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しい【尿】🔗🔉

しい尿】 (幼児語)小便。浮世風呂2「お山を見せながら―をやりませう」

しい【🔗🔉

しい】 怪獣の名。形は鼬いたちに似、夜よく人家に入って馬・牛を害する。筑紫および周防国にいたという。孔雀楼筆記「頼政の射られたる妖鳥は、筑紫にある黒しいなるべし」

しい【椎】シヒ🔗🔉

しいシヒ ブナ科の常緑高木。ツブラジイ(コジイ)とその変種スダジイ(イタジイ)がある。暖地、特に海岸付近に多く、うっそうとした大木になる。葉は革質で裏面は淡褐色。5〜6月、香りの強い小花を雌雄別々の穂状花序につける。果実は先のとがった卵円形で、食用とし、特にツブラジイの実は美味。材は建築・器具に、樹皮は染料に用いる。また、椎茸栽培の原木とする。しいのき。「椎の花」は〈[季]夏〉。古事記「後姿うしろでは小楯おだてろかも、歯並みは―菱如す」 すだじい スダジイ(花) 提供:ネイチャー・プロダクション

しい【癈】シヒ🔗🔉

しいシヒ 身体の、ある器官の作用を失うこと。万葉集17「松反り―にてあれかもさ山田の翁おじがその日に求め逢はずけむ」。新撰字鏡2「瞍、瞽也、目志比」

し‐い【尸位】‥ヰ🔗🔉

し‐い尸位‥ヰ [書経五子之歌](人が形代かたしろになって神の祭られる高所にいる意)才徳がなくていたずらに高位におり職責を果たさないこと。「―素餐そさん

し‐い【四夷】🔗🔉

し‐い四夷】 中国で、自国を「中国」「中華」と称し、四方にある異民族を指していった語。東夷・西戎・南蛮・北狄ほくてき。転じて、四方の不順の民族。「―八蛮」

し‐い【四位】‥ヰ🔗🔉

し‐い四位‥ヰ 第四の位階。正四位・従四位の総称。

し‐い【四囲】‥ヰ🔗🔉

し‐い四囲‥ヰ ①周囲。まわり。ぐるり。四周。「―の状況」 ②4人で抱えるほどの太さ。よかかえ。

し‐い【四維】‥ヰ🔗🔉

し‐い四維‥ヰ ①乾いぬい(北西)・坤ひつじさる(南西)・艮うしとら(北東)・巽たつみ(南東)の四隅。→方位(図)。 ②[管子牧民]国家を維持するために必要な四つの大綱。礼・義・廉・恥の四徳。

し‐い【示威】‥ヰ🔗🔉

し‐い示威‥ヰ ⇒じい

し‐い【私意】🔗🔉

し‐い私意】 ①自分の意見・考え。私見。 ②私欲をむさぼる心。私心。 ③私情をまじえた公平でない心。偏頗へんぱな心。「―をさしはさむ」

し‐い【思惟】‥ヰ🔗🔉

し‐い思惟‥ヰ ①心に深く考え思うこと。古今著聞集20「事にしたがひて―を致すべし」→思考。 ②〔仏〕 ⇒しゆい

し‐い【施為】‥ヰ🔗🔉

し‐い施為‥ヰ 事をほどこしなすこと。しわざ。

し‐い【師位】‥ヰ🔗🔉

し‐い師位‥ヰ 奈良時代における僧の位階の一つ。日本書紀および法隆寺・大安寺資財帳などに見える。

し‐い【恣意・肆意】🔗🔉

し‐い恣意・肆意】 気ままな心。自分勝手な考え。「―的な解釈」

し‐い【徙移】🔗🔉

し‐い徙移】 うつること。移転。移徙。

し‐い【紫衣】🔗🔉

し‐い紫衣⇒しえ

し‐い【詩意】🔗🔉

し‐い詩意】 詩の意味。詩の心。

し‐い【緇衣】🔗🔉

し‐い緇衣⇒しえ

しい🔗🔉

しい 〔感〕 ①嘲笑の声。平治物語「…と詠みたりければ―と笑ひけるなり」 ②合図の声。しっ。 ㋐制止または警蹕けいひつの声。 ㋑動物を追う声。浄瑠璃、丹波与作待夜の小室節「―といふ馬追声」 ㋒呼びかけの声。狂言、秀句傘「―、―、申し」

しい‐か【詩歌】🔗🔉

しい‐か詩歌】 (シカの慣用読み)詩と歌。漢詩と和歌。韻文の総称。「遂に、新しき―の時は来りぬ」(藤村) ⇒しいか‐あわせ【詩歌合】 ⇒しいか‐かんげん【詩歌管弦】

しいか‐あわせ【詩歌合】‥アハセ🔗🔉

しいか‐あわせ詩歌合‥アハセ 歌合の変形で、数人が左右に分かれ、作品の漢詩と和歌を番つがえて優劣を判ずること。また、それを記録したもの。1133年の「長承二年相撲立詩歌」が現存最古。 ⇒しい‐か【詩歌】

しいか‐かんげん【詩歌管弦】‥クワン‥🔗🔉

しいか‐かんげん詩歌管弦‥クワン‥ 漢詩や和歌を作り、笛や琴など楽器を奏でること。貴族の遊び。 ⇒しい‐か【詩歌】

しい‐がし【椎樫】シヒ‥🔗🔉

しい‐がし椎樫シヒ‥ シイの別称。

しい‐がたり【強い語り】シヒ‥🔗🔉

しい‐がたり強い語りシヒ‥ 相手が求めないのに自分から語って無理に聞かせること。また、その話。しいごと。万葉集3「いなといへど強ふるしひのが―このころ聞かずてわれ恋ひにけり」

