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し‐しゅ【錙銖】🔗⭐🔉
し‐しゅ【錙銖】
(昔、中国の量目で、100粒の黍きびを銖とし、6銖を錙(一説に24銖を両、8両または6両を錙)としたところから)きわめて僅少なこと。わずか。銖錙。
⇒錙銖を失わず
○錙銖を失わずししゅをうしなわず🔗⭐🔉
○錙銖を失わずししゅをうしなわず
少しの誤りもないこと。
⇒し‐しゅ【錙銖】
し‐じゅん【四旬】
①40日。
②40年。
⇒しじゅん‐せつ【四旬節】
し‐じゅん【至純】
この上なく純粋であること。少しもまじりけのないこと。「―の心」「―な愛」
し‐じゅん【視準】
望遠鏡の軸を、望もうとする物体の方向に向けること。
⇒しじゅん‐き【視準器】
⇒しじゅん‐ぎ【視準儀】
⇒しじゅん‐じく【視準軸】
し‐じゅん【諮詢・咨詢】
①問いはかること。相談。
②他の機関の意思を参考として問い求めること。
⇒しじゅん‐きかん【諮詢機関】
じ‐じゅん【耳順】
[論語為政「六十にして耳順したがう」](修養ますます進み、聞く所、理にかなえば何らの障害なく理解しうる意)60歳の異称。
しじゅん‐かせき【示準化石】‥クワ‥
地層の地質年代を決定する指標となる化石。生存期間が短くて特定の地層に局限され、かつ地理的分布の範囲が広いものを用いる。古生代の三葉虫類、中生代のアンモナイト、新生代の哺乳類は代表的。標準化石。
ししゅん‐き【思春期】
第二次性徴があらわれ、生殖可能となる時期。11〜12歳から16〜17歳までぐらいの時期。春機発動期。
しじゅん‐き【視準器】
(→)コリメーターに同じ。
⇒し‐じゅん【視準】
しじゅん‐ぎ【視準儀】
①子午環または子午儀などの望遠鏡の視準軸を調節するために使用する小形望遠鏡。
②(→)コリメーターに同じ。
⇒し‐じゅん【視準】
しじゅん‐きかん【諮詢機関】‥クワン
明治憲法下で、天皇の諮詢に応じて意見を上奏した機関。枢密院・皇族会議・元帥府・軍事参議院など。
⇒し‐じゅん【諮詢・咨詢】
しじゅん‐じく【視準軸】‥ヂク
望遠鏡で、対物鏡の中心と接眼鏡の十字線の交点とを結ぶ線。
⇒し‐じゅん【視準】
しじゅん‐せつ【四旬節】
キリスト教で、復活祭前の(主の日を除く)40日間の斎戒期。イエスの荒野における40日間の断食と試練を記念するもの。四旬祭。大斎節。悲しみの節。レント。
⇒し‐じゅん【四旬】
し‐しょ【士庶】
①一般の人民。
②武士と庶民。
し‐しょ【支所】
本所の管理に属し、本所から分離して、所在地の所管業務を取り扱う所。
し‐しょ【支庶】
①嫡長子以外の子。支子。本家から分かれた血筋。支族。分家。
②妾腹しょうふく。めかけばら。
し‐しょ【支署】
本署の管理に属し、本署から分離して、所在地の所管業務を取り扱う所。
し‐しょ【司書】
①書籍をつかさどる職。
②図書館で専門的職務に従事する職員。図書館法に規定される一定の資格を有し、図書の収集・整理・保管および閲覧などに関する業務を担当する。
し‐しょ【史書】
歴史を叙述した書物。史籍。
し‐しょ【四書】
「礼記」中の大学・中庸の2編と、論語・孟子の総称。朱子学が尊崇、以後五経とともに儒学の枢要の書となった。
⇒ししょ‐ごきょう【四書五経】
⇒ししょ‐しっちゅう【四書集注】
⇒ししょ‐たいぜん【四書大全】
し‐しょ【死所・死処】
死ぬ場所。死甲斐しにがいのある所。
し‐しょ【私書】
①個人の作った文書。私人として書いた手紙。
②内密の手紙。
⇒ししょ‐かん【私書函】
⇒ししょ‐ばこ【私書箱】
し‐しょ【私署】
一私人として署名すること。また、その署名。
⇒ししょ‐しょうしょ【私署証書】
し‐しょ【詩書】
①詩経と書経。
②詩を作ることと、字を書くこと。
③詩の本。詩集。
し‐じょ【士女】‥ヂヨ
紳士と淑女。男と女。
し‐じょ【子女】‥ヂヨ
①むすことむすめ。子供。「帰国―」
②女の子。女子。「―の紅涙をしぼる」「良家の―」
し‐じょ【仕女】‥ヂヨ
古代、女子の召使。女丁じょちょう。
し‐じょ【紫女】‥ヂヨ
紫式部むらさきしきぶの異称。
し‐じょ【歯序】
年齢によって立てる順序。年齢順。
し‐じょ【廝女】‥ヂヨ
(「廝」は召使の意)炊事女。
じ‐しょ【地所】ヂ‥
(家を建てる)土地。地面。ちしょ。
じ‐しょ【字書】
①漢字を集めて、一定の順序に並べ、漢字の読み方・意味などを解説した書。じびき。字典。
②(→)辞書1に同じ。
じ‐しょ【自処】
自分で自分のことを処置すること。
じ‐しょ【自書】
自分で書くこと。自分で書いたもの。自筆。
じ‐しょ【自署】
自分で署名すること。自分の署名。
じ‐しょ【辞書】
①ことばや漢字を集め、一定の順序に並べ、その読み方・意味・語源・用例などを解説した書。辞典。辞彙じい。「―を引く」「英和対訳袖珍―」→事典→字書。
②ワード‐プロセッサー・自動翻訳システムにおいて、漢字・熟語・文法などを登録してあるファイル。
③(→)辞表じひょうに同じ。じそ。栄華物語玉村菊「大弐―といふ物、公に奉りたり」
④新帝が先帝に太上だいじょう天皇の尊号を贈るに際し、先帝がこれを辞退する意を述べる書状。御辞書。御報書。
⑤ことばを書きつらねたもの。文章。蘭学事始「蘭学は実事を―にそのまま記せし者」
⑥〔言〕ある言語の語彙のすべてについて、一般的規則では扱えない音韻・統語・形態・意味上の性質を記述した文法モデルの一部門。レキシコン。
⇒じしょ‐けい【辞書形】
じ‐しょ【璽書】
①中国先秦時代、諸侯・大夫の封印した文書。
②秦漢以後は天子の御璽の捺おしてある文書。
じ‐じょ【次女・二女】‥ヂヨ
2番目のむすめ。
じ‐じょ【次序】
順序づけること。また、順序。次第。
じ‐じょ【自如】
平気でいるさま。自若。
じ‐じょ【自助】
①自分で自分の身を助けること。他人に依頼せず、自分の力で自分の向上・発展を遂げること。
②〔法〕自力救済の意。国家が自力で他国の違法行為に対し自己の国際法上の権利を守ること。
⇒じじょ‐ぐ【自助具】
⇒じじょ‐ばいきゃく【自助売却】
じ‐じょ【自序】
著者自ら書いた序文。
じ‐じょ【自叙】
自分で自分のことを述べ記すこと。また、そのもの。
⇒じじょ‐たい【自叙体】
⇒じじょ‐でん【自叙伝】
じ‐じょ【児女】‥ヂヨ
①女の子。
②男の子と女の子。子女。
じ‐じょ【侍女】‥ヂヨ
高貴の人の側そば近くに仕える女性。こしもと。
じ‐じょ【時序】
時節の順序。四季の順序。時の順序。
じ‐じょ【爾汝】
