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くも【雲】🔗🔉

くも【雲】 (1)空気中の水分が凝結して水滴・氷晶となり,これらが群れ集まって空中を浮遊しているもの。→雲級 (2)一面にひろがり,たなびいているもののたとえ。「花の―」

くも【蜘蛛】🔗🔉

くも【蜘蛛】 クモ形綱真正クモ目に属する節足動物の総称。体は頭胸部と腹部とからなり,胸部に 4 対の歩脚がある。腹端に紡績突起があって糸を出す。糸を出して巣を張るオニグモ・ジョロウグモなどと,巣を張らないジグモ・ハエトリグモなどがある。

くもあし【雲脚・雲足】🔗🔉

くもあし【雲脚・雲足】 (1)雲の動き。「―が早い」 (2)低く垂れている雨雲。

くもい【雲居・雲井】🔗🔉

くもい【雲居・雲井】 (1)雲のある所。大空。 (2)雲。 (3)禁中。宮中。雲のうえ。

くもいたつお【雲井竜雄】🔗🔉

くもいたつお【雲井竜雄】 (1844-1870) 幕末の志士。米沢藩士。東北諸藩の同盟を画策,官軍への抵抗を企てて失敗。のち,政府転覆の陰謀を理由に斬首。

くもがく【雲学】🔗🔉

くもがく【雲学】 〔nephology〕 雲について研究する気象学の一分野。雲形や分布など形態面の研究を中心とする。

くもがくれ【雲隠れ】🔗🔉

くもがくれ【雲隠れ】 (1)(月などが)雲にかくれること。 (2)人が行方をくらますこと。 (3)貴人の死。 (4)源氏物語の巻名。巻名だけで本文がなく,光源氏の死を象徴していると考えられる。

くもがたじょうぎ【雲形定規】🔗🔉

くもがたじょうぎ【雲形定規】 円弧以外の曲線を描くための定規。楕円・放物線・双曲線を組み合わせたもの。うんけい定規。

くもがたるい【蜘蛛形類】🔗🔉

くもがたるい【蜘蛛形類】 節足動物門の一綱。体は頭胸部と腹部に分けられる。サソリ・真正クモ目・ダニ目など 9 目に分類される。クモ類。蛛形類(ちゆけいるい)。

くもきりそう【雲切草】🔗🔉

くもきりそう【雲切草】 ラン科の多年草。山地の林内に生える。5,6 月,高さ 15〜30cm の花茎に淡緑色または淡暗紫色の小花を総状につける。

くもきりにざえもん【雲霧仁左衛門】🔗🔉

くもきりにざえもん【雲霧仁左衛門】 江戸時代の盗賊。享保頃,雲霧五人男(仁左衛門・因果小僧六之助・素走り熊五郎・木鼠吉五郎・おさらば伝次)の頭目だったというが,実在は疑わしい。

