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らしょう‐もん【羅生門】‥シヤウ‥🔗🔉

らしょう‐もん羅生門‥シヤウ‥⇒らじょうもん(羅城門)。 ②羅生門河岸に並んでいた河岸見世かしみせのこと。 ③能の一曲。観世信光作。源頼光の臣渡辺綱が羅生門にすむ鬼神と闘って、その片腕を斬り落とす。 ④短編小説。芥川竜之介作。1915年(大正4)「帝国文学」に発表。今昔物語に材をとり、王朝末期の荒廃した都を舞台に、生きるために悪を行う人間のエゴイズムを描く。 →文献資料[羅生門] ⑤映画の題名。黒沢明監督。1950年作。芥川竜之介の小説「藪の中」と4などに材をとり、荒々しい人間描写と野心的映像表現により、ヴェネツィア映画祭でグランプリ受賞。 ⇒らしょうもん‐がし【羅生門河岸】 ⇒らしょうもん‐かずら【羅生門蔓】

らしょうもん‐がし【羅生門河岸】‥シヤウ‥🔗🔉

らしょうもん‐がし羅生門河岸‥シヤウ‥ 江戸新吉原東側のお歯黒どぶに沿った通り。下等な切見世きりみせが並び、通行の客を無理やり店に引っぱり上げたという。渡辺綱の羅生門の鬼退治の故事による。 ⇒らしょう‐もん【羅生門】

らしょうもん‐かずら【羅生門蔓】‥シヤウ‥カヅラ🔗🔉

らしょうもん‐かずら羅生門蔓‥シヤウ‥カヅラ シソ科の多年草。日本各地の山地・林内に自生。4稜のある茎が長く地面を這い、下部の節から根を、中部以上の節には心臓形の葉を対生する。春に上部の葉腋に紫色で大形の唇形花を一方向にだけ横向きにつける。花冠の内面に白毛と濃色の斑点が目立つ。 ⇒らしょう‐もん【羅生門】

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