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こし【輿】🔗🔉

こし輿】 ①屋形の内に人をのせ、その下にある2本の長柄で肩に舁き上げ、または手で腰の辺にささえて運ぶ乗物。身分によって形状が異なる。鳳輦ほうれん・葱花輦そうかれん・腰輿たごし・板輿・網代輿あじろごし・張輿・塗輿・小輿・四方輿などがある。 ②棺をのせて舁く具。 ③神輿しんよ。みこし。

こし‐いれ【輿入れ】🔗🔉

こし‐いれ輿入れ】 嫁の乗った輿を婿の家にかつぎ入れること。よめいり。婚礼。

こし‐おくり【輿送り】🔗🔉

こし‐おくり輿送り】 輿入れのとき輿を送って行くこと。また、その人。

こし‐かき【輿舁き】🔗🔉

こし‐かき輿舁き】 輿をかくこと。また、その人。

こし‐かた【輿形・輦形】🔗🔉

こし‐かた輿形・輦形】 輿の形につくった祓はらえの道具。貞観儀式「木偶人二十四枚、御―四具」

こし‐ぞい【輿添い】‥ゾヒ🔗🔉

こし‐ぞい輿添い‥ゾヒ (→)「こしぞえ」に同じ。

こし‐ぞえ【輿添え】‥ゾヘ🔗🔉

こし‐ぞえ輿添え‥ゾヘ 輿に付き添って随行すること。また、その人。こしぞい。浄瑠璃、傾城反魂香「家の子世継瀬兵衛―にて」

こし‐だい【輿台】🔗🔉

こし‐だい輿台】 輿を地におろす時、轅ながえを支える小さい机のような台。

こし‐つき【輿付】🔗🔉

こし‐つき輿付】 輿のそばに付き添うこと。また、その人。

こし‐のりぞめ【輿乗り初め】🔗🔉

こし‐のりぞめ輿乗り初め】 ①正月に吉日を選んで初めて輿に乗ること。 ②新婦の輿入れの前に、家中の老女などをえらんで、新造の輿に乗り試みること。

こし‐むかえ【輿迎え】‥ムカヘ🔗🔉

こし‐むかえ輿迎え‥ムカヘ 輿入れの時、輿を迎えること。また、その人。

こし‐や【輿屋】🔗🔉

こし‐や輿屋】 ①輿・駕籠かごなどを製造する家・人。 ②棺などを売り、また、貸す家・人。葬儀屋。誹風柳多留96「引札もされず―の店開き」

こし‐よせ【輿寄せ】🔗🔉

こし‐よせ輿寄せ(→)車寄くるまよせに同じ。

こし‐わき【輿脇】🔗🔉

こし‐わき輿脇】 輿のそば。また、その付添い人。

よ‐しゃ【輿車】🔗🔉

よ‐しゃ輿車】 ①輿こしと車。〈色葉字類抄〉 ②のりもの。

よしゃずこう【輿車図考】‥ヅカウ🔗🔉

よしゃずこう輿車図考‥ヅカウ 輿車に関して旧記・古画を挙げて考証した書。松平定信編著。画工は渡辺広輝。1804年(文化1)成る。

よ‐ず【輿図】‥ヅ🔗🔉

よ‐ず輿図‥ヅ 輿地の図。地図。世界地図。

よ‐ち【輿地】🔗🔉

よ‐ち輿地】 (輿こしのように万物をのせる地の意)大地。地球全体。全世界。

よちしりゃく【輿地誌略】🔗🔉

よちしりゃく輿地誌略】 ①世界各国の地誌大要を訳述した書。青地林宗訳。7巻。1826年(文政9)成る。 ②世界地理を略述した教科書。内田正雄・西村茂樹編訳。1870〜77年(明治3〜10)刊。11巻12冊。

よち‐ず【輿地図】‥ヅ🔗🔉

よち‐ず輿地図‥ヅ [史記三王世家]地図。世界地図。

よ‐てい【輿丁】🔗🔉

よ‐てい輿丁】 輿こしをかつぐ者。こしかき。

よ‐ぼう【輿望】‥バウ🔗🔉

よ‐ぼう輿望‥バウ 世間の人々からかけられている期待。衆望。「―をになう」

よ‐ろん【輿論・世論】🔗🔉

よ‐ろん輿論・世論】 世間一般の人が唱える論。社会大衆に共通な意見。中江兆民、平民の目さまし「輿論とは輿人の論と云ふ事にて大勢の人の考と云ふも同じ事なり」。「―に訴える」 ▷「世論」は「輿論」の代りに用いる表記。→せろん⇒よろん‐ちょうさ【輿論調査】

よろん‐ちょうさ【輿論調査】‥テウ‥🔗🔉

よろん‐ちょうさ輿論調査‥テウ‥ (→)世論せろん調査に同じ。 ⇒よ‐ろん【輿論・世論】

[漢]輿🔗🔉

輿 〔臼()部10画〕 ⇒車部

[漢]輿🔗🔉

輿 字形 〔車部10画/17画/4533・4D41〕 〔音〕ヨ(呉)(漢) 〔訓〕こし [意味] ①人力でかつぐ乗り物。こし。かご。「乗輿・神輿・車輿・箯輿べんよ・輿丁よちょう」 ②万物をのせている台。大地。「輿地・坤輿こんよ」 ③世間一般。多数。「輿論・輿望」 ▷は異体字。 [下ツキ 駕輿丁・檻輿・権輿・神輿・腰輿・籃輿・輦輿

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