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ず‐きん【頭巾】ヅ‥🔗🔉

ず‐きん頭巾ヅ‥ ①防寒・防災などのため、布などで作り、頭にかぶるもの。顔面まで覆い隠すように作ったものもある。丸頭巾・角すみ頭巾など、種類が多い。〈[季]冬〉。「防災―」 ②紋所の名。1を図案化したもの。 ⇒頭巾と見せて頬かぶり

○頭巾と見せて頬かぶりずきんとみせてほおかぶり🔗🔉

○頭巾と見せて頬かぶりずきんとみせてほおかぶり 表面を立派に見せかけて、内実がこれに伴わないのにいう。(俚言集覧) ⇒ず‐きん【頭巾】 スキン‐ヘッドskinhead】 剃り上げて丸坊主にした頭。 ⇒スキン【skin】 す‐く秀句⇒しゅうく。大鏡伊尹「いみじき―宣へる人なり」 す・く好く】 〔他五〕 ①すべてのものに情をかける。美を探り出し愛する。源氏物語夕顔「―・き給はざらむも、なさけなくさうざうしかるべしかし」 ②風流の道に趣味がある。源氏物語匂宮「すこしなよびやはらぎ過ぎて、―・いたる方に引かれ給へりと世人は思ひ聞えたり」 ③気に入ってある物事に心が向かう。このむ。狂言、伯母が酒「甘いを―・いてまゐる衆も御座り、又辛いを―・く衆も御座る」。日葡辞書「イクサ、チャノユナドニスク」。「賭事かけごとは―・かない」 ④人に愛情や好意を感ずる。好きになる。歌舞伎、傾情吾嬬鑑「屋敷育ちのこの野暮にまだ八重梅の香が残り―・かんらしいと神がられ」。「あの二人は―・いた同士だ」「人から―・かれる性質」 ⑤(「―・いた」の形で)感じがいい。このもしい。すいたらしい。歌舞伎、傾城壬生大念仏「―・いた男じや。あの酒の酔えいを内へ呼べ」 す・く助く】 〔他下二〕 ⇒すける(下一) す・く透く・空く】 〔自五〕 ①ものの間にあきが生ずる。 ㋐すきまができる。源氏物語絵合「艶に―・きたる沈じんの箱に」。「壁と柱の間が―・いている」 ㋑欠けてまばらになる。源氏物語総角「歯はうち―・きて愛敬なげに言ひなす女あり」 ㋒内部のものが少なくなる。また、からになる。玉塵抄14「露を吸うて腹中の―・いて空虚なをみてたぞ」。「車内が―・いている」「腹が―・く」 ㋓肉が落ちる。玉塵抄18「人も足の裏の中ほどの―・いたが道をようあるくぞ」 ㋔つかえがなくなる。さっぱりする。「胸が―・く」 ②《空》時間的・精神的にすきが生ずる。 ㋐仕事がなくなる。ひまになる。「じきに手が―・く」 ㋑油断する。手ぬかりをする。日本永代蔵3「さても―・かぬ男」 ③《透》物のすきまから通る。 ㋐光・風などが通りぬける。源氏物語夕顔「みあかしの影、ほのかに―・きて見ゆ」。宇治拾遺物語1「けはひにくからねばかきふせて風の―・く所にふせたり」 ㋑物を通して向うのものが見える。すき通る。すける。源氏物語賢木「羅うすものの直衣、単衣を着給へるに―・き給へる肌つきましていみじう見ゆるを」。「中が―・いて見える」 ◇1㋒・㋔は、ふつう「空く」あるいは仮名で「すく」と書く。 す・く食く】 〔他四〕 食う。飲む。薬を服するときのように、水などで口に流しこむ。宇津保物語貴宮「木の実・松の葉を―・きて、六時間なく行ひて」。源氏物語若紫「さるべきもの作りて、―・かせ奉り」 す・く剥く】 〔他四〕 薄く切る。そぎ切る。〈類聚名義抄〉。玉塵抄22「新しい柑橘の皮を使う時は裏を―・いて…火でこがいて使う」 す・く梳く】 〔他五〕 (「透く」と同源)髪の毛を櫛くしでとかす。くしけずる。日葡辞書「ウマノカミヲスキタツル」 す・く結く】 〔他四〕 網を編む。夫木和歌抄33「いせしまや蜑あまのたはれに―・く網のめならぶ人もなほぞ恋しき」 す・く漉く・抄く】 〔他五〕 (「透く」と同源) ①水に溶かした紙料しりょうを簀の上に薄く敷きのばし、または抄紙機にかけて紙を製造する。