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あから‐ひき【赤ら引】🔗⭐🔉
あから‐ひき【赤ら引】
赤い色を帯びること。
●赤ら引きの糸(いと)
赤い色を帯びて輝いている糸。
●赤ら引きの=御調(みつき)[=神調(かんつき)・荷前(のさき)の御調]の糸
伊勢神宮の神衣(かんみそ)の祭に供えるあからひきの糸。毎年五月三〇日に、伊勢神宮の調倉に収納し、翌年四月に「神服織(かんはとり)」「神麻績(かんおみ)」の織女八人ずつが神衣につくって、孟夏四月の、神衣の祭の料にする。
あから‐ひく【赤ら引く】🔗⭐🔉
あから‐ひく【赤ら引く】
(赤くなるの意で、実景の描写を兼ねて用いる)
1 夜が明けていく意で、「日」「朝」「昼」にかかる。
2 赤みを帯びた美しい肌の意で、「肌」や「子」にかかる。
(赤くなるの意で、実景の描写を兼ねて用いる)
1 夜が明けていく意で、「日」「朝」「昼」にかかる。
2 赤みを帯びた美しい肌の意で、「肌」や「子」にかかる。
あから・びる【赤らびる】🔗⭐🔉
あから・びる【赤らびる】
〔自バ上一〕
あから・ぶ〔自バ上二〕赤みを帯びる。赤くなる。*延喜式・祝詞‐出雲国造神賀詞「赤玉の御阿加良
(アカラビ)坐し」
あから・ぶ〔自バ上二〕赤みを帯びる。赤くなる。*延喜式・祝詞‐出雲国造神賀詞「赤玉の御阿加良
(アカラビ)坐し」
あから・ぶ【明らぶ】🔗⭐🔉
あから・ぶ【明らぶ】
〔他バ下二〕明らかにする。心を晴らす。*続日本紀‐宝亀二年二月二二日・宣命「見そなはし阿加良閇(アカラベ)賜はむと」
あから・む【赤らむ】🔗⭐🔉
あから・む【赤らむ】
〔自マ五(四)〕赤くなる。赤みを帯びる。また、赤茶ける。赤む。*落窪‐三「おもてあからむ心地して」
〔他マ下二〕⇒あからめる(赤)
〔自マ五(四)〕赤くなる。赤みを帯びる。また、赤茶ける。赤む。*落窪‐三「おもてあからむ心地して」
〔他マ下二〕⇒あからめる(赤)
あから・む【明らむ】🔗⭐🔉
あから・む【明らむ】
〔自マ五(四)〕夜が明けて、空が明るくなる。「東の空があからむ」
あから‐め🔗⭐🔉
あから‐め
(「あから」は、「あかる(散・離)」また「あからさま」の「あから」などと同根、「め」は「目」の意)
1 ふと目をほかへそらすこと。わき見をすること。*宇津保‐蔵開中「御文読むさかりに、上、あからめし給へるまに」
2 (目が他の異性に移るというところから)男または女が、ほかの相手に心を移すこと。*大和‐一五七「もとの如くあからめもせで添ひゐにける」
3 (ふと、目がそれているという状態であるというところから)にわかに姿が見えなくなること。*栄花‐花山たづぬる中納言「いづくにあからめせさせ給へるぞや」
●あからめさす
(「さす」は、語源、語義未詳。「為(す)」と同じとも、また、「映(さ)す」とも)にわかに、他へ目を移す。また、ふと他へ目が移ったかのように、あるものの姿を急に見失う。→あからめ3
日国 ページ 184。