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きつね‐やき【狐焼】🔗🔉

きつね‐やき【狐焼】 1 狐色に焼くこと。また、そのもの。 2 ほどよくやきもちをやくこと。

きつね‐やなぎ【狐柳】🔗🔉

きつね‐やなぎ【狐柳】 ヤナギ科の落葉低木。本州中部以北の山地に生える。高さ一〜二メートル。全体に短毛を生じる。葉は柄をもち互生。葉身は長さ三〜一二センチメートルの楕円形または長楕円形で、先端はとがり、縁に低い波状鋸歯があり、裏面は灰白色を帯びる。雌雄異株。四〜六月、葉に先だって長さ三〜五センチメートルの花穂を出す。雄花は雄しべ二個で葯は黄色、雌花は雌しべ一個で淡黄緑色。果実は広楕円形で短柄をもち、のち二裂して白色綿毛を出す。近畿地方以西にはサイゴクキツネヤナギ、本州北中部にはオクキツネヤナギがある。いわやなぎ。

きつね‐よもぎ【狐蓬】🔗🔉

きつね‐よもぎ【狐蓬】 「いぬよもぎ(犬蓬)」の異名。

きつね‐らん【狐蘭】🔗🔉

きつね‐らん【狐蘭】 「きんぎょも(金魚藻)」の異名。

きつね‐ろっぽう【狐六方】(‥ロクハウ)🔗🔉

きつね‐ろっぽう【狐六方】(‥ロクハウ) 歌舞伎の演技で、狐の正体を見せた六方。「義経千本桜」で、忠信に化けた狐が、花道を狐の手振り足取りで引込む時などに用いる。

きつね‐わた【狐綿】🔗🔉

きつね‐わた【狐綿】 唐綿を内に包み、真綿を上にきせたもの(嬉遊笑覧)。また、真綿を上にかぶせたもめん綿。

きっ‐ぱ【切刃】🔗🔉

きっ‐ぱ【切刃】 (「きりは(切刃)」の変化) 1 刀の刃の部分。刃。 2 刃を下に向けて腰にさした短刀、かたな。 ●切っ刃=に[=を]差(さ)す 刀の刃を下方に向けて腰に差す。 ●切っ刃を回(まわ)す 1 (刀を抜く時に、左手で鞘ごと回して刀の刃を上に向けるところから)刀のつかに手をかけてまさに引き抜こうとするさまにいう。 2 刀を振り回す。抜き身を振り回す。 3 (比喩的に)相手に対して縦横に反論し攻撃する。おどしてきめつける。

き‐つばき【き椿】🔗🔉

き‐つばき【き椿】 「つばき(椿)」の異名。

き‐と🔗🔉

き‐と 〔副〕(副詞「きっと」のもとの形) 1 動作が瞬間的に集中して行なわれるさま。すばやく。さっと。*竹取「此のかぐや姫きと影に成りぬ」 2 そうしようとする意図なしに、ある状態に入る、また、ある動作を始めるさま。ふと。ちょっと。*古本説話集‐六五「きとまどろませ給ともなきに」 3 動作、状態などが、確乎としていてゆるみのないさま。しっかりと。きっぱりと。*枕‐六三「烏帽子の緒きとつよげに結ひ入れて」 4 意志、意図が確乎としているさま。必ず。是が非でも。*平家‐三「申すべき事あり。きと立ち寄り給へ」

日国 ページ 5342