複数辞典一括検索+

広辞苑の検索結果 (45)

いく【幾】🔗🔉

いく】 〔接頭〕 ①数量・程度のわからぬ意をあらわす。「―たび」 ②数の多い意をあらわす。「―千夜」

いく‐いく【幾幾】🔗🔉

いく‐いく幾幾】 〔副〕 いくつもいくつも。宇治拾遺物語2「白米十石をおものにして…―と置きて食はせさせ給ひければ」

いく‐そ【幾そ】🔗🔉

いく‐そ幾そ】 (ソは十で、幾十の意か)どのくらい。また、数の多いこと。拾遺和歌集「―の人のかげを見つらむ」 ⇒いくそ‐たび【幾そ度】 ⇒いくそ‐ばく【幾そ許】

いくそ‐たび【幾そ度】🔗🔉

いくそ‐たび幾そ度】 いくたび。なんべん。また、度数の多いこと。伊勢物語「―行きかへるらむ知る人もなみ」 ⇒いく‐そ【幾そ】

いくそ‐ばく【幾そ許】🔗🔉

いくそ‐ばく幾そ許】 どのくらい。どれほど。古今和歌集物名「―我がうしとかは思ふ」 ⇒いく‐そ【幾そ】

いく‐だ【幾何・幾許】🔗🔉

いく‐だ幾何・幾許】 〔副〕 (助詞「も」を付けて打消に用いることが多い)いくら。どれほど。なにほど。万葉集5「さ寝し夜の―もあらねば」

いく‐つ【幾つ】🔗🔉

いく‐つ幾つ】 (ツは接尾語)不定の数を表す語。 ①不定個数をいい、また個数を問うのに使う。どのくらいの数。人の年齢を問うのにも使う。源氏物語夕顔「国の物語など申すに、湯桁ゆげたは―と問はまほしくおぼせど」「年は―にか、ものし給ひし」。「―買ったか」 ②多くの数であることを示すのに使う。「―になっても子供だ」「橋が―もかかっている」

いくば‐く【幾何・幾許】🔗🔉

いくば‐く幾何・幾許】 ①どれほど。どんなに多く。万葉集8「わが背児せこと二人見ませば―かこの降る雪の嬉しからまし」 ②(「も」を伴い、否定・反語に用いる)なにほども。万葉集11「―も降らぬ雨ゆゑ」。「余命―もない」 ⇒いくばく‐も‐なく【幾許も無く】

いく‐ひさしく【幾久しく】🔗🔉

いく‐ひさしく幾久しく】 〔副〕 (挨拶・手紙文などで用いる)いついつまでも。末永く。

いく‐ら【幾ら】🔗🔉

いく‐ら幾ら】 (ラは接尾語)不定の度合・分量を表す語。どれほど。 ①不定量や不定の度合を言い、また、量・程度を問うのに使う。「―か分からない」「―払えばよいか」 ②仮定または推量の言い方を伴って、量が多くまたは程度が甚だしい意を表す。「―利口でも」「―あっても足りない」「此処で人が―死んだことだろう」 →いくらも⇒いくら‐か【幾らか】 ⇒いくら‐とも‐なく【幾らとも無く】 ⇒いくら‐なんでも【幾ら何でも】 ⇒いくら‐も【幾らも】

いくら‐か【幾らか】🔗🔉

いくら‐か幾らか】 ①そう多くない程度の量。少量。わずか。「全体の―を割く」 ②(副詞的に)少しばかり。幾分か。「―暖かくなった」 ⇒いく‐ら【幾ら】

いくら‐とも‐なく【幾らとも無く】🔗🔉

いくら‐とも‐なく幾らとも無く】 数多く。十訓抄「御ふところより櫛を―とり出でて」 ⇒いく‐ら【幾ら】

いくら‐なんでも【幾ら何でも】🔗🔉

いくら‐なんでも幾ら何でも】 どのような事情があるとしても。どのような点から考えてみても。「―遅すぎる」 ⇒いく‐ら【幾ら】

いくら‐も【幾らも】🔗🔉

いくら‐も幾らも】 ①いくつも。たくさん。平家物語7「かの巻物のうちにさりぬべき歌―ありけれども」 ②(否定の意の語を伴って)たいして。それほど。万葉集17「年月も―あらぬに」。「一年に―できない」 ⇒いく‐ら【幾ら】