(両字とも「なんじ」の意)相手を軽んじ、または親しんで呼び捨てにすること。
⇒じじょ‐の‐まじわり【爾汝の交わり】
し‐しょう【支承】
〔建〕構造物を支持する部分。また、その部分の構造。
し‐しょう【支証】
事実を裏づけるに足る証拠。争論の時に出す証拠。申楽談儀「道の神に同ずる処の―の為に書き載す」
し‐しょう【支障】‥シヤウ
さしさわり。さしつかえ。故障。「―を来す」
し‐しょう【司掌】‥シヤウ
①つかさどること。また、その人。
②古代、諸司の雑任ぞうにんで官掌かじょうの類。
し‐しょう【史生】‥シヤウ
(シジョウとも)律令制で、諸官司や諸国の四等官しとうかんの下、すなわち主典さかんの次に位する官。公文書を浄書し、文案に上官の署名を取ることをつかさどった。一分いちぶの官。ふみびと。ふんびと。
し‐しょう【四生】‥シヤウ
〔仏〕生物をその生れ方から四種に分けたもの。すなわち胎生たいしょう・卵生らんしょう・湿生しっしょう・化生けしょう。
⇒ししょう‐の‐くりん【四生の苦輪】
し‐しょう【四声】‥シヤウ
⇒しせい
し‐しょう【四姓】‥シヤウ
⇒しせい
し‐しょう【四象】‥シヤウ
①易で、少陽(春)・太陽(夏)・少陰(秋)・太陰(冬)の総称。
②地中の水・火・土・石の総称。
し‐しょう【四障】‥シヤウ
〔仏〕悟りを得ることのできない四つの障害。闡提せんだい障・外道障・声聞しょうもん障・縁覚障。または惑障・業障・報障・見障。
し‐しょう【死生】‥シヤウ
死と生。生死。しせい。
⇒ししょう‐ふち【死生不知】
し‐しょう【死傷】‥シヤウ
死ぬことと負傷すること。
⇒ししょう‐しゃ【死傷者】
し‐しょう【私消】‥セウ
おおやけの金品を勝手に私用に消費すること。
し‐しょう【私娼】‥シヤウ
おおやけの許可なく、非合法的に営業する売春婦。↔公娼。
⇒ししょう‐くつ【私娼窟】
し‐しょう【私傷】‥シヤウ
公務中でない時のけが。↔公傷
し‐しょう【私償】‥シヤウ
内々で債務をつぐなうこと。
し‐しょう【刺傷】‥シヤウ
刺して傷つけること。また、その傷。
し‐しょう【刺衝】
突き刺すこと。刺激すること。
し‐しょう【指掌】‥シヤウ
(「掌たなごころを指さす」の意)事の極めて容易または明白なこと。
し‐しょう【師匠】‥シヤウ
①学問・技芸などを教授する人。先生。平家物語10「―の室に入りしよりこのかた」
②芸人に対する敬称。
し‐しょう【師承】
師からうけ伝えること。師伝。
し‐しょう【祠掌】‥シヤウ
下級の神職で、社掌の旧称。
し‐しょう【視床】‥シヤウ
間脳の背部でその約5分の4を占める大きな卵円形の灰白質の塊。下方から上行して来た知覚神経の大脳に達する接続部。
⇒ししょう‐かぶ【視床下部】
し‐しょう【詞章】‥シヤウ
詩歌や文章。謡曲・浄瑠璃などの文章。
し‐しょう【嗤笑】‥セウ
あざけり笑うこと。嘲笑。
し‐しょう【詩抄・詩鈔】‥セウ
詩を抜書きした書物。
し‐しょう【熾昌】‥シヤウ
勢いがさかんなこと。さかんにわき起こること。
し‐じょう【史上】‥ジヤウ
歴史に現れている範囲。歴史上。「―空前の出来事」
し‐じょう【史乗】
(「乗」は記録の意)事実の記録。歴史書。
しじょう【四条】‥デウ
①京都の東西の通りの名。
②姓氏の一つ。藤原北家。魚名うおなの子孫隆季が四条大宮に邸を構えたので、四条家と称。代々庖丁ほうちょうの家として聞こえる。→四条流2。
⇒しじょう‐がわら【四条河原】
⇒しじょう‐だいなごん【四条大納言】
⇒しじょう‐たかすけ【四条隆資】
⇒しじょう‐は【四条派】
⇒しじょう‐りゅう【四条流】
し‐じょう【市上】‥ジヤウ
まちなか。街頭。市中。
し‐じょう【市場】‥ヂヤウ
①狭義には、売手と買手とが特定の商品を規則的に取引する場所をいう。魚市場・青果市場・証券取引所など。いちば。具体的市場。
②広義には、一定の場所・時間に関係なく相互に競合する無数の需要・供給間に存在する交換関係をいう。国内市場・国際市場など。抽象的市場。マーケット。
⇒しじょう‐アクセス【市場アクセス】
⇒しじょうがい‐とりひき【市場外取引】
⇒しじょう‐かいにゅう【市場介入】
⇒しじょう‐かかく【市場価格】
⇒しじょう‐かち【市場価値】
⇒しじょう‐けいざい【市場経済】
⇒しじょう‐げんり【市場原理】
⇒しじょう‐しこう【市場志向】
⇒しじょう‐せいさん【市場生産】
⇒しじょう‐せんゆうりつ【市場占有率】
⇒しじょう‐ちょうさ【市場調査】
⇒しじょう‐リスク【市場リスク】
し‐じょう【糸状】‥ジヤウ
糸のように細いさま。
⇒しじょう‐きん【糸状菌】
⇒しじょう‐ちゅう【糸状虫】
し‐じょう【至上】‥ジヤウ
この上もないこと。最上。最高。「―の名誉」「芸術―主義」
⇒しじょう‐しゃ【至上者】
⇒しじょう‐しん【至上神】
⇒しじょう‐めいれい【至上命令】
し‐じょう【至情】‥ジヤウ
①まごころ。赤心せきしん。
②ごく自然の人情。
し‐じょう【私乗】
(「乗」は記録の意)私人の著した歴史。私史。
し‐じょう【私情】‥ジヤウ
①個人としての情。個人的感情。「―をさしはさむ」「―をまじえる」
②私欲を遂げようとする心。
し‐じょう【枝条】‥デウ
えだ。
し‐じょう【姿情】‥ジヤウ
①すがたとおもむき。
②俳諧で、句の外形(言語・風調)と内容(思想・感情)。風姿と風情。
し‐じょう【施条】‥デウ
ものに筋目をつけること。
⇒しじょう‐じゅう【施条銃】
⇒しじょう‐ほう【施条砲】
し‐じょう【紙上】‥ジヤウ
①紙の上。
②新聞・雑誌などの記事面。紙面。「―をにぎわす」「―参加」
し‐じょう【詞場】‥ヂヤウ
①詩文などを作るところ。
②文壇。詩人・文士の社会。詞林。
③進士の試験場。
し‐じょう【詩情】‥ジヤウ
①詩によまれた感情。また、詩にあらわしたい感情。
②詩的な情趣。「―あふれる作品」
し‐じょう【試乗】
ためしに乗ってみること。「新車に―する」
し‐じょう【誌上】‥ジヤウ
雑誌の紙上。誌面。
し‐じょう【熾盛】‥ジヤウ
火が燃え上がるように盛んなこと。気勢の盛んなさま。しせい。今昔物語集17「邪見―なること限りなし」
⇒しじょうこう‐ぶっちょう【熾盛光仏頂】
じ‐しょう【字性】‥シヤウ
書かれた文字の形・ありさま。字形。浄瑠璃、艶容女舞衣「涙に―も見えがたく」
じ‐しょう【次将】‥シヤウ
①大将1の次に位する者。
②(シショウとも)近衛中将・少将の併称。亜将。→中将
じ‐しょう【自性】‥シヤウ
〔仏〕
①物それ自体の本性。本来の性質。「名詮みょうせん―」
②サーンキヤ派にいう現象世界を展開する物質的原理。プラクリティ。
