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広辞苑の検索結果 (44)

うしお【潮】ウシホ🔗🔉

うしおウシホ ①海面の水位が月や太陽の引力によって、周期的に昇降すること。しお。→潮汐ちょうせき。 ②海の水。古事記「―に沈み溺れたまひき」 ③潮汁うしおじるの略。誹風柳多留8「踊り子を味噌と―の間あいへ出し」 ⇒うしお‐じる【潮汁】 ⇒うしお‐ぞめ【潮染】 ⇒うしお‐に【潮煮】

しお【潮・汐】シホ🔗🔉

しお潮・汐シホ (「塩」と同語源) ①月および太陽の引力によって、周期的に起こる海面の昇降。潮汐ちょうせき。うしお。「―の満ち干」 ②海水。海流。「―の流れ」 ③ちょうどよいとき。おり。しおあい。しおどき。機会。浄瑠璃、夏祭浪花鑑「言ひ出す―に茶を差し出し」。「それを―に席を外す」 ④江戸時代、大坂新町遊里の遊女の階級の一つ。太夫・天神・鹿恋かこいの次位、影・月がちの上位。汐以下は、端女郎はしじょろうと総称される。 ⑤愛敬あいきょう。情趣。犬筑波「水海のおきな面は―もなし」 ◇本来は、「潮」は朝しお、「汐」は夕しおだが、現在では一般に「潮」と書く。 ⇒潮を踏む

しお‐うみ【潮海】シホ‥🔗🔉

しお‐うみ潮海シホ‥ 塩分を含んだ海。「みずうみ」に対していう。土佐日記「―のほとりにて」

しお‐おけ【潮桶】シホヲケ🔗🔉

しお‐おけ潮桶シホヲケ 海水をくむ桶。浄瑠璃、松風村雨束帯鑑「荷ひくらべし―の片荷づりなる我おもひ」

しお‐がい【潮貝】シホガヒ🔗🔉

しお‐がい潮貝シホガヒ 海にすむ貝。古今和歌集雑体「伊勢の海の浦の―ひろひあつめ」

しお‐がい【潮間】シホガヒ🔗🔉

しお‐がい潮間シホガヒ (シホ(潮)ガアヒ(間)の約か)潮が引いた間。しおま。催馬楽、伊勢海「伊勢の海の清き渚に―に」

しお‐ぎく【潮菊】シホ‥🔗🔉

しお‐ぎく潮菊シホ‥ キク科の多年草。高知県などの海岸の崖に自生。長い根茎が走り、地上茎は直立して高さ30〜50センチメートルで木質。羽裂した葉を互生し、芳香がある。葉の下面と茎に白毛が密生。秋に小菊状の白い頭状花を茎頂に多数つける。舌状花がないもの、舌状花が反曲するもの、舌状花だけが頭花をなすものなど変異が多い。

しお‐くみ【潮汲・汐汲】シホ‥🔗🔉

しお‐くみ潮汲・汐汲シホ‥ ①食塩をつくるための海水を汲むこと。また、その人。 ②汐汲人形の略。 ③花の露を吸って飛びめぐる蝶類。 ④歌舞伎舞踊。長唄。七変化「七枚続花の姿絵」の一部。2世桜田治助作詞。2世杵屋正次郎作曲。1811年(文化8)初演。能「松風」に取材。 ⇒しおくみ‐ぐるま【潮汲車】 ⇒しおくみ‐にんぎょう【汐汲人形】 ⇒しおくみ‐ぶね【潮汲船】

しお‐け【潮気】シホ‥🔗🔉

しお‐け潮気シホ‥ 海上や海辺の、塩分を含んだしめり気。

しお‐けむり【潮煙】シホ‥🔗🔉

しお‐けむり潮煙シホ‥ 海水が飛び散るしぶき。しおけぶり。

しお‐ごし【潮越・汐越】シホ‥🔗🔉

しお‐ごし潮越・汐越シホ‥ (シオコシとも)潮水をひき導くこと。また、汲み送ること。為忠後百首「―はかけ樋も埋む雪間よりいかでたく藻の煙立つらむ」 ⇒しおごし‐の‐まつ【潮越の松】