き‐か【幾何】🔗🔉

き‐か幾何(→)幾何学きかがくの略。

きか‐いせい【幾何異性】🔗🔉

きか‐いせい幾何異性】 (geometrical isomerism)有機化合物では、炭素‐炭素、炭素‐窒素あるいは窒素‐窒素二重結合の両側についている置換基の位置の関係により生じる異性。同種または類似の基が二重結合に対して同じ側にくるものをシス異性体、反対側にくるものをトランス異性体という。六配位八面体形錯体および四配位平面四角形錯体では同種または類似の二つの配位子が隣り合っているものをシス異性体、離れているものをトランス異性体という。→シス‐トランス異性

きか‐がく【幾何学】🔗🔉

きか‐がく幾何学】 (geometry)数学の一部門。物の形・大きさ・位置、その他一般に空間に関する性質を研究する学問。その方法・対象・公理系の異なる種々の分科がある。 ⇒きかがく‐げんろん【幾何学原論】 ⇒きかがくてき‐せいしん【幾何学的精神】 ⇒きかがくてき‐もよう【幾何学的模様】 ⇒きかがく‐ようしき【幾何学様式】

きかがく‐げんろん【幾何学原論】🔗🔉

きかがく‐げんろん幾何学原論】 ユークリッドの(→)「ストイケイア」のこと。 ⇒きか‐がく【幾何学】

きかがくてき‐せいしん【幾何学的精神】🔗🔉

きかがくてき‐せいしん幾何学的精神】 (esprit géométrique フランス)パスカルの語で、人間精神の一類型。幾何学のように公理から定理を演繹する論証的・合理的な認識を行う精神態度。↔繊細の精神。 ⇒きか‐がく【幾何学】

きかがくてき‐もよう【幾何学的模様】‥ヤウ🔗🔉

きかがくてき‐もよう幾何学的模様‥ヤウ 方形・三角形・菱形・多角形・円形などを組み合わせた模様。幾何模様。 ⇒きか‐がく【幾何学】

きかがく‐ようしき【幾何学様式】‥ヤウ‥🔗🔉

きかがく‐ようしき幾何学様式‥ヤウ‥ (geometric style)紀元前1050年頃から前700年頃にわたる古代ギリシアの美術様式。壺の装飾に動物とならんで、あるいは単独に直線的な幾何学的模様をほどこす様式。 ⇒きか‐がく【幾何学】

きか‐がほう【幾何画法】‥グワハフ🔗🔉

きか‐がほう幾何画法‥グワハフ 定規やコンパスなどの製図道具を使って幾何学的に作成する画法。

きか‐きゅうすう【幾何級数】‥キフ‥🔗🔉

きか‐きゅうすう幾何級数‥キフ‥ (→)等比級数に同じ。↔算術級数。 ⇒きかきゅうすう‐てき【幾何級数的】

きかきゅうすう‐てき【幾何級数的】‥キフ‥🔗🔉

きかきゅうすう‐てき幾何級数的‥キフ‥ ある事柄が、幾何級数のように何倍かずつ増えていくこと。増加が急激なさま。 ⇒きか‐きゅうすう【幾何級数】

きかげんぽん【幾何原本】🔗🔉

きかげんぽん幾何原本】 ユークリッドの著「ストイケイア」の前半の漢訳。マテオ=リッチが口訳、徐光啓がそれを完全な漢文に直し、多くの中国人に珍重された。

きか‐こうがく【幾何光学】‥クワウ‥🔗🔉

きか‐こうがく幾何光学‥クワウ‥ 物理学の一部門。光の道筋を線としてとらえ、反射と屈折の法則を基礎として、レンズや鏡からなる光学系を通る光線の性質を幾何学的に研究する。光の波長が光学系の大きさに比べて十分に小さい時に成り立つ法則を扱う。