くもざる【蜘蛛猿】🔗🔉

くもざる【蜘蛛猿】 オマキザル科の哺乳類。体長約 50cm。尾は体長より長い。胴は短く,四肢が細長くてクモの足を思わせる。中南米の熱帯林にすむ。

くもすけ【雲助】🔗🔉

くもすけ【雲助】 江戸時代,宿場や街道で駕籠舁(かごか)きや荷物運搬などに従った人夫。たちの悪い者が多かったところから,無頼の者たちのことをもいう。

くもつ【供物】🔗🔉

くもつ【供物】 神仏・寺社などに,供養(くよう)のためそなえるもの。そなえもの。

くもとりやま【雲取山】🔗🔉

くもとりやま【雲取山】 秩父山地東部の山。東京都内の最高峰。埼玉県と山梨県の境にある。海抜 2017m。

くものうえ【雲の上】🔗🔉

くものうえ【雲の上】 (1)空の高い所。 (2)宮中。禁中。

くものす【蜘蛛の巣】🔗🔉

くものす【蜘蛛の巣】 蜘蛛が張り渡した網。蜘蛛の網(い)。

くものすかび【蜘蛛の巣黴】🔗🔉

くものすかび【蜘蛛の巣黴】 接合菌類クモノスカビ目の黴。やや温度の高いとき,食品,特にイチゴの実などに発生する。酒の醸造に関与する有用種もある。

くものみね【雲の峰】🔗🔉

くものみね【雲の峰】 盛夏,山の峰のようにわき立つ雲。入道雲。

くもひとで【蜘蛛海星】🔗🔉

くもひとで【蜘蛛海星】 (1)クモヒトデ科の海産の棘皮動物の総称。 (2)(1)の一種。胴部は直径 2cm 内外の円盤状で,細長い 6cm ほどの腕を 5 本もち,クモの足のように動かして移動する。

くもぶつりがく【雲物理学】🔗🔉

くもぶつりがく【雲物理学】 雲や降水ができるしくみや雲の構造を物理学的に研究する気象学の一分野。

くもま【雲間】🔗🔉

くもま【雲間】 雲の切れ目。

くもまく【蜘蛛膜】🔗🔉

くもまく【蜘蛛膜】 脳と脊髄をおおう 3 層の髄膜のうち,中層をなす薄い無血管性の膜。外層を硬膜,内層を軟膜という。軟膜との間に蜘蛛膜下腔(かくう)と呼ばれる間隙があり,蜘蛛の巣状の無数の小梁が伸びている。ちしゅまく。

くもまくかしゅっけつ【蜘蛛膜下出血】🔗🔉

くもまくかしゅっけつ【蜘蛛膜下出血】 頭蓋内出血が蜘蛛膜下腔に起こること。動脈瘤・動脈硬化および動静脈奇形などにより脳血管が破れて起こる。突然の激しい頭痛・嘔吐・一過性の意識消失などを伴う。

くももく【蜘蛛目】🔗🔉

くももく【蜘蛛目】 ⇒真正蜘蛛目

くもゆき【雲行き】🔗🔉

くもゆき【雲行き】 (1)雲の動いていく様子。天候の具合。 (2)物事の成り行き。

くもら・す【曇らす】🔗🔉

くもら・す【曇らす】 (動五) (1)くもりができるようにする。 (2)心配や悲しみの表情をする。「顔を―・す」

くもり【曇り】🔗🔉

くもり【曇り】 (1)雲が空をおおっていること。気象庁では,雲量 9 以上で,雨の降らない天気を曇りとしている。 (2)くもっている状態・部分。「鏡に―がある」

くもりがち【曇り勝ち】🔗🔉

くもりがち【曇り勝ち】 (形動) 曇ることが多いさま。曇りやすいさま。

くもりガラス【曇りガラス】🔗🔉

くもりガラス【曇りガラス】 磨(す)りガラス。

くも・る【曇る】🔗🔉

くも・る【曇る】 (動五) (1)空が雲でおおわれる。 (2)透明なもの・輝いているものがはっきりしなくなる。「湯気で鏡が―・る」 (3)不安・心配・悲しみなどで表情が暗くなる。⇔晴れる 「顔が―・る」

くもん【公文】🔗🔉

くもん【公文】 (1)律令制下における公文書の総称。特に,諸国の国司から中央に出す大計帳・調庸帳(ちようようちよう)・正税帳・朝集帳を四度(しど)の公文という。 (2)中世,貴族の家政機関で文書を扱った役人。 (3)中世,荘園の管理事務をつかさどった荘官。

くもん【苦悶】🔗🔉

くもん【苦悶】 苦しみ悶(もだ)えること。

くもんじょ【公文所】🔗🔉

くもんじょ【公文所】 (1)奈良・平安時代,国衙(こくが)で公文書を取り扱った役所。 (2)鎌倉幕府の政務を処理した役所。1184 年に設置され,大江広元を別当に任命。のち政所(まんどころ)の一部に併合された。

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