しおごし‐の‐まつ【潮越の松】シホ‥🔗🔉

しおごし‐の‐まつ潮越の松シホ‥ 福井県あわら市吉崎の対岸浜坂の岬にある松。その枝が海岸に延びて潮をかぶるからいう。 ⇒しお‐ごし【潮越・汐越】

しお‐ごろも【潮衣】シホ‥🔗🔉

しお‐ごろも潮衣シホ‥ 潮水を汲む時に着る衣。また、潮水にぬれた衣。

しお‐ど・く【潮どく】シホ‥🔗🔉

しお‐ど・く潮どくシホ‥ 〔自下二〕 潮水に濡れる。涙に濡れる。しおたれる。栄華物語月宴「五月のさみだれにもあはれにて―・けくらし」

しお‐どけ【潮どけ】シホ‥🔗🔉

しお‐どけ潮どけシホ‥ 海水に濡れること。涙にぬれてなげきに沈むこと。千載和歌集「あな―の波のうきねや」

しお‐どけ・し【潮どけし】シホ‥🔗🔉

しお‐どけ・し潮どけしシホ‥ 〔形ク〕 海水に濡れている。また、涙にぬれている。源氏物語明石「旅衣―・しとや人のいとはむ」

しお‐ど・し【潮どし】シホ‥🔗🔉

しお‐ど・し潮どしシホ‥ 〔形ク〕 (→)「潮どけし」に同じ。

しおならぬ‐うみ【潮ならぬ海・塩ならぬ海】シホ‥🔗🔉

しおならぬ‐うみ潮ならぬ海・塩ならぬ海シホ‥ 淡水湖。特に琵琶湖を指すことが多い。源氏物語関屋「わくらはに行きあふみちを頼みしもなほかひなしや―」

しお‐の‐ま【潮の間】シホ‥🔗🔉

しお‐の‐ま潮の間シホ‥ 潮のさしひきの間。また、波の寄せて返す間。後撰和歌集「―にあさりする蜑あまも」

しお‐の‐め【潮の目】シホ‥🔗🔉

しお‐の‐め潮の目シホ‥ ①海面にみえる、二つの異なった潮流の境目。海峡や寒暖2流の交流点などに生ずる。潮境。しおめ。 ②愛敬あいきょうのある目つき。細くしてこびる目つき。また、子どもの笑顔などをいう。「てうちてうち、あわわ、傾頭かぶり傾頭―」(狂言歌謡)

しお‐の‐やおえ【潮の八百重】シホ‥ヤホヘ🔗🔉

しお‐の‐やおえ潮の八百重シホ‥ヤホヘ 海の潮が幾重にも重なり合う所。はるかな海上。神代紀「滄海原あおうなはらの―を治しらすべし」

しお‐の‐わり【潮のわり】シホ‥🔗🔉

しお‐の‐わり潮のわりシホ‥ 干潮。〈日葡辞書〉

しお‐ばな【塩花】シホ‥🔗🔉

しお‐ばな塩花シホ‥ ①(「潮花」とも書く)潮が花のようにとび散る様子にいう語。白波。源平盛衰記6「百騎も二百騎も―蹴立て押し寄せば」 ②不浄を清めるために、ふりまく塩。 ③料理屋など客商売の家の出入り口に、三つまみ並べて置く塩。もりじお。

しお‐ばり【潮ばり】シホ‥🔗🔉

しお‐ばり潮ばりシホ‥ 漁夫が海上で着る着物。沖着物。潮ばらい。

しお‐ひ【潮干】シホ‥🔗🔉

しお‐ひ潮干シホ‥ ①潮水が引くこと。潮が引いてあらわれた所。〈[季]春〉。万葉集15「武庫の浦の―の潟に」 ②潮干狩の略。浮世物語「何より面白きは三月三日の―の遊びなり」 ⇒しおひ‐がた【潮干潟】 ⇒しおひ‐がり【潮干狩】 ⇒しおひ‐の‐たま【潮干珠・潮乾珠】 ⇒しおひ‐の‐みち【潮干の道】 ⇒しおひ‐の‐やま【潮干の山】 ⇒しおひ‐ぶね【潮干船】

しおひ‐がた【潮干潟】シホ‥🔗🔉

しおひ‐がた潮干潟シホ‥ 潮が引いて干潟ひがたとなった所。〈[季]春〉 ⇒しお‐ひ【潮干】

しおひ‐がり【潮干狩】シホ‥🔗🔉

しおひ‐がり潮干狩シホ‥ 干潮の時、干潟をあさって貝などを取るあそび。春の大潮(旧暦3月3日頃)を好時期とする。〈[季]春〉 潮干狩 撮影:関戸 勇 ⇒しお‐ひ【潮干】

しおひ‐の‐たま【潮干珠・潮乾珠】シホ‥🔗🔉

しおひ‐の‐たま潮干珠・潮乾珠シホ‥ 海水につければ潮水を引かせる呪力があるという珠。しおふるたま。干珠かんじゅ。神代紀「潮満珠しおみちのたま及び―を授たてまつりて」↔潮満珠。 ⇒しお‐ひ【潮干】

しおひ‐の‐みち【潮干の道】シホ‥🔗🔉

しおひ‐の‐みち潮干の道シホ‥ 干潮となって通行のできる所。万葉集6「明石潟―を」 ⇒しお‐ひ【潮干】

しおひ‐の‐やま【潮干の山】シホ‥🔗🔉

しおひ‐の‐やま潮干の山シホ‥ 生死常ならぬ煩悩ぼんのうの世界を海にたとえ、その海の潮の及ばない山の意で、悟りの世界をいう。彼岸。万葉集16「生き死にの二つの海を厭はしみ―を偲ひつるかも」 ⇒しお‐ひ【潮干】

