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ばん‐ろんぎ【番論議】🔗🔉

ばん‐ろんぎ【番論議】 参加者が二人ずつの組に分かれ、組毎に順次に問答をおこなうこと。法会・講書などの際におこなわれた。

はんろんり‐しゅぎ【汎論理主義】🔗🔉

はんろんり‐しゅぎ【汎論理主義】 (ドイツPanlogismusの訳語。理法(ロゴス)や理性的なもの、概念的なものを真の実在と考え、宇宙・世界・自然などいっさいをこれの実現したものと考える哲学的な立場。ヘーゲル哲学などはこの立場の典型的なもの。汎理論。

はん‐わかり【半解】🔗🔉

はん‐わかり【半解】 十分には了解していないこと。

はん‐わけ【半分】🔗🔉

はん‐わけ【半分】 半分ずつ分けること。やまわけ。

ばん‐わた【番綿】🔗🔉

ばん‐わた【番綿】 江戸時代、番船によって大坂から江戸に送った新綿。《季・秋》

はんわり【埴破】🔗🔉

はんわり【埴破】 =はんなり(埴破)

ひ【一】🔗🔉

ひ【一】 数のひとつ。物の数を、声に出して唱えながら数えるときのことば。ひい。

ひ【干・乾】🔗🔉

ひ【干・乾】 (動詞「ふ(干)」、または「ひる(干)」の名詞化)ひること。かわくこと。かわき。「ひ(干)が良い、悪い」などと用いられるほか、「ひがた(干潟)」「ひざかな(干魚)」などと複合して用いられる。