きか‐すうれつ【幾何数列】🔗🔉

きか‐すうれつ幾何数列(→)等比数列のこと。

きか‐ちゅうこう【幾何中項】‥カウ🔗🔉

きか‐ちゅうこう幾何中項‥カウ (→)比例中項に同じ。 ○気が散るきがちる 気持が一つのことに集中できない。散漫になる。「気が散って勉強できない」 ⇒き【気】

きか‐へいきん【幾何平均】🔗🔉

きか‐へいきん幾何平均(→)相乗平均に同じ。↔算術平均 ○気が減るきがへる ①気がもめる。やきもきする。 ②気がめいる。浄瑠璃、丹波与作待夜の小室節「今宵ぎりぞと気もへりて」 ⇒き【気】

きか‐もよう【幾何模様】‥ヤウ🔗🔉

きか‐もよう幾何模様‥ヤウ (→)幾何学的模様に同じ。 ○気が休まるきがやすまる ほっとして、気持が落ち着く。「忙しくて―時がない」 ⇒き【気】

こき‐し【幾許】🔗🔉

こき‐し幾許】 〔副〕 たくさん。古事記「たちそばの実の無けくを―ひゑね」

こき‐だ【幾許】🔗🔉

こき‐だ幾許】 〔副〕 多く。たくさん。ここだ。古事記「実の多けくを―ひゑね」

こきだ‐く【幾許く】🔗🔉

こきだ‐く幾許く】 〔副〕 甚だしく。たくさん。ここだく。万葉集2「野辺行く道は―も繁しじに荒れたるか」

こきば‐く【幾許く】🔗🔉

こきば‐く幾許く】 〔副〕 甚だしく。たいそう。万葉集20「―もゆたけきかも」

こくば‐く【幾許く】🔗🔉

こくば‐く幾許く】 〔副〕 (→)「ここばく」に同じ。宇津保物語初秋「―の年ごろの中に」

ここ‐だ【幾許】🔗🔉

ここ‐だ幾許】 〔副〕 こんなに多く。こんなに甚だしく。ここだく。万葉集14「なにぞこの児の―かなしき」

ここだ‐く【幾許く】🔗🔉

ここだ‐く幾許く】 〔副〕 (→)「ここだ」に同じ。 ○此処だけの話ここだけのはなし 他の所で話しては困る秘密の話。 ⇒こ‐こ【此処・此所・此・是・玆・斯】

ここ‐ば【幾許】🔗🔉

ここ‐ば幾許】 〔副〕 こんなに多く。こんなに甚だしく。ここだ。万葉集14「心にのりて―かなしけ」 ○此処ばかりに日は照らぬここばかりにひはてらぬ この場所にだけよいことがあるわけではない。世間いたる所に生活の道はある。浄瑠璃、釈迦如来誕生会「後生を知らぬ邪見の家、ここばかりには日が照るか、世界に主には事欠かぬ」 ⇒こ‐こ【此処・此所・此・是・玆・斯】

ここば‐く【幾許く】🔗🔉

ここば‐く幾許く】 〔副〕 (→)「ここば」に同じ。

ここ‐ら【幾許】🔗🔉

ここ‐ら幾許】 〔副〕 こんなに甚だしく。こんなに多く。ここだ。古今和歌集「こづたへばをのがは風にちる花を誰におほせて―なくらむ」

ほと‐ほと【殆・幾】🔗🔉

ほと‐ほと殆・幾】 〔副〕 ①今少しで。すんでのことで。万葉集8「見せず―散らしつるかも」 ②大体。ほとんど。源氏物語東屋「声など―うちゆがみぬべく」 ③非常に。本当に。「―困った」「―あきれた」

