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かねる【兼ねる】🔗🔉

かねる【兼ねる】 [一][2]:[2](他下一) 〈(なにト)なにヲ―〉 〔併アワせる意〕 (一)本来の役割の外に、他の役割をも果たす△べき態勢を取る(ことが出来る)。 「大は小を―/首相が外相を―/趣味と実益を―」 (二)〔雅〕現在の事ばかりでなく、将来の事までも考慮に入れる。 「千世チヨ万世ヨロズヨをかねて」 [二]〔接尾語的に〕 そうすることが出来ない事情に在る。 「言い出し―/見るに見―〔=黙って見ていることが出来ない〕/お引き受けいたし兼ねます/君が来るのを待ちかねて〔=じりじりしながら待って〕いたよ」 かねない

かねん【可燃】[0]🔗🔉

かねん【可燃】[0] 火をつけると、(よく)燃えること。 「―性[0]・―物[2]」 不燃

かねんど【過年度】クワネンド[2]🔗🔉

かねんど【過年度】クワネンド[2] 去年までの年度。 「―卒」

かの【彼の】【彼】[1]🔗🔉

かの【彼の】【彼】[1] (連体) だれでもよく知っているはずの、あの。

かのう【化膿】クワノウ[0]🔗🔉

かのう【化膿】クワノウ[0] ―する 膿(ウミ)を持つこと。 「―菌[0]」

かのう【可能】[0]🔗🔉

かのう【可能】[0] ―な/―に そうすることが出来ること。 「実行―」 不能不可能

かのうせい【可能性】[0]🔗🔉

かのうせい【可能性】[0] (一)その事が可能である△こと(か どうか)。 「月世界旅行の―を予言する/動物にも心的体験が存在し得る―〔=か どうか〕について/思惟シイと表現の―〔=どこまで到達し得るかの限界〕を摸索する/予見の―が有った〔=危険が起こることを予測出来た はずであった〕」 (二)何らかの形を取って顕現することが期待される能力。〔多く、予測出来ない能力について言う〕 「人間というのは、いろんな―を持っている/子供の―〔=潜在的能力〕を啓ヒラく教育/無限の―〔=将来性〕を秘めたまま夭逝ヨウセイした天才」 (三)そういう△事態になる(事情である)場合や、そういう事が多分に考えられること。また、その度合。 「―△が(も)有る/―が△十分だ(出てくる・否定出来ない)/―が△大きい(高い・強い・多い・濃い)/―が△少ない(小さい・薄い)/―を△はらむ(秘める・持つ)/―を△占う(捨て切れない・奪われる・生かす・もたらす・与える・探る・開く・示す・討議する)/―が△残っている(生まれてくる)」 〔個個の文脈によっては、「見通し・実現性・公算・蓋ガイ然性・傾向・見込み・望み・チャンス・場合・用意・資格・成否・可否・おそれ・疑い」などのいずれかとほぼ同義に用いられることもある〕

新明解 ページ 1038