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あし【足・脚】🔗🔉

あし足・脚】 ➊動物の下肢の部分。 ①胴から下に分かれ出て、からだを支え、また歩くのに使う部分。古事記「―よ行くな」。古今和歌集「夢路には―も休めず通へども」 ②(特に人間の)足首から下の部分。古事記「かき貝に―踏ますな」。「―の裏」 ➋形・位置などが、動物の足に似ているもの。 ①物の下部にあり支えの用をするもの。枕草子8「東の門は四つ―になして」。「机の―」 ②二つ分かれ出たもの。 ㋐下に二股になって出ているもの。「かんざしの―」 ㋑太刀の帯取りを通す金具。一の足、二の足がある。 ③漢字の下部をなす構成部分。「思」の「心」、「熱」の「灬」など。 ④雨の降り落ちる形を見立てた言い方。宇津保物語嵯峨院「雨の―のごと見立てては」。源氏物語須磨「雨の―あたる所」 ⑤本体の、末と認められる部分。 ㋐船の水面下にはいる部分。入り足。ふなあし。日葡辞書「フネノアシガイッタ」 ㋑長旗の風にひるがえる末部。源平盛衰記35「旗の―を見て…ここかしこより馳せ集る」 ㋒刺網さしあみの海底につく部分。 ⑥(のびて切れない)餅のねばりけ。「―の強い餅」 ⑦〔数〕直線または平面に、ある点から下ろした垂線がその直線または平面と交わる点。 ➌動物の足のように、移動に使う、または移動するもの。また、その移動。 ①歩み。 ㋐歩いたり走ったりすること。源氏物語玉鬘「少し―慣れたる人は、とく御堂に参りつきにけり」。「―を止める」 ㋑歩いたり走ったりして移動する能力。「―が弱る」 ㋒交通(機関)。「ストで―を奪われる」 ㋓訪れるために行く、または来ること。「客の―が遠のく」「その―で買物にまわる」 ②逃げ歩いた道筋。足どり。 ③物の移行。また、その跡。 ㋐ものが過ぎ行くこと。水などの流れ。仁勢物語「八幡山のふもとなる河原、―いとはやく強くて」。「日の―」「雲の―」 ㋑相場の変動の跡。 ④(足のようによく動くからいう)流通のための金銭。 ㋐ぜに。おかね。(現在は「お―」の形でしか使わない)徒然草「多くの―を賜ひて」 ㋑出費。特に、欠損。 ◇一般には「足」。人や動物の下肢および下部にあって支えとなる物の場合は「脚」も使う。 ⇒足が上がる ⇒足が重い ⇒足が地に着かない ⇒足が付く ⇒足が出る ⇒足が遠のく ⇒足が早い ⇒足が棒になる ⇒足が向く ⇒足で稼ぐ ⇒足に任せる ⇒足の踏み場もない ⇒足を蹻げて待つ ⇒足を洗う ⇒足を入れる ⇒足を奪われる ⇒足を限りに ⇒足を重ねて立ち目を仄てて視る ⇒足を食われる ⇒足をすくう ⇒足を擂粉木にする ⇒足を空に ⇒足を出す ⇒足を使う ⇒足を付ける ⇒足を取られる ⇒足を抜く ⇒足を伸ばす ⇒足をはかりに ⇒足を運ぶ ⇒足を引っ張る ⇒足を踏み入れる ⇒足を棒にする ⇒足を向けて寝られない ⇒足を休める

あしあげ‐ぐら【脚揚げ倉】🔗🔉

あしあげ‐ぐら脚揚げ倉】 (八丈島で)鼠害や湿気を防ぐため脚柱を高くした穀倉。

あし‐がため【足固め】🔗🔉

あし‐がため足固め】 ①足を丈夫にするために歩きならすこと。足ならし。転じて、物事の準備また基礎をしっかりすること。 ②(「脚堅」とも書く)床下で、柱あるいは束つかにとりつける横木。 ③蹴鞠けまりの時に酒・湯漬などを出すこと。 ④柔道・レスリングの固め技の一つ。相手の脚部の関節または脚部を圧迫して相手の自由を奪う技。 ○足が地に着かないあしがちにつかない ①気持がたかぶって落ち着かない。 ②考えだけが先走って裏づけがしっかりしない。うわすべりである。 ⇒あし【足・脚】

あし‐がま【足釜・脚釜・錡】🔗🔉

あし‐がま足釜・脚釜・錡】 足のついた釜。 ○足が向くあしがむく 知らず知らずその方へ行く。 ⇒あし【足・脚】

あし‐だか【足高・脚高】🔗🔉

あし‐だか足高・脚高】 (人・動物、また道具類などの)足の長いこと。また、そのもの。枕草子151「鶏の雛の―に白うをかしげに」 ⇒あしだか‐ぐも【足高蜘蛛】

あし‐たけ【足丈・脚丈】🔗🔉

あし‐たけ足丈・脚丈】 脚の丈。脚の高さ。

あし‐なが【足長・脚長】🔗🔉

あし‐なが足長・脚長】 ①足の長いこと。 ②足の非常に長いという想像上の人間。手長てながと共に、清涼殿の荒海障子あらうみのそうじにこの図が描かれた。→手長⇒あしなが‐おじさん【足長おじさん】 ⇒あしなが‐ぐも【足長蜘蛛】 ⇒あしなが‐ばち【脚長蜂】

あしなが‐ばち【脚長蜂】🔗🔉

あしなが‐ばち脚長蜂】 スズメバチ科のハチの一群。中・大形、赤褐色に黒褐色の縞模様がある。脚が比較的長い。人家付近に普通で、木材をかじりとり唾液とこね、ハスの実のような巣を造る。〈[季]春〉 フタモンアシナガバチ 提供:ネイチャー・プロダクション ⇒あし‐なが【足長・脚長】

あしなずち【足名椎・脚摩乳】‥ヅチ🔗🔉

あしなずち足名椎・脚摩乳‥ヅチ 記紀神話で出雲の国つ神大山祇神おおやまつみのかみの子。簸川ひのかわの川上に住んだ。妻は手名椎てなずち。娘奇稲田媛くしなだひめは素戔嗚尊すさのおのみことと結婚。

あし‐に【脚荷】🔗🔉

あし‐に脚荷(→)底荷そこにに同じ。

あし‐の‐け【脚の気】🔗🔉

あし‐の‐け脚の気】 脚気かっけの古名。落窪物語3「―おこりて」

あし‐ゆ【足湯・脚湯】🔗🔉

あし‐ゆ足湯・脚湯⇒きゃくとう

あと‐へ【脚辺】🔗🔉

あと‐へ脚辺】 寝た時の、足のあたり。神代紀「―に匍匐はらばひて」↔まくらへ

あ‐ゆい【足結・脚結】‥ユヒ🔗🔉

あ‐ゆい足結・脚結‥ユヒ 動きやすいように、袴を膝頭の下で結んだ紐。鈴や玉をつけ服飾とした。あしゆい。あよい。古事記「宮人の―の小鈴落ちにきと」↔手結たゆい

あゆいしょう【脚結抄】アユヒセウ🔗🔉

あゆいしょう脚結抄アユヒセウ 語学書。5巻6冊。富士谷成章なりあきら著。1778年(安永7)刊。国語の品詞を、名・よそひ・かざし・あゆひの四つに分かち、その中の「あゆひ」(助詞・助動詞・接尾語)について各語の意味・用法を説き、古歌を引証。→挿頭抄かざししょう

かく‐びょう【脚病】‥ビヤウ🔗🔉

かく‐びょう脚病‥ビヤウ 脚気かっけ。あしのけ。宇津保物語菊宴「例もわづらひ侍る―おこり、困じ侍りて」

かく‐りき【脚力】🔗🔉

かく‐りき脚力】 手紙や品物を運び届ける人夫。飛脚。今昔物語集27「西の国より―にてのぼりける男」

かっ‐け【脚気】カク‥🔗🔉

かっ‐け脚気カク‥ ビタミンBの欠乏症。末梢神経を冒して下肢の倦怠、知覚麻痺、右心肥大、浮腫を来し、甚しい場合は心不全により死亡する(衝心しょうしん)。白米を主食とする地方に多発した。江戸わずらい。乱脚の気。脚疾。脚病。乱脚病。あしのけ。〈[季]夏〉。色葉字類抄「脚気、キヤクキ、カツケ、アシノケ」 ⇒かっけ‐しょうしん【脚気衝心】

