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うつ・る【映る・写る】🔗⭐🔉
うつ・る【映る・写る】
〔自ラ五(四)〕(「移る」の意から転じたもの)
1 物の影や光などが他の物の上に現われる。映ずる。
鏡、水、障子などに、姿や影が現われる。また、光が当たって照り輝く。*土左「やなぎのかげの、川の底にうつれるを見て」
映画、スライドなどで、映像がスクリーンに現われる。
(
の比喩的用法)人の目にはっきりと見える。また、人の心にある印象を与える。反映する「人目にどううつるか」
2 物事のつり合い、色の配合などが、ぴったりする。よく似合う。しっくりする。*浮・俗つれづれ‐五「坂田藤十郎と申しましてやつし芸の名人あれども、それは移らぬ所も御座ります」
3 映像が現われる。
(写)写真撮影についていう。撮(と)れる。「変な顔にうつる」
(映)映画、テレビの映写、映像についていう。
4 (写)下の文字や絵が、紙などを通してすけて見える。
鏡、水、障子などに、姿や影が現われる。また、光が当たって照り輝く。*土左「やなぎのかげの、川の底にうつれるを見て」
映画、スライドなどで、映像がスクリーンに現われる。
(
の比喩的用法)人の目にはっきりと見える。また、人の心にある印象を与える。反映する「人目にどううつるか」
2 物事のつり合い、色の配合などが、ぴったりする。よく似合う。しっくりする。*浮・俗つれづれ‐五「坂田藤十郎と申しましてやつし芸の名人あれども、それは移らぬ所も御座ります」
3 映像が現われる。
(写)写真撮影についていう。撮(と)れる。「変な顔にうつる」
(映)映画、テレビの映写、映像についていう。
4 (写)下の文字や絵が、紙などを通してすけて見える。
うつ・る【移る・遷る】🔗⭐🔉
うつ・る【移る・遷る】
〔自ラ五(四)〕
事物がある位置から他の位置に変わる。
1 物や人が別の場所に変わる。移転する。*土左「船より人の家にうつる」
2 官位、権限、職務、職場などが変わる。転任する。*首書源氏‐若菜下「右大将の君、大納言になり給ひて、例の左に移り給ひぬ」
3 見たり感じたり話したりする対象が、ある物から他の物にかわる。他に転じる。また、ある物に心が引きつけられる。*古今‐一〇四「花みれば心さへにぞうつりける色には出でじ人もこそしれ」
4 色や香などが、他の物にしみつく。*後撰‐六三二「色ならば移るばかりも染めてまし」
5 病人に付いている物怪(もののけ)が、祈祷によって「よりまし」に付く。のりうつる。*源氏‐若菜下「物のけ、小さきわらはにうつりて」
6 病気が伝染する、火事が飛び火するなど、ある状態が他に伝わる。*方丈記「都の東南より火出できて〈略〉民部省などにまでうつりて」*日葡辞書「ヤマイガ vt
uru(ウツル)」
7 蕉風俳諧の連句で、前句の情趣が後句に引き継がれたり、また対照、呼応したりする。
時間がたつ。時が経過する。*古今‐仮名序「たとひ時うつり、事さり、たのしびかなしびゆきかふとも」
物事がある状態から他の状態に変わる。
1 物事の状態、性質が変化する。変遷する。*仏足石歌「これの世は宇都利(ウツリ)去るとも」
2 色があせる。色がさめる。*古今‐一一三「花の色はうつりにけりないたづらに」
3 花や葉が散る。*万葉‐一五一六「秋山にもみつ木の葉の移去者(うつりなば)」
4 人が死ぬ。*撰集抄‐四「うつりし人の後世を、こまごまと弔(とぶら)ひなんどする人だにも」
事物がある位置から他の位置に変わる。
1 物や人が別の場所に変わる。移転する。*土左「船より人の家にうつる」
2 官位、権限、職務、職場などが変わる。転任する。*首書源氏‐若菜下「右大将の君、大納言になり給ひて、例の左に移り給ひぬ」
3 見たり感じたり話したりする対象が、ある物から他の物にかわる。他に転じる。また、ある物に心が引きつけられる。*古今‐一〇四「花みれば心さへにぞうつりける色には出でじ人もこそしれ」
4 色や香などが、他の物にしみつく。*後撰‐六三二「色ならば移るばかりも染めてまし」
5 病人に付いている物怪(もののけ)が、祈祷によって「よりまし」に付く。のりうつる。*源氏‐若菜下「物のけ、小さきわらはにうつりて」
6 病気が伝染する、火事が飛び火するなど、ある状態が他に伝わる。*方丈記「都の東南より火出できて〈略〉民部省などにまでうつりて」*日葡辞書「ヤマイガ vt
uru(ウツル)」
7 蕉風俳諧の連句で、前句の情趣が後句に引き継がれたり、また対照、呼応したりする。
時間がたつ。時が経過する。*古今‐仮名序「たとひ時うつり、事さり、たのしびかなしびゆきかふとも」
物事がある状態から他の状態に変わる。
1 物事の状態、性質が変化する。変遷する。*仏足石歌「これの世は宇都利(ウツリ)去るとも」
2 色があせる。色がさめる。*古今‐一一三「花の色はうつりにけりないたづらに」
3 花や葉が散る。*万葉‐一五一六「秋山にもみつ木の葉の移去者(うつりなば)」
4 人が死ぬ。*撰集抄‐四「うつりし人の後世を、こまごまと弔(とぶら)ひなんどする人だにも」
日国 ページ 2094。