し‐いき【市域】‥ヰキ🔗🔉

し‐いき市域‥ヰキ 市を形成する区域。

し‐いぎ【四威儀】‥ヰ‥🔗🔉

し‐いぎ四威儀‥ヰ‥ 〔仏〕行・住・坐・臥の四つの作法。戒律にかなった立居振舞い。四儀。宇治拾遺物語1「―をやぶる事なかれ」

しい‐ぎゃく【弑逆・弑虐】🔗🔉

しい‐ぎゃく弑逆・弑虐】 シギャクの慣用読み。

し‐いく【飼育】🔗🔉

し‐いく飼育】 家畜などを養いそだてること。「ライオンの―係」 ⇒しいく‐びん【飼育瓶】

しいく‐びん【飼育瓶】🔗🔉

しいく‐びん飼育瓶】 昆虫を飼育するための器具。 ⇒し‐いく【飼育】

しいけいざい‐の‐げんり【思惟経済の原理】‥ヰ‥🔗🔉

しいけいざい‐の‐げんり思惟経済の原理‥ヰ‥ なるべく多くの事実をできるだけ少ない概念をもって完全に記述し思惟を節約することを科学的認識の主要な原理と考える説。マッハが特に強く主張。節減の原理。

しい‐こう【至孝】‥カウ🔗🔉

しい‐こう至孝‥カウ シコウの慣用読み。

しいごく‐じんしん【至極甚深】🔗🔉

しいごく‐じんしん至極甚深】 シゴクジンシンの慣用読み。

しい‐ごと【強い言】シヒ‥🔗🔉

しい‐ごと強い言シヒ‥ (→)「しいがたり」に同じ。

しい‐ごと【誣い言】シヒ‥🔗🔉

しい‐ごと誣い言シヒ‥ 事実を曲げていうこと。つくりごと。讒言ざんげん

しい‐ざかな【強い肴】シヒ‥🔗🔉

しい‐ざかな強い肴シヒ‥ 懐石かいせきの時、客に酒をすすめるために献立に加えて出す肴。進め肴。

しいし【籡】🔗🔉

しいし⇒しんし

しい‐し【四至】🔗🔉

しい‐し四至】 (シシの慣用読み)田地・屋敷地などの境界。また、所領の東西南北の四方の境界。

しい‐じ【四時】🔗🔉

しい‐じ四時】 (シジの慣用読み。シイシとも)春夏秋冬。四季。

しい‐しい【為い為い】🔗🔉

しい‐しい為い為い】 (スルの連用形シを重ねたシシの変化した形)その動作を繰り返す意。また、その動作を続けながら別の動作を行う意。「遠慮―席に座る」

しい‐しば【椎柴】シヒ‥🔗🔉

しい‐しば椎柴シヒ‥ ①椎の木のむらがった所。拾遺和歌集雑恋「―の葉がへはすとも」 ②椎の木の小枝の柴。新古今和歌集「わがをりしける嶺の―」 ③(椎を染料とするので)喪服の色。また、喪服。後拾遺和歌集哀傷「葉がへやしつる―の袖」 ④転じて、喪中。高倉院升遐記「世は―にて」 ⇒しいしば‐がき【椎柴垣】

しいしば‐がき【椎柴垣】シヒ‥🔗🔉

しいしば‐がき椎柴垣シヒ‥ 椎がむらがり生えて生け垣となっているもの。太平記5「―の隙あらはなる山がつの庵に」 ⇒しい‐しば【椎柴】

しい‐しゅ【旨趣】🔗🔉

しい‐しゅ旨趣】 シシュの慣用読み。〈日葡辞書〉

し‐い・ず【為出づ】‥イヅ🔗🔉

し‐い・ず為出づ‥イヅ 〔他下二〕 ①事をしはじめる。行動をとる。行為としておこなう。しいだす。しだす。源氏物語帚木「―・づることもあり」 ②なしとげる。作りあげる。源氏物語行幸「御装束人々の料に櫛扇などまでとりどりに―・で給へる有様」

しい・する【弑する】🔗🔉

しい・する弑する】 〔他サ変〕[文]弑す(サ変) (シスルの慣用読み)主君・父を殺す。目上の者を殺す。〈文明本節用集〉

しい‐せつ【至切】🔗🔉

しい‐せつ至切】 (シセツの慣用読み)深い親切。〈日葡辞書〉

しい‐ぜん【至善】🔗🔉

しい‐ぜん至善】 シゼンの慣用読み。〈日葡辞書〉

しい‐そさん【尸位素餐】‥ヰ‥🔗🔉

しい‐そさん尸位素餐‥ヰ‥ [漢書朱雲伝]才徳がないのに高位に居り、いたずらに禄を食むこと。官職にありながら職責を果たさないこと。

しい‐そ・す【強ひ過す】シヒ‥🔗🔉

しい‐そ・す強ひ過すシヒ‥ 〔他四〕 強くしいる。無理に勧める。源氏物語明石「人々に酒―・しなどして」

しい‐そん【至尊】🔗🔉

しい‐そん至尊】 シソンの慣用読み。

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