ほと‐ほと・し【殆し・幾し】🔗🔉

ほと‐ほと・し殆し・幾し】 〔形シク〕 ①ほとんど…しそうだ。すんでのところで…である。万葉集7「神の祝はふりが鎮斎いつく杉原薪伐り―・しくに手斧取らえぬ」。土佐日記「漕げども漕げどもしりへしぞきにしぞきて―・しくうちはめつべし」 ②もう少しで死にそうである。宇治拾遺物語7「―・しきさまに見ゆれば誠に騒ぎまどひて」 ③きわめて危うい。源氏物語「かぞへの頭かみが―・しかりけむ」

ほとんど【殆ど・幾ど】🔗🔉

ほとんど殆ど・幾ど】 〔名・副〕 (ホトホトの転) ①大方。大略。「―が賛成だ」「雨は―止んでいる」 ②今少しで。すんでのことで。「―轢かれるところだった」

[漢]幾🔗🔉

 字形  筆順 〔幺部9画/12画/常用/2086・3476〕 [] 字形 〔幺部9画/12画〕 〔音〕(呉)(漢) 〔訓〕いく (名)ちか・ちかし [意味] ①いくつ。いくら。「幾人いくにん・幾何いくばく・幾分いくぶん」 ②ちかい。ほとんど。「幾殆きたい」 ③こいねがう。「庶幾」 [解字] 会意。「」(=細い糸。わずか)+「戈」(=ほこ)+「人」。ほこの刃があとわずかで人に届く意。転じて、ほとんど近い、近づくように願う、の意を表す。

[漢]幾🔗🔉

 〔戈部8画〕 ⇒幺部

大辞林の検索結果 (49)

いく【幾】🔗🔉

いく 【幾】 (接頭) 主に名詞に付く。時には形容詞に付くこともある。 (1)数量が不定であることを表す。どれほどかの。「―人いるか不明」「―山河」「―年月」 (2)数量の多いことを示す語句を作る。「―万となく押し寄せる」「―久しく」 〔この語の下に接尾語が付いて,名詞または副詞を作ることもある。「―ら」「―らか」〕

いく-じ【幾時】🔗🔉

いく-じ [1] 【幾時】 「なんじ(何時)」に同じ。

いく-だ【幾許】🔗🔉

いく-だ 【幾許】 (副) (多く「いくだも」の形で下に打ち消しの語を伴う)いくら。いくほど。いくばく。「さ寝し夜は―もあらず/万葉 135」

いく-つ【幾つ】🔗🔉

いく-つ [1] 【幾つ】 物の個数や年齢が不明・不定の際に用いる語。どれくらいの数。また,どれくらいの年齢。何個。何歳。「―あっても足りない」「年は―ですか」

いくつ-か【幾つか】🔗🔉

いくつ-か [1] 【幾つか】 ■一■ (名) 少しの数。「このうちの―はまちがっている」 ■二■ (副) 数が多くないさま。少し。多少。ちょっと。「彼女は私より―年上のはずだ」

いくつ-も【幾つも】🔗🔉

いくつ-も [1] 【幾つも】 (副) (1)数が少なくないさま。たくさん。「洪水で橋が―流された」 (2)(下に打ち消しの語を伴って)少ししか。あまり。「柿の実はもう―残っていない」「こんな事件は年に―ない」

いく-ばく【幾許・幾何】🔗🔉

いく-ばく [0] 【幾許・幾何】 (1)数量・程度が不明であることを表す。どのくらい。どれほど。「平家の御恩はそも―なり/滝口入道(樗牛)」 (2)(「いくばくか」の形で)わずか。すこし。「―かの金を渡す」 (3)(下に打ち消しの語を伴って)数量・程度がいくらもないことを表す。すこし。「―も生けらじものを/万葉 1807」

