もくひ【木樋】 水を通すための木製のとい。

もくひ【黙秘】 取り調べなどに対し，黙ったままでいること。

もくひけん【黙秘権】 自己に不利益な供述を強要されない権利。現行憲法の基本的人権の一つ。供述拒否権。

もくひょう【木標】 木で作っためじるし，特に墓標。

もくひょう【目標】 (１)目当て。目的。「―を達成する」 (２)射撃などの，的。

もくひょうしんぱくすう【目標心拍数】 安全で効果的な運動を行うための指標の一。最大心拍数（220−年齢）の 50〜70％。

もくひょうそうばけん【目標相場圏】 通貨当局が自国通貨の相場安定のために外国為替市場に介入するときに目標となる相場の値幅。ターゲット-ゾーン。

もくぶ【木部】 植物の維管束のうち，導管・仮導管・木部柔組織・木部繊維などの集合した組織。水分の通路になり，植物体を支持する。細胞壁は木化している。木質部。

もくぶせんい【木部繊維】 維管束の木部にある繊維細胞。細胞壁は木化している。木質繊維。

もくへん【木片】 木の切れはし。

もくほん【木本】 木部が発達した多年生の地上茎をもつ植物。⇔草本

もくまおう【木麻黄】 トキワギョリュウの別名。

もくめ【木目】 木の切り口に見られる組織の模様。木理。きめ。もく。

もくもう【木毛】 糸状に切り出した木くず。果実・陶磁器などを梱包（こんぽう）するときの詰め物にする。もくも。

もくもうセメントばん【木毛セメント板】 ひも状に削った木毛とセメントを混ぜて加圧成形した板。断熱性・吸音性があり，壁・天井の下地材や化粧材として使用される。

もくもく【黙黙】 （ト/タル） 黙っているさま。また，黙って仕事に精を出すさま。「―と（して）働く」

もくもんのじってつ【木門の十哲】 木下順庵門下の 10 人の高弟。雨森芳洲・新井白石・室鳩巣・榊原篁洲・祇園南海・南部南山・服部寛斎・松浦霞沼・向井滄洲・三宅観瀾（かんらん）。

もくやく【黙約】 互いの了解のもとに，内々で結んだ約束。黙契。