しおひ‐ぶね【潮干船】シホ‥🔗🔉

しおひ‐ぶね潮干船シホ‥ 潮干狩をするための船。 ⇒しお‐ひ【潮干】

しおふる‐たま【潮干珠・潮乾珠】シホ‥🔗🔉

しおふる‐たま潮干珠・潮乾珠シホ‥ (→)「しおひのたま」に同じ。

しお‐ま【潮間】シホ‥🔗🔉

しお‐ま潮間シホ‥ 潮の引いている間。しおがい。赤染衛門集「和歌の浦の―に遊ぶ浜千鳥」

しお‐まわり【潮回り】シホマハリ🔗🔉

しお‐まわり潮回りシホマハリ 約15日を周期とする潮汐の変化。

しおみち‐の‐たま【潮満珠・潮盈珠】シホ‥🔗🔉

しおみち‐の‐たま潮満珠・潮盈珠シホ‥ 海水につければ潮水を満ちさせる呪力があるという珠。しおみつたま。満珠まんじゅ。神代紀「―を漬けば潮忽に満たむ」↔潮干珠しおひのたま

しおみつ‐たま【潮満珠・潮盈珠】シホ‥🔗🔉

しおみつ‐たま潮満珠・潮盈珠シホ‥ (→)「しおみちのたま」に同じ。

○潮を踏むしおをふむ🔗🔉

○潮を踏むしおをふむ 世間の艱難を経験する。つらい目にあう。梁塵秘抄「田子の浦に汐踏むと」。好色一代男5「如何にも此浦のしほを踏んで、老いての咄はなしにもと思ふぞ」 ⇒しお【潮・汐】 し‐おん子音】 〔言〕 ⇒しいん し‐おん四恩】 〔仏〕衆生しゅじょうがこの世で受ける四種の恩。心地観経によると父母・国王・衆生・三宝の恩をいう。日本霊異記「―の奉為みために、敬つつしみて像を画き」→二恩 し‐おん至恩】 この上ない恩義。 し‐おん私恩】 特別な私情から、ある人にだけ施す恩。「―を売る」 し‐おん師恩】 師匠の恩。先生の恩。 し‐おん紫苑・紫菀‥ヲン ①キク科の多年草。シベリア・モンゴルなどアジア北東部の草原と西日本に広く分布。観賞用に栽培。茎は直立し、高さ1.5メートル前後。秋、茎の上部で分枝、ノギクに似た淡紫色の優美な頭状花を多数つける。鬼の醜草しこくさ。のし。しおに。〈[季]秋〉 しおん シオン 提供:OPO ⇒しおに2。夜の寝覚5「―の御衣」 し‐おん歯音】 〔言〕 ①(dental)舌先と上の門歯とで妨げを作り、息がそこを通過する際に発せられる子音。歯間音しかんおん、歯茎音しけいおんを含む。 ②中国音韻学の用語。五音ごいんの一つ。舌先や舌面を用いて調音される破擦音・摩擦音、すなわち〔ts〕〔s〕などの総称。 シオンSion ラテン・ フランス】 エルサレム市街の丘の名。ダヴィデ王の墓がある。転じてエルサレムの雅名。シオニズム運動の象徴。 シオンの丘 撮影:小松義夫 じ‐おん字音】 漢字の発音。古来、日本に伝来して国語化した漢字の音。古音・呉音・漢音・唐音などの種類がある。 ⇒じおん‐かなづかい【字音仮名遣】 じ‐おん慈恩】 いつくしみの恩。あついなさけ。 じおん‐かなづかい字音仮名遣‥ヅカヒ 仮名を用いて字音を表記する場合の仮名遣。「高」を「かう」、「甲」を「かふ」とする類。→国語仮名遣 ⇒じ‐おん【字音】 じおんかなづかい字音仮字用格‥ヅカヒ 語学書。本居宣長著。1巻。1776年(安永5)刊。初めて体系的に漢字音の仮名遣を考究した書。 じおん‐じ慈恩寺(→)大慈恩寺だいじおんじに同じ。 じおん‐だいし慈恩大師】 唐僧、基の諡号しごうじ‐おんな地女ヂヲンナ 素人しろうと女。→地5 しか鹿】 (「めか(女鹿)」に対し牡鹿をいうとも) ①ウシ目(偶蹄類)シカ科のニホンジカ。体長1.5メートルほどだが、北のものほど大きい。角は牡のみにあり、成長したものでは40センチメートルほど、毎年生えかわる。アジア東部に広く分布し、日本では北海道から沖縄まで生息するが、いくつかの亜種、または種に分けることもある。夏は褐色の地に白斑があるが、冬は一様に灰褐色となる。草食。神の使いとされ、神社に飼われることもある。秋、牝鹿を呼ぶ牡鹿の声は、詩歌に多く詠まれる。なお、シカ科の哺乳類には約40種があり、アフリカ以外の世界各地に分布、オーストラリアやニュー‐ジーランドには移入されている。か。しし。かせぎ。かのしし。〈[季]秋〉。常陸風土記「葦原の―は、其の味爛くされるごとし」 ニホンジカ 提供:東京動物園協会 エゾシカ 撮影:小宮輝之 ②囲かこい女郎のこと。揚代が16文であったから四四ししと呼び、「鹿」の字を当てたものという。色道大鏡「太夫を松として、天神を梅とし、囲を―とせり」 ③独活うどの生長して、葉の伸び出たもの。鹿がこれを食うと角が落ちると言われていた。閑吟集「菜をつまば、沢にねぜりや、峰にいたどり、―のたちかくれ」 ④「はなしか(咄家)」の略。落語家。 ⇒鹿の角を蜂が刺す ⇒鹿を逐う ⇒鹿を逐う者は山を見ず ⇒鹿を指して馬となす しか子夏】 孔門十哲の一人。姓は卜ぼく、名は商。子夏は字あざな。衛の人で、孔子より44歳若いという。 し‐か史科‥クワ 歴史の科目。歴史科。 し‐か史家】 歴史を研究している人。歴史家。歴史学者。「郷土の―」 し‐か史禍‥クワ 歴史を書いたために受ける筆禍。 し‐か四花‥クワ ①梅・寒菊・水仙・蝋梅の称。早春の画題。 ②⇒しけ(四華) し‐か四果‥クワ 〔仏〕悟りの四段階。