かっけ‐しょうしん【脚気衝心】カク‥🔗🔉

かっけ‐しょうしん脚気衝心カク‥ 脚気に伴う急性の心臓障害。呼吸促迫を起こし、多くは苦悶して死に至る。衝心。衝心脚気。田山花袋、隣室「私は此時不図恐ろしい―のことを思ひ出しました」 ⇒かっ‐け【脚気】

きゃく【脚】🔗🔉

きゃく】 (呉音はカク、唐音はキャ)脚のある道具を数える語。「椅子3―」

きゃく‐いん【脚韻】‥ヰン🔗🔉

きゃく‐いん脚韻‥ヰン (rhyme)詩歌の句末が同じ韻にそろえてあること。「―を踏む」↔頭韻。→押韻おういん

きゃく‐しつ【脚疾】🔗🔉

きゃく‐しつ脚疾(→)脚気かっけに同じ。

きゃく‐しょく【脚色】🔗🔉

きゃく‐しょく脚色】 ①古代中国で、仕官するとき提出する履歴書。 ②中国で、元・明以後演劇の仕組書。俳優の専門の役割。 ③一般に、脚本や芝居狂言の仕組。特に、小説などに手を加え、舞台装置・せりふ・ト書などを記して、演劇または映画・放送に適するようにすること。 ④比喩的に、事実を誇張するなどして面白く語ること。「―の多い話」

きゃく‐せん【脚線】🔗🔉

きゃく‐せん脚線】 脚の輪郭を表す線。 ⇒きゃくせん‐び【脚線美】

きゃくせん‐び【脚線美】🔗🔉

きゃくせん‐び脚線美】 女性の脚の曲線が表す美しさ。 ⇒きゃく‐せん【脚線】

きゃく‐だい【脚台】🔗🔉

きゃく‐だい脚台】 靴をはく時に用いる足台。

きゃく‐ちゅう【脚注・脚註】🔗🔉

きゃく‐ちゅう脚注・脚註】 書籍などの本文の下方に注を記すこと。また、その注。フットノート。↔頭注

きゃく‐とう【脚湯】‥タウ🔗🔉

きゃく‐とう脚湯‥タウ ①手足を洗うための湯。 ②脚を湯に浸して温める一種の温浴療法。あしゆ。

きゃく‐びょう【脚病】‥ビヤウ🔗🔉

きゃく‐びょう脚病‥ビヤウ 脚気かっけのこと。

きゃく‐ふ【脚夫】🔗🔉

きゃく‐ふ脚夫】 ①(→)運脚に同じ。 ②郵便配達人。森鴎外、伊沢蘭軒「轎中唯―のつえを石道に鳴すを聞のみ」

きゃく‐ぶ【脚部】🔗🔉

きゃく‐ぶ脚部】 体の脚の部分。あし。

きゃく‐ほん【脚本】🔗🔉

きゃく‐ほん脚本】 演劇・映画・放送などの仕組・舞台装置および俳優の動作・せりふなどを記載した上演のもととなる本。台本。シナリオ。「―家」

きゃく‐りき【脚力】🔗🔉

きゃく‐りき脚力】 ①⇒きゃくりょく。 ②飛脚。または、使者。かくりき。

きゃく‐りょく【脚力】🔗🔉

きゃく‐りょく脚力】 歩いたり走ったりする足の力。

きゃ‐たつ【脚榻・脚立】🔗🔉

きゃ‐たつ脚榻・脚立】 短いはしごのようなものを両方から合わせ、上に板をとりつけた高い踏み台。足継台。 ⇒きゃたつ‐づり【脚榻釣】

きゃたつ‐づり【脚榻釣】🔗🔉

きゃたつ‐づり脚榻釣】 脚榻を水中に据え、その上に乗って青鱚あおぎすを釣ること。青鱚は物影に敏感なので、船では釣りにくい。倉掛釣。 ⇒きゃ‐たつ【脚榻・脚立】

きゃっ‐か【脚下】キヤク‥🔗🔉

きゃっ‐か脚下キヤク‥ 足の下。あしもと。「―にひれ伏す」「―に広がるふもとの景色」 ⇒きゃっか‐しょうこ【脚下照顧】 ⇒脚下を照顧せよ

きゃっか‐しょうこ【脚下照顧】キヤク‥セウ‥🔗🔉

きゃっか‐しょうこ脚下照顧キヤク‥セウ‥ (→)「脚下を照顧せよ」に同じ。 ▷「履物をそろえよ」の意を掛けて、玄関に提示することがある。 ⇒きゃっ‐か【脚下】 ○脚下を照顧せよきゃっかをしょうこせよ 〔仏〕足もとに注意せよ。真理を外にではなく、自己自身の内に求めよ、の意。脚下照顧。 ⇒きゃっ‐か【脚下】

