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あ‐かんたい【亜寒帯】🔗⭐🔉
あ‐かんたい【亜寒帯】
温帯と寒帯の中間にある地域。大体、緯度四〇度から六七度。
あかんたい‐きこう【亜寒帯気候】🔗⭐🔉
あかんたい‐きこう【亜寒帯気候】
亜寒帯に一般的な気候。冬は長く、継続的に積雪があり、夏は短いがかなり高温に達する。
あかんたい‐りん【亜寒帯林】🔗⭐🔉
あかんたい‐りん【亜寒帯林】
亜寒帯に特徴的な森林。エゾマツ、カラマツ、トドマツなどの針葉樹を主とする。
あかん‐ちゃ🔗⭐🔉
あかん‐ちゃ
植物「えごのき」の異名。
あかん‐どう【阿観堂】(アクヮンダウ)🔗⭐🔉
あかん‐どう【阿観堂】(アクヮンダウ)
阿弥陀如来と観世音菩薩とを安置した堂。増上寺などにあった。
あかん‐べい🔗⭐🔉
あかん‐べい
(「あかめ(赤目)」から。「あかんべえ」「あかんべ」とも)指先で下まぶたを下方に押さえてまぶたの裏の赤い部分を出して見せること。また、そういう目つき。主として子供が軽蔑や拒否の気持を表わすしぐさ。あかすかべい。めあこう。めかこう。
あかん‐ぼう【赤ん坊】(‥バウ)🔗⭐🔉
あかん‐ぼう【赤ん坊】(‥バウ)
(「あかぼう(赤坊)」から。「あかんぼ」とも)
1 生まれてまもない子供。乳児期の子供。あかご。
2 (比喩的に)幼稚な人間、未熟な人間。
あ‐かんぼく【亜灌木】(‥クヮンボク)🔗⭐🔉
あ‐かんぼく【亜灌木】(‥クヮンボク)
灌木と草本との中間の形状をした植物。茎、枝は木質で、枝の先などが草質のもの。ハマギク、ハギ、フヨウの類。
あき【明・空】🔗⭐🔉
あき【明・空】
1 物がつまっていないで、空間のできているところ。すきま。空白。「あきのない紙面」
2 使っていないこと。また、そのもの。多く容器や家、部屋、席などにいう。「徳利(席)のあき」
3 官職、地位などの欠員。「あきを待つ」
4 使う予定のない時間。ひま。
5 =あきのかた(明方)
あき【秋】🔗⭐🔉
あき【秋】
1 四季の一つ。旧暦ではほぼ七月から九月、今日ではほぼ九月から一一月まで、天文学的には秋分から冬至まで、二四節気では立秋から立冬までをいう。太陽が次第に南下するため、昼は短く、夜は長くなる。五穀がみのり、大気が澄むが、草木の紅葉、落葉などで、物の哀れの身にしむ季節。和歌などの修辞法では、「飽き」をかけていう。《季・秋》*古今‐七六三「君が心に秋やきぬらむ」
2 秋にみのる穀物。秋作(あきさく)。*浄・烏帽子折‐道行「諸国のあきをつみのせて」
3 穀物の収穫時期。転じて、忙しい時期。*浮・好色一代男‐二「折しも、麦も秋のなかば」
4 特に重要なことのある時期。ただし、「秋」と書いて「とき」と読むのが普通。
●秋かたまけて
秋が近づいて。また、秋になるのを待ち受けて。*万葉‐三六一九「またもあひ見む秋加多麻気弖(カタマケテ)」
●秋さる
秋が来る。秋になる。秋立つ。《季・秋》
●秋高(たか)し
秋、大気が澄んで空が高く感じられる。天高し。《季・秋》
●秋立(た)つ
秋の季節が来る。秋になる。《季・秋》
●秋の色(いろ)
秋らしい気色、趣。《季・秋》
●秋の扇(おうぎ)
1 秋になり、不用となった扇。捨て扇。秋扇。《季・秋》
2 (漢の成帝の宮女、班
(はんしょうよ)が、君寵の衰えたわが身を秋の扇にたとえて詩を作った故事「文選‐怨歌行」による)男の愛を失った女のたとえ。
●秋の香
(か)
●秋の影(かげ)
1 秋の景色。
