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広辞苑の検索結果 (2)

ま・つ【待つ・俟つ】🔗🔉

ま・つ待つ・俟つ】 〔他五〕 ①来るはずの人や物事を迎えようとして時をすごす。古事記「鴫羂しぎわな張る、我が―・つや鴫はさやらず」。万葉集19「吾がここだ―・てど来鳴かぬほととぎす」。天草本平家物語「いまひとたび都のおとづれをも―・てかし」。「春を―・つ」「できるまで―・つ」「説明を―・たずして明らかだ」「相手の出方を―・つ」 ②用意して迎える。もてなしをする。万葉集17「玉づさの使の来ればうれしみとあが―・ち問ふに」 ③のけておいて、後の用に供する。字鏡集「需、マツ」 ④(多く「俟つ」と書く)頼りとする。期待する。よる。「君に―・つところ大なり」「今後の研究に―・つ」 ⇒待ちに待った ⇒待つうちが花 ⇒待てば海路の日和あり

[漢]俟🔗🔉

 字形 〔人(亻・)部7画/9画/4856・5058〕 〔音〕シ(漢) 〔訓〕まつ [意味] あてにする。期待する。「言うを俟たない」「今後の研究に俟つ」「両々相俟あいまって」

大辞林の検索結果 (1)

ま・つ【待つ・俟つ】🔗🔉

ま・つ [1] 【待つ・俟つ】 (動タ五[四]) (1)人が来たり,物が届けられたり,物事が実現したりするのを,今か今かと望みながら時を過ごす。《待》「喫茶店で人を―・つ」「バスを―・つ」「便りを―・つ」「順番を―・つ」「またの機会を―・つ」「其の者は,…翌日(アス)も―・たないと云ふ容体なんです/婦系図(鏡花)」 (2)(「待って」「待ってくれ」など,相手に要求する形で)ある動作を今まさにしようとしていたのを,いったんやめる。《待》「こら―・ちなさい。その前に宿題を片付けてしまいなさい」「―・ってくれ。一度に言われても頭に入らない」「ちょっと―・った。そこはおかしいよ」 (3)…によってうまく解決することを願う。…に望みを託する。期待する。「…をまつ」「…にまつ」などの形で用いる。「後考(コウコウ)を―・つ」「君の自覚に―・ちたい」「国民の良識に―・つ」「今後の研究に―・つ」「さりともと見し影も―・たれず/山家(秋)」 (4)(「言うをまたない」「論をまたない」「…の言(ゲン)をまつまでもない」などの形で)わざわざ言うまでもなく当然…だ。「改革を要することは識者の言(ゲン)を―・つまでもない」 [可能] まてる

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