預流よる果(須陀洹しゅだおん果)・一来果(斯陀含しだごん果)・不還ふげん果(阿那含あなごん果)・阿羅漢あらかん果。 し‐か四科‥クワ [論語先進]孔子門下の4種の学科目、すなわち徳行・言語・政事(政治)・文学(学問)。 し‐か市価】 商品が市場で売買される値段。マーケット‐プライス。「―より安い」 し‐か死火‥クワ ①〔仏〕死を劫末の大火災にたとえた語。 ②消えはてた火。 し‐か死花・紙花‥クワ 葬儀に使う造花。しかばな。 し‐か死貨‥クワ ①現に流通していない財貨。 ②死蔵の財貨。 し‐か糸価】 糸の値段。特に生糸きいとの相場。 しか志賀】 筑前の地名。博多湾北側の海の中道先端部にある陸繋島で、福岡市東区に属する。かつては博多湾北部の島。倭奴わのなの国王印を出土。志賀島しかしま・しかのしま。万葉集3「―の海人あまは藻刈り塩焼き」→しが(志賀) し‐か私家】 ①自分の家。 ②個人の。私的な。「―版」 し‐か知客】 (唐音)禅寺で、客を接待する役僧。 し‐か師家】 ①師匠の家。先生の家。 ②師。先生。→しけ し‐か疵瑕】 (シガとも。「疵」は身のきず、「瑕」は玉のきず)人を非難してきずつけること。また、欠点。過失。あやまち。西鶴置土産「その客の―を見出し」 し‐か紙価】 紙の値段。紙の相場。 ⇒紙価を高める し‐か翅果‥クワ 〔生〕(→)翼果に同じ。 し‐か詞華・詞花‥クワ 詩・文章などで、巧みに修飾したことば。詞藻。文藻。「―集」 し‐か歯科‥クワ 医学の一分科。歯およびその支持組織の治療・矯正・加工などを扱う。「―医」 し‐か詩家】 詩を作る人。詩人。 し‐か詩歌⇒しいか し‐か雌花‥クワ ⇒めばな し‐か賜暇】 官吏が一時職務を離れて休暇をもらうこと。また、その休暇。「―を願い出る」 しか然・爾】 〔副〕 (シはサと同義の副詞、カは接尾語) ①そのように。さように。さ。万葉集1「神代よりかくにあるらし古へも―にあれこそうつせみも妻を争ふらしき」 ②(相手の言葉を肯定して、感動詞的に)そう。その通り。(平安時代は漢文訓読語に用い、男性の言葉として使われることが多い)源氏物語末摘花「内裏うちよりかと宣へば、―、まかで侍るままなり」 ⇒然云う しか 〔助詞〕 後に打消の語が来て、わずかにそれだけである意を表す。「これ―できない」「3人だけ―来ない」 しか 〔助詞〕 (過去の助動詞キの連体形シと、終助詞カとの結合したものか。あるいは已然形シカの転用か。後にシガ・シガナとなった。動詞の連用形に接続。また「て―」「に―」の形で用いられる)自分がそうしたいという願望を表す。…たい。万葉集11「まそ鏡見―と思ふ妹もあはぬかも玉の緒の絶えたる恋の繁きこのごろ」。万葉集8「わがやどの秋の萩咲く夕影に今も見て―妹がすがたを」。後撰和歌集「伊勢の海に遊ぶ海人ともなりに―浪かきわけて見るめかづかむ」 しが ①(東北地方で)氷、または、つらら。 ②(福岡・山口県で)女の魚行商人。 しが志賀】 ①琵琶湖南西岸一帯の古称。(歌枕) 万葉集1「ささなみの―の大わだ淀むとも」 ②⇒しが(滋賀) しが志賀】 姓氏の一つ。 ⇒しが‐きよし【志賀潔】 ⇒しが‐しげたか【志賀重昂】 ⇒しが‐なおや【志賀直哉】 しが滋賀】 近畿地方の北東部の県。近江国を管轄。県庁所在地は大津市。古くは「志賀」とも書いた。面積4017平方キロメートル。人口138万。全13市。 →どっこいしょ 提供:コロムビアミュージックエンタテインメント(株) し‐が指画‥グワ (→)指頭画しとうがに同じ。 し‐が歯牙】 ①歯と牙きば。また、歯。 ②転じて、言葉。 ⇒歯牙にもかけない ⇒歯牙の間に置く しが 〔助詞〕 (シカの転)願望を表す。…たい。→しか じかヂカ (ジキの転)間にへだたりがないこと。直接。「―の取引」「―談判」→じかに じ‐か寺家⇒じけ じ‐か耳科‥クワ 耳の病気および聴力の障害・診療を主として扱う医学の一分科。 じ‐か自火‥クワ ①自分の家から出した火事。 ②自分の妄念から起こした苦悩。源平盛衰記1「臆病の―に攻められて絶入りたりけるにや」 じ‐か自科・自過‥クワ 自分の犯したとが。 じ‐か自家】 ①自分の家。「―製」「―用」 ②自分。自分自身。「―撞着」 ⇒自家薬籠中の物 じ‐か自歌】 自作の和歌。「―合あわせじ‐か時下】 このごろ。このせつ。目下。刻下。 じ‐か時花・時華‥クワ ①その季節の花。 ②その時期の流行。 じ‐か時価】 その時の相場。その時の市価。「―に換算する」 じ‐か時果‥クワ その季節のくだもの。 じ‐か時課‥クワ (hours)キリスト教会の日々の祈りを、決まった時刻ごとに分けたもの。今日のローマ典礼では、朝の祈り、昼の祈り、晩の祈り、寝る前の祈り、読書の五時課。 じ‐か磁化‥クワ ①磁気を帯びた状態になること。磁場の中で常磁性体は磁場の向きに、反磁性体は逆向きに磁化される。帯磁。 ②単位体積当りの磁気モーメント。 じ‐か磁荷】 磁石の両極にあって、磁気の原因と見なされるもの。正負2種あるが、常に対で存在していると考えられている。