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●今の今まで🔗🔉

●今の今まで 「今まで」の意を強めていう語。 ●今の因果は針の先回る 昔のことよりも今のことの因果のほうが早くめぐってくる。因果はきわめて早くめぐってくるものだの意。 ●今の上(うえ) 今の天皇。今上(きんじょう)。 ●今の内(うち) 1 =いま(今)の上 2 ごく近い将来きっとあること。*洒・伊賀越増補合羽之竜「返り討は今の中」 3 今のあいだ。「今のうち(に)食べておこう」 ●今の夫(おうと・おっと・おとこ) 後添(のちぞ)いの夫。 ●今のおつつ (「おつつ」は「うつつ」また「つづく」などと関連ある語かといわれ、現在の意)今のこの世。ただ今現在。*万葉‐三九八五「伊麻乃乎都豆(イマノヲツツ)に」 ●今の事(こと) 1 目の前に迫ったこと。今すぐにも起こりそうなこと。*仮・竹斎‐上「御用心候べし。構ひて今の事ぞかし」 2 はっきりと言うのをはばかる時にいう語。例のこと。あれ。*伎・韓人漢文手管始‐二「今の事を遊ばすのぢゃ」 ●今の先(さき) 今少し前。つい今しがた。たった今。 ●今の所(ところ) 現在のところ。「今のところ間に合っています」 ●今の程(ほど) 1 今、こうしている間。現在。時をおかないで、今のうち。 2 今しがた。ついさっき。 3 今こうした程度。今くらい。あれほど。 ●今の間(ま) 1 今こうしているあいだ。現在のところ。また、この瞬間。 2 (多く「に」を伴う)たちまち。またたく間に。見ているうちに。 ●今のまさか (「まさか」はまのあたり、現在の意)さしあたって今この時。 ●今の世(よ) 1 今の時代。現代。当世。 2 この世。現世。 3 今の天皇の治世。今上(きんじょう)の御代。 4 当代第一。今の世に知れわたっている、全盛をきわめている、などの意。*浮・色里三所世帯‐下「今の世の太鞁もち」 ●今は (「今」に係助詞「は」の付いたもの) 1 現在は。今頃は。*書記‐神武即位前・歌謡「伊波(イマハ)よああしやを」 2 こんな状態になった現在では、もはや。*宇津保‐俊蔭「今は、なおぼし隔てそ」 3 もう、そろそろ。おっつけ。*大和‐六五「いまは帰りと言ひやらひければ」 4 これからは。今後は。*宇津保‐国譲中「かくてのみを、今は物し給へ」 (「今は限り」「今はよし」などの下の部分を省略した表現として) 1 今は限りということ。もうこれが最後ということ。→いまわ(今際)。*竹取「今はとて天の羽衣きる折ぞ」 2 もうこれでよかろうということ。*古事記‐下「人民富めりと為ほして、今は課役を科(おほ)せ給ひき」 ●今=は[=を]限(かぎ)り 1 ものごとの最後。もうこれまで。*伊勢‐五九「住みわびぬ今はかぎりと山里に身をかくすべき宿求めてん」 2 生涯の最後。臨終。死。*源氏‐蜻蛉「いまはかぎりの道にしも、我をおくらかし」 ●今は=斯(か)く[=斯(こ)う] (今はこのようになった、の意だが)もはやこれまでだ、最後だの意にいうことが多い。 ●今はこれまで もはやこれまでで終わりだ。もうこれが最後だ。 ●今は昔(むかし) 今ではもう昔のこと。むかしむかし。説話や物語文学の冒頭に使われる慣用句。*竹取「いまはむかし、竹取の翁といふもの有けり」 ●今一息(ひといき) もう少し。あとちょっと。 ●今一(ひと)つ 1 もうひとつ。「いま一つ食べたい」 2 更にもう少し。「いまひとつ元気がない」 ●今も今 今を強めた表現。ちょうどいま。 ●今もかも 今頃はまあ。想像していうのに用いる。 ●今=も[=をも]知らぬ 今、どうなってしまうかわからない。今、死んでしまうかもしれない。人の命、運命の定めないことにいう。 ●今以(もっ)て ⇒親見出し ●今や 1 (「や」は疑問の係助詞)今…か。今…するか。*古今‐四「こほれる涙いまやとくらん」 2 (「や」は詠嘆、強意の間投助詞) 「いま(今)」を強めていう語。今まさに。今こそ。「今や決断の時」もう少しのことで。今にも。「今や散らんとす」今はもう。「今や無責任時代だ」 ●今や今や ある物事、状態がすぐにでも起こらないか、やってこないかと待ち望む気持を表わす。今か今か。今に…(する)か。*宇津保‐忠こそ「いまやいまやと待ちわたり給ふに」 ●今や遅(おそ)し 今か今かと待ちかねる気持や状態をいう。 ●今を時(とき)めく 現在、世にもてはやされている。今を盛りとさかえている。 い‐ま【い間】 (「い」は接頭語か)あいだ。とき。*万葉‐一三五九「伊間(イま)に嘆きつるかも」

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