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広辞苑の検索結果 (16)

しずく【滴・雫】シヅク🔗🔉

しずく滴・雫シヅク 水などの、液体のしたたり落ちる粒。「―が垂れる」 ⇒しずく‐も【雫も】

した‐たら・す【滴らす】🔗🔉

した‐たら・す滴らす】 〔他五〕 したたるようにする。

した‐たり【滴り・瀝】🔗🔉

した‐たり滴り・瀝】 (古くはシタダリ) ①しずく。点滴。 ②特に、夏に岩や苔などから落ちるしずく。〈[季]夏〉 ⇒滴り積もりて淵となる ○滴り積もりて淵となるしたたりつもりてふちとなる 微細なものでも多く集まれば大きなものになる。「塵も積もれば山となる」に同趣旨。 ⇒した‐たり【滴り・瀝】

○滴り積もりて淵となるしたたりつもりてふちとなる🔗🔉

○滴り積もりて淵となるしたたりつもりてふちとなる 微細なものでも多く集まれば大きなものになる。「塵も積もれば山となる」に同趣旨。 ⇒した‐たり【滴り・瀝】 した‐た・る滴る】 〔自五〕 (「下垂る」の意。古くはシタダル) ①水などがしずくとなって垂れ落ちる。〈新撰字鏡6〉。今昔物語集3「其の峒ほら常に潤うるひ…水―・り」。「額から汗が―・る」 ②美しさやみずみずしさがあふれるほどである。「緑―・る候」 した‐たる・い舌たるい】 〔形〕[文]したたる・し(ク) ①物の言い方がなまめき甘えたさまである。「したるし」「したったるい」とも。好色五人女1「―・き独言ひとりごといふこそおかしけれ」 ②しつこく好意を示すさまである。歌舞伎、幼稚子敵討おさなごのかたきうち「大抵―・いお人じやない」 し‐たつ四達】 道路が四方に通ずること。四通。 し‐たつ紫闥】 (「紫」は天帝の座、「闥」は門の内の意)禁門。禁中。 した・つ滴つ】 〔他下二〕 したたらせる。そそぐ。太平記20「油を―・つるが如し」 し‐た・つ仕立つ】 [一]〔他四〕 「したてる」に同じ。枕草子90「皆装束―・ちて」 [二]〔他下二〕 ⇒したてる(下一) じ‐たつ示達】 上位者から下位者へ命令・通知を文書で示し達すること。官庁から国民へ文書で知らせること。また、その通知。 した‐つ‐いわね下つ磐根‥イハ‥ (→)「底つ磐根」に同じ。 した‐づかい下使‥ヅカヒ 雑用をすること。また、その人。浄瑠璃、孕常盤「検使には難波の二郎経遠、―の下部」 した‐づかさ下司】 ①地位の低い官吏。げし。げす。 ②部下の官吏。したやく。 した‐つき舌つき】 舌がもたついて、物言いのはっきりしないこと。したたらず。源氏物語槿「こわづかひの、さすがに―にて、うちざれむとはなほ思へり」 した‐づくえ下机】 机の下に更に据える机。源氏物語絵合「沈の箱に浅香せんこうの―」 した‐つ‐くに下つ国】 「よみのくに」に同じ。祝詞、鎮火祭「吾は―を知らさむ」→黄泉よみ した‐づくり下作り(→)「したごしらえ」に同じ。 した‐づくろい下繕い‥ヅクロヒ 本繕いの前にする繕い。 した‐つけ下付】 (シタヅケとも)書状で、謙遜の意を表し、署名の下に付ける語。上・謹状・再拝・九拝などの類。 じだつ‐コンバイン自脱コンバイン】 自動脱穀機と刈取り機を組み合わせた稲・麦の刈取脱穀機。日本で開発。自脱型コンバイン。 した‐つづみ舌鼓】 食物を賞美する時などに、舌を鳴らすこと。「―を打つ」→舌打ち した‐づつみ舌鼓】 シタツヅミの転。 したっ‐ぱ下っ端】 地位の低い者をあなどっていう語。