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広辞苑の検索結果 (25)
えびす🔗⭐🔉
えびす
(→)「べろべろ」3に同じ。
えびす【夷・戎】🔗⭐🔉
えびす【夷・戎】
(エミシ(蝦夷)の転)
①(→)「えぞ」1に同じ。今昔物語集31「その国の奥に―といふものありて」
②都から遠く離れた開けぬ土地の人民。田舎人。源氏物語東屋「―めきたる人をのみ見ならひて」
③荒々しい武士。特に京都人が東国武士をさしていった語。あずまえびす。徒然草「―は弓引くすべ知らず」
④外国人をあなどっていう語。謡曲、唐船「もろこしは心なき―の国と聞きつるに」
⇒えびす‐うた【夷歌】
⇒えびす‐がい【夷貝・恵比須貝】
⇒えびす‐ぐさ【夷草・恵比須草】
⇒えびす‐ごころ【夷心】
⇒えびす‐ごろも【戎衣】
⇒えびす‐すがた【戎姿】
⇒えびす‐め【夷布】
⇒えびす‐やまい【夷病】
⇒えびす‐ゆみ【夷弓】
えびす【恵比須・恵比寿・夷・戎・蛭子】(宗教他)🔗⭐🔉
えびす【恵比須・恵比寿・夷・戎・蛭子】
(エビス(夷)と同源)
①七福神の一つ。もと兵庫県西宮神社の祭神蛭子命ひるこのみこと。海上・漁業の神、また商売繁昌の神として信仰される。風折烏帽子かざおりえぼしをかぶり、鯛を釣り上げる姿に描く。3歳まで足が立たなかったと伝えられ、歪んだ形や不正常なさまの形容に用い、また、福の神にあやかることを願って或る語に冠し用いたともいう。
恵比須
②「えびすかき」の略。
⇒えびす‐あば【恵比須網端】
⇒えびす‐いし【恵比須石】
⇒えびす‐おうぎ【恵比須扇】
⇒えびす‐おしき【戎折敷】
⇒えびす‐がお【恵比須顔】
⇒えびす‐かき【恵比須舁き】
⇒えびす‐がね【戎金】
⇒えびす‐がみ【戎紙】
⇒えびす‐ぎれ【恵比須切れ】
⇒えびす‐ぎん【恵比須銀】
⇒えびす‐こう【恵比須講・夷講】
⇒えびす‐さぶろう【夷三郎】
⇒えびす‐ぜに【恵比須銭】
⇒えびす‐ぜん【夷膳】
⇒えびす‐なえ【恵比須苗】
⇒えびす‐の‐うお【恵比須の魚】
⇒えびす‐ば【恵比須歯】
⇒えびす‐ばしら【恵比須柱・夷柱】
⇒えびす‐まい【恵比須舞・夷舞】
⇒えびす‐まつり【恵比須祭】
⇒えびす‐まわし【恵比須回し】
②「えびすかき」の略。
⇒えびす‐あば【恵比須網端】
⇒えびす‐いし【恵比須石】
⇒えびす‐おうぎ【恵比須扇】
⇒えびす‐おしき【戎折敷】
⇒えびす‐がお【恵比須顔】
⇒えびす‐かき【恵比須舁き】
⇒えびす‐がね【戎金】
⇒えびす‐がみ【戎紙】
⇒えびす‐ぎれ【恵比須切れ】
⇒えびす‐ぎん【恵比須銀】
⇒えびす‐こう【恵比須講・夷講】
⇒えびす‐さぶろう【夷三郎】
⇒えびす‐ぜに【恵比須銭】
⇒えびす‐ぜん【夷膳】
⇒えびす‐なえ【恵比須苗】
⇒えびす‐の‐うお【恵比須の魚】
⇒えびす‐ば【恵比須歯】
⇒えびす‐ばしら【恵比須柱・夷柱】
⇒えびす‐まい【恵比須舞・夷舞】
⇒えびす‐まつり【恵比須祭】
⇒えびす‐まわし【恵比須回し】
えびす‐あば【恵比須網端】🔗⭐🔉
えびす‐あば【恵比須網端】
(四国宇和島・隠岐などで)魚網の中央部の大浮子あば。→大玉おおだま。
⇒えびす【恵比須・恵比寿・夷・戎・蛭子】
えびす‐いし【恵比須石】🔗⭐🔉
えびす‐いし【恵比須石】
恵比須神の神体とする石。九州南部には漁期の初めに海中からこれを拾い求める儀式がある。
⇒えびす【恵比須・恵比寿・夷・戎・蛭子】
えびす‐うた【夷歌】🔗⭐🔉
えびす‐うた【夷歌】
(「夷振ひなぶり」の「夷」の誤読に基づく語)
