〕 ⇒よれる(下一)

よれ‐すぎ【縒れ杉】🔗🔉

よれ‐すぎ縒れ杉】 スギの変種。葉がよじれて雅趣のあるもの。観賞用として栽培。

よ・れる【縒れる】🔗🔉

よ・れる縒れる】 〔自下一〕[文]よ・る(下二) よった状態になる。よじれる。もつれる。「おかしくて腹が―・れる」「垢が―・れる」

[漢]縒🔗🔉

 字形 〔糸部10画/16画/6951・6553〕 〔音〕シ(呉)(漢) 〔訓〕よる [意味] ①(糸が)ふぞろいでみだれるさま。「参縒しんし」 ②糸をより合わせる。より。▶②は日本での用法。

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