○最大多数の最大幸福_{さいだいたすうのさいだいこうふく} (the greatest happiness of the greatest number)(ベンサムの用語)イギリスの功利主義倫理説の主張する道徳的行為の価値の規準。多くの人々に最大の快楽をもたらす行為を善とする。→功利主義 ⇒さい‐だい【最大】 さいだい‐ち【最大値】 最も大きい値。数学では、関数ｆの定義域に含まれる集合Ｓに対し、変数がＳを動くときのｆの値域の最大数。 ⇒さい‐だい【最大】 さいだい‐でん【最大殿】 (大内裏の建物中で最大の意)大極殿_{だいごくでん}の異称。 ⇒さい‐だい【最大】

――多数の最大幸福 〔the greatest happiness of the greatest number〕 ベンサムによるイギリス功利主義の理念。幸福とは個人的快楽であり，社会は個人の総和であるから，最大多数の個人がもちうる最大の快楽こそ，人間が目指すべき善であるとする。