○脚下を照顧せよきゃっかをしょうこせよ🔗🔉

○脚下を照顧せよきゃっかをしょうこせよ 〔仏〕足もとに注意せよ。真理を外にではなく、自己自身の内に求めよ、の意。脚下照顧。 ⇒きゃっ‐か【脚下】 きゃっ‐かん客観キヤククワン 〔哲〕(object)(カッカンとも) ①主観の認識および行動の対象となるもの。 ②主観の作用とは独立に存在すると考えられたもの。客体。↔主観。 ⇒きゃっかん‐かち‐せつ【客観価値説】 ⇒きゃっかん‐しゅぎ【客観主義】 ⇒きゃっかん‐せい【客観性】 ⇒きゃっかん‐てき【客観的】 ⇒きゃっかんてき‐かんねんろん【客観的観念論】 ⇒きゃっかんてき‐しんり【客観的真理】 ⇒きゃっかんてき‐せいしん【客観的精神】 ⇒きゃっかんてき‐だとうせい【客観的妥当性】 ⇒きゃっかん‐テスト【客観テスト】 ⇒きゃっかん‐びょうしゃ【客観描写】 ぎゃっ‐かん逆換ギヤククワン 〔論〕(inversion)直接推理の一種。ある命題から、その主語の矛盾概念を主語とする命題を導き出すもの。「すべてのSはPである」を変形して「ある非SはPでない」とする類。戻換れいかんきゃっかん‐かち‐せつ客観価値説キヤククワン‥ 〔経〕「価値学説」参照。 ⇒きゃっ‐かん【客観】 きゃっかん‐しゅぎ客観主義キヤククワン‥ (objectivism) ①真理の基礎を主観から独立した実在のうちに置く立場。認識論的には「対応説」(correspondence theory)となる。人間の実践的活動の如何にかかわらず歴史が進行すると考える宿命論的態度や傍観主義的態度を指すこともある。 ②刑法理論上の一立場。何が犯罪であるかについて、その客観面(外部的行為・結果など)を重視する考え方。通常、刑罰の本質を応報と見る立場に結びつく。旧派・古典学派の思想。 ↔主観主義。 ⇒きゃっ‐かん【客観】 きゃっかん‐せい客観性キヤククワン‥ (objectivity)客観的であること。 ⇒きゃっ‐かん【客観】 きゃっかん‐てき客観的キヤククワン‥ 特定の個人的主観の考えや評価から独立して、普遍性をもっていること。「―な態度」「―に述べる」 ⇒きゃっ‐かん【客観】 きゃっかんてき‐かんねんろん客観的観念論キヤククワン‥クワン‥ 世界の本質を主観的意識とは独立に存在する何らかの精神的・観念的なものと見て、一切の現象界をこれの顕現と見る形而上学的立場。代表者はプラトン・スピノザ・ヘーゲルら。↔主観的観念論。 ⇒きゃっ‐かん【客観】 きゃっかんてき‐しんり客観的真理キヤククワン‥ すべての主観に承認されるべき普遍的妥当性が論証された真理。客観的実在を多かれ少なかれ正しく意識に反映している知識とする考えもある。 ⇒きゃっ‐かん【客観】 きゃっかんてき‐せいしん客観的精神キヤククワン‥ (objektiver Geist ドイツ)ヘーゲルの精神哲学の用語。精神が自己展開の過程において主観的精神から絶対精神に達する前段階。法・道徳・人倫等の客観的な姿で、普遍的に自己を現す。 ⇒きゃっ‐かん【客観】 きゃっかんてき‐だとうせい客観的妥当性キヤククワン‥タウ‥ ある認識や判断が一個人の主観を超えた普遍的正しさをもつこと。→妥当⇒きゃっ‐かん【客観】 きゃっかん‐テスト客観テストキヤククワン‥ 採点者の主観的判断の余地がなく、明確な正解があり、○×式などの外在的基準によって解答・採点ができるように作られたテスト。 ⇒きゃっ‐かん【客観】 きゃっかん‐びょうしゃ客観描写キヤククワンベウ‥ 作家の主観をあらわさず、観察したままを細かく描写すること。自然主義文学で多く試みられた。 ⇒きゃっ‐かん【客観】 きゃっ‐き客気キヤク‥ ⇒かっき きゃっ‐きゃ 戯れてわめき騒ぐ声。きゃあきゃあ。 ぎゃっ‐きょう逆境ギヤクキヤウ 思うようにならず苦労の多い境遇。「―にもめげず働く」↔順境 きゃっ‐こう却行キヤクカウ 後ろに退くこと。あとじさり。 きゃっ‐こう脚光キヤククワウ 舞台の前面下方にあって、俳優を照らす照明。フットライト。 ⇒脚光を浴びる ぎゃっ‐こう逆光ギヤククワウ 逆光線の略。「写真を―で撮る」 ぎゃっ‐こう逆行ギヤクカウ 自然の法則や時の動きと反対の方向に進むこと。「時代に―する」↔順行。 ⇒ぎゃっこう‐うんどう【逆行運動】 ⇒ぎゃっこうせい‐けんぼう【逆行性健忘】 ぎゃっこう‐うんどう逆行運動ギヤクカウ‥ 〔天〕 ①太陽系において、地球の公転運動と反対の方向に運行する天体の軌道運動。 ②地球から見て天球上を東から西へ移行する天体の視運動。 ↔順行運動。 ⇒ぎゃっ‐こう【逆行】 ぎゃっ‐こうか逆効果ギヤクカウクワ ⇒ぎゃくこうか ぎゃっこうせい‐けんぼう逆行性健忘ギヤクカウ‥バウ (→)逆向性健忘に同じ。 ⇒ぎゃっ‐こう【逆行】 ぎゃっこうせい‐けんぼう逆向性健忘ギヤクカウ‥バウ 意識障害から回復した時、意識を失う以前に経験したことまで思い出せなくなるもの。 ぎゃっ‐こうせん逆光線ギヤククワウ‥ ⇒ぎゃくこうせん ぎゃっこう‐よくせい逆向抑制ギヤクカウ‥ あることを学習・記憶することで、先行の記憶内容の保持や再生が妨げられる現象。↔順向抑制

