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さら【皿・盤】🔗🔉

さら【皿・盤】 1 平たく浅い器。食物を盛るのに用い、陶器、漆器、金属およびガラス製などがある。 2 1に盛って、饗膳(きょうぜん)などに出す肴(さかな)。 3 (鈔羅)仏具の一つ。銅に錫(すず)・鉛を加えた合金で作る。盆のような形で、読経の時に打ち鳴らす。 4 秤皿(はかりざら)。 5 人間の骨で、平たくて1に似た形のものを俗にいう。 膝蓋骨(しつがいこつ)。「膝の皿」頭蓋骨の頂上の部分。「頭の皿」 6 漢字の脚(あし)の一つ。「盃」「盆」「盛」などの「皿」の部分をいう。 ●皿の様(よう) 皿に似ているさま。特に、目を大きくまるまる見開いたさまをたとえていう。「目を皿の様にして探し回る」

さら【新・更】🔗🔉

さら【新・更】 (副詞「さらに(更)」からの変化) (形動)手の加わっていないさま。未使用であたらしいさま。また、そのもの。「さらの浴衣(下駄)」*浮・元禄大平記‐五「さらの凡夫にはまさり候べし」 〔接頭〕名詞の上につけて、そのものが新しいことを現す。「さら世帯」「さら袴」「さら湯」「さらギセル」など。

さら【娑羅】🔗🔉

さら【娑羅】 (梵la)「さらそうじゅ(娑羅双樹)」の略。

さら【更】🔗🔉

さら【更】 〔形動〕(副詞「さらに(更)」の形容動詞化で、繰り返しになるさまをいう) 1 いまさらめいたさま。わざとらしいさま。「言えば(言うも)さらなり」の形で「言うまでもない」「もちろん」などの意で用いる。*蜻蛉‐上「身の秋をおもひみだるる花の上に内のこころはいへばさらなり」 2 (「言えばさら」「言うもさら」の略)言うまでもないさま。当然であるさま。*枕‐一「夏はよる。月の頃はさらなり」 〔副〕全く。まるで。いっこう。*古道大意‐上「其も更無理とは存ぜぬから」

日国 ページ 8899