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えん‐にん【延任】🔗🔉

えん‐にん【延任】 律令制で、国司などの地方官の任期が満ちた後、特になお一、二年そのまま在任させること。平安中期以降盛んに行なわれた。

えん‐ねつ【炎熱】🔗🔉

えん‐ねつ【炎熱】 1 夏のきびしい暑さ。炎暑。また、火の強い熱気。極熱(ごくねつ)。「炎熱下のマラソン」 2 「えんねつじごく(炎熱地獄)」の略。

えんねつ‐じごく【炎熱地獄】(‥ヂゴク)🔗🔉

えんねつ‐じごく【炎熱地獄】(‥ヂゴク) 仏語。八大地獄の中の第六。亡者が猛火のため苦しむ所。

えん‐ねん【延年】🔗🔉

えん‐ねん【延年】 1 寿命をのばすこと。長生きすること。延寿。延命。 2 (―する)(楽しんで寿命をのばす意から)楽しむこと。 3 =えんねんまい(延年舞)

えんねん‐そう【延年草】(‥サウ)🔗🔉

えんねん‐そう【延年草】(‥サウ) 「えんれいそう(延齢草)」の異名。

えんねん‐とう【延年頭】🔗🔉

えんねん‐とう【延年頭】 広島県の厳島神社で、陰暦七月一四日に行なわれた祭。儀式のあと、拝殿につるされた三尺余の、美しく飾った人形の首を、東西に分かれた裸の男たちが奪い合ったもの。同社では現在でも八月二〇日に、首の代わりに宝珠を争う「玉取祭」として存続。《季・秋》

えんねん‐まい【延年舞】(‥まひ)🔗🔉

えんねん‐まい【延年舞】(‥まひ) 寺院芸能の一つ。僧侶、稚児たちが行なった歌舞。平安中期に起こり、鎌倉、室町時代に盛んに行なわれた。延暦寺、東大寺、興福寺その他の大寺で、大法会のあとの遊宴の席で、余興として演じられたもの。伴奏楽器は銅子(どうばっし)、鼓など。その種類は多く、のちには遊僧という専門家も現われた。能楽中にも摂取されている。

えん‐のう【延納】(‥ナフ)🔗🔉

えん‐のう【延納】(‥ナフ) 期限におくれて納めること。納入の期限をのばすこと。

えん‐のう【捐納】(‥ナフ)🔗🔉

えん‐のう【捐納】(‥ナフ) 中国の制度で、献金して官職を買うこと。また、そうして得た官職。捐官。

えん‐の‐うばそく【役優婆塞】🔗🔉

えん‐の‐うばそく【役優婆塞】 =えんのおづの(役小角)

えん‐の‐おづの【役小角】(‥をづの)🔗🔉

えん‐の‐おづの【役小角】(‥をづの) 奈良時代の山岳呪術者。修験道の祖。諡は神変大菩薩。大和葛城山で苦行修道し、吉野の金峰山、大峰を開く。文武天皇の時、讒言によって一時伊豆に配流されたという。呪術にすぐれ、神仏調和を唱え、役行者(えんのぎょうじゃ)と呼ばれて多くの伝説を残す。えんのしょうかく。生没年不詳。

日国 ページ 2596