ぶん‐たい【文体】 (style) ①文章のスタイル。語彙・語法・修辞など、いかにもその作者らしい文章表現上の特色。樋口一葉、みづの上日記「おのおのの―心々の書きさまいとをかしからんとおもふ」。「独自の―を持っている」 ②文章の様式。国文体・漢文体・洋文体、または書簡体・叙事体・議論体など。 ⇒ぶんたい‐ろん【文体論】

ぶん‐てい【文体】 文に書かれたようす。文章のありさま。特に、手紙の文面。浄瑠璃、女殺油地獄「此の分では刀はさされぬとの―なり」

もん‐たい【紋体・文体】 文字や絵などの形。また、形が整っていること。きちんとした格式。日葡辞書「モンタイガミエヌ」 ⇒もんたい‐な・い【文体無い】

ぶん-たい [0] 【文体】 （１）文章の形式・様式。和文体・漢文訓読体・和漢混交(ワカンコンコウ)文体・候(ソウロウ)文体・口語体などの分類がある。 （２）語句・語法・修辞などにみられる，その作者に特有な文章表現。

ぶんたい【文体】 a style.→英和 …の〜をまねて in the style of….‖文体論 stylistics.