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くだら【百済】🔗🔉

くだら【百済】 朝鮮古代の三国の一。4 世紀半ば,馬韓(ばかん)北部に成立。のち高句麗(こうくり)に圧迫され半島西南部へ移動。王族は高句麗系の夫余族といわれる。日本との関係が深く,仏教など大陸文化を伝えた。660 年に唐・新羅(しらぎ)の連合軍に滅ぼされた。ひゃくさい。〔「くだら」は日本における称で,大村を意味する古代朝鮮語によるという〕

くだらごと【百済琴】🔗🔉

くだらごと【百済琴】 ⇒箜篌(くご)

くだらない【下らない】🔗🔉

くだらない【下らない】 (連語) 価値がない。「―映画」

くだらのかわなり【百済河成】🔗🔉

くだらのかわなり【百済河成】 (782-853) 平安前期の画家。百済からの渡来人の子孫。姓は余(あぐり)。のち百済朝臣の姓を賜る。「今昔物語」に逸話があるが,確実な作品は現存しない。

くだり【下り・降り】🔗🔉

くだり【下り・降り】 (1)高い所から低い方へ移動すること。⇔のぼり 「登りは苦しいが―は楽だ」 (2)道路や交通機関で,起点から終点への方向。⇔のぼり 「―の最終列車」 (3)上流から下流の方向へ行くこと。⇔のぼり 「川―」 (4)都から地方へ向かうこと。「東(あずま)―」

くだり【件・条】🔗🔉

くだり【件・条】 文章や話の中の一定の部分。章。条。「かぐや姫昇天の―」

くだりあゆ【下り鮎】🔗🔉

くだりあゆ【下り鮎】 落ち鮎。

くだりざか【下り坂】🔗🔉

くだりざか【下り坂】 (1)下りの坂道。 (2)盛りを過ぎて,だんだん衰えてゆくこと。「人気が―だ」⇔上(のぼ)り坂

くだりばら【下り腹・瀉腹】🔗🔉

くだりばら【下り腹・瀉腹】 下痢をしていること。くだり。

くだりりゅう【降り竜】🔗🔉

くだりりゅう【降り竜】 天から地上に降ろうとする竜。また,そのさまを描いた絵。くだりりょう。

くだ・る【下る・降る】🔗🔉

くだ・る【下る・降る】 (動五) (1)高い所から低い所へ移動する。⇔のぼる 「坂道を―・る」 (2)川の上流から下流へ移動する。⇔のぼる 「舟で川を―・る」 (3)都から地方へ行く。⇔のぼる 「奥州へ―・る」 (4)〔内裏が都城の北にあったところから〕 京都で,南へ向かって行く。⇔のぼる (5)決定・判定・判決・命令などが言い渡される。「判決が―・る」 (6)年月が移って後の時代になる。「やや時代が―・っての事」 (7)ある数値よりも下になる。下回る。「月収は 100 万を―・らない」 (8)官職を退いて民間の生活に入る。「野(や)に―・る」 (9)(「瀉る」とも書く)下痢(げり)をする。「おなかが―・る」

新辞林 ページ 2300