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よう‐よう【溶溶】🔗⭐🔉
よう‐よう【溶溶】
〔形動タリ〕
1 水の広々としてしずかに流れるさま。「溶々と流れる大河」
2 転じて、心の広々としたさま。
ようよう【漸う】(やうやう)🔗⭐🔉
ようよう【漸う】(やうやう)
〔副〕(「ようやく(漸)」の変化。古くは「ようやく(漸)」が漢文訓読特有語であったのに対して、主として仮名文学、和文脈で用いられた)
1 時が経つにつれて。次第を追って。だんだん。次第に。おいおい。*竹取「翁やうやうゆたかに成行」
2 そろそろと。おもむろに。徐々に。*源氏‐若紫「御心につく事どもをし給ふ。やうやう起きゐて見給」
3 何らかの制約や困難があったために成立しにくかった行為・状態がどうにか成り立つさま。かろうじて。やっと。どうにかして。*宇治拾遺‐一三・一一「やうやうとして穴の口までは出でたれども」
4 時が経って、ある事態がまさに成立するさま。まさしく。もはや。すでに。*平家‐五「すは平家の代はやうやう末になりぬるは」
よう‐よう【永永】(ヤウヤウ)🔗⭐🔉
よう‐よう【永永】(ヤウヤウ)
〔副〕(「よう」は「永」の呉音)いつまでも。永久に。えいえい。*曾我物語‐一一「身のため、他のため、未来やうやう有がたき御事なり」
ようよう‐く【漸うく】(やうやう‥)🔗⭐🔉
ようよう‐く【漸うく】(やうやう‥)
〔副〕(「く」は副詞語尾。「ややく(稍)」の変化とも)=ようやく(漸)*大唐西域記巻十二平安中期点「歳月浸(ヤウヤウ)く遠くして」
ようよう‐
し【様様し】(ヤウヤウ‥)🔗⭐🔉
ようよう‐
し【様様し】(ヤウヤウ‥)
〔形シク〕子細らしい。いかにも様子ありげである。もったいぶっている。*一言芳談‐上「ただ仏道をねがふといふは、別にやうやうしき事なし」
ようようし‐さ(名)

よう‐らく【羊酪】(ヤウ‥)🔗⭐🔉
よう‐らく【羊酪】(ヤウ‥)
羊の乳の脂肪質を固めてつくった食品。
よう‐らく【揺落】(エウ‥)🔗⭐🔉
よう‐らく【揺落】(エウ‥)
秋に草木の葉がしぼみ、風でゆれおちること。
よう‐らく【瓔珞・瑶珞】(ヤウ‥)🔗⭐🔉
よう‐らく【瓔珞・瑶珞】(ヤウ‥)
1 珠玉や貴金属を編んで、頭・首・胸にかける装身具。仏菩薩などの身を飾るものとして用いられ、寺院内でも天蓋などの装飾に用いる。もとインドの上流階級の人々が身につけた。
2 洋風建物の軒先につける垂れ飾りの板。
3 (1から転じて)着物の裾などから垂れ下がるぼろや、天井にぶら下がる煤など。
日国 ページ 20180。