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かい【海】🔗⭐🔉
かい【海】
うみ。しおうみ。*謡曲・海士「海漫々と分け入りて」
かい【界】🔗⭐🔉
かい【界】
1 さかい。また、さかいのうち。区域。区画。世界。
2 特に、ある限られた仲間、社会。*浮・風流曲三味線‐二「此(この)界(カイ)の大黒とは見へず」
3 物事の境目。境界。
4 (梵Dh
tuの訳。層、要素の意で、種族の義があるともいう)仏語。
分類を行なう場合の範疇となるもの。六根、六境、六識を総括して十八界といい、地・水・火・風・空・識の六つを六界というごとき場合。
境界(きょうがい)または世界。欲界、色界、無色界のごとき場合。*平家‐一〇「この苦域の界をいでて、彼の不退の土に往生し給はん事」
5 文章の行間、あるいは用紙の上下の部分に引かれた線。罫(けい)。*延喜式‐一三「凡写
書者〈略〉其装裁者横界之外、上一寸一分、下一寸二分、惣得
九寸五分
」
6 工芸品などのしたがきに引かれた線。
7 生物の分類群の最上位に設けられる単位。動物界と植物界の二つに分けられる。
8 地質時代の時代区分「代」に相当する地質系統。代の期間に堆積(たいせき)した地層で、たとえば古生代に堆積した地層を古生界と呼ぶ。






かい【害】🔗⭐🔉
かい【害】
(「かい」は「害」の漢音)さまたげ。さわり。じゃま。故障。わざわい。→害(がい)。*浄・重井筒‐上「客衆とやらのかいになり身代のさまたげと」
かい【開】🔗⭐🔉
かい【開】
1 ひらくこと。→閉(へい)。
2 仏語。許すこと。禁ずること(遮)と一緒にして開遮(かいしゃ)という。*十善法語‐一「開といふは、ゆるす辺なり」
3 仏語。差別して見られていたものに対して、その差別観を捨てること。
4 女陰。
日国 ページ 3546。