きゃっ‐こう【脚光】キヤククワウ🔗🔉

きゃっ‐こう脚光キヤククワウ 舞台の前面下方にあって、俳優を照らす照明。フットライト。 ⇒脚光を浴びる

○脚光を浴びるきゃっこうをあびる🔗🔉

○脚光を浴びるきゃっこうをあびる ①舞台に立つ。脚本が上演される。 ②社会の注目の的となる。 ⇒きゃっ‐こう【脚光】 キャッサバcassava】 トウダイグサ科の熱帯低木。高さ約2メートル、葉は掌状で互生、長柄をもつ。原産は中南米。熱帯地方では最も重要な主食の一つ。サツマイモに似た巨大な塊根からタピオカ澱粉を製する。マニホット。マンジョカ。タピオカの樹。 キャッシャーcashier】 ①(現金の)勘定場・出納すいとう所。出納係。 ②金銭登録器。キャッシュ‐レジスター。 キャッシュcash】 現金。現なま。 ⇒キャッシュ‐カード ⇒キャッシュ‐ディスペンサー【cash dispenser】 ⇒キャッシュ‐バック【cash back】 ⇒キャッシュ‐フロー【cash flow】 ⇒キャッシュ‐フロー‐けいさんしょ【キャッシュフロー計算書】 ⇒キャッシュ‐レス【cashless】 キャッシュ‐カード (和製語cash card)現金自動預払機に使用するプラスチック製のカードで、銀行などが預金者に発行するもの。 ⇒キャッシュ【cash】 キャッシュ‐ディスペンサーcash dispenser】 現金自動支払機。CD ⇒キャッシュ【cash】 キャッシュ‐バックcash back】 現金を返すこと。顧客サービスとして、支払い額の一部を返金すること。 ⇒キャッシュ【cash】 キャッシュ‐フローcash flow】 ①現金の収入と支出の動き。資金として必要な現金の出入り。 ②企業会計で、税引き後の利益から配当金と役員賞与を引き、減価償却費を加えた額。 ③企業会計で、現金および定期預金・譲渡性定期預金など現金同等物の流入と流出。 ⇒キャッシュ【cash】 キャッシュ‐フロー‐けいさんしょキャッシュフロー計算書】 企業会計で、現金および定期預金・譲渡性定期預金などの現金同等物の一期間における流入額・流出額・期末残高を一覧した報告書。資本市場で一定金額以上の資金を調達する企業には、連結財務諸表の一つとして作成・公表することが義務づけられている。連結キャッシュ‐フロー計算書。 ⇒キャッシュ【cash】 キャッシュ‐メモリーcache memory】 (キャッシュは、貯蔵所の意)データ転送を高速に行うために、CPU(中央処理装置)と主記憶装置との間などに用意した記憶装置。主記憶装置より速くアクセスできる。 キャッシュ‐レスcashless】 クレジット‐カードや口座振替などを利用して、現金のやりとりをしないこと。 ⇒キャッシュ【cash】 キャッシングcashing】 ①手形や小切手を現金に替えること。 ②金融機関が個人向けに行う小口融資。 キャッチcatch】 ①とらえること。つかむこと。「情報を―する」 ②球技で、球を受けとること。捕球。「ナイス‐―」 ③水泳・漕艇などで、水をとらえること。 ④(→)キャッチャー2の略訛。 ⇒キャッチ‐アップ【catch up】 ⇒キャッチ‐アンド‐リリース【catch and release】 ⇒キャッチ‐コピー ⇒キャッチ‐セールス ⇒キャッチ‐フレーズ【catch phrase】 ⇒キャッチ‐ボール ⇒キャッチ‐ホン ⇒キャッチ‐ライト【catchlight】 キャッチ‐アップcatch up】 追い付くこと。追い上げること。 ⇒キャッチ【catch】 キャッチ‐アンド‐リリースcatch and release】 釣り人が、釣りあげた魚をすぐ水中に戻すこと。 ⇒キャッチ【catch】 キャッチ‐コピー (和製語catch copy)見る人に関心を持たせる短い宣伝文句。キャッチ‐フレーズ。 ⇒キャッチ【catch】 キャッチ‐セールス (和製語catch sales)街頭で通行人を呼びとめて行う詐欺まがいの販売方法。 ⇒キャッチ【catch】 キャッチ‐フレーズcatch phrase】 人の注意をひくように工夫した簡潔な宣伝文句。惹句じゃっく⇒キャッチ【catch】 キャッチ‐ボール (和製語)野球で、互いにボールを投げたり受けたりしあうこと。送球・捕球の練習。 ⇒キャッチ【catch】 キャッチ‐ホン (和製語catchphone)通話中にかかってきた電話を簡単な操作で受けられるようにする電話サービス。 ⇒キャッチ【catch】 キャッチャーcatcher】 ①とらえる人、また、もの。 ②野球で、本塁の後方にいて、投手の投球を受け、また本塁の守備に当たる人。捕手。 ⇒キャッチャー‐ボート【catcher boat】 キャッチャー‐ボートcatcher boat】 捕鯨母船に従って捕鯨に従事する船。高速で耐波性・牽引力にすぐれ、船首に捕鯨砲を備える。捕鯨船。 ⇒キャッチャー【catcher】 キャッチ‐ライトcatchlight】 写真や映像で、瞳に反射した星のような光点をつくるための照明法。 ⇒キャッチ【catch】 キャッツCats】 ロンドン‐ミュージカル。原作はT.S.エリオットの詩集「ポッサムおじさんの猫とつきあう法」(1939)。凝った猫のメーキャップが独特。ロイド=ウェバー作曲。 キャッツ‐アイcat's-eye】 ①猫目ねこめ石。 ②道路の横断歩道などに埋めこんだガラス玉。夜間、ヘッドライトの光を反射して所在を示す。 キャットcat】 猫。「―‐フード」 キャットCAT】 (clear-air turbulence)(→)晴天乱流きゃつ‐ばら彼奴原】 〔代〕 「きゃつ」の複数。太平記23「―蟇目ひきめ負せてくれよ」 ⇒きゃつ【彼奴】 キャップcap】 ①縁なし帽子。 ②鉛筆・万年筆などの鞘さや。 ③瓶のふた。 ④(キャプテンの略)チームやグループの長。 ⑤(栄誉の帽子を与えられたことから)ラグビーなどで、国際試合に代表選手として出場したこと。その回数を数える語。 ⇒キャップ‐ライト【cap light】 ギャップgap】 ①割れ目。すきま。間隙。 ②考え方や意見などのへだたり。食い違い。懸隔。「両者の主張に―がある」 ⇒ギャップ‐けつごう【ギャップ結合】 ⇒ギャップ‐レース【gap lathe】 ギャップ‐けつごうギャップ結合‥ガフ (gap junction)細胞間をつなぐ結合装置の一種。細胞膜を貫通して形成する数多くの管を通して、小さな分子やイオンで情報を伝達する。 ⇒ギャップ【gap】 キャップ‐ライトcap light】 鉱山作業用の帽子の前についている電灯。キャップ‐ランプ。 ⇒キャップ【cap】 ギャップ‐レースgap lathe(→)切落きりおとし旋盤⇒ギャップ【gap】 きゃつ‐め彼奴奴】 〔代〕 「きゃつ」を強めていう語。 ⇒きゃつ【彼奴】 きゃつ‐ら彼奴等】 〔代〕 「きゃつ」の複数。あいつら。 ⇒きゃつ【彼奴】 キャディーcaddie】 ゴルファーに随行して、クラブを運んだりプレー上の助言をしたりする人。 キャドCAD】 (computer-aided design)コンピューターを利用して設計を行うこと。→キャム ギヤ‐ド‐ペカドルぎやどぺかどる】 (Guia do Pecador ポルトガル 「罪人の導き」の意)キリシタン版の一つ。1599年(慶長4)刊の宗教書。2巻2冊。国字本。原著はルイス=デ=グラナダ著、1556年刊。 キャニスターcanister】 砂糖・小麦粉・茶葉・コーヒーなどを保存する蓋付きの容器。 キャノピーcanopy】 (天蓋の意) ①建築で、天蓋形の庇、屋根状の張り出し。 ②電灯などのかさ。また、照明器具を天井にとりつける金具。カノピ。 ③航空機などの操縦席をおおう透明の風防。 ④パラシュートやパラグライダーの傘の部分。 ⑤林冠。 キャノンcannon⇒カノン キャパ キャパシティーの略。 キャパRobert Capa】 写真家。ハンガリー生れ。本名、アンドレイ=フリードマン。戦争報道写真の第一人者。代表作「人民戦線兵士の死」「インドシナ戦争」。(1913〜1954) ギャバ ギャバジンの略。 ギャバGABA】 ガンマ‐アミノ酪酸の略。 キャパシターcapacitor】 ①(→)コンデンサーに同じ。 ②気化器で、加速用の燃料を蓄える補助的な容器。 キャパシタンスcapacitance(→)電気容量に同じ。 キャパシティーcapacity】 容量。受容力。能力。 ギャバジンgabardine; gaberdine】 経たてに梳毛そもう糸、緯よこに梳毛糸または綿糸を用い、うねの高い綾織とした織物。主として服地、また防水してレインコート地に用いる。ギャバ。 キャバレーcabaret フランス】 舞台・ダンスホールなどのある酒場。日本では、特に第二次大戦後からホステスが客をもてなす形のものをいう。 キャバレーCabaret】 ブロードウェー‐ミュージカル。ナチ時代のベルリンのキャバレー芸人を描く。 きゃ‐はん脚半・脚絆】 ①旅などで、歩きやすくするため脛すねにまとう布。脛巾はばき。 ②(→)巻脚半まききゃはんに同じ。 ギャバンJean Gabin】 フランスの映画俳優。「望郷」「大いなる幻影」「現金げんなまに手を出すな」「ヘッドライト」などに出演。(1904〜1976) ジャン・ギャバン 提供:ullstein bild/APL キャビアcaviar(e)】 (もとイタリア語)チョウザメの卵を塩漬けにした食品。ロシア南部・イランなどで産し、高価なものとして有名。 