⇒じしょう‐しょうじょう【自性清浄】
⇒じしょう‐の‐つき【自性の月】
じ‐しょう【自称】
①自分から名乗ること。実体はともあれ、当事者が自分でこうだと称すること。「―天才」
②自分で自分をほめること。自慢。
③代名詞の第一人称。
じ‐しょう【自証】
〔仏〕他の助けを借りず、自ら悟りをひらくこと。また、その悟り。
じ‐しょう【自傷】‥シヤウ
故意に自分の体を傷つけること。また、その傷。
じ‐しょう【自照】‥セウ
自分自身を客観的に冷静に見つめること。
⇒じしょう‐ぶんがく【自照文学】
じ‐しょう【事象】‥シヤウ
(事実と現象の意)
①ことの成行き・様子。ことがら。「自然界の―」
②〔数〕確率が定められることがら。試行の結果をみて、起こったか起こらなかったかが確定されることがら。標本空間の部分集合と同一視される。偶然事象。→確率。
⇒じしょう‐の‐じゅうぞく【事象の従属】
⇒じしょう‐の‐どくりつ【事象の独立】
じ‐しょう【侍妾】‥セフ
こしもと。そばめ。
じしょう【治承】ヂ‥
(チショウとも)[河図挺佐輔]平安末期、高倉・安徳天皇朝の年号。安元3年8月4日(1177年8月29日)改元、治承5年7月14日(1181年8月25日)養和に改元。
じ‐しょう【時正】‥シヤウ
(昼夜等分の意)春・秋の彼岸の中日。また、彼岸の7日間。徒然草「花の盛りは冬至より百五十日とも、―の後七日とも云へど」
じ‐しょう【時尚】‥シヤウ
その時代の好み・流行。時好。
じ‐しょう【時称】
その時の人々の賞美。時のほまれ。
じ‐しょう【時鐘】
時刻を知らせる鐘。
⇒じしょう‐ばんぺい【時鐘番兵】
じ‐じょう【自乗・二乗】
〔数〕
⇒にじょう。
⇒じじょう‐こん【自乗根】
⇒じじょう‐すう【自乗数】
じ‐じょう【自浄】‥ジヤウ
河川や湖・海、大気などが人手を加えないでも、それ自身の働きによって浄化されること。比喩的にも使う。「―作用」「政界の―力」
じ‐じょう【事情】‥ジヤウ
物事がある状態になった、細かな様子・次第。ことの次第・ありさま。夏目漱石、坊つちやん「此辺の―には通じて居るに相違ない」。「―があって欠席した」「現地の―に詳しい」「住宅―」
⇒じじょう‐つう【事情通】
⇒じじょう‐はんけつ【事情判決】
⇒じじょうへんこう‐の‐げんそく【事情変更の原則】
じ‐じょう【治定】ヂヂヤウ
①落着すること。決定すること。源平盛衰記6「罪科―の程は申し預かり候はばや」
②(副詞的にも用いる)確実なこと。必定ひつじょう。きっと。かならず。太平記15「御方―の勝軍とこそ存じ候へ」。太平記10「今日の軍には―勝つべきいはれ候」
③(中世語学・連歌俳諧用語)疑問・願望に対して、断定・詠嘆などの意。去来抄「『や』は―歎息の『や』也」
じ‐じょう【辞譲】‥ジヤウ
謙遜して他に譲ること。謙譲。
じ‐じょう【磁場】‥ヂヤウ
⇒じば
しじょう‐アクセス【市場アクセス】‥ヂヤウ‥
国外から国内市場に参入すること。
⇒し‐じょう【市場】
し‐しょうがい【私生涯】‥シヤウ‥
人の、私人としての生涯。↔公生涯
しじょうがい‐とりひき【市場外取引】‥ヂヤウグワイ‥
市場あるいは取引所以外で行われる取引。上場株式については1998年に導入。
⇒し‐じょう【市場】
しじょう‐かいにゅう【市場介入】‥ヂヤウ‥ニフ
中央銀行が、通貨の安定などのために外国為替市場で直接売買に参加すること。
⇒し‐じょう【市場】
しじょう‐かかく【市場価格】‥ヂヤウ‥
市場においてその時その時に需要と供給との関係によって成立する価格。↔正常価格。
⇒し‐じょう【市場】
しじょう‐かち【市場価値】‥ヂヤウ‥
需要と供給とが一致した場合の市場価格と同義。市場価格は、市場価値を中心にして市場の状況によって変動する。
⇒し‐じょう【市場】
ししょう‐かぶ【視床下部】‥シヤウ‥
間脳の一部で視床の前下方にあって第三脳室の側壁下部と底とを囲む部分。下方に突出して脳下垂体に連なる。体温調節・睡眠・生殖・物質代謝などをつかさどる自律神経系の高次中枢。
⇒し‐しょう【視床】
しじょう‐がわら【四条河原】‥デウガハラ
京都鴨川、四条大橋付近の河原。近世、操あやつり芝居や芝居小屋を設けた。
四条河原
撮影:的場 啓
⇒しじょう【四条】
じ‐しょうぎ【持将棋】ヂシヤウ‥
将棋で、双方が入玉にゅうぎょくし、お互いに規定の駒数に達している場合をいい、引分けとなる。もちしょうぎ。
しじょう‐きん【糸状菌】‥ジヤウ‥
糸状の菌糸をもつ真菌類の通称。→かび(黴)。
⇒し‐じょう【糸状】
ししょう‐くつ【私娼窟】‥シヤウ‥
私娼の多くいる地域。
⇒し‐しょう【私娼】
しじょう‐けいざい【市場経済】‥ヂヤウ‥
財・サービスの生産・消費が市場機構によって社会的に調節される経済制度。→計画経済。
⇒し‐じょう【市場】
し‐しょうけん【四正見】‥シヤウ‥
〔仏〕一切のものを苦・空・無常・無我と見ること。
しじょう‐げんり【市場原理】‥ヂヤウ‥
市場に備わる自動調節機能。市場経済のメカニズム。「―主義」
⇒し‐じょう【市場】
しじょうこう‐ぶっちょう【熾盛光仏頂】‥ジヤウクワウ‥チヤウ
〔仏〕釈迦仏が衆生しゅじょう救済のため、明王の忿怒ふんぬ身をとった姿。身の毛孔から熾盛の光明を放つ。金輪仏頂。熾盛光仏頂如来。熾盛光。
⇒し‐じょう【熾盛】
じ‐しょうこつ【耳小骨】‥セウ‥
中耳の中にある小骨。魚類の鰓骨えらぼねから進化したもので、鼓膜の振動を内耳に伝える。哺乳類では槌骨つちこつ・砧骨きぬたこつ・鐙骨あぶみこつの三つから成り、相互の間は可動連結されている。聴小骨。聴骨。→耳(図)
じじょう‐こん【自乗根】
(→)平方根に同じ。
⇒じ‐じょう【自乗・二乗】
ししょう‐じ【四摂事】‥セフ‥
〔仏〕菩薩が衆生しゅじょうを引き寄せて救うために行う四つの徳。教えや財物を与える布施摂、優しい言葉を語る愛語摂、身と口と心の三種の行為によって利益を与える利行りぎょう摂、救うべき相手の立場に同化して助けの手をさしのべる同事摂をいう。四摂法。四摂。
ししょう‐じ【指小辞】‥セウ‥
(diminutive)ある語に付加し、その語の示すものよりも更に小さい観念あるいは親愛の情を示す接辞。また、それが付いてできた派生語(指小語)。
じしょう‐じ【慈照寺】‥セウ‥
銀閣寺の正称。
しじょう‐しこう【市場志向】‥ヂヤウ‥カウ
(→)顧客志向に同じ。
⇒し‐じょう【市場】
じじょう‐じばく【自縄自縛】
(自分の縄で自分を縛る意)自分の心がけや言行によって自分自身が動きがとれなくなり、苦しむこと。
