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すすき【薄・芒】🔗🔉

すすき薄・芒】 ①むらがって生える草の総称。万葉集7「妹等がりわが行く道のしの―」 ②イネ科の多年草。土手・荒地などにしばしば大群落を作る。毎年、宿根から新芽を生じ、高さ2メートルに達する。秋、花穂は十数枝を分かち、黄褐色を呈する。小穂の下部に絹糸様の白毛がある。「尾花」と称し、秋の七草の一つ。茎葉は屋根を葺くのに用いる。シマススキなど、観賞用の園芸品種もある。袖振草。〈[季]秋〉。万葉集10「さ男鹿の入野の―初尾花」 すすき ススキ 撮影:関戸 勇 ススキ(花) 撮影:関戸 勇 ⇒すすき‐の‐き【薄の木】 ⇒すすき‐の‐まる【薄の丸】 ⇒すすき‐みみずく【薄木 ⇒薄の穂にも怖じる

のい‐ずみ【芒墨・肉刺】🔗🔉

のい‐ずみ芒墨・肉刺】 (ノギズミの音便)はきものの固い部分にこすれて足にできる炎症。肉刺まめ。倭名類聚鈔3「肉刺、和名乃以須美」

のぎ【芒】🔗🔉

のぎ】 ①イネ科の植物の花の外殻(穎えい)にある針のような突起。のげ。〈新撰字鏡7〉 ②(「禾」とも書く)金箔・銀箔を細長く切った切箔きりはくの一種。砂子などとともに絵画や装丁の飾りに用いる。野毛のげ

のぎ‐さき【芒先】🔗🔉

のぎ‐さき芒先】 芒の先端。

のぎ‐め【芒目】🔗🔉

のぎ‐め芒目】 陶器や鉱物などの肌にある芒のような文理きめ

のげ【芒】🔗🔉

のげ】 ノギの訛。

はしか【芒】🔗🔉

はしか】 麦などの芒のぎ。日葡辞書「ハシカ、また、ノギ」

ぼう【芒】バウ🔗🔉

ぼうバウ 稲ののぎ。また、きっさき。

ぼう‐しゅ【芒種】バウ‥🔗🔉

ぼう‐しゅ芒種バウ‥ (芒のぎのある穀物を播く時期の意)二十四節気の一つ。太陽の黄経が75度の時で、5月の節せつ。太陽暦の6月5日頃に当たる。〈[季]夏〉

ぼう‐しょう【芒硝】バウセウ🔗🔉

ぼう‐しょう芒硝バウセウ 硫酸ナトリウムの十水和物の俗称。漢方生薬の一つで解熱・瀉下剤とする。

ぼう‐よう【茫洋・芒洋】バウヤウ🔗🔉

ぼう‐よう茫洋・芒洋バウヤウ 果てしなく、広々としているさま。広くて目当てのつかないさま。「―たる大海」「―とした人柄」

[漢]芒🔗🔉

 字形 〔艹部3画/6画/7174・676A〕 〔音〕ボウ〈バウ〉(漢) 〔訓〕のぎ・すすき [意味] ①稲・麦などの穂の先端にある針状の毛。のぎ。穂さき。転じて、きっさき。「芒種・光芒」▶日本では、穂の出る野草「すすき」にもこの字を当てる。 ②ひろびろとしている。ぼんやりとして見定めがつかない。(同)茫。「芒洋」 ▷は異体字。

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