わきじょうめん【脇正面】 能舞台の見所（けんしよ）（=観客席）のうち，向かって左側の，横からみる席。

わきだち【脇立】 ⇒脇侍（きようじ）

わきた・つ【沸き立つ】 （動五） (１)盛んに沸騰する。「湯が―・つ」 (２)はげしい興奮状態になる。「場内が―・つ」

わきだて【脇立】 兜（かぶと）の立物の一。兜の鉢の左右に立てたもの。

わきづくえ【脇机】 机の横において補助に使う机。傍机（そばづくえ）。

わきづけ【脇付】 手紙で，あて名の左下に書き添えて，敬意を表す語。侍史・机下・玉案下などの類。傍付（そばづけ）。

わき・でる【涌き出る・湧き出る】 （動下一） (１)水などが地中から出てくる。「温泉が―・でる」 (２)考え・感情などが心に生じる。「勇気が―・でる」 (３)虫などが発生する。

ワギナ【(ラ) vagina】 ⇒バギナ

わきのう【脇能】 能で，神格を持ったものをシテとする，めでたい祝言の曲。「高砂」「老松」など。

わきのした【腋の下】 腕の付け根のくぼんだ所。腋窩（えきか）。

わきばしら【脇柱】 能舞台正面の，向かって右側，ワキ座のそばにある柱。大臣柱。

わきばら【脇腹】 (１)腹の横側。横腹。 (２)本妻以外の女性から生まれた子。妾腹。⇔本腹

わぎほう【和議法】 破産を予防するための和議について定めた法律。1922 年（大正 11）制定。

わきま・える【弁える】 （動下一） (１)道理を理解する。心得る。「礼儀を―・える」 (２)区別する。見分ける。「善悪を―・える」

わきみ【脇見】 よそみ。

わきみず【湧き水】 地中からわいて出る水。ゆうすい。

わきみち【脇道・脇路】 (１)本道から分かれた道。枝道。また，間道。 (２)本筋からそれた方向。「話が―にそれる」

わきめ【脇目】 (１)よそを見ること。よそみ。わきみ。「―も振らず」 (２)よそから見ること。よそめ。おかめ。