①未開の民の歌。みやびな歌に対して、田舎くさい歌。古今和歌集序「せうとの神のかたち、をかたににうつりてかかやくをよめる―なるべし」
②狂歌の異称。ひなぶり。洒落本、無駄酸辛甘「去年まではさしも流行せし―も」
⇒えびす【夷・戎】
えびす‐おうぎ【恵比須扇】‥アフギ🔗⭐🔉
えびす‐おうぎ【恵比須扇】‥アフギ
伊勢国山田から製出した粗製の扇。年始の祝いに用いた。
⇒えびす【恵比須・恵比寿・夷・戎・蛭子】
えびす‐おしき【戎折敷】‥ヲ‥🔗⭐🔉
えびす‐おしき【戎折敷】‥ヲ‥
(→)「えびす膳」に同じ。
⇒えびす【恵比須・恵比寿・夷・戎・蛭子】
えびす‐がい【夷貝・恵比須貝】‥ガヒ🔗⭐🔉
えびす‐がい【夷貝・恵比須貝】‥ガヒ
磯にすむ巻貝の一種。本州中部以南に分布する。殻高3センチメートルほどで、典型的な円錐形。赤褐色で、黒褐色の不規則斑がある。
⇒えびす【夷・戎】
えびす‐がお【恵比須顔】‥ガホ🔗⭐🔉
えびす‐がお【恵比須顔】‥ガホ
恵比須のように、にこにこした顔つき。浄瑠璃、長町女腹切「ここではわつさり―して見せましや」
⇒えびす【恵比須・恵比寿・夷・戎・蛭子】
えびす‐かき【恵比須舁き】🔗⭐🔉
えびす‐かき【恵比須舁き】
兵庫県西宮から出た人形つかい。もと恵比須が鯛を釣るまねをし、正月に豊漁を予祝したもの。えびすまわし。
⇒えびす【恵比須・恵比寿・夷・戎・蛭子】
えびす‐がね【戎金】🔗⭐🔉
えびす‐がね【戎金】
にせがね。贋小判。
⇒えびす【恵比須・恵比寿・夷・戎・蛭子】
えびす‐がみ【戎紙】🔗⭐🔉
えびす‐がみ【戎紙】
紙を重ねて裁つ時、内へ折れこんで裁ち残しになったもの。福紙ふくがみ。
⇒えびす【恵比須・恵比寿・夷・戎・蛭子】
えびす‐ぎれ【恵比須切れ】🔗⭐🔉
えびす‐ぎれ【恵比須切れ】
恵比須講の日に、呉服屋で売り出す寄切よせぎれの布。
⇒えびす【恵比須・恵比寿・夷・戎・蛭子】
えびす‐ぎん【恵比須銀】🔗⭐🔉
えびす‐ぎん【恵比須銀】
入漁料。えびすがね。
⇒えびす【恵比須・恵比寿・夷・戎・蛭子】
えびす‐ぐさ【夷草・恵比須草】🔗⭐🔉
えびす‐ぐさ【夷草・恵比須草】
①マメ科の一年草。北アメリカ原産で江戸中期に中国から渡来。高さ約1メートル。葉は2〜4対の偶数羽状複葉、夏、葉腋に黄花を開き、約15センチメートルの莢さやを生ずる。種子を乾燥したものが漢方生薬の決明子けつめいしで下剤などに用い、また、はぶ茶の代用として飲用。ロッカクソウ。漢名、決明。
②シャクヤクの古名。新撰字鏡7「夕薬、衣比須草」
⇒えびす【夷・戎】
えびす‐こう【恵比須講・夷講】‥カウ🔗⭐🔉
えびす‐こう【恵比須講・夷講】‥カウ
商家で商売繁昌を祝福して恵比須を祭ること。親類・知人を招いて祝宴を開く。旧暦11月20日に行う地方が多いが、1月10日・1月20日・10月20日に行うところもある。中世末に始まり、江戸時代に盛行。〈[季]冬〉
恵比須講
撮影:関戸 勇
⇒えびす【恵比須・恵比寿・夷・戎・蛭子】
⇒えびす【恵比須・恵比寿・夷・戎・蛭子】
えびす‐ごころ【夷心】🔗⭐🔉
えびす‐ごころ【夷心】
未開の民の荒々しい心。もののあわれを解さない心。伊勢物語「さるさがなき―を見てはいかがはせむは」
⇒えびす【夷・戎】
えびす‐ごろも【戎衣】🔗⭐🔉
えびす‐ごろも【戎衣】
(「戎衣じゅうい」の訓読)武家の服装。よろい。
⇒えびす【夷・戎】
えびす‐さぶろう【夷三郎】‥ラウ🔗⭐🔉
えびす‐さぶろう【夷三郎】‥ラウ
恵比須の異称。伊弉諾いざなぎ・伊弉冉いざなみ2神の第3子であったというところからの称。(和訓栞)
⇒えびす【恵比須・恵比寿・夷・戎・蛭子】