いくばく=も無・い🔗🔉

――も無・い (その時から)あまり時が経過しないことを表す。まもなく。「余命―・い」「その後―・くして…」

いく-ひさし・い【幾久しい】🔗🔉

いく-ひさし・い [1][5] 【幾久しい】 (形)[文]シク いくひさ・し いつまでも続くさま。末長く続くさま。現代語では,挨拶・手紙文などで,多く連用形が副詞的に用いられる。「―・くお幸せでありますように」

いく-ら【幾ら】🔗🔉

いく-ら 【幾ら】 ■一■ [1] (名) (1)値段や数量を尋ねる時使う。どれくらい。「りんご一つ―」「重さは―ぐらいあるか」 (2)数量・値段を定めないで示す時に使う。「一万―の服」「費用は― ―掛かるとはっきり言う方がよい」 ■二■ [1][0] (副) (1)どんなに。どれほど。「今まで―探したことか」「その方が―いいかしれない」 (2)(下に「ても」「でも」を伴って)たとえどんなに。どれほど。「―働いても楽にならない」

いくら=何(ナン)でも🔗🔉

――何(ナン)でも どう考えても。どんな事情があるにしても。「―ひど過ぎる」

いくら-か【幾らか】🔗🔉

いくら-か [1][3] 【幾らか】 ■一■ (名) 少しの数・量。多少。「小遣いの―を寄付する」「―でもお役に立ちたい」 ■二■ (副) すこし。多少。「―やせたようだね」

いくら-でも【幾らでも】🔗🔉

いくら-でも [1][4] 【幾らでも】 (副) (1)数量を誇張して表すさま。どれほどでも。「金は―出す」「そんな話は―ある」 (2)(下に打ち消しの語を伴って)数量・程度が思ったほど多くないさまを表す。いくらも。「損失は―ない」

いくら-も【幾らも】🔗🔉

いくら-も [1] 【幾らも】 (副) (1)(下に打ち消しの語を伴って)たいして。あまり。「―残っていない」「もう時間が―ない」 (2)たくさん。いくつも。いくらでも。「そんな例は―ある」

き-か【幾何】🔗🔉

き-か [1][2] 【幾何】 「幾何学」の略。

きか-いせい【幾何異性】🔗🔉

きか-いせい [3] 【幾何異性】 (1)有機化合物の分子内で原子や原子団の回転が困難であるために生じる異性で,立体異性の一。二重結合または環状構造をつくる炭素(または窒素)原子に結合するそれぞれ二個(一個)の原子または原子団のうちの同じものが,その二重結合または環に対して同じ側にある化合物と反対側にある化合物に現れる異性。シス-トランス(シン-アンチ)異性。 (2)錯体の中心原子に配位する同種または類似の配位子が,互いに隣り合っているもの(シス型)と離れた距離にあるもの(トランス型)とが示す立体異性。

きか-がく【幾何学】🔗🔉

きか-がく [2] 【幾何学】 〔geometry〕 図形およびそれの占める空間の性質について研究する数学の一部門。古代オリエントに起こり,初等幾何学はギリシャのユークリッドによって集大成された。現在ではこれをさらに発展させ,解析幾何学・微分幾何学・射影幾何学・位相幾何学など多様な内容・方法をもつに至っている。幾何。 →非ユークリッド幾何学

きかがく-てき【幾何学的】🔗🔉

きかがく-てき [0] 【幾何学的】 (形動) 幾何学に関連があるさま。特に形状・図案などが法則的・規則的であるさま。

きかがく-てき-せいしん【幾何学的精神】🔗🔉

きかがく-てき-せいしん [7] 【幾何学的精神】 〔(フランス) esprit de gomtrie〕 〔哲〕 パスカルの考えた人間精神の類型の一。少数の公理から世界を演繹(エンエキ)する幾何学的方法に示されるような合理的認識能力。 ⇔繊細の精神