キャピタリズムcapitalism(→)資本主義キャピタルcapital】 ①首都。首府。 ②元金。資本。 ③(→)キャピタル‐レターに同じ。 ⇒キャピタル‐ゲイン【capital gain】 ⇒キャピタル‐レター【capital letter】 ⇒キャピタル‐ロス【capital loss】 キャピタル‐ゲインcapital gain】 有価証券またはその他の資産の売買による利益。資本利得。株式の値上り益はその例。→インカム‐ゲイン⇒キャピタル【capital】 キャピタル‐レターcapital letter】 欧文の大文字。↔スモール‐レター。 ⇒キャピタル【capital】 キャピタル‐ロスcapital loss】 有価証券などの資産の値下がりによる売買損。 ⇒キャピタル【capital】 キャビテーションcavitation】 空洞現象。流水の断面や向きが変化する場所の近くで空洞部ができ渦を起こす現象。ポンプ・スクリュー・プロペラなどの水力機械で起こる。振動や騒音の原因となり、羽根やポンプの障害を起こす。 キャビネcabinet フランス】 写真感光材料の大きさの一つ。12センチメートル×16.5センチメートル程度の大きさに対する慣用名。キャビネ判。カビネ判。 キャビネットcabinet】 ①戸棚。飾り棚。 ②ラジオやテレビ受信機の外箱。 ③収集品・事務用品などを保存するための引出し付きの箱。 ④内閣。「シャドー‐―」 キャピラリーcapillary(→)毛細管2に同じ。 キャビンcabin】 ①船の客室。船室。軍艦の士官室。 ②航空機の客室。ケビン。 ⇒キャビン‐アテンダント【cabin attendant】 キャビン‐アテンダントcabin attendant】 飛行機の客室乗務員。スチュワーデスやスチュワードなど性別を含む表現を避けた呼称。フライト‐アテンダント。 ⇒キャビン【cabin】 きゃ‐ふ脚布】 腰に巻く布。特に、女の腰巻。ゆもじ。〈日葡辞書〉 ⇒きゃふ‐ぜに【脚布銭】 ⇒きゃふ‐むすめ【脚布娘】 キャフェcafé⇒カフェ キャフェテリアcafeteria⇒カフェテリア キャブ‐オーバー (和製語cab over)トラック・バスなどで、運転台(キャブ)をエンジンの上に配置して、客室や荷台を広くした型の車両。 キャプションcaption】 ①新聞・雑誌などの見出し。 ②写真・図版の説明文。 ③映画・テレビの字幕。タイトル。 キャプスタンcapstan】 ①ウィンチの一種。錨鎖または他の縄索を巻き込む竪軸のろくろ。船の甲板上に装置し、また、陸上でも用いる。絞盤こうばん。 ②テープ‐レコーダーで、テープ送り用のローラー。 きゃふ‐ぜに脚布銭】 へそくりがね。 ⇒きゃ‐ふ【脚布】 キャフタKyakhta・恰克図】 ロシア連邦のシベリア東部にあるブリャート共和国南部の町。モンゴル国との国境に近い。18世紀、ロシア・清の貿易中心地。→アルタン‐ブラク⇒キャフタ‐じょうやく【恰克図条約】 キャブタイヤ‐ケーブルcabtyre cable】 電線の一種。ゴムで絶縁被覆した電線を複数本まとめ、ゴムや塩化ビニル樹脂で被覆したもの。 キャフタ‐じょうやく恰克図条約‥デウ‥ 1727年、ロシア・清の間に締結された条約。キャフタの東西にわたる国境の画定並びに貿易に関する事項などを規定。 ⇒キャフタ【Kyakhta・恰克図】 キャプテンcaptain】 ①船長。艦長。機長。 ②競技などで、チームの主将。 ③小さな組織の長。主任。キャップ。 キャプテンCAPTAIN】 (Character and Pattern Telephone Access Information Network)文字図形情報ネットワーク。電話線とテレビ受像機とを利用して、加入者に文字・図形などの情報を送る方式。 きゃふ‐むすめ脚布娘】 成年式に仮親をとった女の子方こかた→褌祝へこいわい ⇒きゃ‐ふ【脚布】 キャプラFrank R. Capra】 アメリカの映画監督。イタリア生れ。社会風刺喜劇を得意とし、代表作は「或る夜の出来事」「オペラハット」「我が家の楽園」など。(1897〜1991) キャブレターcarburetor(→)気化器きかきぎゃふん 負かされて抗弁や太刀打ちのできないさま。「―となる」「―と言わせる」 ぎゃ‐へい瘧病】 (ギャクヘイの転)おこりやまい。義経記7「―をして万事限りになりにけり」 キャベツcabbage】 アブラナ科の一年生または二年生葉菜。ヨーロッパ原産。古来、世界で広く栽培。日本での栽培は明治初年以降。品種が多い。中央の葉は密に重なって結球し、生食・煮食また漬物用。甘藍かんらん。タマナ。 キャベツ 撮影:関戸 勇 き‐やま木山】 木材を切り出す山。 ギヤマンdiamant オランダ】 ①江戸時代、ダイヤモンドのこと。金剛石。蘭語訳撰(1810年)「金剛石、―」 ②(ガラスの切削にダイヤモンドを使ったために、切って細工したものをギヤマン細工と呼び、さらにガラスそのものを指すに至った)ガラス・ガラス細工の旧称。 ⇒ギヤマン‐せき【ギヤマン石】 ⇒ギヤマン‐ぼり【ギヤマン彫】 ギヤマン‐せきギヤマン石】 ダイヤモンドをいう。 ⇒ギヤマン【diamant オランダ】 ギヤマン‐ぼりギヤマン彫】 ガラス製品に彫刻を施したもの。また、陶磁器に彫刻したものもいう。 ⇒ギヤマン【diamant オランダ】 き‐やみ気病み】 心配や苦労から起こる病気。〈日葡辞書〉 キャミソールcamisole】 女性用の下着。袖なしで肩紐がついた腰丈の胴着。ペチコートと共に使うことが多い。カミソール。 キャムCAM】 (computer-aided manufacturing)コンピューターを利用して製品を製造・加工すること。CAD(キャド)で作成されたデータをもとにNC工作機械を制御したり、制御のためのデータを出力したりする。CAD/CAMと総称されることが多い。 キャメラcamera⇒カメラ キャメルcamel】 ①駱駝らくだ。 ②駱駝の毛織物。 きゃら伽羅】 ①(梵語tagara多伽羅の略)香木の一種。沈香じんこうの最上の種類。日本では最も珍重された。→木所きどころ。 ②よいものを賞めていう語。極上。隠簑「立すがた世界の―よけふの春」 ③遊郭で金銭の隠語。 ④おせじ。用捨箱「今の俗、世事をいふといふ事を―をいふ」 ⇒きゃら‐いろ【伽羅色】 ⇒きゃら‐ざいく【伽羅細工】 ⇒きゃら‐だい【伽羅代】 ⇒きゃら‐の‐あぶら【伽羅の油】 ⇒きゃら‐の‐おんかた【伽羅の御方】 ⇒きゃら‐の‐き【伽羅の木】 ⇒きゃら‐の‐じ【伽羅の字】 ⇒きゃら‐ぶき【伽羅蕗】 ⇒きゃら‐ぼく【伽羅木】 ⇒きゃら‐まくら【伽羅枕】 ⇒きゃら‐め【伽羅女】 ⇒きゃら‐もの【伽羅者】 キャラ キャラクターの略。 ギャラ (ギャランティーの略)出演料。契約金。「―が安い」 きゃら‐いろ伽羅色】 濃い茶色。 Munsell color system: 6.5YR7/6 ⇒きゃら【伽羅】 キャラウェーcaraway】 セリ科の二年草ヒメウイキョウ、またその種子(キャラウェー‐シーズ)。種子は香辛料・調味料とし、パンやチーズに加えるほか、薬用。 きゃら‐きゃら かん高く笑う声。からから。 キャラクターcharacter】 ①性格。人格。個性。キャラ。 ②小説・映画・演劇・漫画などの登場人物。その役柄。 ③文字。記号。 ⇒キャラクター‐しょうひん【キャラクター商品】 キャラクター‐しょうひんキャラクター商品‥シヤウ‥ 販売を促進するため、テレビや漫画などの登場人物やそのシンボルマークなどを付した商品。 ⇒キャラクター【character】 キャラコcalico】 (もと南インド、カリカットから舶来)織地が細かく薄い平織綿布。強い糊づけ仕上げをし、光沢がある。キャリコ。 きゃら‐ざいく伽羅細工】 名木で種々の細工をすること。また、その人。その細工物。 ⇒きゃら【伽羅】 きゃら‐だい伽羅代】 江戸時代、遊郭で客から芸娼妓に与えた小遣銭。 ⇒きゃら【伽羅】 きゃらだ‐せん佉羅陀山】 〔仏〕(梵語Kharādiya)十宝山または七金山しちこんせんの一つ。地蔵十輪経が説かれた場所とされ、後世、地蔵菩薩の浄土とする。騾林山。からだせん。 ギャラップGeorge H. Gallup】 アメリカの心理学者・統計学者。1935年に創設した世論研究所の行う調査は「ギャラップ世論調査」として著名。(1901〜1984) きゃら‐の‐あぶら伽羅の油】 鬢びん付け油の一種。もと、ろうそくの溶けたものに松脂まつやにを混ぜて練ったもの。のちには大白唐蝋・胡麻油・丁子・白檀・竜脳などを原料とした。正保・慶安(1644〜1652)の頃、京都室町の髭の久吉ひさよしが売り始めて広まった。きゃら油。 ⇒きゃら【伽羅】 きゃら‐の‐おんかた伽羅の御方】 本妻の隠語。 ⇒きゃら【伽羅】 きゃらのかおり伽羅の香り‥カヲリ 端唄・小唄。女の恋心を伽羅の香りにからめて描く。 きゃら‐の‐き伽羅の木】 キャラボクのこと。 ⇒きゃら【伽羅】 きゃら‐の‐じ伽羅の字】 金銀の隠語。 ⇒きゃら【伽羅】 キャラバンcaravan】 ①隊商。 ②販売・宣伝などのために(隊を組んで)各地を回ること。 ⇒キャラバン‐サライ【caravansary イギリス・kārvānsarāy ペルシア】 ⇒キャラバン‐シューズ キャラバン‐サライcaravansary イギリス・kārvānsarāy ペルシア】 イスラム世界の隊商宿。 ⇒キャラバン【caravan】 キャラバン‐シューズ (和製語)布地に厚いゴム底で防水性をもたせて作った軽登山・ハイキング用の編上げ靴。商標名。 ⇒キャラバン【caravan】 きゃら‐ぶき伽羅蕗】 蕗ふきの茎を醤油で伽羅色になるまで煮しめた料理。伽羅煮。〈[季]夏〉 ⇒きゃら【伽羅】 きゃら‐ぼく伽羅木】 イチイ科の常緑針葉低木。イチイの変種。幹は地に臥して直立しない。庭園・生垣に栽植。 ⇒きゃら【伽羅】 きゃら‐まくら伽羅枕】 ひきだしがあって、その中で香をたくようにした木枕。遊女などが用いた。香枕。 ⇒きゃら【伽羅】 きゃら‐め伽羅女】 美人。美女。浄瑠璃、心中万年草「わたしが妹にお梅と申してずんど―でござれども」 ⇒きゃら【伽羅】 キャラメルcaramel】 ①砂糖・水飴・練乳などを煮詰めて油脂・香料で風味をつけた柔らかい飴菓子。小さく切り、紙やオブラートで包む。 ②(→)カラメルに同じ。 きゃら‐もの伽羅者】 愛想のよい人。世事に巧者な人。 ⇒きゃら【伽羅】 ギャラリーgallery】 ①回廊。歩廊。長廊下。ガレリー。 ②美術品陳列室。画廊。 ③(劇場の)天井桟敷。 ④ゴルフなどの観衆。また、観客席。 ギャランティーguaranty】 (保証の意)出演料。出場料。契約金。謝金。ギャラ。 きやり ①胸など痛んでさしこむさま。 ②はらはら心配するさま。きやきや。洒落本、後編香ひ帒「女郎も少し―と来たらう」 き‐やり木遣】 ①重い材木などを、音頭をとり掛声を掛けて送り運ぶこと。また、その人。 ②木遣歌の略。 ⇒きやり‐うた【木遣歌】 ⇒きやり‐おんど【木遣音頭】 キャリアcareer】 ①(職業・生涯の)経歴。「―を積む」 ②専門的技能を要する職業についていること。 ③国家公務員試験Ⅰ種(上級甲)合格者で、本庁に採用されている者の俗称。「―組」 ⇒キャリア‐ウーマン【career woman】 キャリアーcarrier】 ①〔理〕(→)担体。 ②〔医〕病原菌やウイルスの感染者。保菌者。 ③(→)搬送波。 ④通信事業者。→コモン‐キャリアー キャリア‐ウーマンcareer woman】 熟練した知識や技術をもち第一線で働いている女性。 ⇒キャリア【career】 キャリーcarry】 ①物を運ぶ意。 ②ゴルフで、打球の落下地点までの飛距離。 ⇒キャリー‐バック【carry back】 ⇒キャリー‐ボール キャリー‐バックcarry back】 ラグビーで、攻撃されている側が自陣のインゴールにボールを持ちこんで地面につけること。ゴールラインから5メートルの地点でのスクラムで、相手の攻撃が再開される。 ⇒キャリー【carry】 キャリー‐ボール (和製語carry ball)(→)キャリング‐ボールに同じ。 ⇒キャリー【carry】 きやり‐うた木遣歌】 木遣の時に歌う一種の俗謡。祭礼の山車だしをひく時や祝儀などにも歌う。木遣節。木遣口説くどき⇒き‐やり【木遣】 キャリオールcarryall】 掘削・積込み・土砂運搬などの土木作業を1台で行う機械。 きやり‐おんど木遣音頭】 運ばれる木材などの上に立って音頭をとる人。また、その歌う木遣歌。 ⇒き‐やり【木遣】 キャリコcalico⇒キャラコ ギャリソンWilliam Lloyd Garrison】 アメリカの急進的な奴隷解放運動家。機関紙「解放者」を刊行し、黒人奴隷を無償で即時に解放することを主張。(1805〜1879) キャリパスcallipers】 測定用補助器具。コンパス型の双脚を開閉して、工作物の寸法を測るのに用いるもの。外径・厚さ・幅などを測るものを外パス、内径を測るものを内パスという。パス。 キャリパス キャリング‐ボールcarrying-ball】 ①バスケット‐ボール・ハンド‐ボールなどで、許容される歩数以上ボールを持って歩くこと。反則となる。→トラベリング。 ②サッカーで、ゴール‐キーパーがボールを持って5歩以上歩くこと。反則となる。 ギャルgal アメリカ】 (girlの訛)女の子。若くて活発な娘。 ギャルソンgarçon フランス】 (少年の意)ホテル・レストラン・カフェなどの男の給仕。ボーイ。ガルソン。 ギャレーgalley】 船や飛行機内の調理室。 ギャレージgarage⇒ガレージ キャレルcarrell】 図書館の個人用閲覧机。カレル。 ギャロップgallop】 馬が一歩ごとに四足ともに地上から離して駆ける、最も速い駆け方。騎乗疾駆。駆歩くほ→トロット ギャロップgalop】 19世紀初期から流行した4分の2拍子の軽快な旋回舞曲。馬の駆歩を模す。ガロップ。 キャロルcarol⇒カロル キャロルLewis Carroll】 イギリスの童話作家・数学者。軽妙なユーモアと論理や言葉のナンセンスな遊びに富んだ童話「不思議の国のアリス」「鏡の国のアリス」で有名。(1832〜1898) きゃん】 (唐音) ①勇みはだで、いきなさま。洒落本、道中粋語録どうちゅうすごろく「―のおみさん、通のぬし、いづれもきさまはきさまなり」 ②おてんばで、はすっぱなさま。また、そのような女。おきゃん。人情本、春色英対暖語「其歳齢としごろは十八九、少し―には見ゆれども」 ギャングgang】 (一味・組の意) ①主としてアメリカの組織的な強盗団・暴力団。 ②転じて、日本では単独の凶賊・強盗をもいう。ギャングスター。 キャンサーcancer(→)がんキャンセルcancel】 取り消すこと。契約や予約を破棄すること。解約。「チケットを―する」 キャンターcanter⇒カンター ギャンツェGyangze・江孜】 中国チベット自治区南部、ニエンチュ河中流にある都市。600年余の歴史をもち、特産の絨毯じゅうたんは名高い。 キャンティChianti】 イタリア中部トスカーナ州キャンティで産するワイン。 キャンディ‐おうこくキャンディ王国‥ワウ‥ (Kandy)セイロン島のシンハラ王朝最後の王国(1474〜1815)。イギリスに敗れ滅亡。 キャンデーcandy】 (キャンディーとも) ①砂糖を煮詰めて作った飴菓子。ボンボン・ドロップ・キャラメル・ヌガーなどの総称。糖菓。 ②アイス‐キャンデーの略。 キャンドルcandle(→)蝋燭ろうそく⇒キャンドル‐サービス キャンドル‐サービス (candlelight serviceから) ①教会で、火をつけた蝋燭ろうそくを持ってする礼拝。 ②結婚披露宴で、新郎新婦が招待客の各テーブル上の蝋燭に火をつけてまわること。 ⇒キャンドル【candle】 キャンパーcamper】 キャンプする人。 キャンバスcanvas】 ①⇒カンバス。 ②野球で、一・二・三塁に置くカンバス地の四角いマット。 キャンパスcampus アメリカ】 ①(大学などの)構内。敷地。校庭。 ②転じて、大学。「―‐ライフ」 キャンピングcamping】 テントを張って野営すること。テント生活。 ⇒キャンピング‐カー キャンピング‐カー (和製語camping car)キャンプ用に寝起きや炊事などの設備を備えた自動車。 ⇒キャンピング【camping】 キャンプcamp】 ①野営。テントの仮小屋。また、テントを張って泊まること。「夏休みに山で―する」 ②兵営。「米軍―」 ③抑留所。収容所。「難民―」 ④スポーツ選手などの練習のための合宿。「―‐イン」 ⇒キャンプ‐サイト【campsite】 ⇒キャンプ‐じょう【キャンプ場】 ⇒キャンプ‐ファイア【campfire】 ⇒キャンプ‐むら【キャンプ村】 キャンプ‐サイトcampsite(→)キャンプ場に同じ。 ⇒キャンプ【camp】 キャンプ‐じょうキャンプ場‥ヂヤウ テント生活に適した地。また、キャンプ用の敷地や炊事場・トイレなどの設備をもった施設。キャンプサイト。 ⇒キャンプ【camp】 キャンプ‐デーヴィッドCamp David】 アメリカ合衆国、メリーランド州にある大統領の別荘。 キャンプ‐ファイアcampfire】 キャンプなどでの焚き火。また、それを囲んで交歓し、遊ぶこと。 キャンプファイア 撮影:関戸 勇 ⇒キャンプ【camp】 キャンプ‐むらキャンプ村】 キャンプ場のこと。テントが群がっている所を村に見立てていう。 ⇒キャンプ【camp】 ギャンブラーgambler】 賭博とばく師。ばくちうち。 キャンブリックcambric】 薄地平織の亜麻あま布または綿布。ハンカチーフや夏の婦人・子供服などに用いる。カンブリック。 ギャンブルgamble】 賭けごと。ばくち。投機。 キャンペーンcampaign】 ①社会上・政治上の目的をもつ組織的な闘争や運動。 ②ある特定の問題についての啓蒙宣伝活動。また、大がかりな商業宣伝。「プレス‐―」「責任追及の―を張る」 キャンベラCanberra】 オーストラリア連邦の首都。同国南東部の内陸にある計画都市。人口32万3千(2003)。 き‐ゆ窺窬】 (「窬」はくぐり戸の意)すきをうかがいねらうこと。 き‐ゆ覬覦】 (「覬」「覦」とも、のぞむ意)分不相応なことをうかがいねらうこと。分不相応の希望を抱くこと。 き・ゆ消ゆ】 〔自下二〕 ⇒きえる(下一) キュイジーヌcuisine フランス】 料理。料理法。「ヌーベル‐―」 ギュイヨーMarie-Jean Guyau】 フランスの哲学者。人類の生の進化論的発展を倫理学および芸術論の根本原理とする。著「社会学上より見たる芸術」など。(1854〜1888) きゅう ①物をねじまわす時などにきしる音。 ②圧迫されたり責め立てられたりして発する苦しみの声。 ③酒などを一気に飲むさま。 きゅう九・玖キウ (呉音はク)数の名。ここのつ。