ししょう‐しゃ【死傷者】‥シヤウ‥
死んだ人と負傷した人。「多数の―が出る」
⇒し‐しょう【死傷】
しじょう‐しゃ【至上者】‥ジヤウ‥
様々な民族の宗教に見られる万物の創造主・全知全能者としての霊的存在。
⇒し‐じょう【至上】
しじょう‐じゅう【施条銃】‥デウ‥
ライフル銃のこと。
⇒し‐じょう【施条】
じしょう‐しょうじょう【自性清浄】‥シヤウシヤウジヤウ
〔仏〕物の本性はもともとすべての穢れを離れた清らかなものであるということ。特に人間の心の本性に関していう。
⇒じ‐しょう【自性】
しじょう‐しん【至上神】‥ジヤウ‥
(supreme god)全知全能で創造主として世界の最高位を占める神の観念。至上者(supreme being)・至高神・高神(high god)とも近い観念で、世界の諸民族の間に広く見られる。
⇒し‐じょう【至上】
しじょう‐しん【至誠心】‥ジヤウ‥
〔仏〕いつわりを離れた真実の心。往生を願う真心。三心の一つ。
じじょう‐すう【自乗数】
自然数を自乗した数。4は2の自乗数である類。平方数。
⇒じ‐じょう【自乗・二乗】
しじょう‐せいさん【市場生産】‥ヂヤウ‥
市場の需要を見越して、生産者自らの危険負担に基づいて行う生産。→注文生産。
⇒し‐じょう【市場】
し‐しょうせつ【私小説】‥セウ‥
⇒わたくししょうせつ
しじょう‐せんゆうりつ【市場占有率】‥ヂヤウ‥イウ‥
ある商品の生産総額あるいは販売総額に対して、特定の企業の製品のそれが占めている比率。マーケット‐シェア。
⇒し‐じょう【市場】
し‐しょうたい【四聖諦】‥シヤウ‥
〔仏〕(→)四諦したいに同じ。
しじょう‐だいなごん【四条大納言】‥デウ‥
藤原公任きんとうの通称。
⇒しじょう【四条】
しじょう‐たかすけ【四条隆資】‥デウ‥
南北朝時代の公卿。元弘の乱のとき後醍醐天皇に従って笠置に至り、のち建武政権に参加。足利尊氏離叛以後、南朝の重臣。足利義詮の軍と戦って敗死。四条中納言。(1292〜1352)
⇒しじょう【四条】
しじょう‐ちゅう【糸状虫】‥ジヤウ‥
〔動〕(→)フィラリアに同じ。
⇒し‐じょう【糸状】
しじょう‐ちょうさ【市場調査】‥ヂヤウテウ‥
(→)マーケット‐リサーチに同じ。
⇒し‐じょう【市場】
じじょう‐つう【事情通】‥ジヤウ‥
ある事の事情、特に裏面の事情をよく知っている人。消息通。
⇒じ‐じょう【事情】
しじょう‐てんのう【四条天皇】‥デウ‥ワウ
鎌倉中期の天皇。後堀河天皇の第1皇子。名は秀仁みつひと。2歳で即位。(在位1232〜1242)(1231〜1242)→天皇(表)
しじょうなわて【四条畷】‥デウナハテ
大阪府東部の市。1348年(正平3)楠木正行まさつら・弟正時が高師直こうのもろなお・師泰と戦って自害した所。同市南野みなみのにある元別格官幣社四条畷神社は、1890年(明治23)創建で正行を祭神とし、正時以下の将士を配祀。人口5万7千。
▷行政上の市名は「四條畷市」と書く。
ししょう‐の‐くりん【四生の苦輪】‥シヤウ‥
一切衆生しゅじょうが四生に輪廻りんねして生死に苦しむこと。
⇒し‐しょう【四生】
じしょう‐の‐じゅうぞく【事象の従属】‥シヤウ‥
「事象の独立」参照。
⇒じ‐しょう【事象】
じしょう‐の‐つき【自性の月】‥シヤウ‥
自性の清澄なことを月にたとえていう語。謡曲、調伏曾我「―の光を染みて」
⇒じ‐しょう【自性】
じしょう‐の‐どくりつ【事象の独立】‥シヤウ‥
〔数〕複事象において、すべての事象が他の事象の起こる確率に無関係ならば、それらの事象は独立といい、そうでないときは従属という。独立な複事象の確率はそれぞれの確率の積に等しい。
⇒じ‐しょう【事象】
しじょう‐は【四条派】‥デウ‥
①日本画の一派。江戸後期京都四条に住んだ松村月渓(呉春)を祖とする。幕末・明治の京都画壇の中心勢力。
②(京都四条道場金蓮寺に住したのでいう)時宗十二派の一つ。他阿の弟子浄阿が祖。
⇒しじょう【四条】
じじょう‐はんけつ【事情判決】‥ジヤウ‥
行政事件の取消訴訟で、処分または裁決が違法であっても、それを取り消すことにより公の利益に著しい障害が生ずる場合、原告の受ける損害の程度、その賠償の方法など一切の事情を考慮し、公共の福祉の観点から下される請求棄却の判決。
⇒じ‐じょう【事情】
じしょう‐ばんぺい【時鐘番兵】
軍艦などで時刻報知の鐘をうつ任務の兵。
⇒じ‐しょう【時鐘】
ししょう‐ふち【死生不知】‥シヤウ‥
死ぬのをものともしないこと。命知らず。死生知らず。
⇒し‐しょう【死生】
じしょう‐ぶんがく【自照文学】‥セウ‥
日記・随筆などのように、自照の精神から生み出された文学。
⇒じ‐しょう【自照】
じじょうへんこう‐の‐げんそく【事情変更の原則】‥ジヤウ‥カウ‥
〔法〕契約締結の前提とされた事情が後に大きく変化した場合に、当事者の一方に契約内容の変更を求めたり、契約を解除したりする権利を認めるという考え方。家賃や地代の増減請求権を定める借地借家法の規定もこれに由来する。
⇒じ‐じょう【事情】
しじょう‐ほう【施条砲】‥デウハウ
弾丸に回転を与えて弾道を安定させるため、砲身内部に螺旋らせん条溝を施した砲。↔滑腔砲かっこうほう
⇒し‐じょう【施条】
じじょう‐まれん【事上磨錬】‥ジヤウ‥
観念的にではなく、実際の事に当たって精神を錬磨すること。王陽明の説いた語。
しじょう‐めいれい【至上命令】‥ジヤウ‥
①〔哲〕(→)定言ていげん命法に同じ。
②絶対に服従すべき命令。
⇒し‐じょう【至上】
しじょう‐リスク【市場リスク】‥ヂヤウ‥
市場価格の変動により損失が発生するリスク。
⇒し‐じょう【市場】
しじょう‐りゅう【四条流】‥デウリウ
①築山・造庭法の一派。後嵯峨天皇の創始という。
②宮中で用いる膳部料理の一流派。平安前期の藤原山蔭を祖とし、室町時代に成立。貴人の慶賀の日に鯉などを調理することを職掌とした。
⇒しじょう【四条】
じじょえいゆうでん【児女英雄伝】‥ヂヨ‥イウ‥
清代の長編小説。文康の作。40回。1878年刊。才色兼備にして女侠でもある何玉鳳(仮名、十三妹)が親のかたきを追って諸国を巡行中、安公子を救い、それが縁で二人が結ばれる。別名、金玉縁・日下新書。
ししょ‐かん【私書函】
私書箱の旧称。
⇒し‐しょ【私書】
し‐しょく【四職】
⇒ししき
し‐しょく【死色】
死にかかったような顔色。死人のような顔色。
し‐しょく【至嘱】
大いに望みをかけること。きわめて有望だと思うこと。
し‐しょく【姿色】
みめかたち。容色。
し‐しょく【脂燭・紙燭】
