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たて‐ばしら【立柱】🔗🔉

たて‐ばしら【立柱】 1 家屋を新築する時、いちばん最初に立てる、家屋の中心となる柱。 2 起倒式の帆柱を装備する和船が、帆柱を立てた状態。また、その立てた帆柱。 3 漁村などで、夫の留守中に密通していた妻が、相手の男へ夫の在宅を示すために、戸口などに櫂(かい)などを立てて知らせたこと。

たては‐ちょう【蝶・立羽蝶】(‥テフ)🔗🔉

たては‐ちょう【蝶・立羽蝶】(‥テフ) 鱗翅(りんし)目タテハチョウ科に属するチョウの総称。中ないし小形種で、活発に速く飛ぶ。前あしは退化して歩行には役立たない。止まるとはねを閉じて直立させるのでこの名がある。橙黄褐色の地に黒色の斑(ふ)のあるヒョウモンチョウ、黒褐色の地に白帯のあるイチモンジチョウなどが代表種で、クジャクチョウ・オオムラサキなどの美しい種類も多い。日本に約五〇種知られる。《季・春》

たて‐ばな【立花】🔗🔉

たて‐ばな【立花】 (「たてはな」とも) 1 仏前にそなえる花の法式。銅製の花器に松や梅などの花木を立て生けにするもの。りっか。 2 池坊流花道の形式の一つ。桃山末期から江戸初期頃、初代・二代の池坊専好が大成したもの。針金などを用いて、花・枝・葉などをさまざまに曲げ整えて、大がめに挿して床飾りなどとする。一説に、室町中期頃、立花(りっか)・砂の物・胴束の三形式に分かれる花道初期の写実的様式の呼び名ともいう。りっか。 3 「華」の字を、「花」の字と区別していう語。

たては‐もどき【擬】🔗🔉

たては‐もどき【擬】 タテハチョウ科のチョウ。はねの開張五センチメートル内外。表面は橙黄色で、前後に各一個の眼状紋があり、裏面は灰黄褐色。五月ごろから数回発生し、成虫で越冬する。東洋熱帯域に分布し、日本では九州南部に産する。

たてばやし【館林】🔗🔉

たてばやし【館林】 群馬県南東部の地名。利根川と渡良瀬川にはさまれる。室町時代、赤井氏の築城後軍事上の要地となり、江戸時代は徳川綱吉、松平・太田氏の入封を経て、秋元氏六万石の城下町として発展。館林紬(つむぎ)の産地として知られたが、現在は醤油醸造を中心とする。文福茶釜の伝説で知られる茂林寺がある。昭和二九年市制。

日国 ページ 13018