単位はウェーバ(Wb)、またはジュール毎アンペア(J/A)。磁気量。 じ‐が自我】 (self イギリス・ego ラテン) ①〔哲〕認識・感情・意志・行為の主体としての私を外界の対象や他人と区別していう語。自我は、時間の経過や種々の変化を通じての自己同一性を意識している。身体をも含めていう場合もある。↔他我↔非我。 ②〔心〕 ㋐意識や行動の主体を指す概念。客体的自我とそれを監視・統制する主体的自我とがある。 ㋑精神分析の用語。イドから発する衝動を、外界の現実や良心の統制に従わせるような働きをする、パーソナリティーの側面。エゴ。→超自我 じ‐が自画‥グワ 自分で絵を描くこと。また、その絵。「―自讃」 じが爾雅】 中国古代の字書。3巻。撰者不明。漢代初期以前の成立。漢字を意味的領域により19部門に分け、類義語や訓詁を集めたもの。十三経の一つ。 シガーcigar】 葉巻タバコ。尾崎紅葉、金色夜叉前編「其手に形好く葉巻シガアを持たせて」 しか‐あれ‐ど 〔接続〕 そうではあるが。しかはあれど。しかれども。古今和歌集「わづかにひとりふたりなりき。―、これかれ得たる所、得ぬ所、たがひになむある」 じか‐あわせ自歌合‥アハセ 歌合うたあわせの一つ。自作の歌ばかりを集めて歌合の形式に編んだもの。他者に判を乞うこともある。 し‐かい尸解】 道家の術で、魂だけが神仙となって化し去ること。後に残った肉体は生時と変わらないという。 し‐かい司会‥クワイ 会の進行をつかさどること。また、その人。「―者」 し‐かい四海】 ①四方の海。よものうみ。謡曲、高砂「―波静かにて」 ②(「四海の内」の意より)天下。世界。国内。太平記1「これより―大きに乱れて」 ③〔仏〕須弥山しゅみせんをとりまく四方の外海。 ⇒しかい‐けいてい【四海兄弟】 ⇒しかい‐なみ【四海波】 し‐かい四界】 ①[群書拾唾]天界・地界・水界・陽界の総称。 ②地・水・火・風。四大。 し‐かい市会‥クワイ ①旧制で、市制に基づく市の議決機関。 ②市議会の通称。「―議員」 →市議会 し‐かい死灰‥クワイ 火の気のなくなった灰。転じて、生気のないもののたとえ。 ⇒死灰復燃ゆ し‐かい死海】 (Dead Sea)イスラエルとヨルダンとの境にある内陸の塩湖。ヨルダン川が流入。面積約1020平方キロメートル、琵琶湖の約1.5倍。水面は海面下392メートルで、地球上で水面の最も低い所。最大深度410メートル。塩度が非常に高い。聖書に関係した史跡が多い。 死海 撮影:小松義夫 ⇒しかい‐しゃほん【死海写本】 し‐かい志怪‥クワイ (「怪を志しるす」の意)中国で、不思議な出来事を短い文に綴ったもの。小説の原初的段階を示すと考えられる。六朝東晋のころより起こった。「捜神記」など。 し‐かい視界】 見わたせる範囲。固定した眼または光学器械で見得る範囲。視野。「―が開ける」「―が狭い」 し‐かい斯界】 この社会。この分野。「―の権威」 し‐かい詞海】 文章または詩歌の豊富なのを、海の広く深いことにたとえていう語。ことばのうみ。 し‐かい詩会‥クワイ 作詩の集会。 しか‐い歯科医‥クワ‥ 歯科を専門とする医者。歯科医師。歯医者。 し‐がい市外‥グワイ 市の区域外。また、市に近接した土地。「―通話」↔市内 し‐がい市街】 ①人家の密集した所。まち。「―地」 ②まちの通路。ちまた。 ⇒しがいか‐くいき【市街化区域】 ⇒しがいか‐ちょうせいくいき【市街化調整区域】 ⇒しがい‐せん【市街戦】 ⇒しがい‐ち【市街地】 し‐がい死骸・屍骸】 人や動物の死後の肉体。死体。なきがら。 ⇒しがい‐しおづめ【死骸塩詰め】 し‐がい糸鞋】 絹糸を編んで作った履くつ。くくり緒があって襪しとうずの上につける。雅楽の舞人が舞楽に用いる。いとのくつ。いとぐつ。しあい。 糸鞋 し‐がい紫蓋】 紫色のきぬがさ。紫翠の山気をたとえていう語。和漢朗詠集「―の嶺の嵐疎かにして」 じ‐かい字解】 文字の解釈。漢字の解釈。 じ‐かい次回‥クワイ 今の次の回。次の時。次期。「―まわし」 じ‐かい耳介】 外耳の一部。主として軟骨とこれを覆う皮膚とから成り、音響を反射して耳孔に入りやすくさせる。みみ。耳殻。耳翼。→耳(図) じ‐かい自戒】 自分で自分を戒めること。「あやまちを繰り返さないよう―する」「自粛―」 じ‐かい自晦‥クワイ 自分の才能を隠してあらわさないこと。 じ‐かい自壊‥クワイ 自然にこわれること。外力によらず内部からくずれること。「―作用」 じ‐かい持戒ヂ‥ 〔仏〕戒をかたく守ること。↔破戒 じ‐かい時晦‥クワイ 暗愚で無道なこと。一説に、時に応じてその才能を隠すこと。 じ‐かい慈誨‥クワイ 慈愛のこもったおしえ。 じかい辞海】 中国の文語辞典。百科事典的項目を含む。舒新城・徐元誥ら編。1937年成る。中華人民共和国での改訂版がある。 じ‐かい磁界(→)磁場じばに同じ。 じ‐がい地貝ヂガヒ 「貝合かいあわせ2」参照。 じ‐がい自害】 自ら傷つけて自分の生命を絶つこと。自殺。自刃。自尽。「―して果てる」