「―役人」 したっ‐ぱら下っ腹】 下腹したはらを強めていう語。「―に力を入れる」 した‐つぼね下局】 女官の住むつぼね。↔上局うえつぼね した‐づみ下積み】 ①他の物の下に積むこと。また、下に積んだ物。↔上積み。 ②船の重心を下げて安定をよくするために船底に積む重い貨物。バラスト。底荷そこに。 ③人の下に使われていて出世のできないこと。才能・能力が認められず、人の目につく活躍のできないこと。また、その人。「―の生活」 した‐つ‐みち下つ道】 地下を掘って作った道。地下道。雄略紀「険を鑿うがちて地道したつみちを為つくりて」 した‐つゆ下露】 山かげ・木の下などの露。木からしたたった露。源氏物語野分「―になびかましかば女郎花あらき風にはしをれざらまし」 し‐たて仕立て】 ①工夫してこしらえること。故意に作りあげること。 ②ととのえること。用意すること。「特別―の列車」 ③裁ち縫うこと。裁縫。「―屋」「―のよい服」 ④教えこむこと。しこみ。 ⑤身なり。扮装。風姿花伝「―見苦しければ更に見所なし」 ⇒したて‐あがり【仕立上り】 ⇒したて‐おろし【仕立下ろし】 ⇒したて‐がお【仕立て顔】 ⇒したて‐ぎわ【仕立て際】 ⇒したて‐ぐち【仕立口】 ⇒したて‐けん【仕立て券】 ⇒したて‐なおし【仕立て直し】 ⇒したて‐もの【仕立物】 ⇒したて‐や【仕立屋】 した‐て下手】 ①下の方(の場所)。しもて。したで。 ②他より低い地位。また、その地位にある人。特に、囲碁・将棋などで、段位の低い方の者。「―を持つ」 ③相撲で、四つに組んだとき相手の差し手の下からまわしを取ること。また、その手。 ④犬追物いぬおうもので、自分の馬の後に立った射手。 ↔上手うわて⇒したて‐だしなげ【下手出し投げ】 ⇒したて‐なげ【下手投げ】 ⇒したて‐ひねり【下手捻り】 ⇒したて‐まわし【下手回し】 ⇒下手に付く ⇒下手に出る したて‐あがり仕立上り】 ①仕立てのできあがること。 ②衣服を新調して間のないこと。 ⇒し‐たて【仕立て】 したて‐あ・げる仕立て上げる】 〔他下一〕 ①仕立てて作り上げる。「着物を―・げる」「跡取りに―・げる」「一編の劇に―・げる」 ②そうでないものを、いかにもそれらしくよそおい作る。「犯人に―・げられる」 したて‐おろし仕立下ろし】 新調したばかりの衣服を着用すること。また、その衣服。「―の背広」 ⇒し‐たて【仕立て】 したて‐がお仕立て顔‥ガホ 特につくろったような顔つき。わざとらしい顔つき。 ⇒し‐たて【仕立て】 したて‐ぎわ仕立て際‥ギハ ①仕立てあがる、そのまぎわ。 ②仕立ての手際てぎわ。仕立てのできばえ。 ⇒し‐たて【仕立て】 したて‐ぐち仕立口】 裁縫のできばえ。衣服のつくり方。 ⇒し‐たて【仕立て】 したて‐けん仕立て券】 それと引き換えに服の仕立てができる券。多く、布地を贈る際に仕立て代の代りに添えて贈る。 ⇒し‐たて【仕立て】 した‐てだい下手代】 地位の低い手代。 したて‐だしなげ下手出し投げ】 相撲の手の一つ。下手で相手のまわしを引き、体を開きながら引きずるように倒すもの。引きずり投げ。 ⇒した‐て【下手】 したて‐なおし仕立て直し‥ナホシ 古くなった衣服をほどいて、その布で新たにつくりかえること。また、その衣服。リフォーム。 ⇒し‐たて【仕立て】 したて‐なげ下手投げ】 ①相撲の手の一つ。下手で相手のまわしをとり、投げて倒すもの。 ②アンダー‐スローの訳語。 ↔上手投げ。 ⇒した‐て【下手】

