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みだり‐ごと【乱言・漫言】🔗🔉

みだり‐ごと【乱言・漫言】 むやみにしゃべりたてること。また、そのことば。でたらめ。妄言。

みだり‐むね【乱胸】🔗🔉

みだり‐むね【乱胸】 胸が苦しくなる病気。*とりかへばや‐上「みだりむねいとふかくにおこりて」

み‐た・る【見足る】🔗🔉

み‐た・る【見足る】 〔他ラ四〕十分に見る。飽きるほど見る。*俳・俳諧新選‐四「見足ぬを初雪とこそ申なれ」

みだ・る【乱る・紊る】🔗🔉

みだ・る【乱る・紊る】 〔他ラ四〕(「みだれる(乱)」に対する他動詞で、「みだす(乱)」に先行する形であるが、中世以降次第に「みだす」にとってかわられた) 1 入りまじるようにする。錯綜させる。*万葉‐二八三七「水隈(みぐま)が菅(すげ)を編まなくに刈りのみ刈りて乱(みだり)てむとや」 2 散乱させる。ばらばらにさせる。*後撰‐一二三六「滝つ瀬に誰白玉をみたりけん」 3 秩序だったものを混乱させる。*地蔵十輪経元慶七年点‐一「塗に轍(あと)を乱(ミダル)といふこと無し」 4 平静でないようにする。動揺させる。*狭衣‐二「人の心をみだるべきつまとなり給へるも」 5 (「国を乱る」「世を乱る」の意で)騒動を起こす。平穏を破る。*平家‐二「天下をみたらんとする企あり」 〔自ラ下二〕⇒みだれる(乱)

みだれ【乱・紊】🔗🔉

みだれ【乱・紊】 1 入りまじって混乱すること。整然としていないこと。「列の乱れ」 2 こころの平静を失って、思い悩むこと。自制を失うこと。「気持の乱れ」 3 秩序がくずされること。騒動。騒乱。「法の乱れ」 4 天気が悪くなること。 5 能の舞事の一つ。笛を主として、これに大小鼓と太鼓で囃す緩急の変化の激しい秘曲。舞い方にも乱れ足などの特殊な技法を用いる。現在、「鷺乱(さぎみだれ)」と「猩々(しょうじょう)の乱れ」とがある。 6 歌舞伎下座音楽の一つ。御殿の場で、局や姫などの女方の出入りに打つ太鼓と能管の鳴物。 7 「みだれやき(乱焼)」の略。 8 上方語で、乞食をいう。 箏曲の曲名。乱輪舌(みだれりんぜつ)・輪舌(林雪)・十段の調などともいう。伝八橋検校作曲。純器楽曲で、各段の拍子と速度が不規則である。

日国 ページ 18912