ちょう‐い【潮位】テウヰ🔗🔉

ちょう‐い潮位テウヰ 潮の干満によって変化する海面の高さ。

ちょう‐おん【潮音】テウ‥🔗🔉

ちょう‐おん潮音テウ‥ ①海の波の音。 ②仏の説法の声が大きくあまねく聞こえるのをたとえた語。海潮音。

ちょう‐かい【潮解】テウ‥🔗🔉

ちょう‐かい潮解テウ‥ 固体が大気中の水蒸気を吸収して、それに溶解する現象。食塩中に含まれる塩化マグネシウム(にがり)はこの性質が著しい。

ちょうか‐たい【潮下帯】テウ‥🔗🔉

ちょうか‐たい潮下帯テウ‥ 海岸の低潮線よりも低いところ。潮間帯の下に位置する。太陽光がとどき、海藻類の着生がみられる深さまでの海底を指す。亜潮間帯。↔潮上帯

ちょうかん‐たい【潮間帯】テウ‥🔗🔉

ちょうかん‐たい潮間帯テウ‥ 高潮線と低潮線との間の海岸領域。満潮時には海中に没し、干潮時には空気にさらされるため、動物・海藻の独特の分布がみられる。

ちょう・す【潮す】テウ‥🔗🔉

ちょう・す潮すテウ‥ 〔他サ変〕 おもてに表す。さす。多く「紅こうを潮す」の形で顔を赤らめる意に用いる。

[漢]潮🔗🔉

 字形  筆順 〔水(氵・氺)部12画/15画/教育/3612・442C〕 [] 字形 〔水(氵・氺)部12画/15画〕 〔音〕チョウ〈テウ〉(漢) 〔訓〕しお・うしお [意味] ①しお。うしお。 ㋐海水の満ち引き。しおのさしひき。「潮汐ちょうせき・潮位・満潮」 ㋑海水(の流れ)。「潮水・潮流・海潮音」 ②世の中の動き・移り変わり。傾向。「風潮・思潮」 ③うるおう。しめる。「潮解」 [解字] 形声。「水」+音符「朝」。あさのしおの意。夕方のしおは「汐せき」という。は異体字。 [下ツキ 海潮音・干潮・逆潮・紅潮・高潮・思潮・主潮・順潮・初潮・退潮・風潮・防潮・満潮・落潮 [難読] 潮来いたこ

大辞林の検索結果 (47)

うしお【潮】🔗🔉

うしお ウシホ [0] 【潮】 (1)満ち干(ヒ)する海水。しお。「―のごとく敵が押し寄せる」 (2)海の水。 (3)海水の流れ。潮流。 (4)潮汁(ウシオジル)のこと。