源氏物語鈴虫「唐の紙はもろくて、朝夕の御手ならしにもいかがとて、紙屋かんやの人を召して…心ことに清らに―・かせ給へるに」 ②紙を製するように薄く平たいものをつくる。「海苔を―・く」 す・く鋤く】 〔他五〕 (「透く」と同源) ①鋤すきなどで土地を掘りかえす。古事記「媛女おとめのい隠る岡を金鋤も五百箇いおちもがも―・き撥ぬるもの」。「田を―・く」 ②除く。とりのける。玉塵抄14「呂氏をば―・いて捨てうと云ふ心ぞ」 すぐ直ぐ】 [一]〔名〕 ①まっすぐで、まがっていないこと。新後撰和歌集「梓弓あずさゆみ心のひくにまかせずは今も―なる世にやかへらむ」 ②ただしいこと。正直。狂言、末広がり「これは洛中を走り廻る心も―にない者でござる」 [二]〔副〕 ①時間をおかないさま。ただちに。さっそく。「―参ります」「もう―春だ」「―腹を立てる」 ②距離をおかないさま。ごく近く。「―近くの家」 す・ぐ挿ぐ】 〔他下二〕 ⇒すげる(下一) す・ぐ過ぐ】 〔自上二〕 ⇒すぎる(上一) ずくヅク (長野県で)精を出すこと。「―をやむ」(骨惜しみをする)→ずくなし ⇒ずくが無い ずくヅク ①一般に銑鉄せんてつ、特に鋳物銑いものせんのこと。 ②古来の砂鉄製錬法の銑押法によって製造した和鉄。昔は日常鉄器の製造用原料として広く使われた。生鉄なまがね。なまこ。〈日葡辞書〉 ずくヅク (古くはツク)「みみずく」の略。〈[季]冬〉 ずくヅク 〔接尾〕 名詞に添えて「ある限りを尽くす」「それ次第」「その結果」「相互関係にある」の意を表す。「力―」「勝手―」「勝負―」「相対あいたい―」 すくい掬い・抄いスクヒ ①すくいとること。すくいあげること。 ②定期取引で、短期間に転売または買戻しをして利益を得ること。 ⇒すくい‐あみ【掬い網】 ⇒すくい‐だま【掬い網】 ⇒すくい‐なげ【掬い投げ】 ⇒すくい‐ばち【掬い撥】 すくい救いスクヒ ①すくうこと。たすけること。救助。救済。「―の手を差し伸べる」 ②兵を出して救うこと。加勢。助勢。 ③希望や明るさを感じさせて気持をほっとさせることがら。「―のない話」 ④キリスト教で、イエス=キリストの救済。 ⇒すくい‐きん【救い金】 ⇒すくい‐ごや【救い小屋】 ⇒すくい‐ぬし【救い主】 ⇒すくい‐の‐かみ【救いの神】 ⇒すくい‐ぶね【救い船】 ⇒すくい‐まい【救い米】 すくい‐あ・げる掬い上げるスクヒ‥ 〔他下一〕[文]すくひあ・ぐ(下二) すくいとって上の方にもって行く。「金魚を網で―・げる」 すくい‐あみ掬い網スクヒ‥ ①三角形または円形の網を、竹木または円形の針金枠につけた袋状の網。浮遊魚・釣魚をすくうのに用い、また、魚の来る所に沈めてすくいとるのに用いる。さであみ・たもあみ・四つ手網の類。 ②捕虫網。 ⇒すくい【掬い・抄い】 すくい‐きん救い金スクヒ‥ 江戸時代、火災・飢饉・洪水などの際に、罹災りさい民に施与した金銭。 ⇒すくい【救い】 すくい‐ごや救い小屋スクヒ‥ 江戸時代、火災・洪水・飢饉などの際、罹災りさい民救助のために建てた小屋。御救い小屋。 ⇒すくい【救い】 スクイズsqueeze】 (「絞り取る」の意)スクイズ‐プレーの略。 ⇒スクイズ‐プレー【squeeze play】 スクイズ‐プレーsqueeze play】 野球で、三塁の走者を打者のバントによって生還させる攻撃法。 ⇒スクイズ【squeeze】 すくい‐だ・す救い出すスクヒ‥ 〔他五〕 困っている状況から助け出す。救出する。 すくい‐だま掬い網スクヒ‥ (→)「たもあみ」に同じ。 ⇒すくい【掬い・抄い】 すくい‐なげ掬い投げスクヒ‥ 相撲の手の一つ。差し手で、まわしを引かずに、相手をすくいあげるようにして投げるもの。 すくいなげ ⇒すくい【掬い・抄い】 すくい‐ぬし救い主スクヒ‥ ①すくってくれた人。 ②(Saviour)キリスト教で、イエス=キリスト。救世主。 ⇒すくい【救い】 すくい‐の‐かみ救いの神スクヒ‥ 困っているときに現れて助けてくれるもの。「―が現れる」 ⇒すくい【救い】 すくい‐ばち掬い撥スクヒ‥ 三味線や琵琶のひき方の一つ。撥で弦を下からすくうようにしてひくこと。 ⇒すくい【掬い・抄い】 すくい‐ぶね救い船スクヒ‥ (→)「たすけぶね」に同じ。 ⇒すくい【救い】 すくい‐まい救い米スクヒ‥ 江戸時代、火災・洪水・飢饉などの際に罹災りさい民に施与した米。 ⇒すくい【救い】 すく‐いん宿院‥ヰン 参詣人の宿泊する寺社の施設。宿坊しゅくぼう。蜻蛉日記「―のいとむつかしげなるにとどまりぬ」 すく・う掬う・抄うスクフ 〔他五〕 ①液体や粉末などを手・匙さじ・柄杓ひしゃくなどで上へとりあげる。また、液体などの中から物をさっと取り上げる。しゃくる。源氏物語手習「湯とりて手づから―・ひいれなどするに」。日葡辞書「サイシンジャクシ(再進杓子)ニテメシヲスクウ」「ウヲ(魚)ヲスクウ」。「あくを―・う」 ②下からさっと持ちあげる。さらう。宇治拾遺物語12「物のついぢを越えておりけるとみ給ふほどに、うしろよりかき―・ひて、とぶやうにしていでぬ」。狂言、笠の下「錫杖をおつ取つてかい―・うて」。「足を―・う」 ③かいくる。繰る。源平盛衰記15「馬の足のとづかん程は、手綱を―・うて歩ませよ」 ④(取引用語)儲もうける。 すく・う救う・済うスクフ 〔他五〕 (「掬う」と同源) ①力を添えて危難を免れさせる。救助する。源氏物語明石「少し物覚ゆる限りは身に換へて、この御身一つを―・ひ奉らむととよみて諸声に仏神を念じ奉る」。「溺れかけた人を―・う」「危機を―・う」 ②来世・現世での罪・苦患を免れさせる。宇津保物語吹上下「地獄の苦しびをも―・ひ申さむ」。源氏物語澪標「いかでかの沈み給ふらむ罪―・ひ奉る事をせむ」。「悩める者を―・う」 ③悪を正しみちびく。乱れをしずめる。また、難点などを解決する。皇極紀「中臣鎌子連、人となり忠正ただしくして匡ただし、済すくふ心あり」。「世を―・う」「その色どりで単調さが―・われた」 ④物を施して飢餓・貧困から免れさせる。めぐむ。仁徳紀「徳いきおいを布き恵うつくしびを施して困窮くるしくたしなきを振すくふ」 ⑤加勢する。助力する。日本外史2「初め義仲、行家をして…志雄山に向はしむ、戦利あらず、義仲赴き―・ふ」 す‐く・う巣くう‥クフ 〔自五〕 ①巣を作る。巣を作って住む。倭名類聚鈔18「巣、音曹訓須一云、須久不」 ②(好ましくないものが)住みつく。「町に―・う暴力団」「よこしまな考えが心に―・う」 スクーターscooter】 ①小型オートバイの一種。自動変速装置を有し、車体にまたがらず、腰を掛ける形式のもの。 ②子供が片足を乗せもう一方の足で地面をけり、滑走して遊ぶ小型のハンドル付きの車。スケート。 スクーナーschooner】 2本以上のマストに縦帆を備えた西洋式帆船。スクーネル。→君沢形きみさわがた スクーネルschoener オランダ⇒スクーナー スクープscoop】 新聞・雑誌・テレビなどの記者が他社を出しぬいて、重大なニュースをつかみ報道すること。また、その記事。特種。 スクープ‐ネックラインscooped neckline】 スコップですくい取ったあとのような丸い襟ぐり。→ネックライン(図) スクーリングschooling】 通信教育の一つの課程として、受講生を一定期間学校に集めて面接授業・共同学習・実地訓練などを行うこと。 スクールschool】 ①学校。 ②学派。流派。 ⇒スクール‐ガール【schoolgirl】 ⇒スクール‐カウンセラー ⇒スクール‐カラー ⇒スクール‐ゾーン ⇒スクール‐バス【school bus】 ⇒スクール‐フィギュア【school figure】 ⇒スクール‐ボーイ【schoolboy】 ⇒スクール‐メート【schoolmate】 スクール‐ガールschoolgirl】 女生徒。