えびす‐すがた【戎姿】🔗⭐🔉
えびす‐すがた【戎姿】
よろいをつけた姿。
⇒えびす【夷・戎】
えびす‐ぜに【恵比須銭】🔗⭐🔉
えびす‐ぜに【恵比須銭】
①絵銭の一種。表面に恵比須の姿を鋳出したもの。
②分配できない余り銭。
⇒えびす【恵比須・恵比寿・夷・戎・蛭子】
えびす‐ぜん【夷膳】🔗⭐🔉
えびす‐ぜん【夷膳】
膳の側面を人の面前に向けて据えること。礼を欠くとして忌む。横膳。左膳。えびすおしき。
⇒えびす【恵比須・恵比寿・夷・戎・蛭子】
えびす‐なえ【恵比須苗】‥ナヘ🔗⭐🔉
えびす‐なえ【恵比須苗】‥ナヘ
苗取りの終りに神に供える苗。
⇒えびす【恵比須・恵比寿・夷・戎・蛭子】
えびす‐の‐うお【恵比須の魚】‥ウヲ🔗⭐🔉
えびす‐の‐うお【恵比須の魚】‥ウヲ
初穂として恵比須に供える初漁の魚。
⇒えびす【恵比須・恵比寿・夷・戎・蛭子】
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えびす【戎・夷】🔗⭐🔉
えびす [1] 【戎・夷】
〔「えみし」の転〕
(1)「えぞ(蝦夷){(1)}」に同じ。「其の国の奥に―と云ふ者有りて/今昔 31」
(2)都から遠く離れた未開の土地の人。「かかることは,―・町女などこそいへ/栄花(浦々の別)」
(3)荒々しい武士。情を解さぬ荒っぽい人。特に,東国の武士を京の人から見て言う語。「―は弓引くすべ知らず/徒然 80」「荒―」「東(アズマ)―」
(4)野蛮な外国人。蛮夷(バンイ)。「これは胡国の―の大将/謡曲・昭君」
えびす-うた【夷歌】🔗⭐🔉
えびす-うた 【夷歌】
(1)未開の民の詠む歌。洗練されていない田舎くさい歌。「丘谷にうつりて,輝くをよめる―なるべし/古今(仮名序)」
(2)狂歌のこと。「さしも流行せし―も/洒落本・無駄酸辛甘」
えびす-ぐさ【夷草・恵比須草】🔗⭐🔉
えびす-ぐさ 【夷草・恵比須草】
マメ科の一年草。北アメリカ原産。高さ1メートル内外。葉は羽状複葉。葉腋に五弁の黄色花を開く。さやは細長く,六角円柱形で,中にある菱形の種子を決明子(ケツメイシ)といい,下剤・強壮剤とする。決明。ロッカクソウ。
夷草
[図]
[図]
えびす-ごころ【夷心】🔗⭐🔉
えびす-ごころ 【夷心】
未開の民の荒々しい心。物の情趣を解しない心。「さるさがなき―を見ては,いかがはせむは/伊勢 15」
えびす-ぜん【夷膳】🔗⭐🔉
えびす-ぜん 【夷膳】
(1)膳の側面を人に向けて据えること。非礼・ぶしつけとして忌む。えびす折敷(オシキ)。横膳。「朝飯の膳に坐りて見れば,―に据ゑてあり/咄本・鯛の味噌津」
(2)汁を左に置き,飯と汁を左右反対に並べること。左膳。
えびす-め【夷布】🔗⭐🔉
えびす-め 【夷布】
昆布の古名。ヒロメ。[和名抄]
えびす【恵比須・恵比寿・夷・戎・蛭子】🔗⭐🔉
えびす [0] 【恵比須・恵比寿・夷・戎・蛭子】
七福神の一。商売繁盛・福の神として広く信仰される,兵庫県西宮神社の祭神。蛭子(ヒルコ)とも,事代主(コトシロヌシノ)神ともいわれる。古くは豊漁の神として漁民に信仰され,また農神としても信仰された。狩衣(カリギヌ)・風折り烏帽子(エボシ)姿で右手に釣り竿,左手に鯛(タイ)を抱えた神像に描かれる。夷(エビス)三郎。
〔「えびす(戎・夷)」と同源の語。一般に「恵比須」と書くことが多く,この場合の歴史的仮名遣いは「ゑびす」〕
恵比須
[図]
[図]
えびす-おうぎ【恵比須扇・戎扇】🔗⭐🔉
えびす-おうぎ ―アフギ [4] 【恵比須扇・戎扇】
年の初めの祝いに用いる粗製の扇。
えびす-がお【恵比須顔・夷顔】🔗⭐🔉