⇒しそく
し‐しょく【紫色】
むらさきいろ。
⇒ししょく‐きん【紫色金】
し‐しょく【嗜食】
好んで食べること。
し‐しょく【試食】
試みに食べること。食べてみて、食物の味やその調理の出来具合を調べること。「―会」
し‐しょく【試植】
新しい品種の植物などを試験的に植えること。
じ‐しょく【耳食】
[史記六国年表](耳で聞いただけで、実際には味わわずに、食物の味を判断することから)他人の説を十分に判断しないで、そのまま信用すること。表面だけの浅薄な知識。
じ‐しょく【自色】
その鉱物固有の色。不純物による着色でないもの。↔他色
じ‐しょく【自殖】
自家受精または自家受粉による生殖。同じ親から出た個体同士の交配を含めていうこともある。イネ・コムギなどは自殖性植物。
じ‐しょく【侍食】
貴人のそばに侍はべって食事すること。相伴しょうばん。陪食。
じ‐しょく【辞色】
ことばつきと顔色。
じ‐しょく【辞職】
職を自分からやめること。「責任を取って―する」「内閣総―」
じじょ‐ぐ【自助具】
身体障害者の失われた機能を補助するための器具。
⇒じ‐じょ【自助】
ししょく‐きん【紫色金】
金78パーセントとアルミニウム22パーセントとから成る合金。装飾用。
⇒し‐しょく【紫色】
ししょく‐もんだい【四色問題】
〔数〕
⇒よんしょくもんだい
じしょ‐けい【辞書形】
同じ語の異なった語形のうち、語を代表するものとして辞書に登録される語形。
⇒じ‐しょ【辞書】
ししょ‐ごきょう【四書五経】‥キヤウ
四書と五経。
⇒し‐しょ【四書】
ししょ‐しっちゅう【四書集注】
四書の注釈書。朱熹しゅき撰。19巻。程子らの注釈を集め、かつ自己の注釈を加えたもの。漢・唐の古注に対して新注と呼ばれる。四書集註。
⇒し‐しょ【四書】
ししょ‐しょうしょ【私署証書】
〔法〕私人の作成署名した証書。私文書。↔公正証書
⇒し‐しょ【私署】
じ‐しょ‐しょえん【時所諸縁】
〔仏〕時と所と場合。平家物語10「行住坐臥―をきらはず」
じじょ‐たい【自叙体】
小説や詩歌で、作中の人物が自ら述べる形態に作ったもの。小栗風葉、ぐうたら女「殊に主人公の―に書いてある所から私は作者の実歴だとばかし思つて居た」
⇒じ‐じょ【自叙】
ししょ‐たいぜん【四書大全】
明の永楽帝の命により胡広らの編した四書の注釈書。36巻。1415年刊。
⇒し‐しょ【四書】
じじょ‐でん【自叙伝】
自分で書いた自分の伝記。自伝。
⇒じ‐じょ【自叙】
じじょ‐の‐まじわり【爾汝の交わり】‥マジハリ
互いに「おまえ」「きさま」などと呼びあうほどの親しい交わり。
⇒じ‐じょ【爾汝】
じじょ‐ばいきゃく【自助売却】
①民法上、弁済の目的物が供託に適しないなど一定の事由がある場合に、これを競売して、その売却代金を供託すること。
②商法上、商人間の商事売買において、買主がその目的物を受け取ることを拒み、または受け取ることができない場合に、売主が相当の期間を定めて催告した後、これを競売すること。
⇒じ‐じょ【自助】
ししょ‐ばこ【私書箱】
郵便局に設けられた、私人または法人が利用する施錠つき郵便受箱。日本では1872年(明治5)に始まる。郵便私書箱。
⇒し‐しょ【私書】
ししょ‐みょうじん【四所明神】‥ミヤウ‥
奈良の春日神社の祭神である武甕槌命たけみかずちのみこと・経津主命ふつぬしのみこと・天児屋根命あまのこやねのみこと・比売命ひめのみことの四柱の神。
じじょろん【自助論】
「西国立志編さいごくりっしへん」の別訳名。
しじら【縮羅・縬】
織物の経たて方向に表した皺しぼの一つ。また、「しじら織」の略。四河入海「唐紅の糸をもつて帛を引きしじむるやうに縫うて、―を寄せて」
⇒しじら‐おり【縬織】
⇒しじら‐かんとう【縬間道】
しじら‐おり【縬織】
張力を異にした2種の経糸たていと、または太さの異なる2種の経糸、あるいは2種の異なる組織(平組織と緯畝組織)を用いて縞状に織り、湯通しをして織物の表面に縮みや凹凸を表したもの。絹織物と綿織物とがある。千々良織ちぢらおり。
⇒しじら【縮羅・縬】
しじら‐かんとう【縬間道】‥タウ
名物切ぎれの一種。白地に黒茶の細い格子縞があって、地合じあいの縮んだ間道。縬広東しじらカントン。
⇒しじら【縮羅・縬】
しじらぎ【縬】
絹のしわの文様。〈倭名類聚鈔12〉→しじら
しじら‐ふじ【木防已】‥フヂ
〔植〕アオツヅラフジの別称。
じ‐じり【地尻】ヂ‥
敷地の奥、宅地の裏の部分。浮世草子、好色敗毒散「母屋の―に座敷建てて楽しまるる」
シシリー【Sicily】
シチリアの英語名。
し‐し・る【為知る】
〔他四〕
行なって知る。体験する。万葉集17「みちのなか国つみ神は旅ゆきも―・らぬ君を恵み給はな」
しし‐るいるい【死屍累累】
死体が数多く重なりあっていること。
しじ・れる
〔自下一〕
ちぢれる。
じ‐しろ【地代】ヂ‥
借地料。じだい。
じ‐しろ【地白】ヂ‥
織物の地の白いもの。白無垢、また、布などの地を白く染め残すこと。白地。地白地。源平盛衰記39「十四五ばかりなる美女の―の帷子かたびらに」
⇒じしろ‐がた【地白形】
⇒じしろ‐ぞめ【地白染】
じしろ‐がた【地白形】ヂ‥
地を白く染め残した柄。
⇒じ‐しろ【地白】
じしろ‐ぞめ【地白染】ヂ‥
地白に染めること。また、その染めたもの。
⇒じ‐しろ【地白】
しし‐ろん【獣論・鹿論】
狩の獲物についての争論。曾我物語8「上意にて候ぞ。―の事たがひにその理あり」
しし‐わき【腠】
肌のきめ。〈倭名類聚鈔3〉
し‐しん【仕進】
官に仕えること。仕官。また、仕官して立身すること。
し‐しん【司辰】
漏刻ろうこく博士の唐名。
し‐しん【史臣】
記録をつかさどる臣。史官。
し‐しん【四診】
漢方医学の4種の診察法、すなわち望診・聞診・問診・切診。
し‐しん【四箴】
①四つの戒め。特に、礼記に言う、過度のおごり・欲望・要求・快楽に対する戒め。
②論語にいう四勿しぶつによって、宋の程頤ていいが書いた四つの戒めの文、視箴・聴箴・言箴・動箴の総称。
し‐しん【至心】
この上なく誠実な心。
⇒ししん‐しんぎょう【至心信楽】
し‐しん【至信】
この上なく誠実なこと。
し‐しん【至神】
この上なく神聖なこと。
し‐しん【至親】
この上なく近い血縁の間柄。近親。
し‐しん【私心】
①自分の考え。私人としての考え。
②私欲をはかる心。利己心。「―を去る」「いささかの―もない」
し‐しん【私信】
私用の、個人的な手紙。また、秘密の通信。
し‐しん【私親】
自分の親族。自分と親しい間柄。
し‐しん【使臣】