2 (人の一生を四季にたとえて)年齢的に衰え始めた容姿。
●秋の来る方(かた)
西を意味し、さらに、陣屋が西側にあるところから右衛門府の異名。
●秋の暮(く)れ
1 秋の季節の終わり。暮れの秋。暮秋。晩秋。《季・秋》
2 秋の日の夕暮れ。《季・秋》
●秋の声(こえ)
砧(きぬた)や風の音など、ものさびしい秋の情趣を感じさせる物音。俳諧季語としては、何の物音というのではないが、秋のあわれを深くおぼえさせる幽玄な音の意にもいう。《季・秋》
●秋の心(こころ)
1 秋という季節に人々が感じる、万事につけてものさびしい感じ。
2 秋を擬人化して、その心。
●秋の鹿は笛(ふえ)に=寄る[=心を乱す]
秋季、牝鹿は、鹿笛の音を牡鹿の鳴き声と思って思い悩む。転じて、みずから危険な状態に身を投じる意。笛に寄る秋の鹿ははかない契りに命を失う。
●秋の霜(しも)
1 秋の末に降りる霜。《季・秋》
2 (多く実際の霜をかけていう)白髪。霜鬢(そうびん)。秋霜(しゅうそう)。
3 刀剣の異名。特に、よく切れる刀。秋霜(しゅうそう)。
●秋の除目(じもく)
秋に行なわれる司召(つかさめし)の除目。京官を任命する儀式。
●秋の調(しらべ)
秋に適した楽の調子。律の調子。平調(ひょうじょう)。
⇒親見出し
●秋の蝉(せみ)
1 秋に現われ、鳴いている蝉。秋蝉(しゅうせん)。残る蝉。《季・秋》
2 割海老(わりえび)料理をいう女房詞。
●秋の袖(そで)
=あき(秋)の袂
●秋の空(そら)
1 秋、晴れわたって高く見える空。秋空。《季・秋》
2 (秋は天候が変わりやすいところから)気持の変わりやすいことのたとえ。「男心と秋の空」
●秋の田(た)
秋、稲が実っている田。《季・秋》
●秋の袂(たもと)
物思いの季節である秋の、涙に濡れている衣の袖。秋の袖。
●秋の契(ちぎ)り
1 秋に会うという男女の約束。多く牽牛星と織女星の間をいう。
2 (「秋」に「飽き」をかけて)疎遠になった男女の仲。
3 (「千秋の契り」の意で、男女に限らず一般的に)秋ごとの約束。長く続く約束。
●秋の月(つき)
1 秋、澄んだ夜空に輝き冴えている月。俳諧では、単に「月」とも。《季・秋》
2 (満月のように円満無欠なところから)釈迦如来の徳をいう。*謡曲・安宅「大恩教主の秋の月は涅槃の雲に隠れ」
3 女性の性器。
4 (その祭礼が八月一五日であったところから)「はちまんじん(八幡神)」の異称。
●秋の隣(となり)
1 夏から秋に移る、変わりめの時期。秋隣。《季・夏》
2 秋から冬に移る変わりめの時期。
●秋の七草(ななくさ)
秋に咲く草花の中で、秋を代表するものとされる七種の草花。萩(はぎ)、尾花(おばな)、葛(くず)、撫子(なでしこ)、女郎花(おみなえし)、藤袴(ふじばかま)、桔梗(ききょう)の称。七草。《季・秋》
[補注]山上憶良の「万葉‐一五三八」では、桔梗が朝顔になっているが、朝顔が何をさすかについては諸説がある。
●秋の七日(なぬか)
七月七日。七夕(たなばた)の日。
●秋の錦(にしき)
秋の紅葉の美しさを錦に見立てていう語。野山の錦。《季・秋》
●秋の葉(は)
1 秋の紅葉した木の葉。
2 (秋の木の葉が散ってやがて朽ち果てるところから)人の身のはかなさのたとえ。
●秋の初月(はづき)
秋の最初の月、すなわち陰暦七月の異称。
●秋の花(はな)
1 秋に咲く草花。
2 植物「きく(菊)」の異名。
●秋の春(はる)
1 秋を春に見たてていう語。春のような秋。
2 春のながめの中に、秋のような有様のあること。
●秋の雛(ひな)
