か‐さん【家産】 一家の財産。身代。身上。「―を傾ける」 ⇒かさん‐こっか【家産国家】 ⇒かさん‐せいど【家産制度】

かさん‐こっか【家産国家】_‥コク‥ 領土と人民と財産とを君主の私的な家産として扱うような国家。家父長制から封建的身分制的支配へ移行する時代の国家は多くこれに属する。 ⇒か‐さん【家産】

かさん‐せいど【家産制度】 (homestead)不動産を中心とする特別財産を家産として登記し、その処分やそれに対する強制執行を禁ずる制度。農業家族を土地の細分から守るためにアメリカ・スイス・フランス・ドイツなどで行われた。 ⇒か‐さん【家産】

か-さん [0] 【家産】 一家の財産。身代。「―を傾ける」

かさん-こっか ―コク― [4] 【家産国家】 国家の基礎を君主の所有権に置こうとする国家。領土・人民などをすべて君主の私有物とみなす。封建時代の国家は多くこのような性格をもっていた。

かさん-せいど [4] 【家産制度】 〔homestead〕 生活の基盤である不動産などを特別財産として保護し，その処分や債権者の強制執行を禁止する制度。土地の細分化から農民を守るために，一九世紀後半からアメリカ・ドイツ・スイス・フランスなどで行われた。