きかがく-もよう【幾何学模様】🔗🔉

きかがく-もよう ―ヤウ [5] 【幾何学模様】 三角形・方形・菱形・多角形・円形などを素材とする模様。幾何模様。

きかがくげんぽん【幾何学原本】🔗🔉

きかがくげんぽん 【幾何学原本】 ⇒ストイケイア

きか-がほう【幾何画法】🔗🔉

きか-がほう ―グワハフ [3] 【幾何画法】 定規やコンパスなどの製図器具を用いて細密な製図を行う画法。

きか-きゅうすう【幾何級数】🔗🔉

きか-きゅうすう ―キフスウ [3][5] 【幾何級数】 ⇒等比級数(トウヒキユウスウ)

きかきゅうすう-てき【幾何級数的】🔗🔉

きかきゅうすう-てき ―キフスウ― [0] 【幾何級数的】 (形動) 前に数倍する勢いで増大・変化し続けるさま。等比級数的。「―に増大する軍事費」

きか-こうがく【幾何光学】🔗🔉

きか-こうがく ―クワウガク [3] 【幾何光学】 像のでき方や性質を調べるため,光の干渉や回折などの波動的な現象を無視し,光を幾何学的な光線として取り扱う光学の一分野。光線は同じ媒質中では直進し,異なる媒質の境界面では反射・屈折の法則に従うことを原理とする。

きか-すうれつ【幾何数列】🔗🔉

きか-すうれつ [3] 【幾何数列】 ⇒等比数列(トウヒスウレツ)

きか-へいきん【幾何平均】🔗🔉

きか-へいきん [3] 【幾何平均】 〔数〕「相乗(ソウジヨウ)平均」に同じ。 ⇔算術平均

きか-もよう【幾何模様】🔗🔉

きか-もよう ―モヤウ [3] 【幾何模様】 ⇒幾何学模様(キカガクモヨウ)

こき-し【幾許】🔗🔉

こき-し 【幾許】 (副) たくさん。たいそう。はなはだ。「前妻(コナミ)が肴(ナ)乞はさばたちそばの実の無けくを―ひゑね/古事記(中)」 →こきだ

こき-だ【幾許】🔗🔉

こき-だ 【幾許】 (副) たくさん。たいそう。はなはだ。「いちさかき実の多けくを―ひゑね/古事記(中)」

こきだ-く【幾許く】🔗🔉

こきだ-く 【幾許く】 (副) 「こきだ」に同じ。「三笠山野辺行く道は―もしげり荒れたるか久にあらなくに/万葉 232」 →こきだし

こきだ・し【幾許し】🔗🔉

こきだ・し 【幾許し】 (形シク) 程度がはなはだしい。非常に大切だ。「―・しきおほき天の下の事をやたやすく行なはむと/続紀(天平一宣命)」

こきば-く【幾許く】🔗🔉

こきば-く 【幾許く】 (副) 程度がはなはだしいさま。たいそう。「―もゆたけきかも/万葉 4360」

こくば-く【幾許く】🔗🔉

こくば-く 【幾許く】 (副) 〔「ここばく」の転か〕 「ここば(幾許)」に同じ。「―の上手どもにまされり/宇津保(吹上・下)」

ここ-だ【幾許】🔗🔉

ここ-だ 【幾許】 (副) たくさん。たいそう。はなはだしく。ここば。「み吉野の象山(キサヤマ)のまの木末(コヌレ)には―も騒く鳥の声かも/万葉 924」

ここだ-く【幾許く】🔗🔉

ここだ-く 【幾許く】 (副) 「ここだ(幾許)」に同じ。「―我(アレ)は恋ひつつもあるか/万葉 666」

ここ-ば【幾許】🔗🔉

ここ-ば 【幾許】 (副) たいそう。はなはだしく。ここだ。ここばく。「白雲の絶えにし妹をあぜせろと心に乗りて―かなしけ/万葉 3517」

ここば-く【幾許く】🔗🔉

ここば-く 【幾許く】 (副) 〔「く」は接尾語〕 「ここば(幾許)」に同じ。「渚にはあぢ群(ムラ)騒き島廻(ミ)には木末(コヌレ)花咲き―も見のさやけきか/万葉 3991」