三月三日の雛祭に対し、九月九日に雛を祭る風俗。後(のち)の雛。《季・秋》
●秋の日は釣瓶(つるべ)落とし
秋の日は沈み始めると、たちまち落ちることのたとえ。
●秋の二夜(ふたよ)
=ふたよ(二夜)の月
●秋の湊(みなと)
秋の季節の終わりの所を、川の流れがそこで終わる「みなと」にたとえていう。秋の止まり。《季・秋》
●秋の峰入(みねい)り
修験道の行者が大和国(奈良県)吉野郡の大峰山にはいる場合に、秋、吉野側からはいるもの。逆の峰入り。《季・秋》⇔順の峰入り。
●秋の宮
⇒親見出し
●秋の百夜(ももよ)
長いといわれる秋の夜を百夜も重ねたほどの長い夜。
●秋の雪(ゆき)
1 秋に降る雪。おもに山地や北国で立冬以前に降る雪。秋雪(しゅうせつ)。《季・秋》
2 江戸時代、吉原の紋日(もんび)である八朔(はっさく=八月一日)に遊女がそろって着た白無垢(しろむく)の小袖。八朔の雪。里の雪。
●秋の夜(よ)
秋の夜、特に、秋の空気の澄んだ夜。長い夜の気持をこめて用いることが多く、「長し」の序とすることがある。《季・秋》
⇒親見出し
●秋の夜と男の心は七度(ななたび)変わる
男の愛情の変わりやすいことをいう。男心と秋の空。
●秋の別(わか)れ
秋という季節との別れ。また、それを惜しむ、しみじみとした情趣。歌語として、人と別れる情を裏に匂わせることがある。《季・秋》
●秋より後の秋
陰暦の閏(うるう)九月のこと。
●秋を込(こ)む
秋らしい雰囲気を漂わせる。*新古今‐二七八「雲まよふ夕べに秋をこめながら」
●秋を焼(や)く
紅葉した草木が色鮮やかなのを、火を燃やすのにたとえていう。

(はんしょうよ)が、君寵の衰えたわが身を秋の扇にたとえて詩を作った故事「文選‐怨歌行」による)男の愛を失った女のたとえ。
●秋の香
(か)
●秋の影(かげ)
1 秋の景色。
2 (人の一生を四季にたとえて)年齢的に衰え始めた容姿。
●秋の来る方(かた)
西を意味し、さらに、陣屋が西側にあるところから右衛門府の異名。
●秋の暮(く)れ
1 秋の季節の終わり。暮れの秋。暮秋。晩秋。《季・秋》
2 秋の日の夕暮れ。《季・秋》
●秋の声(こえ)
砧(きぬた)や風の音など、ものさびしい秋の情趣を感じさせる物音。俳諧季語としては、何の物音というのではないが、秋のあわれを深くおぼえさせる幽玄な音の意にもいう。《季・秋》
●秋の心(こころ)
1 秋という季節に人々が感じる、万事につけてものさびしい感じ。
2 秋を擬人化して、その心。
●秋の鹿は笛(ふえ)に=寄る[=心を乱す]
秋季、牝鹿は、鹿笛の音を牡鹿の鳴き声と思って思い悩む。転じて、みずから危険な状態に身を投じる意。笛に寄る秋の鹿ははかない契りに命を失う。
●秋の霜(しも)
1 秋の末に降りる霜。《季・秋》
2 (多く実際の霜をかけていう)白髪。霜鬢(そうびん)。秋霜(しゅうそう)。
3 刀剣の異名。特に、よく切れる刀。秋霜(しゅうそう)。
●秋の除目(じもく)
秋に行なわれる司召(つかさめし)の除目。京官を任命する儀式。
●秋の調(しらべ)
秋に適した楽の調子。律の調子。平調(ひょうじょう)。
⇒親見出し
●秋の蝉(せみ)
1 秋に現われ、鳴いている蝉。秋蝉(しゅうせん)。残る蝉。《季・秋》
2 割海老(わりえび)料理をいう女房詞。
●秋の袖(そで)
=あき(秋)の袂
●秋の空(そら)
1 秋、晴れわたって高く見える空。秋空。《季・秋》
2 (秋は天候が変わりやすいところから)気持の変わりやすいことのたとえ。「男心と秋の空」
●秋の田(た)