君主または国家の命を受けて外国に使いする者。大使・公使の類。
し‐しん【指針】
①目盛りを指示する装置についている針。磁石盤の針、時計の針など。
②物事を進める方針。てびき。「問題解決の―を与える」
し‐しん【指診】
人体に指でふれて診察すること。
し‐しん【紫宸】
(「紫」は紫微垣しびえんで天帝の座、「宸」は帝居の意)天子の御殿。禁中。太平記3「昨日は―北極の高きに座して」
⇒ししん‐でん【紫宸殿】
し‐しん【視診】
肉眼で人体を検して、患者を診察すること。望診。
し‐しん【詩心】
詩を理解する心。詩にあらわしたい心境。
し‐しん【詩神】
詩をつかさどる神。また、すぐれた詩人をたたえていう語。土井晩翠、天地有情「大空遠く翔けりくる、―の歌を君聞くや」
し‐じん【士人】
①さむらい。
②教育や地位のある人。人士。
③中国で、明清代の科挙試験を目ざす学生。生員せいいん・監生などから成り、上層の郷紳きょうしんと共に紳士と呼ばれた。
し‐じん【四神】
①天の四方の方角をつかさどる神、すなわち東は青竜せいりょう、西は白虎びゃっこ、南は朱雀しゅじゃく、北は玄武げんぶの称。四獣。
②中国で、四季を神に配した称。春を句芒こうぼう、夏を祝融、秋を蓐収じょくしゅう、冬を玄冥げんめいという。
⇒しじん‐き【四神旗】
⇒しじん‐そうおう【四神相応】
し‐じん【市人】
①町に住む人。浄瑠璃、出世景清「旦暮の説法読誦の声は―の言語よりも多からしむ」
②商人。
し‐じん【市塵】‥ヂン
①町なかのごみ。
②市中のにぎわい。市中の雑踏。
し‐じん【矢刃】
矢と刃やいば。武器。
し‐じん【至人】
[荘子逍遥遊]道を修めてその極致に達した人。
し‐じん【至仁】
この上なくあわれみ深いこと。
し‐じん【私人】
公的な立場をはなれた一個人。私的な立場からみた個人。「―として参加する」↔公人。
⇒しじんかん‐こうりょく【私人間効力】
⇒しじん‐そつい‐しゅぎ【私人訴追主義】
し‐じん【使人】
命をうけてつかいする人。使者。
し‐じん【梓人】
大工の棟梁。工匠。
し‐じん【詞
⇒しじょう【四条】
じ‐しょうぎ【持将棋】ヂシヤウ‥
将棋で、双方が入玉にゅうぎょくし、お互いに規定の駒数に達している場合をいい、引分けとなる。もちしょうぎ。
しじょう‐きん【糸状菌】‥ジヤウ‥
糸状の菌糸をもつ真菌類の通称。→かび(黴)。
⇒し‐じょう【糸状】
ししょう‐くつ【私娼窟】‥シヤウ‥
私娼の多くいる地域。
⇒し‐しょう【私娼】
しじょう‐けいざい【市場経済】‥ヂヤウ‥
財・サービスの生産・消費が市場機構によって社会的に調節される経済制度。→計画経済。
⇒し‐じょう【市場】
し‐しょうけん【四正見】‥シヤウ‥
〔仏〕一切のものを苦・空・無常・無我と見ること。
しじょう‐げんり【市場原理】‥ヂヤウ‥
市場に備わる自動調節機能。市場経済のメカニズム。「―主義」
⇒し‐じょう【市場】
しじょうこう‐ぶっちょう【熾盛光仏頂】‥ジヤウクワウ‥チヤウ
〔仏〕釈迦仏が衆生しゅじょう救済のため、明王の忿怒ふんぬ身をとった姿。身の毛孔から熾盛の光明を放つ。金輪仏頂。熾盛光仏頂如来。熾盛光。
⇒し‐じょう【熾盛】
じ‐しょうこつ【耳小骨】‥セウ‥
中耳の中にある小骨。魚類の鰓骨えらぼねから進化したもので、鼓膜の振動を内耳に伝える。哺乳類では槌骨つちこつ・砧骨きぬたこつ・鐙骨あぶみこつの三つから成り、相互の間は可動連結されている。聴小骨。聴骨。→耳(図)
じじょう‐こん【自乗根】
(→)平方根に同じ。
⇒じ‐じょう【自乗・二乗】
ししょう‐じ【四摂事】‥セフ‥
〔仏〕菩薩が衆生しゅじょうを引き寄せて救うために行う四つの徳。教えや財物を与える布施摂、優しい言葉を語る愛語摂、身と口と心の三種の行為によって利益を与える利行りぎょう摂、救うべき相手の立場に同化して助けの手をさしのべる同事摂をいう。四摂法。四摂。
ししょう‐じ【指小辞】‥セウ‥
(diminutive)ある語に付加し、その語の示すものよりも更に小さい観念あるいは親愛の情を示す接辞。また、それが付いてできた派生語(指小語)。
じしょう‐じ【慈照寺】‥セウ‥
銀閣寺の正称。
しじょう‐しこう【市場志向】‥ヂヤウ‥カウ
(→)顧客志向に同じ。
⇒し‐じょう【市場】
じじょう‐じばく【自縄自縛】
(自分の縄で自分を縛る意)自分の心がけや言行によって自分自身が動きがとれなくなり、苦しむこと。
ししょう‐しゃ【死傷者】‥シヤウ‥
死んだ人と負傷した人。「多数の―が出る」
⇒し‐しょう【死傷】
しじょう‐しゃ【至上者】‥ジヤウ‥
様々な民族の宗教に見られる万物の創造主・全知全能者としての霊的存在。
⇒し‐じょう【至上】
しじょう‐じゅう【施条銃】‥デウ‥
ライフル銃のこと。
⇒し‐じょう【施条】
じしょう‐しょうじょう【自性清浄】‥シヤウシヤウジヤウ
〔仏〕物の本性はもともとすべての穢れを離れた清らかなものであるということ。特に人間の心の本性に関していう。
⇒じ‐しょう【自性】
しじょう‐しん【至上神】‥ジヤウ‥
(supreme god)全知全能で創造主として世界の最高位を占める神の観念。至上者(supreme being)・至高神・高神(high god)とも近い観念で、世界の諸民族の間に広く見られる。
⇒し‐じょう【至上】
しじょう‐しん【至誠心】‥ジヤウ‥
〔仏〕いつわりを離れた真実の心。往生を願う真心。三心の一つ。
じじょう‐すう【自乗数】
自然数を自乗した数。4は2の自乗数である類。平方数。
⇒じ‐じょう【自乗・二乗】
しじょう‐せいさん【市場生産】‥ヂヤウ‥
市場の需要を見越して、生産者自らの危険負担に基づいて行う生産。→注文生産。
⇒し‐じょう【市場】
し‐しょうせつ【私小説】‥セウ‥
⇒わたくししょうせつ
しじょう‐せんゆうりつ【市場占有率】‥ヂヤウ‥イウ‥
ある商品の生産総額あるいは販売総額に対して、特定の企業の製品のそれが占めている比率。マーケット‐シェア。
⇒し‐じょう【市場】
し‐しょうたい【四聖諦】‥シヤウ‥
〔仏〕(→)四諦したいに同じ。
しじょう‐だいなごん【四条大納言】‥デウ‥
藤原公任きんとうの通称。
⇒しじょう【四条】
しじょう‐たかすけ【四条隆資】‥デウ‥
南北朝時代の公卿。元弘の乱のとき後醍醐天皇に従って笠置に至り、のち建武政権に参加。足利尊氏離叛以後、南朝の重臣。足利義詮の軍と戦って敗死。四条中納言。(1292〜1352)
⇒しじょう【四条】
しじょう‐ちゅう【糸状虫】‥ジヤウ‥
〔動〕(→)フィラリアに同じ。
⇒し‐じょう【糸状】