「玖」は大字。 きゅう】 ①ゆみ。 ②古代中国で、長さの単位の一つ。 ㋐弓から的までの距離をはかる単位。1弓を6尺とする。 ㋑土地の測量の単位。8尺を1弓とする。 きゅうキウ あだ。かたき。敵手。 きゅうキウ 孔子の名。 きゅうキウ ①昔。過去。「―に復する」「―に倍する」 ②今は主流ではないもの、過去のものとなっていることを表す語。「―仮名遣」 ③旧暦の略。「―のお盆」↔新 きゅうキウ やすむこと。やすみを数える語。「3勤1―」 きゅうキウ 漢方療法の一つ。もぐさを肌の局部、経穴けいけつ・灸穴にのせてこれに火を点じて焼き、その熱気によって病を治療すること。やいと。灸治。灸術。 ⇒灸を据える きゅうキフ ①進行や変化が速いこと。「―な流れ」 ②切迫して猶予のできないこと。また、事変。「―を要する」「―を告げる」 ③突然で思いもかけないこと。だしぬけ。にわか。「―な用事」「―に走り出す」 ④傾斜の度合が大きいさま。「―な坂」 ⑤序破急の最後の段。舞楽や能楽で、音楽や舞が急速度となり終結に至るもの。 ⑥急行列車の略。「準―」 きゅうキフ ①上下の地位・程度の位置づけ。順序。段階。「プロ―の腕前」 ②試験で与えられる、技量の位付け。「珠算の―が上がる」 ③学校教育で、学年による組分け。学級。クラス。 ④写真植字機による文字の大きさの単位。0.25ミリメートル角のものを1級とする。1ミリメートルの4分の1の意でquarterの頭文字をとってQで表す。 ⑤(もと古代中国の秦で、首を切った者に爵位1級を与えたことから)いくさでとった首を数える語。 きゅう】 (呉音はク) ①天子・神仙などの居所。みや。 ②日本・中国の音楽で、五声の基準となる第1音。 ③天球の区分。→十二宮。 ④生殖機能を奪う刑。五刑の一つ。「―刑」 →ぐう(宮) きゅうキフ 行脚僧・修験者などが、旅の際、物を入れ背負って持ち運ぶ、竹で編んだ箱。おい。 ⇒笈を負う きゅうキウ ①まるい形。まるいもの。たま。まり。ボール。 ②野球の略。 ③野球で、投手が投げた球を数える語。 ④〔数〕3次元空間で1定点から一定の距離以内にある点全体の集合。その1定点を中心、を半径(の長さ)という。球の表面積・体積はそれぞれ4πr,(4/3)πrである。球体。 きゅうキフ 賃金。報酬。「院宮の―」 キューcue】 ①ビリヤードに用いる突き棒。 ②ラジオ・テレビで、演出家が示す開始の合図。「―を出す」 キューQ・q】 ①アルファベットの17番目の文字。 ②問い(question)の略号(Q)。 ③電気回路で、共振の鋭さを表す値。Q値。 ④写真植字機による文字の級を表す記号(Q)。→級4 キューqueue(→)「待ち行列」に同じ。 き‐ゆう机右‥イウ 机のそば。座右。 き‐ゆう杞憂‥イウ [列子天瑞](中国の杞の国の人が、天地が崩れて落ちるのを憂えたという故事に基づく)将来のことについてあれこれと無用の心配をすること。杞人の憂え。取り越し苦労。「―であれば幸いだ」 き‐ゆう喜憂‥イウ 喜びと憂い。 き‐ゆう豨勇】 イノシシ(豨)のようにむこうみずの勇気。また、そのような兵士。 き‐ゆう嬉遊‥イウ たのしみ遊ぶこと。 ⇒きゆう‐きょく【嬉遊曲】 ぎゅう 物を強く押したり締めつけたりするさま。強く圧迫されて発する声や音。「―と言わせる」 ぎゅうギウ ①うし。うしの肉。 ②「妓夫ぎゅう」の当て字。 ③〔天〕二十八宿の一つ。牛宿。いなみぼし。 ぎゅう妓夫ギフ (「牛」とも書く) ①夜鷹などの私娼について、客引きや用心棒をする男。浮世草子、好色万金丹「女房を惣嫁そうかに出して男が―に付くも世の姿也」 ②遊女屋の若い者(使用人)。小見世では客引きなどをする見世番。牛太郎。ひとりね「あげやの男か―かに一年成りて見たし」 ぎ‐ゆう義勇】 ①正義と勇気。 ②正義を愛する心から起きる勇気。 ③進んで公共のために力を尽くすこと。 ⇒ぎゆう‐ぐん【義勇軍】 ⇒ぎゆう‐へい【義勇兵】 きゅう‐あ旧痾キウ‥ 久しくなおらない病気。以前にかかった病気。持病。宿痾。 キューアール‐コードQRコード】 二次元コードの方式の一種。商標名。 きゅう‐あい求愛キウ‥ 異性の愛を求めること。「ツルの―行動」 きゅう‐あく旧悪キウ‥ ①以前におかした悪事。「―露顕」 ②現在の公訴の時効に相当する江戸時代の公事方御定書の制度。死罪以上の罪および永尋ながたずねの場合を除き、いったん罪を犯してもその後他の犯罪にかかわり合いのない限り、12カ月以上を経て発覚したときは旧悪と称して咎とがめないことにしていた。 きゅう‐アジア‐しょご旧アジア諸語キウ‥ (→)古アジア諸語に同じ。 きゅうあん久安キウ‥ [晋書]平安後期、近衛天皇朝の年号。天養2年7月22日(1145年8月12日)改元、久安7年1月26日(1151年2月14日)仁平に改元。 キュー‐アンド‐エーQ&A】 (question and answer)問いと答え。一問一答。 きゅう‐い九夷キウ‥ ①漢族が称した東方の九つの野蛮国。畎夷けんい・于夷・方夷・黄夷・白夷・赤夷・玄夷・風夷・陽夷。 ②漢族が主に東方の他民族を卑しめていう語。 きゅう‐い九位キウヰ 世阿弥が芸の位を9段階に分けたもの。また、その注解の著書名。どこがよいと指摘できない言語を絶した美を示す芸境、すなわち「妙花風」を最上とする。くい。 きゅう‐い旧衣キウ‥ 着ふるした着物。ふるぎ。 きゅう‐い休意キウ‥ 心を安んずること。安心。休心。 きゅう‐い宮闈・宮囲‥ヰ 宮中の奥殿。后妃の宮殿。保元物語「后と申すは位を―に正しくして」 きゅう‐い球威キウヰ 野球で、投手が打者に対して投げる球の威力。 キュヴィエGeorges Cuvier】 フランスの博物学者。コレージュ‐ド‐フランス教授。動物の比較解剖学を研究、古生物学を建設、ラマルクの進化論に反対し、天変地異説を唱えた。主著「比較解剖学講義」「地球表面の変革について」など。(1769〜1832) きゅう‐いき宮域‥ヰキ ①宮殿のある区域。 ②特に伊勢神宮の神域。 きゅういちいち‐じけん九‐一一事件キウ‥ 2001年9月11日に米国で起きた同時多発テロ事件。4機の旅客機がイスラム急進派にハイ‐ジャックされ、うち2機がニューヨークの世界貿易センター‐ビルに突入し崩壊させ、1機がワシントンの国防総省ビルに突入、1機がペンシルヴァニア州に墜落した。死者3062人。 崩壊前の世界貿易センタービル(2001年) 提供:IPOL/APL きゅう‐いん旧姻キウ‥ ふるくから縁組している親戚。 きゅう‐いん旧院キウヰン もとの上皇または法皇。故院。 きゅう‐いん吸引キフ‥ 吸いこむこと。引きつけること。「―力」 きゅう‐いん吸飲キフ‥ すってのむこと。「阿片の―」 きゅう‐いん蚯蚓キウ‥ [礼記月令]みみず。 きゅう‐いん窮陰】 (陰気の窮極の意)冬の末。陰暦12月。 ぎゅういん‐ばしょく牛飲馬食ギウ‥ 牛が水を飲み馬が秣まぐさを食うように、多量に飲食すること。 きゅう‐う急雨キフ‥ にわかあめ。 きゅう‐えい仇英キウ‥ 明代中期(16世紀前半)の画家。字は実父じっぽ。号は十洲。江蘇太倉の人。唐・宋・元の古画を模写して技法の精を会得し、細密艶麗な彩色画と白描画とに長じた。 きゅう‐えき宮掖】 帝王の居所。宮廷。宮闕。禁中。 ぎゅう‐えき牛疫ギウ‥ 家畜法定伝染病の一つ。反芻はんすう類、多くは牛の伝染病。病原体はウイルス。伝染力が強く、激烈急性で、罹病した獣は6〜7日で死ぬ。 きゅう‐えん久延キウ‥ 年月が久しく延びること。 きゅう‐えん久遠キウヱン ①時の無窮なこと。永遠。くおん。 ②広く大いなること。 きゅう‐えん仇怨キウヱン かたき。あだ。怨恨えんこんきゅう‐えん旧怨キウヱン ふるいうらみ。昔のあだ。 きゅう‐えん旧縁キウ‥ ふるい縁故。前からのなじみ。 きゅう‐えん休演キウ‥ 興行や出演などを休むこと。 きゅう‐えん求縁キウ‥ 結婚の相手を探すこと。 きゅう‐えん救援キウヱン 他人の危険や困難をすくいたすけること。加勢。「―活動」「―物資」「―投手」 きゅう‐えん球宴キウ‥ 花形選手が集まって行う野球の試合。特に、オールスター‐ゲーム。野球の饗宴。 きゅうおうどうわ鳩翁道話キウヲウダウ‥ 柴田鳩翁の心学道話の筆録。正編3巻、1835年(天保6)刊。続編・続々編各3巻、36・39年刊。共に養子武修(遊翁)の編纂。 →文献資料[鳩翁道話] キュー‐オー‐エルQOL】 クオリティー‐オブ‐ライフの略。 きゅう‐おん旧恩キウ‥ むかし受けた恩。 きゅう‐おん吸音キフ‥ 音波を吸収すること。 ⇒きゅうおん‐ざい【吸音材】 きゅうおん‐ざい吸音材キフ‥ 吸音効果のある材料。建築やスピーカーその他音響機器に用いる。ガラス繊維・フェルトなど。 ⇒きゅう‐おん【吸音】 きゅう‐か九夏キウ‥ 夏季90日の間の称。 ⇒きゅうか‐さんぷく【九夏三伏】 きゅう‐か旧家キウ‥ ①久しく続いてきた家柄。由緒のある家柄。久しくその土地に住んで来た家。「―の出」 ②もと住んだ家。「―を訪れる」 きゅう‐か休暇キウ‥ (古くは「休假」)学校・官庁・会社などのやすみ。多く、日曜・祝日などの休日以外のやすみをいう。「―をとる」「夏期―」 ⇒きゅうか‐とうそう【休暇闘争】 きゅう‐か急火キフクワ にわかに燃え上がった火事。 きゅう‐か毬花・球花キウクワ マツ・スギ・ヒノキなど、裸子植物針葉樹類の生殖器官。多数の木質の鱗片が重なって着生し、球形または円錐形をなし、種子は鱗片の内面に着く。 きゅう‐か毬果・球果キウクワ 雌の成熟した毬花。

