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そうほせい【相補性】🔗🔉

そうほせい【相補性】 (1)ボーアが量子力学の解釈のために導入した概念。例えば,粒子の位置と運動量は不確定性原理から同時に精密に測定することができず,また物質は粒子性と波動性の二重性をもつなど,互いに排他的な概念をもつ。しかし,位置と運動量や,粒子と波の概念は互いに補完的で,両者があいまって完全な記述になる。この性質を相補性という。→不確定性原理 (2)一つの細胞内に突然変異を起こした染色体が 2 対含まれるとき,各突然変異体の個々の作用以上の機能の促進や形質の発現がみられる現象。 (3)核酸塩基のアデニンとチミン(またはウラシル),グアニンとシトシンの間にみられる特異的対合の関係。遺伝子の複製・転写・翻訳・組み換えなどはすべてこれに基づいて行われる。

そうほてきアイデンティティー【相補的アイデンティティー】🔗🔉

そうほてきアイデンティティー【相補的アイデンティティー】 R=D=レインの用語。子供がいなければ母親としてのアイデンティティーが成立しないように,相補的な他者との関係によって実現されるアイデンティティーのこと。

ぞうほぶんけんびこう【増補文献備考】🔗🔉

ぞうほぶんけんびこう【増補文献備考】 朝鮮の文物・制度などを分類して述べた書。250 巻。李太王の命令で朴容大・趙昇九が編纂。1908 年成立。

そうほん【草本】🔗🔉

そうほん【草本】 木部があまり発達せず地上部が 1 年で枯れる植物の総称。草(くさ)。⇔木本(もくほん)

そうほん【装本】🔗🔉

そうほん【装本】 ⇒装丁

ぞうほん【造本】🔗🔉

ぞうほん【造本】 印刷・製本など,書物の製作に関する作業。本の造り。

ぞうほん【蔵本】🔗🔉

ぞうほん【蔵本】 所蔵する書物。蔵書。

そうほんけ【総本家】🔗🔉

そうほんけ【総本家】 多くの分家の分かれ出たおおもとの本家。

そうほんざん【総本山】🔗🔉

そうほんざん【総本山】 〔仏〕ある宗派を統括する寺。→本山

そうほんたい【草本帯】🔗🔉

そうほんたい【草本帯】 垂直分布による植物帯の一。高山帯の下部に発達し,草本植物が生育する。お花畑がある。

そうま【相馬】🔗🔉

そうま【相馬】 福島県北東部の市。もと相馬氏の城下町。林業・農業・水産業が中心。相馬の野馬追い行事が有名。

新辞林 ページ 4711