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やながわ‐なべ【柳川鍋】(やながは‥)🔗🔉

やながわ‐なべ【柳川鍋】(やながは‥) 浅い土鍋に笹掻牛蒡を敷き、背開きにして、骨、頭をとった泥鰌(どじょう)を菊花形にならべ、醤油、酒、砂糖などの割下(わりした)を加えてよく煮込み、鶏卵を流し込んでとじたもの。「柳川」の名称は、天保の頃、江戸横山町で売りだした店の屋号に基づくとも、初め用いられた土鍋が、筑後国(福岡県)柳川辺の窯で焼かれたものであったところからなどともいう。《季・夏》

やながわ‐やき【柳川焼】(やながは‥)🔗🔉

やながわ‐やき【柳川焼】(やながは‥) 筑後国(福岡県)柳川から産する土器。白色の肌に黒斑があり、軟脆。茶人に愛好される。蒲池焼(かまちやき)。

やながわ‐りゅう【柳川流】(やながはリウ)🔗🔉

やながわ‐りゅう【柳川流】(やながはリウ) 1 彫金の一流派。柳川政次とその子直政を祖とする。門流に多くの名工を輩出。 2 三味線の一流派。寛永の初め、柳川検校が創始。

やなぎ‐あざみ【柳薊】🔗🔉

やなぎ‐あざみ【柳薊】 キク科の多年草。本州西部、四国、九州の山麓などに生える。高さ六〇〜一〇〇センチメートル。葉は線形で細い。夏から秋に枝の先に紫色の頭花を一個つける。

やなぎ‐いちご【柳苺】🔗🔉

やなぎ‐いちご【柳苺】 イラクサ科の落葉低木。本州の千葉県以西、四国、九州の暖地の海岸近くに生える。高さ約三メートル。葉は互生、披針形で先端は鋭くとがりヤナギの葉に似ており、長さ七〜一五センチメートル。縁には細鋸歯(きょし)があり、裏面は白色の腺毛が密生する。早春、葉腋の花柄の先に淡緑色の花を球状につける。初夏、キイチゴに似た色の果実が熟し、食べられる。漢名、水麻。

やなぎ‐いのこずち【柳牛膝】(‥ゐのこづち)🔗🔉

やなぎ‐いのこずち【柳牛膝】(‥ゐのこづち) ヒユ科の多年草。本州中部以南、四国、九州の山野に生える。高さ約九〇センチメートル。イノコズチに似るが、葉はヤナギに似て細長く、根は肥厚する。ながばいのこずち。

やなぎ‐いろ【柳色】🔗🔉

やなぎ‐いろ【柳色】 白みがかった青色。萌葱色の縦糸と白色の横糸で織った織物の色。

日国 ページ 19798