女子の生徒。 ⇒スクール【school】 スクール‐カウンセラー (和製語school counselor)全国の小・中・高等学校に配置される心理カウンセラー。1995年導入。臨床心理士、精神科医、心理学系の大学常勤教員など高度に専門的な知識・経験を有する者に限られる。 ⇒スクール【school】 スクール‐カラー (和製語school colour) ①その学校の特色。学校の気風。校風。 ②その学校の制服などに用いて象徴とする色。 ⇒スクール【school】 スクール‐ゾーン (和製語school zone)学童などの通学の安全のために交通規制を行う区域。 ⇒スクール【school】 スクール‐バスschool bus】 通学用のバス。 ⇒スクール【school】 スクール‐フィギュアschool figure】 フィギュア‐スケートで、コンパルソリー種目の旧称。スクール。 ⇒スクール【school】 スクール‐ボーイschoolboy】 男生徒。男子の生徒。 ⇒スクール【school】 スクール‐メートschoolmate】 学校友達。学友。同窓生。 ⇒スクール【school】 スクエアsquare】 ①正方形。四角形。 ②四辻の方形広場。四角な小公園。 ⇒スクエア‐スタンス【square stance】 ⇒スクエア‐ダンス【square dance】 ⇒スクエア‐トー【square toe】 ⇒スクエア‐ネックライン【square neckline】 ⇒スクエア‐ポジション【square position】 スクエア‐スタンスsquare stance】 野球・ゴルフで、打球方向に平行に両足をそろえる構え方。 ⇒スクエア【square】 スクエア‐ダンスsquare dance】 フォーク‐ダンスの一つ。8人が2人ずつ組になって向かい合い、方形をつくって踊る。種類が多い。 ⇒スクエア【square】 スクエア‐トーsquare toe】 爪先が角型になっている靴の総称。スクエア‐カット。 ⇒スクエア【square】 スクエア‐ネックラインsquare neckline】 四角形の襟あき。→ネックライン(図)⇒スクエア【square】 スクエア‐ポジションsquare position】 外貨建ての債権と債務が同額の為替ポジション。為替リスクが発生しない。 ⇒スクエア【square】 すくおかもと‐いせき須玖岡本遺跡‥ヲカ‥ヰ‥ 福岡県春日市にある弥生時代の大複合遺跡。明治年間に巨石の下の甕棺かめかん墓から三十数面の前漢鏡やガラス璧・銅剣・銅戈・銅矛などを発見。魏志倭人伝などにみられる奴国の王墓と想定される。

と‐きん【頭巾・兜巾・頭襟】🔗🔉

と‐きん頭巾・兜巾・頭襟】 ①修験者しゅげんじゃのかぶる小さいずきん。山中遍歴の際、瘴気しょうきに触れるのを防ぐためという。黒色の布でつくり、十二因縁にかたどって12の襞ひだを設け、紐で頤おとがいに結びとめる。 頭巾 ②野ざらしになる柱の上部を方錐形にした部分。これを包む金物を頭巾金物という。 ③丸太の両端を、搬出の際の損傷を防ぐために、1の形にとがらすこと。また、その部分。 ⇒ときん‐いばら【頭巾薔薇】

ときん‐いばら【頭巾薔薇】🔗🔉

ときん‐いばら頭巾薔薇】 バラ科キイチゴ属の落葉低木。中国原産で観賞用。高さ1.5メートルに達し、若枝・葉柄にとげがある。葉は羽状複葉。夏にバラに似た大形白色の重弁花をつける。ボタンイバラ。 ⇒と‐きん【頭巾・兜巾・頭襟】

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