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広辞苑の検索結果 (5)

おし‐て【押手】🔗🔉

おし‐て押手】 (オシデとも) ①てのひらに朱・墨などを塗り、文書に押して印章とすること。その証拠の印。手印。宇津保物語蔵開上「その戸には文殿と―さしたり」 ②琵琶・琴などを弾くとき、左手で弦を押して音を変化させる弾き方。また、その左手。源氏物語紅梅「琵琶は―しづやかなるをよきにするものなるに」 ③弓術で、左手。ゆんで。おしかた。↔引手ひきで。 ④圧し。おさえ。人情本、春色辰巳園「どうも―が利かなくつてじれつてへよ」 ⇒おして‐いれ【押手入】 ⇒おして‐づくり【押手作り】 ⇒おして‐ぶみ【押手文】

おして‐いれ【押手入】🔗🔉

おして‐いれ押手入】 印形いんぎょうを入れる器。 ⇒おし‐て【押手】 ○推して知るべしおしてしるべし 考えてみればすぐ分かる。簡単に推量できる。「こう不勉強では、成績は―だ」 ⇒お・す【押す・圧す・推す・捺す】

おして‐づくり【押手作り】🔗🔉

おして‐づくり押手作り】 印形を作ること。また、その人。 ⇒おし‐て【押手】

おして‐ぶみ【押手文】🔗🔉

おして‐ぶみ押手文】 印形の押してある文書。崇峻紀「朝廷みかど―を下したまひて」 ⇒おし‐て【押手】

おっ‐たく・る【押っ手繰る】🔗🔉

おっ‐たく・る押っ手繰る】 〔他四〕 (オシタクルの音便)ひったくる。強奪する。浄瑠璃、吉野忠信「いざこの形見を―・つて、いづくへなりとも逃げまいか」

大辞林の検索結果 (1)

おし-て【押(し)手】🔗🔉

おし-て [0] 【押(し)手】 〔「おしで」とも〕 (1)〔てのひらに朱や墨を塗り文書に押して印としたことから〕 印判。[名義抄] (2)証拠の印。「われにおいては千乗(センジヨウ)の位にかゆる―ぞや/読本・弓張月(前)」 (3)琵琶・箏(コト)などを弾く際に,左手で弦を押して音を変化させること。また,その手。 (4)弓術で,左手。ゆんで。 ⇔引き手(デ) ⇔勝手(カツテ) (5)押さえ。押し。「どうも―がきかなくつてじれつてえよ/人情本・辰巳園(後)」

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