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●風枝を鳴らさず🔗🔉

●風枝を鳴らさず 世の中が平和に治まっているさま。風も鳴らさず。 ●風薫(かお)る 1 初夏に風がさわやかに吹く。「風薫る五月の頃」《季・夏》 2 一般に、花や草の香りを含んで風がさわやかに吹く。*続拾遺‐六八「風かほる木のした道は過やらて」 ●風冴(さ)ゆ 身にしみる冷たい風が吹く。《季・冬》 ●風高う吹かす 高いりっぱな住居を造ること。ぜいたくな生活をする。 ●風立(た)つ 1 (「たつ」は下二段活用)風を吹き立てる。*玉葉‐四一二「山高みこずゑにあらき風たてて」 2 (「たつ」は五(四)段活用)風が吹き出す。 ●風に草(くさ)靡(なび)く (風の吹くままに、草がなびき従う意から)人民が権力者の言うがままになる、また、小人が有徳者に服することなどのたとえにいう。 ●風に櫛(くしけず)り雨に=沐(かみあら)う[=沐(ゆするあみ)す] (「荘子‐天下」の「沐甚雨、櫛疲風」による)風雨にさらされて、ひどく苦労をする。さまざまな苦労を体験することにいう。櫛風沐雨(しっぷうもくう)。 ●風に順(したが)いて呼ぶ 風上から風下に向かって呼ぶと声がよく通るところから、勢いに乗じて事を成せば、早くかつ容易に成功するたとえ。 ●風に付(つ)く 1 (「つく」は四段活用)吹く風に従う。風にのる。*源氏‐須磨「琴のこゑ、かぜにつきてはるかに聞こゆるに」 2 (「つく」は下二段活用)風にまかせる。風にのせる。*竹取「風につけて知らぬ国に吹き寄せられて」 ●風に柳(やなぎ) (柳が風の吹くままになびくように)相手にさからわないで、それを受け流すさま。風の柳。 ●風の脚(あし) 吹き過ぎてゆく風の動き。 ●風の息(いき) 風が強く吹いたり、弱く吹いたりすることをたとえていう。 ●風の色(いろ) 草木などを吹き動かす風のさま。風の動き。また、その趣。かぜいろ。 ●風の訪(おとず)れ 風の吹いてくることを人の訪れてくることにたとえていう語。 ●風の神 ⇒親見出し ●風の聞(き)こえ (「風聞」の訓読み)うわさ。風説。風聞。 ●風の気(け) かぜけ。かぜ。 ●風の子(こ) (子どもは寒い風も意としないで遊び戯れるところから)子どものことをいう。 ●風の先(さき) 風の吹き行く方向。かざさき。風の末。 ●風の柵(しがらみ) 川に、木の葉の多く吹き寄せて流れられないのを、風が柵をかけて留めるとみなしていう語。*続後撰‐四六六「大井川風のしがらみかけてけり」 ●風の下水(したみず) 風に吹かれて落ちる雫(しずく)。 ●風の調(しらべ) 風の音が自然につくりだす音楽的ひびき。 ●風の末(すえ) =かぜ(風)の先 ●風の姿(すがた) 1 柳の枝などを吹く風を形容していう語。 2 (「風姿」の訓読み)うるわしい姿。 ●風の手枕(たまくら) 風に吹かれながらうたた寝をすること。 ●風の便(たよ)り 1 風が知らせてくること。また、風が吹き送って来たようなとりとめのない手紙。風の使い。*古今‐一三「花の香を風のたよりにたぐへてぞ鶯さそふしるべにはやる」 2 手紙などを送るべき、わずかな機会。ちょっとしたついで。*源氏‐末摘花「さりぬべきかぜのたよりある時は」 3 どこから伝わってきたともわからないうわさ。なんとなく聞こえてきたこと。風聞。「結婚したことを風の便りに聞く」 4 ひろく手紙をいう。*仮・恨の介‐上「一筆のかぜのたよりをも」 ●風の使(つか)い =かぜ(風)の便り1 ●風の伝(つて) 自然の機会。おのずからのついで。風の便り。*源氏‐蓬生「かぜのつてにても、われかくいみじきあり様を聞きつけ給はば」 ●風の手(て) 物を吹き動かす風を擬人化して、手があるとしていう語。 ●風の流(なが)れ (「風流」の訓読み)みやびやかなこと。風雅。 ●風の祝(はふり) 風を鎮めるため、風の神をまつる神職。 ●風の日(ひ) 陰暦八月一日をいう。二百十日に当たり、多く暴風のある日とされるところからいう。八朔(はっさく)。 ●風の吹回(ふきまわ)し その時の模様次第で、一定しないことにいう。物事のはずみ、加減、具合。「どういう風の吹き回しか」 ●風の間(ま) 風のやんでいる間。かざま。 ●風の前(まえ)の=灯火(ともしび)[=雲・塵] 物事のはかなくもろいこと。また、危険の迫っていることのたとえにいう。風前の灯火。 ●風の紛(まぎ)れ なにかの、ちょっとした機会。*源氏‐手習「おのづから語らひ寄る風のまぎれもありなん」 ●風の宿(やど)り 風を人とみなして、その宿る所。風のすみか。 ●風の柳(やなぎ) 1 柳の枝が風に吹かれた時のように、ゆらゆらと動くさま。 2 =かぜ(風)に柳 ●風の病(やまい) 頭痛、関節疼痛などの俗称。また、感冒。 ●風破窓を射る (杜荀鶴の「旅中臥病詩」の「風射破窓灯易滅、月穿疎屋夢難成」による)窓が破れているために風が吹き込む。貧しいわび住まいのさま。 ●風は百病の=長(ちょう・おさ)[=もと] 風邪はあらゆる病気のもとになるの意。 ●風は吹けども山は動ぜず 混乱した状態の中にあって、少しも動じないたとえ。 ●風光(ひか)る 春の日光がうらうらと照り、その陽光を受けた若葉をきらきら輝かせながら微風が吹き渡る。《季・春》 ●風=吹く塵(ちり)[=待つ露] =かぜ(風)の前の灯火 ●風を入(い)れる 風が流れ込むようにする。扇子などで涼をとることをいう。 ●風を追(お)う 1 風の吹くのにつれてする。風に従う。 2 風に負けないような速さで走る。疾走する。 ●風を切(き)る 1 風をそらせる。*義経記‐四「取、後よりかぜのくるぞ。〈略〉風を切らせよ」 2 速く、するどく動く。勢いよく進んだり、また回ったりする。「肩で風を切って歩く」「手裏剣が風を切って飛んでくる」 ●風を食(く・くら)う 事を察知する。感づいて逃げ去る。多くは、悪事が露見した場合などにいう。「風を食って逃げる」 ●風を吸い露を飲む 穀物を食べないで、風と露で生命をつないでいるといわれる仙人生活にいう。 ●風を=捕(とら)える[=捕(と)る・つかまえる・つかむ・結ぶ・つなぐ] つかまえようがないさま、不可能であるさまをいう。また、言うことや考えることに、なんのよりどころもないことにいう。 ●風をひく 1 風邪にかかる。 2 薬や茶、食物、または墨、蝋燭などが、ながく外気にふれたり、古くなったりして湿り、あるいは乾燥して役に立たなくなる。「風邪をひいたせんべい」 かぜ‐あたり【風当】 風が吹き当たること。転じて、外からの圧迫や非難などにいう。「風当たりが強い」

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