きゃ‐はん【脚半・脚絆】🔗🔉

きゃ‐はん脚半・脚絆】 ①旅などで、歩きやすくするため脛すねにまとう布。脛巾はばき。 ②(→)巻脚半まききゃはんに同じ。

きゃ‐ふ【脚布】🔗🔉

きゃ‐ふ脚布】 腰に巻く布。特に、女の腰巻。ゆもじ。〈日葡辞書〉 ⇒きゃふ‐ぜに【脚布銭】 ⇒きゃふ‐むすめ【脚布娘】

きゃふ‐ぜに【脚布銭】🔗🔉

きゃふ‐ぜに脚布銭】 へそくりがね。 ⇒きゃ‐ふ【脚布】

きゃふ‐むすめ【脚布娘】🔗🔉

きゃふ‐むすめ脚布娘】 成年式に仮親をとった女の子方こかた→褌祝へこいわい ⇒きゃ‐ふ【脚布】

ち‐あなき【脚病】🔗🔉

ち‐あなき脚病】 馬の病。せきが出て体毛がちぢれ、前足を折って歩行できなくなる。〈倭名類聚鈔11

[漢]脚🔗🔉

 字形  筆順 〔月(月・月)部7画/11画/常用/2151・3553〕 〔音〕キャク(漢) カク(呉) キャ(唐) 〔訓〕あし [意味] ①あし。転じて、歩行。「脚力・脚気かっけ・健脚・飛脚・行脚あんぎゃ」▶本来は、ひざからくるぶしまでの部分をさす。「脚絆きゃはん」 ②物の下部。物の下にあって支える役をするもの。あしば。「脚注・三脚・立脚・脚本」 ③あしのある道具を数える語。「椅子いす五脚」 [解字] もと、肉部。形声。「月」(=肉)+音符「却」(=うしろにひっこむ)。ひざから下の、曲がってうしろにひっこむ部分の意。は異体字。 [下ツキ 行脚・鴨脚いちょう・韻脚・橋脚・健脚・三脚・失脚・隻脚・馬脚・飛脚・立脚・両脚規

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