ここ-ら【幾許】🔗🔉

ここ-ら 【幾許】 (副) 程度がはなはだしいさま。数量が多いさまをいう語。はなはだ。たいそう。たくさん。「我宿に誰をまつ虫―なくらむ/古今(秋上)」「心うく―の年ごろつかうまつり侍りて/落窪 1」

そく-ばく【若干・幾許】🔗🔉

そく-ばく [0] 【若干・幾許】 (副) 「そこばく」に同じ。「―の金員貸附ありたしと/自由太刀余波鋭鋒(逍遥)」

そこ-ばく【若干・幾許】🔗🔉

そこ-ばく 【若干・幾許】 (副) 〔副詞「そこば」に「く」のついた語〕 (1)いくつか。いくらか。そくばく。そこらく。「―選ばれたる人々に劣らず/宇津保(吹上・下)」 (2)多数。多く。たいそう。はなはだ。そくばく。そこらく。「―集まりたりし万人さとこそ泣きて侍りしか/大鏡(昔物語)」

ほと-ほと【殆・幾】🔗🔉

ほと-ほと [0][3] 【殆・幾】 (副) (1)たいへん。まったくもう。多く,嫌な思いをしたり,困りはてたりした時にいう。「―困りはてた」「―愛想がつきた」 (2)ほとんど。だいたい。「―古きにもたちまさりてや侍らむ/増鏡(おどろの下)」 (3)もう少しのところで。すんでのことに。「帰り来(ケ)る人来たれりと言ひしかば―死にき君かと思ひて/万葉 3772」

ほとほと・し【殆し・幾し】🔗🔉

ほとほと・し 【殆し・幾し】 (形シク) (1)もう少しでそうなるところである。すんでのことで…しそうだ。「ゆくりなく風吹きて,漕げども漕げども,後(シリ)へしぞきにしぞきて,―・しくうちはめつべし/土左」 (2)危険がさし迫っている。無事に済みそうもない。「かぞへの頭(カミ)が―・しかりけむなどぞ,かの監がゆゆしさを思しなすらへ給ふ/源氏(蛍)」 (3)生命があぶない。危篤である。「―・しきさまに見ゆれば,誠にさわぎまどひて/宇治拾遺 7」

いく−【幾−】(和英)🔗🔉

いく−【幾−】 some;→英和 several.→英和 幾十(百,千,万,百万)という人 dozens[scores](hundreds,thousands,tens of thousands,millions) of people.

いくつ【幾つ】(和英)🔗🔉

いくつ【幾つ】 how many (幾個);how old (何歳).

いくばく【幾許もなく】(和英)🔗🔉

いくばく【幾許もなく】 not long after.

いくら【幾ら】(和英)🔗🔉

いくら【幾ら】 (1) how many(数);how much(量・金額);how long(時間);how far(距離);what.→英和 (2) so much (割合). (3) however…;→英和 no matter how…. 〜もない not many[much,long,far].一日〜で at so much a day.→英和

いくらか【幾らか】(和英)🔗🔉

いくらか【幾らか】 a little;→英和 somewhat.→英和

きか【幾何(学)】(和英)🔗🔉

きか【幾何(学)】 geometry.→英和 〜学的(に) geometrical(ly).‖幾何学者 a geometrician.幾何級数 a geometrical series.幾何級数的に in geometrical progression.平面(立体,解析)幾何 plane (solid,analytical) geometry.

広辞苑+大辞林幾−で始まるの検索結果。もっと読み込む