ひ【日】🔗🔉

ひ【日】 (上代特殊仮名づかいでは甲類の語であって、乙類である「ひ(火)」とは別語) 1 太陽。日輪。「日が高いうちに帰る」*古事記‐上・歌謡「青山に比(ヒ)が隠らば」 2 太陽の光や熱。日光。日ざし。「日に焼ける」「日があたる」*万葉‐一九九五「六月の地さへ割けて照る日にも」 3 太陽が東に出てから西に沈むまでの間。ひるま。ひる。日中。「日が長くなる」*古事記‐中・歌謡「夜には九夜比(ヒ)には十日を」 4 時間の単位としての一日。また、その重なり。 日の出から次の朝の日の出まで。日没から次の日没まで。天文学的には午前零時から午後一二時まで。二四時間。一昼夜。一日。「日に何度も思い出す」「雨の日」*土左「日しきりにとかくしつつ、ののしるうちに夜ふけぬ」時の流れの中にある時点、時期を、単位としての一日になぞらえていう。時。折。一時期。時代。「若き日の彼女」*万葉‐二四三「白雲も三船の山に絶ゆる日(ひ)あらめや」一定の日。日限。また、日時。「日を限る」*竹取「日を定て、御かりに出たまうて」日数。ひかず。「日が経つ」「日を重ねる」*万葉‐四一二二「雨零らず日の重なれば」(「…した日には」の形で)そういう場合。…の際。「こんな状態で大地震がおこった日には大変だ」 5 日柄。また、よい日柄の日。「結婚式の日を選ぶ」*源氏‐夕顔「明日なん、日よろしく侍らば」 6 空模様。天気のぐあい。*土佐「ふねとくこげ。ひのよきに」 7 皇室や皇族に関する事柄につけて、ほめたたえる気持を表す語。日の神、すなわち、天照大神の子孫の意とも、光り輝く太陽にたとえたことばともいう。「日の御子」「日の御門」など。 8 (下に体言、または体言に準ずる語を伴って)毎日、日ごとの意。「日風呂」「日掛け」など。 9 紋所の名。太陽にかたどったもの。旭光(きょっこう)、十二日足車、六つ日足車などの種類がある。 ●日出(い)ずる国(くに) (朝日の上る国の意)日本の美称。 ●日が込む 日数がかかる。時日が経過する。 ●日暮れて道遠し (「史記‐伍子胥伝」による。日は暮れたのに、前途の道のりはまだまだ長いの意から)年をとったのに目的はまだなかなか達せられないこと、また、期限は迫っているのに物事がまだまだできあがっていないことのたとえ。 ●日長(た)く 1 日が高く上る。日がたけなわになる。日盛りになる。 2 日が西に傾く。夕方近くになる。 ●日ならず ⇒親見出し ●日並(なら)ぶ 日数が重なる。日々が経過する。けならぶ。*万葉‐四四四二「比奈良倍(ヒナラベ)て雨は降れども」 ●日に異(け)に ⇒親見出し ●日に=添(そ)えて[=添いて] 日がたつにつれて。日ましに。日に日に。 ●日に日に ⇒親見出し ●日に増し ⇒親見出し ●日の脚(あし) =ひあし(日脚) ●日の入り ⇒親見出し ●日の入(い)る国(くに) 日が没する所の国。上代、日本から中国をさして呼んだ語。わが国から見て、太陽の沈む方向にあたるところからいう。推古天皇の一五年(六〇七)、聖徳太子が隋の煬帝に贈った国書にも「日出処天子、致書日没処天子、無恙」とある。 ●日の中(うち) 日の出から日の入りまでの間。日のある間。日中。また、その日のうち。 ●日の御座(おまし) ⇒親見出し ●日の=御物(おもの)[=御供(みく)] 天皇が毎日食べるもの。毎日の天皇の食事。 ●日の神(かみ) 太陽神。わが国では、天照大神をさす。 ●日の烏(からす) 太陽に住むという三本足の烏。転じて、太陽の異称。金烏。 ●日の暮(くれ) 日が暮れる頃合い。日暮れ時。 ●日の暮(ぐれ)に ⇒親見出し ●日の異(け)に ⇒親見出し ●日の御座(ござ) ⇒親見出し ●日の下(した) 1 太陽のもと。あめのした。天下。世界。 2 文書などの日付を書き入れた下の部分。 ●日の装束(そうぞく) ⇒親見出し ●日の=縦(たたし)[=経(たて)] 1 東。また、その方角。 2 東西。また、東西に通じる道・方角。 ●日の辻(つじ)の取り上げ (「日の辻」は、昼間または昼寝の意で、この日から、仕事の能率をあげるため、日中の休みがなくなるところから)陰暦八月一日の異称。 ●日の出 ⇒親見出し ●日の殿(との) ⇒親見出し ●日の庭 ⇒親見出し ●日の初(はじ)め 一年の最初の日。元日。元旦。 ●日の旗(はた) 太陽をかたどった旗。日の丸の旗。 ●日の春(はる) 年のはじめ、元旦を祝っていうことば。近世、宝井其角によって使われはじめたという。《季・春》 ●日の没(ぼっ)する処(ところ) =ひ(日)の入る国。 ●日の丸 ⇒親見出し ●日の御蔭(みかげ) 1 壮大な天子の御殿。「天(あま)の御蔭」と対に、同じような意で用いられた。 2 日の神。すなわち天照大神の徳。 ●日の御門(みかど) 日の御子が住まわれる御殿。皇居。御所。内裏。 ●日の御子(みこ) 天皇・皇子を敬っていう語。 ●日の調(みつき) 調を貢納する形の一つ。古く、日ごとに天皇供御料(くごりょう)として朝廷にたてまつっていたみつぎもの。 ●日の御綱(みつな) 縄を、まるく太陽の形につくったもの。日の丸の形につくった注連縄(しめなわ)。 ●日の御旗(みはた) 赤地の錦の布に日月の形を描いた旗。にしきのみはた。後世、日の丸の旗をいう。 ●日の宮(みや) 天上にあって、天照大神のいます宮。また、子孫である天皇がお住みになっている御殿。 ●日の宮人(みやびと) 日の宮に奉仕する人々。宮中につかえる役人。大宮人。 ●日の目(め) ⇒親見出し ●日の本(もと) ⇒親見出し ●日の=横(よこし)[=緯(よこ)] 1 西。また、その方角。 2 誤って、南北。また、南北に通じる道・方角。 ●日の装(よそ)い ⇒親見出し ●日の我君(わがきみ) 天皇を敬っていったことば。日の御子。 ●日の少宮(わかみや) 日本神話で、天上にあったという大宮。 ●日を同じくして=論ぜず[=語るべからず] 非常に大きな差違があることについていう。同一でない。くらべものにならない。 ●日を消(け)す 日を過ごす。毎日を送る。 ●日を取(と)る 日をえらぶ。

日国 ページ 16775