しお【潮・汐】🔗🔉

しお シホ [2] 【潮・汐】 (1)月および太陽の引力によって,海水が周期的に満ちたり引いたりすること。うしお。「―が満ちる」「大―」 (2)物事をするのにちょうどよい時期。しおどき。「それを―に席を立つ」「之を―に…庭の方へ走出(ハセイズ)るに/鉄仮面(涙香)」 (3)愛嬌(アイキヨウ)。「尼崎とは海近く何故にそなたは―がない/浄瑠璃・五十年忌(下)」 (4)江戸時代,大坂新町の遊女の階級で,鹿恋(カコイ)の次,影の上の位。「三五以上の月の顔,さす―影の訳もよき/浄瑠璃・寿の門松」 〔「潮」は朝のしお,「汐」は夕べのしお〕

しお=がさ・す🔗🔉

――がさ・す 潮が満ちてくる。上げ潮になる。

しお=が引・く🔗🔉

――が引・く (1)引き潮になる。 (2)(「潮が引くように」の形で)集まった人々がみるみる散っていく。

しお=ならぬ海(ウミ)🔗🔉

――ならぬ海(ウミ) 淡水湖。特に琵琶湖をさす。

しお-あい【潮合(い)】🔗🔉

しお-あい シホアヒ [0][3] 【潮合(い)】 (1)潮の満ち引きの度合。しおどき。 (2)ちょうどよい時機。しおどき。「つい起(タチ)そそくれて―を失ひ/浮雲(四迷)」 (3)潮流がぶつかりあう所。

しお-うみ【潮海】🔗🔉

しお-うみ シホ― 【潮海】 塩分を含んでいる海。海。淡海(アワウミ)に対していう。「―のほとりにてあざれあへり/土左」

しお-おけ【潮桶】🔗🔉

しお-おけ シホヲケ [3] 【潮桶】 塩をつくるために海水をくむ桶。

しお-がかり【潮懸(か)り】🔗🔉

しお-がかり シホ― [3] 【潮懸(か)り】 逆潮(船の進行方向と逆の潮の流れ)にあった船が,一時停泊し順潮を待つこと。櫓漕(ロコ)ぎ・帆走に依存した時代の重要な航海技術の一。潮待ち。

しお-くみ【潮汲み・汐汲み】🔗🔉

しお-くみ シホ― [3][4] 【潮汲み・汐汲み】 (名)スル 塩をつくるために海水を汲むこと。また,その人。

しお-け【潮気】🔗🔉

しお-け シホ― [3] 【潮気】 塩分を含んだ湿りけ。また,潮の香。

しお-けむり【潮煙】🔗🔉

しお-けむり シホ― [3] 【潮煙】 海水が岩にくだけて飛び散るしぶき。しおけぶり。「岩の間から―が立つ」

しお-ざかい【潮境】🔗🔉

しお-ざかい シホザカヒ [3] 【潮境】 (1)異なる二つの海流が出合う所。しばしば潮目(シオメ)が生じる。 →潮目 (2)河水と海水の境目。 (3)物事の境目。「今が浮沈の―/浮雲(四迷)」

しお-どき【潮時】🔗🔉

しお-どき シホ― [0] 【潮時】 (1)潮が満ちたり引いたりする時。「満潮の―にかかる」 (2)物事をするのにちょうどよい時。「―を見計らう」「物には―というものがある」

しお-ど・く【潮解く】🔗🔉

しお-ど・く シホ― 【潮解く】 (動カ下二) (1)びっしょりぬれる。「雨少しうち降りて田子の袂も―・けたり/栄花(御裳着)」 (2)涙にぬれる。「あはれにて―・け暮らし/栄花(月の宴)」

しお-どけ・し【潮解けし】🔗🔉

しお-どけ・し シホ― 【潮解けし】 (形ク) 海水にぬれている。また,涙にぬれている。「よる浪にたちかさねたる旅ごろも,―・しとや人のいとはむ/源氏(明石)」

しお-どめ【潮止め】🔗🔉

しお-どめ シホ― [0][4] 【潮止め】 干拓工事で,海水をせき止める堤防の開口部を締めきって,干拓地から海水を完全に遮断すること。「―口」

しお-の-め【潮の目】🔗🔉

しお-の-め シホ― [0] 【潮の目】 ⇒潮目(シオメ)

しお-ひ【潮干】🔗🔉

しお-ひ シホ― [3] 【潮干】 (1)潮が引くこと。また,潮が引いて現れた海浜。[季]春。《青柳の泥にしだるゝ―かな/芭蕉》 (2)「潮干狩り」の略。「―と桜こぎわける柳ばし/柳多留 93」[季]春。《―より今帰りたる隣かな/正岡子規》

しおひ-がた【潮干潟】🔗🔉

しおひ-がた シホ― 【潮干潟】 海水が引いて現れた干潟。[季]春。「沖つ風吹上の浜の―/新千載(冬)」

しおひ-がり【潮干狩(り)】🔗🔉

しおひ-がり シホ― [3] 【潮干狩(り)】 潮の引いた浜へ出て,アサリやハマグリなどの貝をとって遊ぶこと。春の大潮の時が好期で,かつては陰暦三月三日の行事でもあった。しおひ。[季]春。《ぬるき汐つめたき汐や―/富安風生》

