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まで‐・く【詣で来】🔗🔉

まで‐・く【詣で来】 〔自カ変〕=もうでく(詣来)*後撰‐六九三「男の、たびよりまてきて、今なんまてきつきたるといひて」

まて‐しばし【待て暫し】🔗🔉

まて‐しばし【待て暫し】 〔連語〕 1 他に対してしばらく待て、と命ずる語。*新後撰‐一九「まてしばし夜ふかき空の時鳥」 2 みずから反省して、自分の行動をおさえる際にいう語。自分を抑制する語。*保元‐中「まてしばし、<略>と思案して」 魚「みのかさご(蓑笠子)」の異名。 ●待て暫しがない (自分自身の行動を抑制しようとする気持がないの意)自制心がなく短気である。気が早い。

ま‐てつがい【真手番・真手結】(‥てつがひ)🔗🔉

ま‐てつがい【真手番・真手結】(‥てつがひ) (正式の手番(てつがい)の意)予行の荒手番(あらてつがい)の後、近衛府の選ばれた官人が、近衛の馬場で次将臨席のもとに行う騎射(うまゆみ)。左近衛府は五月五日、右近衛府は五月六日とする。真手。《季・夏》

まで‐に【迄に】🔗🔉

まで‐に【迄に】 (副助詞「まで」に格助詞「に」の付いたもの) 下の動詞を状態的に修飾する「に」の場合。→に3。 1 ある事態の至り及ぶ時間的・空間的限界を示す。現代語では「に」を添えずにいう。*万葉‐四二七五「天地と久しき万弖爾(マデニ)万代に仕へ奉らむ」 2 事態の程度を示す。ほどに。現在も「完膚なきまでに」のような文語的に固定した形で残る。*万葉‐八四四「雪かも降ると見る麻提爾(マデニ)ここだもまがふ梅の花かも」 3 事態がそれ以上には及ばず、それに限られることを示す。…にすぎない。「御見舞のしるしまでに」 目標を指示する「に」の場合。→に1。体言・活用語の連体形を受ける。 1 事態の及ぶ限度、及んだ結果を示す。*土左「あるじしののしりて、郎等までにものかづけたり」 2 事態の存在する範囲、または実現する期限を示す。…までの間に。*土左「船に乗りし日より今日までに二十日あまり五日になりにけり」

日国 ページ 18642