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す・てる【捨てる・棄てる】🔗⭐🔉
す・てる【捨てる・棄てる】
〔他タ下一〕
す・つ〔他タ下二〕
1 不用のものとして投げだす。また、使わないでほうりだす。うっちゃる。*万葉‐九〇〇「富人の家の子どもの着る身無み腐(くた)し須都(スツ)らむ絹綿らはも」
2 心をとめないでそのままにする。今まで維持してきた情愛の心を放棄する。
気にとめないまま放置する。心にかけないでおく。ほうっておく。*徒然草‐五九「大事を思ひたたん人は、去りがたく心にかからん事のほいを遂げずして、さながら捨つべき也」
愛情をかけていたものを見はなす。みすてる。*竹取「我をいかにせよとて捨てはのぼり給ふぞ」
試合や試験にあたって、よい成果が得られないと認めて、それ以上の努力をあきらめる。「数学を捨てる」
3 俗世間から離れる。この世をのがれる。出家する。世をすてる。*源氏‐夕霧「すてたる身には思ひなやむべきにあらねど」
4 身命を投げ出す。命を失う。犠牲にする。*万葉‐二五三一「吾が背子が其の名のらじとたまきはる命は棄(すて)つ忘れたまふな」
5 とりのぞく。しりぞける。*金剛般若経讚述仁和元年点「煩悩を担(スツル)ぞ」
6 職をやめさせる。廃する。*史記呂后本紀延久五年点「常に太子を廃(ステ)戚姫が子如意を立てむと欲す」
7 体からはずす。とく。ぬぐ。*冥報記長治二年点‐中「冠帯を釈(ステ)ずして養ふことややひさし」
8 鉄道用語。車両を切り離して置いてくる。
動詞の連用形、または動詞に助詞「て」を添えたものに付いて補助動詞的に用いる。…てしまう。…てのける。*保元‐上「鎧の袖にて払ひ、蹴散らしてすてなん」
●捨てたものではない
まだまだ有望である。まだ役に立ちそうだ。良い所もかなりありそうだ。
●捨てる神あれば=助ける[=引き上げる・拾う]神あり
世間は広いから、一方で見捨てられ相手にされなくなっても、また、他方では助けてくれる人も出てくるものだ。世の中はさまざまだから、非難・排斥されてもくよくよすることはない。
す・つ〔他タ下二〕
1 不用のものとして投げだす。また、使わないでほうりだす。うっちゃる。*万葉‐九〇〇「富人の家の子どもの着る身無み腐(くた)し須都(スツ)らむ絹綿らはも」
2 心をとめないでそのままにする。今まで維持してきた情愛の心を放棄する。
気にとめないまま放置する。心にかけないでおく。ほうっておく。*徒然草‐五九「大事を思ひたたん人は、去りがたく心にかからん事のほいを遂げずして、さながら捨つべき也」
愛情をかけていたものを見はなす。みすてる。*竹取「我をいかにせよとて捨てはのぼり給ふぞ」
試合や試験にあたって、よい成果が得られないと認めて、それ以上の努力をあきらめる。「数学を捨てる」
3 俗世間から離れる。この世をのがれる。出家する。世をすてる。*源氏‐夕霧「すてたる身には思ひなやむべきにあらねど」
4 身命を投げ出す。命を失う。犠牲にする。*万葉‐二五三一「吾が背子が其の名のらじとたまきはる命は棄(すて)つ忘れたまふな」
5 とりのぞく。しりぞける。*金剛般若経讚述仁和元年点「煩悩を担(スツル)ぞ」
6 職をやめさせる。廃する。*史記呂后本紀延久五年点「常に太子を廃(ステ)戚姫が子如意を立てむと欲す」
7 体からはずす。とく。ぬぐ。*冥報記長治二年点‐中「冠帯を釈(ステ)ずして養ふことややひさし」
8 鉄道用語。車両を切り離して置いてくる。
動詞の連用形、または動詞に助詞「て」を添えたものに付いて補助動詞的に用いる。…てしまう。…てのける。*保元‐上「鎧の袖にて払ひ、蹴散らしてすてなん」
●捨てたものではない
まだまだ有望である。まだ役に立ちそうだ。良い所もかなりありそうだ。
●捨てる神あれば=助ける[=引き上げる・拾う]神あり
世間は広いから、一方で見捨てられ相手にされなくなっても、また、他方では助けてくれる人も出てくるものだ。世の中はさまざまだから、非難・排斥されてもくよくよすることはない。
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