しじょう‐ちょうさ【市場調査】‥ヂヤウテウ‥
(→)マーケット‐リサーチに同じ。
⇒し‐じょう【市場】
じじょう‐つう【事情通】‥ジヤウ‥
ある事の事情、特に裏面の事情をよく知っている人。消息通。
⇒じ‐じょう【事情】
しじょう‐てんのう【四条天皇】‥デウ‥ワウ
鎌倉中期の天皇。後堀河天皇の第1皇子。名は秀仁みつひと。2歳で即位。(在位1232〜1242)(1231〜1242)→天皇(表)
しじょうなわて【四条畷】‥デウナハテ
大阪府東部の市。1348年(正平3)楠木正行まさつら・弟正時が高師直こうのもろなお・師泰と戦って自害した所。同市南野みなみのにある元別格官幣社四条畷神社は、1890年(明治23)創建で正行を祭神とし、正時以下の将士を配祀。人口5万7千。
▷行政上の市名は「四條畷市」と書く。
ししょう‐の‐くりん【四生の苦輪】‥シヤウ‥
一切衆生しゅじょうが四生に輪廻りんねして生死に苦しむこと。
⇒し‐しょう【四生】
じしょう‐の‐じゅうぞく【事象の従属】‥シヤウ‥
「事象の独立」参照。
⇒じ‐しょう【事象】
じしょう‐の‐つき【自性の月】‥シヤウ‥
自性の清澄なことを月にたとえていう語。謡曲、調伏曾我「―の光を染みて」
⇒じ‐しょう【自性】
じしょう‐の‐どくりつ【事象の独立】‥シヤウ‥
〔数〕複事象において、すべての事象が他の事象の起こる確率に無関係ならば、それらの事象は独立といい、そうでないときは従属という。独立な複事象の確率はそれぞれの確率の積に等しい。
⇒じ‐しょう【事象】
しじょう‐は【四条派】‥デウ‥
①日本画の一派。江戸後期京都四条に住んだ松村月渓(呉春)を祖とする。幕末・明治の京都画壇の中心勢力。
②(京都四条道場金蓮寺に住したのでいう)時宗十二派の一つ。他阿の弟子浄阿が祖。
⇒しじょう【四条】
じじょう‐はんけつ【事情判決】‥ジヤウ‥
行政事件の取消訴訟で、処分または裁決が違法であっても、それを取り消すことにより公の利益に著しい障害が生ずる場合、原告の受ける損害の程度、その賠償の方法など一切の事情を考慮し、公共の福祉の観点から下される請求棄却の判決。
⇒じ‐じょう【事情】
じしょう‐ばんぺい【時鐘番兵】
軍艦などで時刻報知の鐘をうつ任務の兵。
⇒じ‐しょう【時鐘】
ししょう‐ふち【死生不知】‥シヤウ‥
死ぬのをものともしないこと。命知らず。死生知らず。
⇒し‐しょう【死生】
じしょう‐ぶんがく【自照文学】‥セウ‥
日記・随筆などのように、自照の精神から生み出された文学。
⇒じ‐しょう【自照】
じじょうへんこう‐の‐げんそく【事情変更の原則】‥ジヤウ‥カウ‥
〔法〕契約締結の前提とされた事情が後に大きく変化した場合に、当事者の一方に契約内容の変更を求めたり、契約を解除したりする権利を認めるという考え方。家賃や地代の増減請求権を定める借地借家法の規定もこれに由来する。
⇒じ‐じょう【事情】
しじょう‐ほう【施条砲】‥デウハウ
弾丸に回転を与えて弾道を安定させるため、砲身内部に螺旋らせん条溝を施した砲。↔滑腔砲かっこうほう
⇒し‐じょう【施条】
じじょう‐まれん【事上磨錬】‥ジヤウ‥
観念的にではなく、実際の事に当たって精神を錬磨すること。王陽明の説いた語。
しじょう‐めいれい【至上命令】‥ジヤウ‥
①〔哲〕(→)定言ていげん命法に同じ。
②絶対に服従すべき命令。
⇒し‐じょう【至上】
しじょう‐リスク【市場リスク】‥ヂヤウ‥
市場価格の変動により損失が発生するリスク。
⇒し‐じょう【市場】
しじょう‐りゅう【四条流】‥デウリウ
①築山・造庭法の一派。後嵯峨天皇の創始という。
②宮中で用いる膳部料理の一流派。平安前期の藤原山蔭を祖とし、室町時代に成立。貴人の慶賀の日に鯉などを調理することを職掌とした。
⇒しじょう【四条】
じじょえいゆうでん【児女英雄伝】‥ヂヨ‥イウ‥
清代の長編小説。文康の作。40回。1878年刊。才色兼備にして女侠でもある何玉鳳(仮名、十三妹)が親のかたきを追って諸国を巡行中、安公子を救い、それが縁で二人が結ばれる。別名、金玉縁・日下新書。
ししょ‐かん【私書函】
私書箱の旧称。
⇒し‐しょ【私書】
し‐しょく【四職】
⇒ししき
し‐しょく【死色】
死にかかったような顔色。死人のような顔色。
し‐しょく【至嘱】
大いに望みをかけること。きわめて有望だと思うこと。
し‐しょく【姿色】
みめかたち。容色。
し‐しょく【脂燭・紙燭】
⇒しそく
し‐しょく【紫色】
むらさきいろ。
⇒ししょく‐きん【紫色金】
し‐しょく【嗜食】
好んで食べること。
し‐しょく【試食】
試みに食べること。食べてみて、食物の味やその調理の出来具合を調べること。「―会」
し‐しょく【試植】
新しい品種の植物などを試験的に植えること。
じ‐しょく【耳食】
[史記六国年表](耳で聞いただけで、実際には味わわずに、食物の味を判断することから)他人の説を十分に判断しないで、そのまま信用すること。表面だけの浅薄な知識。
じ‐しょく【自色】
その鉱物固有の色。不純物による着色でないもの。↔他色
じ‐しょく【自殖】
自家受精または自家受粉による生殖。同じ親から出た個体同士の交配を含めていうこともある。イネ・コムギなどは自殖性植物。
じ‐しょく【侍食】
貴人のそばに侍はべって食事すること。相伴しょうばん。陪食。
じ‐しょく【辞色】
ことばつきと顔色。
じ‐しょく【辞職】
職を自分からやめること。「責任を取って―する」「内閣総―」
じじょ‐ぐ【自助具】
身体障害者の失われた機能を補助するための器具。
⇒じ‐じょ【自助】
ししょく‐きん【紫色金】
金78パーセントとアルミニウム22パーセントとから成る合金。装飾用。
⇒し‐しょく【紫色】
ししょく‐もんだい【四色問題】
〔数〕
⇒よんしょくもんだい
じしょ‐けい【辞書形】
同じ語の異なった語形のうち、語を代表するものとして辞書に登録される語形。
⇒じ‐しょ【辞書】
ししょ‐ごきょう【四書五経】‥キヤウ
四書と五経。
⇒し‐しょ【四書】
ししょ‐しっちゅう【四書集注】
四書の注釈書。朱熹しゅき撰。19巻。程子らの注釈を集め、かつ自己の注釈を加えたもの。漢・唐の古注に対して新注と呼ばれる。四書集註。
⇒し‐しょ【四書】
ししょ‐しょうしょ【私署証書】
〔法〕私人の作成署名した証書。私文書。↔公正証書
⇒し‐しょ【私署】
じ‐しょ‐しょえん【時所諸縁】
〔仏〕時と所と場合。平家物語10「行住坐臥―をきらはず」
じじょ‐たい【自叙体】