しおひ-の-なごり【潮干の名残】🔗🔉

しおひ-の-なごり シホ― 【潮干の名残】 潮が引いたあとに残った水たまり。「難波潟―よく見てむ/万葉 976」

しおひる-たま【潮干る珠】🔗🔉

しおひる-たま シホヒル― 【潮干る珠】 ⇒しおふるたま(潮干珠)

しおふる-たま【潮干る珠】🔗🔉

しおふる-たま シホフル― 【潮干る珠】 潮を引かせる力をもつという珠。干珠(カンジユ)。しおひるたま。しおひるに。 ⇔潮満つ珠 「若し其れ愁ひ請(マオ)さば―を出して活かし/古事記(上訓)」

しお-ま【潮間】🔗🔉

しお-ま シホ― [0][3] 【潮間】 潮が引いている間。

しお-まわり【潮回り】🔗🔉

しお-まわり シホマハリ [3] 【潮回り】 約一五日周期の潮の変化。

しお-み【潮見】🔗🔉

しお-み シホ― [3][0] 【潮見】 潮時・潮の具合を見ること。

しおみ-ばし【潮見橋】🔗🔉

しおみ-ばし シホ― [3] 【潮見橋】 日本庭園で池尻の狭い場所などにかけ渡す橋。古船の底板を使って作る。

ちょうあん【潮安】🔗🔉

ちょうあん テウアン 【潮安】 (1)中国,もと広東省の県。現在は潮州市に合併。 (2)潮州市の旧称。チャオアン。

ちょう-い【潮位】🔗🔉

ちょう-い テウ [1] 【潮位】 基準面から測った海面の高さ。潮の満ち引きによって変化する。潮高。

ちょう-おん【潮音】🔗🔉

ちょう-おん テウ― [0][1] 【潮音】 海の波の音。潮声。海潮音。

ちょう-かい【潮解】🔗🔉

ちょう-かい テウ― [0] 【潮解】 (名)スル 空気中に放置された結晶が,空気中の水分を吸収して溶解すること。塩化マグネシウム・塩化カルシウムなどがこの性質を示す。

ちょう-がい【潮害】🔗🔉

ちょう-がい テウ― [0] 【潮害】 ⇒塩害(エンガイ)(1)

ちょうかん-たい【潮間帯】🔗🔉

ちょうかん-たい テウカン― [0] 【潮間帯】 高潮線と低潮線との間の海岸。波と砂・礫(レキ)がつくった微地形や,波食棚が見られる。満潮時は海水に浸され,干潮時は空気にさらされるなど,生物にとっては厳しい環境となる。

ちょう-きょう【潮況】🔗🔉

ちょう-きょう テウキヤウ [0] 【潮況】 潮流の状況。

ちょう-こう【潮高】🔗🔉

ちょう-こう テウカウ [0] 【潮高】 ⇒潮位(チヨウイ)

ちょう-さ【潮差】🔗🔉

ちょう-さ テウ― [1] 【潮差】 ある地点における満潮と干潮との海面の高さの差。

ちょう・する【潮する】🔗🔉

ちょう・する テウ― [3] 【潮する】 (動サ変)[文]サ変 てう・す おもてに表す。多く,「紅を潮する」の形で,顔が赤らむの意に用いる。「満面に紅(コウ)を―・す/花柳春話(純一郎)」

ちょう-せき【潮汐】🔗🔉

ちょう-せき テウ― [0] 【潮汐】 海面が周期的に昇降する現象。主に月および太陽の引力の作用による。特に,月の作用による太陰潮が大きな部分を占め,新月または満月の頃太陰潮と太陽潮が重なりあって大潮となり,上弦または下弦の頃小潮となる。ある地点での一日の干満は普通二回あり,平均一二時間二五分で次の干または満を迎え,毎日平均約五〇分の遅れを生じて現れる。

ちょうせき-はつでん【潮汐発電】🔗🔉

ちょうせき-はつでん テウ― [5] 【潮汐発電】 「潮力(チヨウリヨク)発電」に同じ。

ちょうせき-ひょう【潮汐表】🔗🔉

ちょうせき-ひょう テウ―ヘウ [0] 【潮汐表】 各地の潮汐の予報数値を記載した表。

ちょうせき-まさつ【潮汐摩擦】🔗🔉

ちょうせき-まさつ テウ― [5] 【潮汐摩擦】 潮流と海底との摩擦。これにより地球の自転速度が遅くなる。

うしお【潮】(和英)🔗🔉

うしお【潮】 a tide;→英和 seawater.〜のごとく押し寄せる surge.→英和

しお【潮】(和英)🔗🔉

しお【潮】 the tide;→英和 a current (潮流);→英和 sea water (海水);an opportunity (機会).→英和

しおどき【潮時(を外す)】(和英)🔗🔉

しおどき【潮時(を外す)】 (let slip) an opportunity.→英和 ⇒機会.

しおひがり【潮干狩】(和英)🔗🔉

しおひがり【潮干狩】 gathering shellfish at low tide.

ちょうかい【潮解】(和英)🔗🔉

ちょうかい【潮解】 《化》deliquescence.〜する deliquesce.→英和

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