した‐た・る【滴る】🔗🔉

した‐た・る滴る】 〔自五〕 (「下垂る」の意。古くはシタダル) ①水などがしずくとなって垂れ落ちる。〈新撰字鏡6〉。今昔物語集3「其の峒ほら常に潤うるひ…水―・り」。「額から汗が―・る」 ②美しさやみずみずしさがあふれるほどである。「緑―・る候」

した・つ【滴つ】🔗🔉

した・つ滴つ】 〔他下二〕 したたらせる。そそぐ。太平記20「油を―・つるが如し」

しだり【滴】🔗🔉

しだり】 したたり。余瀝よれき。狂言、右流左止うるさし「天神へ上げた神酒の―が御座る」

たらし【滴】🔗🔉

たらし】 したたらせること。したたり。たれ。「一ひと―」

てき【滴】🔗🔉

てき】 しずく。しずくを数える語。

てき‐か【滴下】🔗🔉

てき‐か滴下】 しずくとなって、したたり落ちること。しずく状にしておとすこと。

てき‐ざい【滴剤】🔗🔉

てき‐ざい滴剤】 微量で効果があるため、調剤の際の用量を滴数で示す薬液。

てきじょう‐しん【滴状心】‥ジヤウ‥🔗🔉

てきじょう‐しん滴状心‥ジヤウ‥ 肺気腫などの胸部X線写真で、心臓の陰影が細長く垂れて水滴のような形を示すこと。実際の心臓は正常であることが多い。

てきちゅう‐るい【滴虫類】🔗🔉

てきちゅう‐るい滴虫類(→)繊毛虫類のこと。

てき‐てい【滴定】🔗🔉

てき‐てい滴定】 〔化〕(titration)容量分析において、試料物質の溶液の一定量と反応するのに必要かつ十分な既知濃度の試薬(標準溶液)の量を求め、計算により試料濃度を知ること。通常は反応溶液の一方をビュレットから滴下するのでこの名がある。

てき‐てき【滴滴】🔗🔉

てき‐てき滴滴】 しずくになってしたたりおちるさま。ぽたぽた。「―たるしずく」

[漢]滴🔗🔉

 字形  筆順 〔水(氵・氺)部11画/14画/常用/3709・4529〕 〔音〕テキ(漢) 〔訓〕しずくしたたる [意味] 水がしたたり落ちる。したたり。しずく。「滴下・水滴・点滴・一滴」 [解字] 形声。「水」+音符「」(=一か所に集まる)。水分がまとまってから垂れ落ちる意。一説に、しずくの落ちる音。 [下ツキ 雨滴・硯滴・水滴・点滴・余滴・瀝滴

大辞林の検索結果 (19)

しずく【滴・雫】🔗🔉

しずく シヅク [3] 【滴・雫】 (名)スル 水などの液体がしたたり落ちること。また,その水など。「―に濡れる」「貫一は―する涙を払て/金色夜叉(紅葉)」

した・ず【滴づ】🔗🔉

した・ず シタヅ 【滴づ】 (動ダ下二) ⇒したつ(滴)

した-たら・す【滴らす】🔗🔉

した-たら・す [4] 【滴らす】 (動サ五[四]) したたるようにする。したたらせる。「額から汗を―・す」

したたり【滴り・瀝り】🔗🔉

したたり [0] 【滴り・瀝り】 (1)したたること。また,そのもの。しずく。「汗の―」「蝋の―」 (2)崖(ガケ)などからにじみ出たり,苔類を伝わって落ちる点滴。[季]夏。《―のあまたの音の一つ澄む/大橋桜坡子》