小説や詩歌で、作中の人物が自ら述べる形態に作ったもの。小栗風葉、ぐうたら女「殊に主人公の―に書いてある所から私は作者の実歴だとばかし思つて居た」
⇒じ‐じょ【自叙】
ししょ‐たいぜん【四書大全】
明の永楽帝の命により胡広らの編した四書の注釈書。36巻。1415年刊。
⇒し‐しょ【四書】
じじょ‐でん【自叙伝】
自分で書いた自分の伝記。自伝。
⇒じ‐じょ【自叙】
じじょ‐の‐まじわり【爾汝の交わり】‥マジハリ
互いに「おまえ」「きさま」などと呼びあうほどの親しい交わり。
⇒じ‐じょ【爾汝】
じじょ‐ばいきゃく【自助売却】
①民法上、弁済の目的物が供託に適しないなど一定の事由がある場合に、これを競売して、その売却代金を供託すること。
②商法上、商人間の商事売買において、買主がその目的物を受け取ることを拒み、または受け取ることができない場合に、売主が相当の期間を定めて催告した後、これを競売すること。
⇒じ‐じょ【自助】
ししょ‐ばこ【私書箱】
郵便局に設けられた、私人または法人が利用する施錠つき郵便受箱。日本では1872年(明治5)に始まる。郵便私書箱。
⇒し‐しょ【私書】
ししょ‐みょうじん【四所明神】‥ミヤウ‥
奈良の春日神社の祭神である武甕槌命たけみかずちのみこと・経津主命ふつぬしのみこと・天児屋根命あまのこやねのみこと・比売命ひめのみことの四柱の神。
じじょろん【自助論】
「西国立志編さいごくりっしへん」の別訳名。
しじら【縮羅・縬】
織物の経たて方向に表した皺しぼの一つ。また、「しじら織」の略。四河入海「唐紅の糸をもつて帛を引きしじむるやうに縫うて、―を寄せて」
⇒しじら‐おり【縬織】
⇒しじら‐かんとう【縬間道】
しじら‐おり【縬織】
張力を異にした2種の経糸たていと、または太さの異なる2種の経糸、あるいは2種の異なる組織(平組織と緯畝組織)を用いて縞状に織り、湯通しをして織物の表面に縮みや凹凸を表したもの。絹織物と綿織物とがある。千々良織ちぢらおり。
⇒しじら【縮羅・縬】
しじら‐かんとう【縬間道】‥タウ
名物切ぎれの一種。白地に黒茶の細い格子縞があって、地合じあいの縮んだ間道。縬広東しじらカントン。
⇒しじら【縮羅・縬】
しじらぎ【縬】
絹のしわの文様。〈倭名類聚鈔12〉→しじら
しじら‐ふじ【木防已】‥フヂ
〔植〕アオツヅラフジの別称。
じ‐じり【地尻】ヂ‥
敷地の奥、宅地の裏の部分。浮世草子、好色敗毒散「母屋の―に座敷建てて楽しまるる」
シシリー【Sicily】
シチリアの英語名。
し‐し・る【為知る】
〔他四〕
行なって知る。体験する。万葉集17「みちのなか国つみ神は旅ゆきも―・らぬ君を恵み給はな」
しし‐るいるい【死屍累累】
死体が数多く重なりあっていること。
しじ・れる
〔自下一〕
ちぢれる。
じ‐しろ【地代】ヂ‥
借地料。じだい。
じ‐しろ【地白】ヂ‥
織物の地の白いもの。白無垢、また、布などの地を白く染め残すこと。白地。地白地。源平盛衰記39「十四五ばかりなる美女の―の帷子かたびらに」
⇒じしろ‐がた【地白形】
⇒じしろ‐ぞめ【地白染】
じしろ‐がた【地白形】ヂ‥
地を白く染め残した柄。
⇒じ‐しろ【地白】
じしろ‐ぞめ【地白染】ヂ‥
地白に染めること。また、その染めたもの。
⇒じ‐しろ【地白】
しし‐ろん【獣論・鹿論】
狩の獲物についての争論。曾我物語8「上意にて候ぞ。―の事たがひにその理あり」
しし‐わき【腠】
肌のきめ。〈倭名類聚鈔3〉
し‐しん【仕進】
官に仕えること。仕官。また、仕官して立身すること。
し‐しん【司辰】
漏刻ろうこく博士の唐名。
し‐しん【史臣】
記録をつかさどる臣。史官。
し‐しん【四診】
漢方医学の4種の診察法、すなわち望診・聞診・問診・切診。
し‐しん【四箴】
①四つの戒め。特に、礼記に言う、過度のおごり・欲望・要求・快楽に対する戒め。
②論語にいう四勿しぶつによって、宋の程頤ていいが書いた四つの戒めの文、視箴・聴箴・言箴・動箴の総称。
し‐しん【至心】
この上なく誠実な心。
⇒ししん‐しんぎょう【至心信楽】
し‐しん【至信】
この上なく誠実なこと。
し‐しん【至神】
この上なく神聖なこと。
し‐しん【至親】
この上なく近い血縁の間柄。近親。
し‐しん【私心】
①自分の考え。私人としての考え。
②私欲をはかる心。利己心。「―を去る」「いささかの―もない」
し‐しん【私信】
私用の、個人的な手紙。また、秘密の通信。
し‐しん【私親】
自分の親族。自分と親しい間柄。
し‐しん【使臣】
君主または国家の命を受けて外国に使いする者。大使・公使の類。
し‐しん【指針】
①目盛りを指示する装置についている針。磁石盤の針、時計の針など。
②物事を進める方針。てびき。「問題解決の―を与える」
し‐しん【指診】
人体に指でふれて診察すること。
し‐しん【紫宸】
(「紫」は紫微垣しびえんで天帝の座、「宸」は帝居の意)天子の御殿。禁中。太平記3「昨日は―北極の高きに座して」
⇒ししん‐でん【紫宸殿】
し‐しん【視診】
肉眼で人体を検して、患者を診察すること。望診。
し‐しん【詩心】
詩を理解する心。詩にあらわしたい心境。
し‐しん【詩神】
詩をつかさどる神。また、すぐれた詩人をたたえていう語。土井晩翠、天地有情「大空遠く翔けりくる、―の歌を君聞くや」
し‐じん【士人】
①さむらい。
②教育や地位のある人。人士。
③中国で、明清代の科挙試験を目ざす学生。生員せいいん・監生などから成り、上層の郷紳きょうしんと共に紳士と呼ばれた。
し‐じん【四神】
①天の四方の方角をつかさどる神、すなわち東は青竜せいりょう、西は白虎びゃっこ、南は朱雀しゅじゃく、北は玄武げんぶの称。四獣。
②中国で、四季を神に配した称。春を句芒こうぼう、夏を祝融、秋を蓐収じょくしゅう、冬を玄冥げんめいという。
⇒しじん‐き【四神旗】
⇒しじん‐そうおう【四神相応】
し‐じん【市人】
①町に住む人。浄瑠璃、出世景清「旦暮の説法読誦の声は―の言語よりも多からしむ」
②商人。
し‐じん【市塵】‥ヂン
①町なかのごみ。
②市中のにぎわい。市中の雑踏。
し‐じん【矢刃】
矢と刃やいば。武器。
し‐じん【至人】
[荘子逍遥遊]道を修めてその極致に達した人。
し‐じん【至仁】
この上なくあわれみ深いこと。
し‐じん【私人】
公的な立場をはなれた一個人。私的な立場からみた個人。「―として参加する」↔公人。
⇒しじんかん‐こうりょく【私人間効力】
⇒しじん‐そつい‐しゅぎ【私人訴追主義】
し‐じん【使人】
命をうけてつかいする人。使者。
し‐じん【梓人】
大工の棟梁。工匠。
し‐じん【詞広辞苑に「錙銖」で始まるの検索結果 1-2。