えびす-がお ―ガホ [0][3] 【恵比須顔・夷顔】
恵比須のようにうれしそうににこにこ笑っている顔。
⇔えんま顔
えびす-かき【恵比須舁】🔗⭐🔉
えびす-かき 【恵比須舁】
「恵比須回し」に同じ。
えびす-がみ【恵比須紙】🔗⭐🔉
えびす-がみ [3] 【恵比須紙】
紙を重ねて裁つとき,内に折れこんで,裁ち残しとなったもの。福紙(フクガミ)。
えびす-ぎれ【恵比須切れ】🔗⭐🔉
えびす-ぎれ 【恵比須切れ】
恵比須講の日に,呉服屋で安く売り出す寄せ切れ。
えびす-こう【恵比須講・戎講・夷講】🔗⭐🔉
えびす-こう ―カウ [0] 【恵比須講・戎講・夷講】
商家で,商売繁盛を祈って恵比須をまつり,親類・知人を招いて祝う行事。祭日は一〇月二〇日(もと陰暦)・一一月二〇日・一月一〇日など,地方により異なる。[季]秋。《行かゝり客に成けり―/去来》
えびす-さぶろう【夷三郎・恵比須三郎】🔗⭐🔉
えびす-さぶろう ―サブラウ [0][1] 【夷三郎・恵比須三郎】
「えびす」の異名。
えびす-ぜに【恵比須銭】🔗⭐🔉
えびす-ぜに 【恵比須銭】
江戸時代に作られた絵銭(エセン)の一種。表面に恵比須の姿を描き出したもの。
えびす-だい【恵比須鯛】🔗⭐🔉
えびす-だい ―ダヒ [3] 【恵比須鯛】
キンメダイ目の海魚。全長約45センチメートル。体はタイ形で,体高があり側扁する。目は大きく,鰓(エラ)の上縁に一本のとげがある。鱗(ウロコ)は大きくて堅い。体色は鮮やかな赤色。美味で,祝い魚ともする。本州中部以南の岩礁域に分布。ヨロイダイ。グソクダイ。
えびす-だいこく【恵比須大黒】🔗⭐🔉
えびす-だいこく [0] 【恵比須大黒】
(1)恵比須と大黒天。また,その像。民家で福の神として二体を一対として並べてまつる。
(2)(多く「夷大黒」「蛭子大黒」と書く)狂言の曲名。
えびす-の-うお【恵比須の魚】🔗⭐🔉
えびす-の-うお ―ウヲ [6] 【恵比須の魚】
漁獲物の中から初穂として恵比須神に供える魚。えびすうお。
えびす-ば【恵比須歯】🔗⭐🔉
えびす-ば [3] 【恵比須歯】
人間の上の二枚の前歯のうち,右の歯の俗称。左の歯を大黒歯という。
えびす-ばしら【恵比須柱・夷柱】🔗⭐🔉
えびす-ばしら [4] 【恵比須柱・夷柱】
民家で,大黒柱とともに重要な柱。使用場所は一定しない。大黒柱と同じ太さか,やや細め。
えびす-まい【恵比須舞・戎舞】🔗⭐🔉
えびす-まい ―マヒ [3][0] 【恵比須舞・戎舞】
恵比須に扮して踊る舞。豊作を祈る大黒舞に対して大漁を祈願する。七福神舞や神楽・田植え踊りなどに入る。
えびす-まつり【恵比須祭り】🔗⭐🔉
えびす-まつり [4] 【恵比須祭り】
「恵比須講(コウ)」に同じ。
えびす-まわし【恵比須回し】🔗⭐🔉
えびす-まわし ―マハシ 【恵比須回し】
傀儡師(カイライシ)の一。兵庫の西宮の恵比寿神社を根拠地に,家々を回って首にかけた箱の中の恵比須人形を操って見せた芸人。のちに浄瑠璃と結んで浄瑠璃操りとなった。えびすかき。
えびす-むかえ【恵比須迎え】🔗⭐🔉
えびす-むかえ ―ムカヘ 【恵比須迎え】
近世,奈良吉野の村民が,正月二日の早朝,恵比須の絵を刷ったものを売り歩いたこと。また,その呼び声。
えびす【恵比須】(和英)🔗⭐🔉
えびす【恵比須】
the god of wealth.〜顔 a smiling[beaming]face.
えびす【夷】(和英)🔗⭐🔉
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