秋、稲が実っている田。《季・秋》
●秋の袂(たもと)
物思いの季節である秋の、涙に濡れている衣の袖。秋の袖。
●秋の契(ちぎ)り
1 秋に会うという男女の約束。多く牽牛星と織女星の間をいう。
2 (「秋」に「飽き」をかけて)疎遠になった男女の仲。
3 (「千秋の契り」の意で、男女に限らず一般的に)秋ごとの約束。長く続く約束。
●秋の月(つき)
1 秋、澄んだ夜空に輝き冴えている月。俳諧では、単に「月」とも。《季・秋》
2 (満月のように円満無欠なところから)釈迦如来の徳をいう。*謡曲・安宅「大恩教主の秋の月は涅槃の雲に隠れ」
3 女性の性器。
4 (その祭礼が八月一五日であったところから)「はちまんじん(八幡神)」の異称。
●秋の隣(となり)
1 夏から秋に移る、変わりめの時期。秋隣。《季・夏》
2 秋から冬に移る変わりめの時期。
●秋の七草(ななくさ)
秋に咲く草花の中で、秋を代表するものとされる七種の草花。萩(はぎ)、尾花(おばな)、葛(くず)、撫子(なでしこ)、女郎花(おみなえし)、藤袴(ふじばかま)、桔梗(ききょう)の称。七草。《季・秋》
[補注]山上憶良の「万葉‐一五三八」では、桔梗が朝顔になっているが、朝顔が何をさすかについては諸説がある。
●秋の七日(なぬか)
七月七日。七夕(たなばた)の日。
●秋の錦(にしき)
秋の紅葉の美しさを錦に見立てていう語。野山の錦。《季・秋》
●秋の葉(は)
1 秋の紅葉した木の葉。
2 (秋の木の葉が散ってやがて朽ち果てるところから)人の身のはかなさのたとえ。
●秋の初月(はづき)
秋の最初の月、すなわち陰暦七月の異称。
●秋の花(はな)
1 秋に咲く草花。
2 植物「きく(菊)」の異名。
●秋の春(はる)
1 秋を春に見たてていう語。春のような秋。
2 春のながめの中に、秋のような有様のあること。
●秋の雛(ひな)
三月三日の雛祭に対し、九月九日に雛を祭る風俗。後(のち)の雛。《季・秋》
●秋の日は釣瓶(つるべ)落とし
秋の日は沈み始めると、たちまち落ちることのたとえ。
●秋の二夜(ふたよ)
=ふたよ(二夜)の月
●秋の湊(みなと)
秋の季節の終わりの所を、川の流れがそこで終わる「みなと」にたとえていう。秋の止まり。《季・秋》
●秋の峰入(みねい)り
修験道の行者が大和国(奈良県)吉野郡の大峰山にはいる場合に、秋、吉野側からはいるもの。逆の峰入り。《季・秋》⇔順の峰入り。
●秋の宮
⇒親見出し
●秋の百夜(ももよ)
長いといわれる秋の夜を百夜も重ねたほどの長い夜。
●秋の雪(ゆき)
1 秋に降る雪。おもに山地や北国で立冬以前に降る雪。秋雪(しゅうせつ)。《季・秋》
2 江戸時代、吉原の紋日(もんび)である八朔(はっさく=八月一日)に遊女がそろって着た白無垢(しろむく)の小袖。八朔の雪。里の雪。
●秋の夜(よ)
秋の夜、特に、秋の空気の澄んだ夜。長い夜の気持をこめて用いることが多く、「長し」の序とすることがある。《季・秋》
⇒親見出し
●秋の夜と男の心は七度(ななたび)変わる
男の愛情の変わりやすいことをいう。男心と秋の空。
●秋の別(わか)れ
秋という季節との別れ。また、それを惜しむ、しみじみとした情趣。歌語として、人と別れる情を裏に匂わせることがある。《季・秋》
●秋より後の秋
陰暦の閏(うるう)九月のこと。
●秋を込(こ)む
秋らしい雰囲気を漂わせる。*新古今‐二七八「雲まよふ夕べに秋をこめながら」
●秋を焼(や)く
紅葉した草木が色鮮やかなのを、火を燃やすのにたとえていう。
日国 ページ 195。