したたり=積もりて淵(フチ)となる🔗🔉

――積もりて淵(フチ)となる ごくわずかなものでも,多く集まれば,大きなものになる。塵(チリ)も積もれば山となる。

したた・る【滴る】🔗🔉

したた・る [3] 【滴る】 (動ラ五[四]) 〔近世初め頃まで「しただる」〕 (1)液体がしずくとなって落ちる。垂れる。「岩の割れ目から―・る水」「汗が―・り落ちる」 (2)みずみずしさなどがあふれるばかりである。「緑―・る若葉の候」 〔「滴(シタ)つ」に対する自動詞〕 [慣用] 水の―よう

した・つ【滴つ】🔗🔉

した・つ 【滴つ】 (動タ下二) 〔「したづ」とも〕 したたらせる。「今共に心の血(マコト)を―・つ/日本書紀(孝徳訓)」

たらし【垂らし・滴し】🔗🔉

たらし [3] 【垂らし・滴し】 〔動詞「垂らす」の連用形から〕 (1)液体などをたらすこと。したたり。たれ。「洟(ハナ)―」「一(ヒト)―」 (2)航海中荒天にあった船が,風浪に流されるのを防ぎ,かつ安全を保つために船首または船尾から曳かせる碇(イカリ)ないし碇綱。《垂》 →シー-アンカー

てき【滴】🔗🔉

てき 【滴】 (接尾) 助数詞。数を表す漢語に付いて液体のしたたりの数を数えるのに用いる。「数―の露」

てき-か【滴下】🔗🔉

てき-か [0] 【滴下】 (名)スル しずくとなって落ちること。また,しずく状にして落とすこと。「試薬を―する」

てきちゅう-るい【滴虫類】🔗🔉

てきちゅう-るい [3] 【滴虫類】 繊毛虫類の旧称。

てき-てい【滴定】🔗🔉

てき-てい [0] 【滴定】 (名)スル 定量分析の操作の一。試料物質の溶液の一定体積をとり,これと反応する物質の濃度既知の標準溶液を加えていき,試料物質の全量が反応するのに要した標準溶液の体積から,試料物質の濃度,あるいは全量を求めること。用いる反応により中和滴定・酸化還元滴定・沈殿滴定などがある。

てき-てき【滴滴】🔗🔉

てき-てき [0] 【滴滴】 ■一■ (ト|タル)[文]形動タリ (1)しずくがしたたり落ちるさま。ぽたぽた。「冷き飛沫(シブキ)の間に暗中―として熱き雫を感じた/良人の自白(尚江)」 (2)あちこちに散らばっているさま。「―と垣を蔽ふ連翹(レンギヨウ)の黄/虞美人草(漱石)」 ■二■ (名) しずくがしたたり落ちたような点々とした状態。したたり。「大きな銀杏に墨汁を点じた様な―の鳥が乱れてゐる/野分(漱石)」

てき-びん【滴瓶】🔗🔉

てき-びん [0] 【滴瓶】 化学実験で,溶液を一滴ずつ滴下するためにつくられた小さなびん。指示薬などを入れておく。 滴瓶 [図]

てき-れき【滴瀝】🔗🔉

てき-れき [0] 【滴瀝】 (名)スル 水などがしたたること。また,そのしずく。したたり。「小懸泉の岩間に―するあり/日本風景論(重昂)」

てっ-か【滴下】🔗🔉

てっ-か テキ― [1] 【滴下】 (名)スル ⇒てきか(滴下)

したたり【滴り】(和英)🔗🔉

したたり【滴り】 dripping;→英和 a drop.→英和

したたる【滴る】(和英)🔗🔉

したたる【滴る】 drop;→英和 drip;→英和 trickle.→英和

てき【滴】(和英)🔗🔉

てき【滴】 a drop.→英和

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