やぶ‐にっけい【
藪肉桂】
‥ニク‥
クスノキ科の常緑高木。西日本の山地に自生。幹は高さ約15メートル。樹皮はニッケイにやや似た香気と渋味とを持つ。葉は長卵形で革質、光沢がある。夏、葉腋に長い花軸を出し、淡黄色の小花をつける。果実は液果で紫黒色。木材を器具・薪炭用とし、種子から肉桂脂をとり薬用とする。コガノキ。クスタブ。メカツラ。松浦肉桂。〈物類称呼〉
○藪に馬鍬やぶにまぐわ
藪の中で馬鍬を使用する意で、できないことを強いてするたとえ。
⇒やぶ【藪】
○藪に目やぶにめ
秘密などの漏れやすいたとえ。「壁に耳」と同趣意。
⇒やぶ【藪】