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とう【薹】(タウ)🔗🔉

とう【薹】(タウ) 植物、特にアブラナやホウレンソウなどの葉菜、フキ・ケシなどの花茎をいう。くくたち。 ●薹が立(た)つ 1 野菜などの花茎が生じ、伸びる。かたくなって食べ頃を過ぎてしまう。 2 人が、その目的に最適の年齢を過ぎてしまう。盛りが過ぎる。多く、婚期についていう。

とう【藤】🔗🔉

とう【藤】 姓氏。

とう【】(タウ)🔗🔉

とう【】(タウ) 中国、朝鮮、日本の膜鳴楽器。ふりつづみの一種。中国で漢代以後雅楽に用いられ、朝鮮、日本でも雅楽で使用。日本の玩具「でんでんだいこ」はその通俗化したもの。

とう【籐】🔗🔉

とう【籐】 ヤシ科のつる性植物。熱帯アジア、北オーストラリアに野生する。二〇〇種以上あって、長いものは長さ三〇〇メートルにも達し、葉にある逆向きのとげで大木に巻きつく。葉は長さ一〜二メートルの羽状複葉で茎頂にむらがってつくものが多い。雌雄異株。茎は強靱(きょうじん)で乾燥すれば軽くなりステッキ、家具などを作り、皮でいす・寝台などの外側を巻くなどする。とうよし。

とう【纛】(タウ)🔗🔉

とう【纛】(タウ) 旗棹(はたざお)の上端につける牛(やく)の毛をたばねて垂れた威儀の飾り。これに旗をつけて纛の旗という。

と‐う【杜宇】🔗🔉

と‐う【杜宇】 「ほととぎす(杜鵑)」の異名。

と・う【問う・訪う】(とふ)🔗🔉

と・う【問う・訪う】(とふ) 〔他ワ五(ハ四)〕 (問)他にものを言いかけたり、調べたりする。 1 話しかける。もの言う。*古事記‐中・歌謡「燃ゆる火の火中(ほなか)に立ちて斗比(トヒ)し君はも」 2 質問する。問いたずねる。*古事記‐下・歌謡「道斗閇(トヘ)ば直(ただ)には告(の)らず」 3 (「占(うら)を問う」などの形で)うらなってみる。うらないの結果をもとめる。*万葉‐三三一八「夕占(ゆふうら)を我が問(とひ)しかば」 4 訊問する。詰問する。罪を取り調べる。問いただす。*平家‐一二「御まへにひっすゑさせて、事の子細をめしとはる」 5 追及する。罪や責任を、その人について追及するのにいう。「反逆罪に問われる」「委員長の責任を問う」 6 (打消の語を伴って用いる)問題にする。あることについて、それを区別の基準にする。「年齢・学歴・経験を問わず」「男女を問わない」 (訪)目的をもってある人や場所をたずねる。 1 捜しに行く。たずね求める。*後撰‐九七一「山ひこのこゑのまにまにとひゆかば」 2 訪問する、おとずれる。*万葉‐一六五九「しくしくも思ほゆるかもさ夜問(とへ)吾が夫(せ)」 3 求婚する。*古事記‐下・歌謡「下(した)どひに我が登布(トフ)妹を下泣きに我が泣く妻を」 4 見舞う。機嫌や安否をたずねる。*源氏‐夕顔「とはぬをもなどかととはでほどふるにいかばかりかは思ひ乱るる」 5 弔問する。とむらう。*狭衣‐三「暗きより暗きにまどふ死出の山とふにぞかかる光をも見る」 [補注]「とう」の「と」は上代では、1は甲類音(万葉では乙類も)であるが、2は乙類音。本来、別語とする説と、本来同語であったものが意味分化に従って甲・乙に別れたとする説がある。 ●問うに落ちず語るに落ちる 問われるときは用心して、なかなか真実を語らないものであるが、なにげなく語るときには、ふと真実をもらしてしまうものである。 ●問うは=一旦(いったん)[=当座(とうざ)]の恥(はじ)、問わぬは末代(まつだい)の恥 =き(聞)くは一時の恥聞かぬは末代の恥

日国 ページ 14484